2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社は通期予想の修正を行っておらず(修正の有無:無)、四半期決算自体についても特段の上方修正はなし。市場予想との比較は記載なし(市場コンセンサス:–)。
  • 業績の方向性:売上高は増収(第3四半期累計で12,176百万円、前年同期比+51.9%)だが、営業利益・経常利益・純利益はいずれも前年同期比で減益(営業利益806百万円、△12.6%)。増収減益。
  • 注目すべき変化:マンション事業の売上・利益が大幅改善(売上6,501百万円、前年同期比+487.8%、セグメント利益579.6百万円、前年同期は損失)で、これが増収を牽引。一方で不動産開発・販売事業は売上・利益が大幅減(売上3,094百万円、△31.9%/利益152.1百万円、△83.9%)となり構成が大きく変化。
  • 今後の見通し:会社は第3四半期の結果を踏まえ精査中だが現時点で通期予想(売上24,434百万円、営業利益2,302百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,220百万円)は据え置き。通期進捗は売上約49.8%、営業利益約35.0%、純利益約16.5%のため、営業利益はやや遅れ気味・純利益は遅い進捗。必要なら修正を行う旨。
  • 投資家への示唆:売上は回復基調だが利益率は低下。マンション事業の回復と不動産開発・販売事業の計画変更(売上先送り)が利益動向の主因。流動性(現預金減少)および借入構成変化(短期減・長期増)に留意する必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:ヤマイチ・ユニハイムエステート株式会社
    • 主要事業分野:不動産開発・賃貸、開発・販売、マンション分譲、シニア・レジャー等のその他事業
    • 代表者名:代表取締役社長 山田 茂
    • コード:2984 URL:https://www.yueg.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年2月14日
    • 対象会計期間:2025年3月期 第3四半期累計(2024年4月1日〜2024年12月31日)(四半期累計)
    • 決算説明資料/説明会:有(動画配信予定:2025年2月25日)
  • セグメント:
    • 不動産開発・賃貸事業:賃貸用不動産の保有・運用、賃料収入等
    • 不動産開発・販売事業:土地・建物の開発および法人向け売却等
    • マンション事業:新築分譲マンションの販売・引渡し
    • その他:シニア事業、レジャー事業、損害保険代理店業 等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):8,544,400株(2025年3月期3Q)
    • 期中平均株式数(四半期累計):8,455,001株(2025年3月期3Q)
    • 時価総額:–(記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算説明会:動画配信(2025年2月25日)
    • 株主総会/IRイベント:–(記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較/達成率:通期予想に対する第3四半期累計進捗)
    • 売上高:12,176百万円、通期見通し24,434百万円に対し進捗率49.8%(達成率:約49.8%)
    • 営業利益:806百万円、通期見通し2,302百万円に対し進捗率35.0%(達成率:約35.0%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:201百万円、通期見通し1,220百万円に対し進捗率16.5%(達成率:約16.5%)
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:マンション事業で完成在庫の販売進捗が進み売上増(大幅増加が増収に寄与)。
    • 下振れ要因:不動産開発・販売事業で当初計画の案件が計画変更となり法人向け売却が先送りになったため、該当セグメントの売上・利益が大幅減。また、販売費及び一般管理費が増加(販管費+826百万円)し、営業利益が前年同期比で減少。支払手数料等の営業外費用も増加(手数料178百万円→大幅増)。
  • 通期への影響:会社は現時点で通期予想を据え置き。売上は通期計画の約半分確保しているが、営業利益・特に純利益の進捗が遅いため、利益確保のためには下期での利益回復か費用コントロールが必要。必要あれば修正公表の可能性あり。

財務指標

  • 貸借対照表(要点)
    • 総資産:53,070百万円(前期末49,113→増加+3,957百万円)
    • 増加要因:仕掛販売用不動産(+4,425.8百万円)、販売用不動産(+1,331.6百万円)
    • 現金及び預金:4,462百万円(前期末7,133百万円、減少▲2,672百万円)
    • 負債合計:39,912百万円(前期末37,151→増加+2,761百万円)
    • 短期借入金減少(▲2,755百万円)だが長期借入金増加(+8,056百万円)
    • 純資産合計:13,159百万円(前期末11,963→増加+1,196百万円)
    • 増資により資本金・資本剰余金が増加(公募増資・第三者割当・譲渡制限付株式報酬)
  • 主要損益項目(第3四半期累計、対前年同期)
    • 売上高:12,176百万円(+51.9%/前年8,018百万円)(増収=良)
    • 売上総利益:3,241百万円(前年2,531百万円、増)
    • 販売費及び一般管理費:2,435百万円(前年1,608百万円、増加=マイナス要因)
    • 営業利益:806百万円(△12.6%/前年922百万円)
    • 営業利益率:6.6%(806/12,176)※目安:低め〜中(業種性に依存)
    • 経常利益:407百万円(△39.6%/前年675百万円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:201百万円(△57.9%/前年477百万円)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):23.79円(前年66.47円)
  • 進捗率分析(通期見通しに対する第3四半期累計)
    • 売上高進捗率:49.8%(通期に対して概ね中間点。増収により順調)
    • 営業利益進捗率:35.0%(進捗遅れ。下期での回復必要)
    • 純利益進捗率:16.5%(大幅に遅れ。要注視)
    • 過去同期間との比較:前年同期は売上・利益とも低いベースのため増収だが、利益は前年より低下
  • 財務の安全性
    • 自己資本比率:24.7%(13,100百万円/総資産比)(目安:40%以上が安定。24.7%は低めで財務はやや脆弱)
    • 流動比率:流動資産28,932 / 流動負債10,695 ≒ 270.5%(流動性は高め=良)
    • 負債構成:短期借入が減少する一方で長期借入が増加(借入のロールオーバーで延長)。金利・返済スケジュールに注意。
  • 効率性
    • 総資産回転率等の詳細数値は不記載のため算出は限定的:売上高/総資産 = 12,176 / 53,070 ≒ 0.23回/年(低め)
  • セグメント別(第3四半期累計)
    • 不動産開発・賃貸:売上2,365百万円(+10.0%)、セグメント利益761.2百万円(+27.7%)
    • 不動産開発・販売:売上3,094百万円(△31.9%)、セグメント利益152.1百万円(△83.9%) → 計画変更で売上先送り
    • マンション事業:売上6,501百万円(+487.8%)、セグメント利益579.6百万円(前年は損失) → 回復が業績押上げ
    • その他:売上216.9百万円(△1.9%)、利益68.3百万円(△0.7%)

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2024年3月期:年間合計33.00円(期末33.00円、前期は合計33円)
    • 2025年3月期(会社予想):年間合計30.00円(中間0.00円、期末30.00円)
    • 直近公表からの配当予想修正:無
  • 配当利回り:株価情報がないため算出不可(利回り:–)
  • 配当性向:通期予想ベースでの配当性向(概算):配当総額(30円×発行済株式数)/純利益は算出が複雑のため明示せず(情報不足のため –)
  • 株主還元方針:公募増資・第三者割当で資本増強を実施。自社株買い等は記載なし。

セグメント別情報(詳細)

  • 不動産開発・賃貸事業:稼働は堅調、テナント入替はあるが計画通り。利益率改善で安定収益に寄与。
  • 不動産開発・販売事業:当初計画の開発案件の計画変更により法人向け売却を自社開発へ転換 → 今期売上減、来期以降の売上・利益貢献を想定(売上先送り)。
  • マンション事業:関西の新築分譲案件の引渡しがやや遅延したものの完成在庫の販売が進み大幅増収増益。前年の損失から黒字化。
  • その他:シニア事業は堅調、レジャー事業は回復基調だが計画を下回る。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:明記された数値目標等は資料に記載なし(–)。
  • M&A・グループ拡大:2024年に株式会社エスティリンク、株式会社大成住宅を連結化(のれん増加304.6百万円)し事業基盤を拡大。中長期で賃貸資産の取得等により安定収益の上積みを図る方針。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:住宅市場は地域差あり。都心一部は需給バランス良好、郊外では需要弱め。建設コスト高・労務費上昇が価格に影響。
  • 競合比較:資料に同業他社との比較データはなし(–)。マンション事業回復はポジティブだが、開発・販売事業の売上先送りは競合環境下での需給変化を反映。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(据え置き):売上24,434百万円(+21.7%)、営業利益2,302百万円(△1.8%)、経常利益1,931百万円(△0.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,220百万円(△2.8%)、1株当たり当期純利益156.16円
    • 次期予想:–(未発表)
    • 会社想定の前提条件:明示なし(為替・原料価格などの具体前提は記載なし)
  • 予想の信頼性:第3四半期時点で売上は通期計画の約半分を達成している一方、利益面の進捗が遅い。会社は精査中であり、下期の販売進捗とコスト・金利負担の動向が通期達成の鍵。
  • リスク要因:
    • 売上の地域・用途ごとの需要変動、建設コストの高止まり
    • 金利上昇や借入条件の変化(支払利息等の増加)
    • 流動性(現預金減少)および自己資本比率低位(24.7%)による財務柔軟性の制約
    • 開発案件の計画変更による収益タイミングの変動

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 連結範囲の変更:有(新規連結:株式会社エスティリンク、株式会社大成住宅/除外:富士物産株式会社)
  • のれん:上記連結化により不動産開発・販売事業でのれん増加304,618千円
  • 追加情報:保有目的の変更により有形固定資産計656,408千円を販売用不動産へ振替
  • 監査:四半期連結財務諸表に対するレビュー:有(任意)

(注)上記は会社提出の決算短信を基にした事実整理であり、投資助言・推奨は行いません。不明な項目は“–”で示しています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2984
企業名 ヤマイチエステート
URL https://www.yueg.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 不動産 – 不動産業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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