2025年12月期 第2四半期(中間期) 決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社は通期予想の修正を行っておらず、開示上のサプライズは特に無し。中間決算は売上・営業利益ともに通期予想に対して概ね計画線(下記進捗参照)。一方で投資有価証券売却益等の特別利益計上により中間純利益が大幅に上振れ(前年同期比大幅増)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高3,351百万円:前年同期比+19.9%、営業利益218百万円:同+26.4%、親会社株主に帰属する中間純利益201百万円:同+233.5%)。
  • 注目すべき変化:再エネサービスの売上が大幅増(外部売上1,313百万円、前年同期比+96.6%)。中間純利益は投資有価証券売却益(62百万円)や関係会社出資金売却益(9百万円)を計上したことが主因で増益幅が拡大。持分法適用範囲の変更(班皓…深圳の一部売却による除外)も投資損益改善に寄与。
  • 今後の見通し:通期業績予想に変更は無し。中間時点の進捗は売上・営業利益ともに約51%で通期計画に対して順調だが、当中間で特別利益を計上しているため通期純利益の達成可否は下期の非継続要因の有無に依存。
  • 投資家への示唆:再エネ領域が成長ドライバーとして顕在化している一方、メンテナンスは一部取引終了で減収。中間純利益は一時要因で押し上げられている点を確認することが重要。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社エプコ
    • 主要事業分野:再エネサービス(太陽光発電、蓄電池等の設置・点検等)、メンテナンスサービス、設計サービス(住宅関連の設計等)
    • 代表者名:代表取締役グループCEO 岩崎 辰之
    • 上場取引所/コード:東証 2311
    • URL:https://www.epco.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月7日
    • 対象会計期間:2025年1月1日~2025年6月30日(第2四半期・中間期、連結、日本基準)
    • 決算説明会:有(2025年8月29日 開催予定、会場+Online)
  • セグメント:
    • 再エネサービス:太陽光・蓄電池の設置工事、点検等
    • メンテナンスサービス:保守・点検等
    • 設計サービス:住宅等の設計、DX化推進による業務効率化
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):9,316,000株
    • 期中平均株式数(中間期):8,948,838株
    • 時価総額:–(開示なし)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年8月8日
    • 配当支払開始予定日:2025年9月2日
    • 決算説明会:2025年8月29日(株主・機関投資家向け)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社公表の通期予想に対する中間進捗)
    • 売上高:中間3,351百万円 / 通期予想6,530百万円 → 進捗率 51.3%(概ね計画線)
    • 営業利益:中間218百万円 / 通期予想426百万円 → 進捗率 51.2%
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:中間201百万円 / 通期予想492百万円 → 進捗率 40.8%
  • サプライズの要因:
    • 中間純利益の増加は投資有価証券売却益62百万円、関係会社出資金売却益9百万円などの特別利益計上が主因(非継続性の可能性あり)。
    • 再エネ事業の工事受注・施工の好調で売上増。持分法関連の投資損益は、深圳子会社の一部売却に伴い持分法適用除外となったこと等で改善。
    • メンテナンスは一部取引終了の影響で売上・利益が減少。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を変更せず。売上・営業利益の進捗は約50%で通期計画に合致するが、中間の特別利益の寄与が大きいため、通期純利益の達成可能性は下期の一時要因や通常事業の収益動向に左右される。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 貸借対照表(2025/6/30):
    • 総資産:5,725百万円(前期末5,822百万円、△1.7%)
    • 純資産:4,476百万円(前期末4,645百万円、△3.6%)
    • 自己資本比率:78.2%(安定水準、目安40%以上で安定)
    • 損益計算書(中間累計 2025/1-6):
    • 売上高:3,351百万円(前年同期2,794百万円、+19.9%)
    • 営業利益:218百万円(前年同期172百万円、+26.4%)
    • 経常利益:236百万円(前年同期124百万円、+90.3%)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:201百万円(前年同期60百万円、+233.5%)
    • キャッシュフロー(中間累計):
    • 営業CF:+200百万円(前年同期+110百万円)
    • 投資CF:+432百万円(前年同期△152百万円)※貸付金回収等が寄与
    • 財務CF:△161百万円(前年同期+339百万円)※配当支払による減少
    • 現金及び現金同等物:2,152百万円(期首1,700百万円、+452百万円)
  • 収益性
    • 売上高:3,351百万円(前年同期比+19.9%、+557百万円)
    • 営業利益:218百万円(前年同期比+26.4%、+45.6百万円)
    • 営業利益率:6.51%(218/3,351)(前年同期6.17%→わずかに改善、良い目安は業種次第だが改善傾向)
    • 経常利益:235.9百万円(前年同期比+90.3%)
    • 純利益:201.1百万円(前年同期比+233.5%)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):22.47円(前年同期6.75円)
  • 進捗率分析(中間→通期予想比較)
    • 通期売上高進捗率:51.3%(過去同期間と比較して通常ペース)
    • 通期営業利益進捗率:51.2%
    • 通期純利益進捗率:40.8%(中間で一時利益計上あり、純利益進捗はやや低め)
  • 財務の安全性
    • 自己資本比率:78.2%(安定水準)
    • 負債合計:1,249百万円、負債/資産比率:約21.8%(低水準、良好)
    • 負債/純資産(D/E)=1,248.8 / 4,476 ≒ 27.9%(低い・安全)
    • 流動比率=流動資産3,689 / 流動負債1,139 ≒ 323.9%(流動性良好、良い目安)
  • 効率性
    • 総資産回転率や詳細推移は開示数値のみでは限定的だが、売上増加に対し固定資産は減少(投資再編や貸付金回収等の影響)。
  • セグメント別(中間)
    • 再エネサービス:売上1,313,598千円、セグメント利益163,960千円(前年比 売上+96.6%)
    • メンテナンスサービス:売上921,875千円、セグメント利益106,403千円(売上△10.1%)
    • 設計サービス:売上1,116,277千円、セグメント利益188,661千円(売上+1.4%)
  • 財務の解説:
    • 流動資産増(現金・預金の増加)と固定資産の減少(関係会社出資金の売却等)により総資産は若干減少。営業CFは黒字かつ投資回収で投資CFがプラスとなり、現金残高が増加。自己資本比率は高水準を維持。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当(第2四半期末):14.00円(2025年も継続)
    • 期末配当(予想):18.00円
    • 年間配当予想:32.00円(前期と同額、修正なし)
  • 配当利回り:–(株価情報の開示なし)
  • 配当性向:通期予想ベースで計算すると配当性向 ≒ 32円 / EPS予想55.07円 = 約58.1%(やや高め)
  • 特別配当の有無:無し(今回の配当は通常配当)
  • 株主還元方針:自社株買い等の記載は無し(現時点で特記事項なし)

セグメント別情報

  • 再エネサービス:
    • 売上:1,313百万円(前年同期比+96.6%)
    • 利益:164百万円(持分法の改善や工事・点検好調が寄与)
    • 戦略・見通し:太陽光・蓄電池の設置・点検が成長。中期経営計画で再エネ領域を注力領域に位置付け。
  • メンテナンスサービス:
    • 売上:922百万円(前年同期比△10.1%)
    • 利益:106百万円(前年同期比△39.5%)
    • 要因:一部顧客との取引終了が影響。下期での顧客回復・新規獲得が重要。
  • 設計サービス:
    • 売上:1,116百万円(前年同期比+1.4%)
    • 利益:189百万円(前年同期比+8.3%)
    • 戦略:サービスライン拡充とDXによる業務効率化で利益率改善。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画(第1フェーズ 2025–2027)との整合性:
    • 公表済の中期計画で再エネ・住宅・新規事業を重点領域とし、今回の再エネ事業の伸長は方針と整合。
    • メンテナンス事業の取引終了はリスク要因だが、設計サービスの効率化は計画の実行を示唆。
  • KPI達成状況:具体KPI数値の開示無しのため進捗は定性的評価に留まる。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:同業他社との比較データは資料に無し(–)。再エネ領域の成長は業界トレンドと整合する可能性あり。
  • 市場動向:建築基準法改正・建築物省エネ法の施行により新設住宅着工戸数が減少しており、住宅関連ビジネス(設計・メンテナンス)には下押し圧力。再エネ市場は政策・補助金・エネルギー価格に左右される。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2025年12月期)業績予想(変更なし):売上6,530百万円(+16.5%)、営業利益426百万円(+27.5%)、経常利益531百万円(+20.6%)、当期純利益492百万円(+50.6%)、EPS予想55.07円
    • 会社予想の前提条件:添付資料P3参照(為替等の前提の詳細は資料参照)
  • 予想の信頼性:直近の業績は再エネの好調と一時利益で押し上げられている面があるため、通期純利益は下期の非継続項目の有無に左右される点に注意。
  • リスク要因:
    • 住宅着工戸数の減少(建築基準法改正等)
    • 再エネ関連の補助金・制度変化、資源・エネルギー価格変動
    • 為替変動(海外関係会社の業績影響)
    • 主要顧客の契約変動(メンテナンス事業で実例あり)

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 連結範囲の変更:当第2四半期に持分の一部売却により班皓艾博科新能源設計(深圳)有限公司を持分法適用の範囲から除外(セグメント・持分法損益に影響)
  • その他:第2四半期決算短信は公認会計士/監査法人のレビュー対象外

(注)本まとめは開示資料に基づく情報整理であり、投資助言を目的とするものではありません。不明な項目は–で示しています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2311
企業名 エプコ
URL http://www.epco.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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