2025年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期)との比較では市場コンセンサスの情報は無し。通期予想に対する進捗で見ると、営業利益・当期純利益は既に通期予想を上回っており「上振れ」の状況。ただし会社は業績予想の修正を行っていない(予想維持)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+2.2%、営業利益+8.6%、四半期純利益+9.6%、前年同期比)。
- 注目すべき変化:営業利益・経常利益・四半期純利益はいずれも前年同期を上回り、営業利益率は約17.4%と高水準。自己資本比率が90.5%(高い安全性)に上昇。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上高3,472百万円、営業利益417百万円、当期純利益285百万円)は未修正。第3四半期累計で営業利益・純利益ともに通期予想を超過しているため、今後の予想修正の有無に注意。
- 投資家への示唆:高い収益性と極めて強固な財務基盤(自己資本比率90.5%)が確認できる一方、現金及び預金は減少(主に配当支払と従業員向け自己株式処分の影響)。会社の保守的姿勢(業績予想未修正)を踏まえ、次回の開示での予想修正やキャッシュ動向に注目。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ノムラシステムコーポレーション
- 主要事業分野:ERPソリューション事業(SAP ERP 等の導入・コンサルティング等。単一セグメント)
- 代表者名:代表取締役 野村 芳光
- 上場市場:東証(コード 3940)
- URL:https://www.nomura-system.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月14日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計、非連結、日本基準)
- 決算説明資料作成:有、決算説明会:無
- セグメント:
- 単一セグメント:ERPソリューション事業(説明省略。全社はERP関連サービスに集中)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):46,692,000株(自己株式含む)
- 期末自己株式数:558,204株
- 期中平均株式数(第3四半期累計):45,606,762株
- 時価総額:–(未記載)
- 今後の予定:
- 決算発表:本決算発表(通期)は2025年2月14日(既に通期予想は同日公表分から変更なし)
- IRイベント:決算説明会は開催なし(補足資料は作成)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(通期予想に対する進捗)
- 売上高:第3四半期累計 2,487百万円/通期予想 3,472百万円 → 進捗率 71.6%(通年比で概ね上期偏重だが妥当な進捗)
- 営業利益:第3四半期累計 432百万円/通期予想 417百万円 → 進捗率 103.6%(通期予想を既に上回る)
- 当期純利益:第3四半期累計 299百万円/通期予想 285百万円 → 進捗率 105.1%(通期予想を既に上回る)
- サプライズの要因:
- 主な要因は売上増(+2.2%)と費用コントロールによる営業利益率の改善(営業利益+8.6%)。営業外収益(受取配当等)や固定資産売却益なども経常・税引前利益を押し上げている。
- 通期への影響:
- 第3四半期累計で利益が通期見通しを上回っているため、理論上は通期予想達成可能性が高いが、会社は予想を修正していない。今後、第4四半期の受注・プロジェクト進捗・費用変動を確認する必要あり。
財務指標
- 財務諸表の要点(主要数値、単位:百万円)
- 売上高(第3Q累計):2,487(前年同期2,434、+2.2%)
- 売上総利益:699(前年659)
- 営業利益:432(前年398、+8.6%)
- 経常利益:439(前年398、+10.2%)
- 四半期純利益:299(前年273、+9.6%)
- 総資産:3,755(前期末3,699、+56)
- 純資産:3,397(前期末3,249、+149)
- 自己資本比率:90.5%(安定水準)
- 収益性
- 売上高:2,487百万円(前年同期比+2.2%)
- 営業利益:432百万円(前年同期比+8.6%) 営業利益率:432/2,487 ≒ 17.4%(高水準)
- 経常利益:439百万円(前年同期比+10.2%)
- 四半期純利益:299百万円(前年同期比+9.6%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):6.57円(前年同期5.96円、+10.2%)
- 進捗率分析(第3四半期累計 vs 通期予想)
- 売上高進捗率:71.6%(やや上期比率が高め)
- 営業利益進捗率:103.6%(通期計画を既に上回る)
- 純利益進捗率:105.1%(通期計画を既に上回る)
- 過去同期間との比較:前年同期は増益幅がより大きかった(営業利益前年同期比+26.2%だった前年に比べると増益率は縮小)。ただし数値ベースでは増益を維持。
- 財務安全性
- 自己資本比率:90.5%(安定水準。前期末87.8%から上昇)
- 流動比率:流動資産3,218,645 / 流動負債338,990 ≒ 949%(極めて高い流動性)
- 負債比率(負債合計/総資産):357,714/3,755,100 ≒ 9.5%(低いレバレッジ)
- 効率性
- セグメント別
- 単一セグメント(ERPソリューション)のみ。セグメント別内訳は省略。
- 財務の解説(背景)
- 現金及び預金は前期末比で366,937千円減少(配当金支払および従業員向け自己株式処分等の影響)。売掛金・契約資産は68,788千円増加、投資その他の資産は316,430千円増加(有価証券評価差額金計上等が示唆される)。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(第2四半期末):0.00円(2025年)
- 期末配当(予想):3.25円(2025年通期予想)
- 年間配当予想:3.25円(前回予想から修正無し)
- 配当利回り:–(株価情報未記載のため算出不可)
- 配当性向:予想EPS 6.13円に対して年間配当3.25円 → 配当性向 約53.0%(高め。株主還元重視の方針が見える)
- 特別配当の有無:無
- 株主還元方針:自己株式処分による従業員向け譲渡制限付株式の実施など、従業員の株式持株による経営参加を促す施策あり。自社株買いの開示は無し。
セグメント別情報
- セグメント:ERPソリューション事業(単一)
- 売上高・収益構成:全社数値がそのまま該当(売上高2,487百万円、営業利益432百万円)
- 前年同期比較:売上高+2.2%、営業利益+8.6%
- 戦略・見通し:SAP ERP 6.0サポート期限対応やDX関連での企業のIT投資増加を追い風に営業活動を継続。毛利率・営業利益率は良好。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:添付資料上に詳細は記載無し(–)。ただし、資料中で中長期的な企業価値向上を目指す旨の文言あり。
- KPI達成状況:公開KPIは特記なし(–)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内ではクラウド化、DX、ERP再構築ニーズ(SAPサポート期限等)に伴いIT投資が増加傾向であり、同社の事業追い風。ただし地政学リスク・物価高・為替等の不確実性は注意点。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正有無:無し(2025年2月14日公表の予想から変更なし)
- 次期予想:未公表(–)
- 会社予想の前提条件:添付資料「当四半期決算に関する定性的情報(3)」参照(本文に詳細前提は記載ありとの注記。具体前提は別紙参照)。
- 予想の信頼性:第3四半期累計で利益が通期見通しを上回っているため、予想は保守的とも見えるが、会社方針として当面は予想維持の姿勢。
- リスク要因:プロジェクト受注・進捗の変動、為替変動、原価上昇、地政学リスク、主要顧客のIT投資動向など。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 四半期レビュー:公認会計士・監査法人によるレビューは無し
- その他:第3四半期における減価償却費は7,530千円(前年8,174千円)。継続企業の前提に関する注記なし。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3940 |
| 企業名 | ノムラシステムコーポレーション |
| URL | https://www.nomura-system.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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