2024年12月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社から通期予想の修正はなし。四半期単独の会社予想は開示されていないため、会社予想との直接比較は不可。市場予想との比較は情報なし(–)。
  • 業績の方向性:増収増益(収益7,292百万円、営業利益1,259百万円。対前年同期比:売上高 +10.6%、営業利益 +22.6%)。
  • 注目すべき変化:親会社に帰属する四半期利益が3,489百万円と大幅増(+499%)─ 主にコミックスマート株式の一部売却に伴う非継続事業での特別益(約2,210百万円)が寄与。
  • 今後の見通し:通期予想(収益31,000百万円、Non-GAAP営業利益4,700百万円、親会社帰属当期利益6,500百万円)に対する進捗は、売上 23.5%、Non-GAAP営業利益 27.1%、親会社帰属利益 53.7%。親会社利益は一時要因で前倒し達成感があるため通期達成の信頼性は一時益依存の点に注意が必要。会社は通期予想を据え置き。
  • 投資家への示唆:営業面では主力のデジタルマーケティング事業が堅調。だが純利益の大幅増は一時的な売却益が主因のため、継続的な収益力の評価はNon-GAAP指標(恒常的利益)やセグメント実績を重視すべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社セプテーニ・ホールディングス(コード 4293)
    • 主要事業分野:デジタルマーケティング事業(デジタル広告販売・運用、DX支援、データ/AIソリューション)およびメディアプラットフォーム事業(ViViViT、gooddo、TowaStela等)
    • 代表者名:代表取締役 グループ社長執行役員 神埜 雄一
    • URL:https://www.septeni-holdings.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日:2024年5月9日
    • 対象会計期間:2024年12月期 第1四半期(2024年1月1日〜2024年3月31日)
    • 四半期決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け、2024年5月9日開催)
  • セグメント:
    • デジタルマーケティング事業:デジタル広告販売・運用、統合マーケ支援、ソリューション提供
    • メディアプラットフォーム事業:就職・採用、社会貢献、育児向けプラットフォーム運営等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):211,079,654株
    • 期末自己株式数:3,964,545株
    • 期中平均株式数(四半期累計):207,115,109株
    • 時価総額:–(開示無し)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:本資料(第1四半期)公開済
    • 株主総会:–(開示無し)
    • IRイベント:決算説明会資料は同社ウェブサイト掲載予定

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績:
    • 会社予想との比較:四半期別の会社予想は未提示。通期予想の修正は無し(2024/2/8公表分から変更なし)。
    • 売上高:実績 7,292百万円。通期予想31,000百万円に対する進捗率 23.5%。
    • 営業利益(IFRS):実績 1,259百万円。通期営業利益(IFRS)明示無しのため達成率は–。Non-GAAP営業利益は実績1,274百万円、通期予想4,700百万円に対する進捗 27.1%。
    • 純利益(親会社帰属):実績 3,489百万円。通期予想6,500百万円に対する進捗 53.7%。
  • サプライズの要因:
    • 親会社帰属利益の大幅増加は、コミックスマート株式会社の一部株式譲渡に伴う売却益等の非継続事業関連益(約2,210百万円)が主因。営業面の改善(既存大型顧客の拡大や電通グループとの協業)も収益を押し上げている。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き。親会社利益の進捗が良好に見えるが、非継続の特別益が寄与しているため、継続的利益での通期達成はNon-GAAP指標や今後の四半期実績次第。

財務指標

  • 貸借対照表(要点、単位:百万円)
    • 資産合計:99,176(前期 93,606)
    • 流動資産:48,736
    • 現金及び現金同等物:25,440(期首 20,873)
    • 営業債権:21,428
    • 非流動資産:50,441
    • 負債合計:31,055(流動負債 29,510、非流動負債 1,545)
    • 資本合計:68,121(親会社所有者帰属持分 68,069)
  • 収益性(四半期:2024年第1四半期、単位:百万円)
    • 収益(売上高):7,292(前年同期 6,592 → +700 百万円、+10.6%)
    • 営業利益(IFRS):1,259(前年同期 1,027 → +232 百万円、+22.6%)
    • 営業利益率:約17.3%(1,259/7,292)(良好)
    • Non-GAAP営業利益:1,274(前年同期 1,076 → +198 百万円、+18.4%)
    • 税引前利益:1,736(前年同期 993 → +743 百万円、+74.8%)
    • 四半期利益(親会社帰属):3,489(前年同期 583 → +2,906 百万円、+499%)
    • 基本的1株当たり四半期利益(EPS):16.85円(前年同期 2.78円 → +505%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率:7,292 / 31,000 = 23.5%(目安:第1四半期で約25%前後なら標準、同社はほぼ通常ペース)
    • Non-GAAP営業利益進捗率:1,274 / 4,700 = 27.1%(やや順調)
    • 親会社帰属当期利益進捗率:3,489 / 6,500 = 53.7%(高いが一時益の影響大)
  • 財務安全性
    • 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率):68.6%(非常に安定。目安40%以上で安定)
    • 負債比率(負債/自己資本):31,055 / 68,121 = 45.6%(負債は相対的に低い)
    • 流動比率(流動資産/流動負債):48,736 / 29,510 = 1.65(165%:良好)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率(Non-GAAPベース):1,274 / 7,292 = 17.5%(高水準)
    • 総資産回転率等は開示値で算出可能だが、当四半期ベースの短期指標のため参考値は限られる。
  • セグメント別主要数値(当第1四半期、単位:百万円)
    • デジタルマーケティング:収益 6,912、Non-GAAP営業利益 1,999
    • 前期比(収益):6,912 vs 6,203 → +709(+11.5%)
    • 前期比(Non-GAAP利益):1,999 vs 1,736 → +263(+15.2%)
    • メディアプラットフォーム:収益 418、Non-GAAP営業損失 9(損失幅縮小)
    • 前期比(収益):418 vs 428 → -10(-2.3%)
    • 前期比(損益):損失縮小(△9 → △29)
  • 財務の解説:
    • 営業はデジタルマーケティングが主導して拡大。メディアプラットフォームは投資段階の事業があり、収益化は段階的。親会社利益の大幅増は非継続(一部株式譲渡)による特別益であり、営業CFやNon-GAAPで見ると恒常的収益力は着実だが、純利益だけを見ると過大評価のリスクあり。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 2023年12月期(実績)年間 5.20円
    • 2024年12月期(予想)年間 7.90円(中間配当無し、期末7.90円)
    • 直近の配当予想からの修正:無
  • 配当利回り:–(株価情報が無いため算出不可)
  • 配当性向(通期予想ベース):配当7.90円 / 予想EPS31.35円 ≒ 25.2%(目安:中立〜やや積極的な水準)
  • 特別配当の有無:今回なし。将来の特別配当は非継続利益の状況次第。
  • 株主還元方針:自己株買いの開示は無し(直近なし)。配当は増配予想(前期比増)。

セグメント別情報

  • デジタルマーケティング事業:
    • 売上 6,912百万円、Non-GAAP営業利益 1,999百万円。大型顧客で既存案件拡大、電通グループとの協業推進で収益拡大。
  • メディアプラットフォーム事業:
    • 売上 418百万円、Non-GAAP営業損失 9百万円。ポストコロナ対応で新たな収益機会創出への取り組み継続。損失は縮小傾向。
  • 前年同期比較:
    • デジタル:収益+約11.5%、利益+約15.2%(継続的成長)
    • メディア:収益▲約2.3%、損失幅減少(改善傾向)
  • セグメント戦略:デジタル側は既存顧客深耕と協業強化、メディア側は将来収益化に向けた投資が継続。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:今回の資料では中期計画の詳細進捗は開示無し(–)。
  • KPI達成状況:非公開または記載なし(–)。Non-GAAP営業利益等は会社の社内指標として重視。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:同業(デジタル広告・マーケティング領域)との相対的ポジションは、電通グループとの協業等により一定の競争優位性を追求している旨の記載。詳細な比較データは開示無し(–)。
  • 市場動向:デジタル広告需要の回復・DX投資の拡大が追い風。一方、メディア系プラットフォームは収益化まで投資が続くため収益化タイミングに注目。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想の修正:無し(2024年2月8日公表分から変更なし)
    • 次期予想:–(未開示)
    • 会社予想の前提条件:添付資料の「当四半期決算に関する定性的情報(2)」参照(詳細な前提は資料参照だが、為替等の明確条件は本短信では限定的)
  • 予想の信頼性:過去の実績や今回の四半期は一時益の影響が大きいため、通期予想の純利益見通しは非継続要因を除いた恒常収益の動向を合わせて判断する必要あり。
  • リスク要因:
    • 非継続事業(売却等)に依存した利益変動
    • 広告需要の景況変化、主要顧客の予算動向
    • 市場競争激化、プラットフォーム事業の収益化遅延

重要な注記

  • 会計方針の変更:なし(IFRSに基づく会計方針の変更・見積り変更無し)
  • 連結範囲の変更:2024年3月29日にコミックスマート株式を一部売却し、同社は支配喪失→持分法適用関連会社へ移行。これによりコミックスマート関連は非継続事業として表示され、当期に一時的利益が計上されている。
  • その他:四半期決算短信は四半期レビューの対象外。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4293
企業名 セプテーニ・ホールディングス
URL http://www.septeni-holdings.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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