2026年6月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:四半期/通期の予想修正は無く、会社公表の通期予想に対する第1四半期の進捗は「販促・イベント寄りの事業の季節性等に伴う想定内の遅れ」と読み取れるため、会社予想に対する明確なサプライズは無し(市場予想は–)。
- 業績の方向性:減収減益(売上高905百万円、前年同期比△30.9%/営業利益62百万円、前年同期比△73.4%)。
- 注目すべき変化:TGCプロデュース領域の売上が前年同期の1,021→729百万円に減少(地方開催がなかった影響など)。同社はイベント開催による売上変動が大きく、制作費や人件費の上昇で利益率が大幅に低下。
- 今後の見通し:通期予想(売上4,051百万円、営業利益520百万円)に変更は無し。第1四半期の進捗は売上で約22.4%、営業利益で約11.9%と低めの進捗のため、通期達成は下期(イベント実施)が鍵。
- 投資家への示唆:イベント開催の有無やタイミング、制作費・人件費のコントロールが業績変動要因。第2四半期以降のイベント実施予定・収益認識タイミングを注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社W TOKYO
- 主要事業分野:ブランディングプラットフォーム事業(TOKYO GIRLS COLLECTION(TGC)を中心としたイベントプロデュース、コンテンツプロデュース・ブランディング、デジタル広告等)
- 代表者名:代表取締役 村上 範義
- 問合せ先:取締役CFO兼経営戦略統括局長 藤本 冬海、TEL 03-6419-7165
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月14日
- 対象会計期間:2026年6月期 第1四半期累計(2025年7月1日~2025年9月30日)(非連結)
- 決算補足説明資料:作成有(TDnetで同日開示)
- 決算説明会:無し
- セグメント:
- 単一セグメント:ブランディングプラットフォーム事業(TGCプロデュース・コンテンツプロデュース・デジタル広告等)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):2,754,400株(第1四半期末)
- 期末自己株式数:147,909株
- 四半期累計平均株式数:2,606,491株(第1四半期累計)
- 今後の予定:
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社公表の通期予想との比較/達成率)
- 売上高:905百万円、通期予想4,051百万円に対する進捗率22.4%(達成率ベース)。会社は通期予想を据え置き(修正無)。
- 営業利益:62百万円、通期予想520百万円に対する進捗率11.9%。
- 純利益:39百万円、通期予想333百万円に対する進捗率11.8%。
- サプライズの要因:前年同期比で大幅減収の主因はTGC地方開催がなかったこと等によるイベント関連売上の減少。加えてコンテンツ増加・アーティスト起用増で制作費が増加、既存従業員の賃金ベースアップや採用拡大により販管費が増加し、利益率を圧迫。売掛金・契約資産や買掛金の増加は9月開催の「マイナビ TGC 2025 A/W」に伴う認識タイミング・制作費の影響。
- 通期への影響:会社は通期見通しを修正しておらず、下期(イベント実施や納品時期)で回復する前提。第1四半期の低進捗は下期集中を織り込んだ結果と考えられるが、通期達成は下期のイベント収益確保とコスト管理に依存。
財務指標
- 財務諸表(要点、千円未満切捨て)
- 総資産:3,028,473千円(前期末2,586,005千円、増加+442,468千円)
- 純資産:1,610,794千円(前期末1,571,322千円、増加+39,472千円)
- 負債合計:1,417,678千円(前期末1,014,682千円、増加+402,996千円)
- 現金及び預金:1,713,471千円(前期末1,844,498千円、減少-131,027千円)
- 売掛金及び契約資産:767,471千円(前期末143,671千円、増加大幅)
- 買掛金:595,716千円(前期末99,541千円、増加大幅)
- 収益性(第1四半期)
- 売上高:905,062千円(前年同期1,309,580千円、△30.9% / △404,518千円)
- 売上総利益:317,117千円(前年487,295千円、△34.9%※金額差170,178千円)
- 売上総利益率:35.0%(前年37.2% → やや悪化。悪い目安:低下)
- 販売費及び一般管理費:255,075千円(前年254,216千円、ほぼ横ばいだが若干増)
- 営業利益:62,041千円(前年233,078千円、△73.4%)
- 営業利益率:6.9%(前年約17.8% → 大幅悪化)
- 経常利益:62,801千円(前年231,086千円、△72.8%)
- 四半期純利益:39,471千円(前年146,237千円、△73.0%)
- EPS(1株当たり四半期純利益):15.14円(前年54.01円、△約72%)
- 調整後営業利益:102百万円(前年273百万円、△62.5%)【同社採用の管理指標】
- 調整後四半期純利益:73百万円(前年180百万円、△59.3%)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高進捗率:22.4%(通常ペースか:前年同四半期の通期比進捗は33.3%であり、今年はペースが遅い)
- 営業利益進捗率:11.9%(前年は約??%だが、今年は低水準)
- 純利益進捗率:11.8%
- コメント:イベント型収益の季節性や認識タイミングにより四半期のばらつきが大きい。前年同期間と比べても進捗が鈍い。
- 財務安全性
- 自己資本比率:53.2%(前期60.8%)(安定水準:40%以上)
- 流動比率:流動資産2,544,220千円 / 流動負債972,873千円 ≒ 261.5%(流動比率高く短期払能力は良好)
- 負債比率(負債/純資産):1,417,678千円 / 1,610,794千円 ≒ 0.88(過度な負債依存ではない)
- 効率性
- 総資産に対する売上高比・回転率のトレンドは第1四半期単独では不明(過年度比較データ不足のため–)。
- セグメント別(サービス領域別)
- TGCプロデュース領域:729百万円(構成比80.6%/前年1,021百万円→△292百万円)
- コンテンツプロデュース・ブランディング:166百万円(構成比18.4%/前年268百万円→△102百万円)
- デジタル広告:8百万円(構成比1.0%/前年19百万円→△11百万円)
- 財務の解説:
- 9月の大型イベント実施に伴い売掛金・契約資産が大幅増加している一方で、制作費増加により売上原価率が上昇し粗利率が低下。人件費のベースアップや採用拡大で販管費も増加し、営業利益を圧迫した。
配当
- 配当実績と予想:
- 2026年6月期(予想):中間配当0.00円、期末配当0.00円、年間0.00円(無配予想)
- 直近公表配当予想からの修正:無
- 配当利回り:–(株価情報が無いため算出不可)
- 配当性向:通期予想ベースの配当性向0%(配当なし)
- 株主還元方針:自社株買い等の記載無し
セグメント別情報
- 各セグメント売上(第1四半期)
- TGCプロデュース:729百万円(構成比80.6%)— 主力。前年から減少(地方開催無など)。
- コンテンツプロデュース・ブランディング:166百万円(18.4%)— ロイヤリティ収入やコラボ、イベントで収益化。納品時期のずれで第2四半期以降に売上計上される案件が多い。
- デジタル広告:8百万円(1.0%)— 小口。
- 前年同期比較:各領域とも減収で、特にTGCプロデュース・コンテンツで大きく減少。
- セグメント戦略:ブランド価値を軸に国内外でのイベント開催(例:ジャカルタ開催)やカードロイヤリティ等で収益の多層化を推進。今期は人的資本投資を継続。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内の中期計画の進捗は明示無し(–)。同社は調整後利益をKPIとして採用しており、当期は調整後営業利益・調整後四半期純利益とも減少。
- KPI達成状況:調整後営業利益102百万円(前年273百万円、△62.5%)などで目標進捗は低下。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:同業他社比較データは今回資料に無し(–)。
- 市場動向:インバウンド回復や雇用・所得環境の緩和がある一方、物価上昇や人件費上昇が消費マインドやコストに影響。イベント・ブランディング事業は景況や消費マインド、スポンサー・協賛の動向に影響されやすい。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正有無:無し(2025年8月14日公表の通期予想から変更無し)
- 通期主要数値(会社予想・2026年6月期):
- 売上高:4,051百万円(前期比+3.2%)
- 営業利益:520百万円(前期比+48.1%)
- 当期純利益:333百万円(前期比+92.9%)
- 1株当たり当期純利益:128.06円
- 会社予想の前提条件:細目の前提(為替等)は記載無し。イベント実施・契約納品のタイミングを前提としている模様。
- 予想の信頼性:同社はイベント集中による業績変動が大きく、四半期ごとのばらつきがあるため、通期達成は下期のイベント収益とコスト管理に依存。過去の予想達成傾向は資料に限定情報のため特定困難(–)。
- リスク要因:
- イベント開催の中止・延期や来場・スポンサー獲得状況の悪化
- 人件費・制作費などコスト高騰
- 国内外の景気・消費動向、インバウンド動向
- 契約・納品時期のずれによる収益認識の期ズレ
重要な注記
- 会計方針:会計方針の変更・見積り変更・修正再表示なし。四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用あり(詳細は添付資料P.6参照)。
- その他:同社は経営上の目標把握のため「調整後営業利益」「調整後四半期純利益」を採用(のれん・商標権償却を加算する調整)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9159 |
| 企業名 | W TOKYO |
| URL | https://www.w-tokyo.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。