2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想・市場予想との差異は開示なしのため不明(会社予想との比較:–、市場予想:–)。
  • 業績の方向性:減収減益(連結売上高47,102百万円、前年同期比△13.3%;営業利益19百万円、前年同期比△98.2%)。
  • 注目すべき変化:特別損失(減損損失2,372百万円等)および繰延税金資産の取崩し等で親会社株主に帰属する当期純損失が3,282百万円(前年は1,026百万円の純損失)に拡大。特に広州・武漢で大きな減損計上。
  • 今後の見通し:2026年3月期予想は売上49,000百万円(+4.0%)、営業利益1,500百万円、親会社株主帰属当期純利益350百万円。為替前提は1USD=140円、1THB=3.70円、1CNY=19.00円。達成可能性は構造改革の進捗と需要回復に依存。
  • 投資家への示唆:構造改革と電動化対応投資が進む一方で、減損や借入増加で財務負担が上昇。短中期は収益回復の見通し(2026予想)に管理側の施策が実効性を持つかが鍵。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社J-MAX
    • 主要事業分野:車体プレス部品および金型等の製造販売(国内およびタイ・中国拠点で事業展開)
    • 代表者名:代表取締役社長執行役員 山﨑 英次
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年5月9日
    • 対象会計期間:2025年3月期(連結・通期:2024年4月1日〜2025年3月31日)
    • 決算補足説明資料:有(決算補足説明動画配信予定)
    • 決算説明会:無
  • セグメント:
    • J-MAX(日本本社):車体プレス部品・金型等(国内主要顧客向け)
    • タイ(タイ・マルジュン社):車体部品・汎用エンジン部品等(タイ拠点)
    • 広州(広州丸順):中国(広州)拠点、車体部品等
    • 武漢(武漢丸順):中国(武漢)拠点、車体部品等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):11,857,200株
    • 期末自己株式数:389,389株
    • 期中平均株式数:11,463,826株
    • 時価総額:–(開示なし)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会:2025年6月20日
    • 配当支払開始予定日:2025年6月23日
    • 有価証券報告書提出予定日:2025年6月20日

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較:会社の当期予想開示なしのため達成率は記載不可)
    • 売上高:47,102百万円(前年54,347百万円、△13.3%)
    • 営業利益:19百万円(前年1,041百万円、△98.2%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:△3,282百万円(前年△1,026百万円)
  • サプライズの要因:
    • 主因:主要顧客の生産減による売上減(中国・タイ・国内で減少)、減損損失(計2,372百万円)や構造改革に伴う特別損失、広州・武漢における繰延税金資産の取崩し等。
    • 営業面では売上減に伴う固定費負担の相対増加や岡山工場準備費用などが営業利益を圧迫。
  • 通期への影響:
    • 2026年3月期に業績回復を見込む予想を開示(売上+4.0%、営業利益黒字化)。ただし達成は顧客の生産回復、構造改革の効果、並びに投資(設備建設)と固定費削減の実効性に依存。会社は中長期計画の目標到達を当初より約3年後ろ倒しと公表。

財務指標

  • 財務諸表の要点(連結)
    • 売上高:47,102百万円(前年54,347 百万円、△13.3%)
    • 売上総利益:3,132百万円(前年4,427 百万円)
    • 営業利益:19百万円(前年1,041 百万円)
    • 経常損失:△535百万円(前年経常利益731 百万円)
    • 親会社株主帰属当期純損失:△3,282百万円(前年△1,026 百万円)
    • 総資産:55,724百万円(前年51,738百万円)
    • 純資産:19,609百万円(前年21,756百万円)
    • 自己資本比率:32.2%(目安:40%以上で安定 → やや低下)
    • 現金・現金同等物:6,565百万円(前年5,991百万円)
    • 営業CF:+1,257百万円(前年+3,895百万円、減少)
    • 投資CF:△6,457百万円(前年△5,958百万円、主に有形固定資産取得8,589百万円)
    • 財務CF:+5,386百万円(前年+1,951百万円、短期借入・長期借入増)
  • 収益性(連結、主要数値・前年同期比)
    • 売上高:47,102百万円(△13.3%)
    • 営業利益:19百万円(△98.2%)、営業利益率 0.0%(前年 1.9%) — 目安:5%以上が望ましいため低水準
    • 経常利益:△535百万円(前年+731百万円、△)
    • 親会社株主帰属当期純利益:△3,282百万円(前年△1,026百万円、△)
    • 1株当たり当期純利益(EPS):△286.34円(前年△89.45円、悪化)
  • 進捗率分析(四半期決算の場合):–(本資料は通期決算)
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:32.2%(目安:40%以上で安定 → やや低下)
    • 負債総額:36,115百万円(前期29,982百万円、増加)
    • 流動比率(簡易計算):流動資産25,380 ÷ 流動負債24,895 ≒ 102%(目安:100%以上が望ましい → ぎりぎり健全)
  • 効率性:
    • 総資産回転率(簡易):売上47,102 / 総資産55,724 ≒ 0.85回(参考)
    • 売上高営業利益率は大幅低下(1.9%→約0%)
  • セグメント別(連結経常利益ベース)
    • J-MAX(国内):売上19,391百万円(△9.7%)、セグメント利益754百万円(△40.5%)
    • タイ:売上6,154百万円(△20.1%)、セグメント損失92百万円(損失縮小)
    • 広州:中国(広州):売上13,822百万円(△13.7%)、セグメント損失714百万円(損失拡大、減損主因)
    • 武漢:中国(武漢):売上8,835百万円(△24.5%)、セグメント損失180百万円(前年は経常利益)
  • 財務の解説:
    • 減損損失(合計2,372百万円)の多くが広州・武漢に集中。設備投資(有形固定資産取得8,589百万円)を積極化している一方、借入金と社債の増加により財務CFがプラスとなり現金は増加。短期的には投資フェーズと収益改善フェーズの両立が課題。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期(実績):中間2円、期末2円、年間4円(配当金総額46百万円)
    • 2026年3月期(予想):中間2円、期末2円、年間4円
    • 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
    • 配当性向:連結で開示不可(当期純損失のため配当性向算定不可)
  • 特別配当:なし
  • 株主還元方針:中長期5か年計画期間は配当性向20%を基準とする方針。ただし現状は事業環境を勘案し慎重姿勢。

セグメント別情報

  • セグメント別状況(主要点)
    • J-MAX(国内):売上減少により利益減(固定費負担増、岡山工場準備費が影響)。ただし新規受注・拠点整備・R&D投資でグループ牽引を目指す。
    • タイ:市場低迷による売上減だが構造改革(要員適正化、金型事業圧縮)で損失幅縮小。
    • 広州:主要顧客の大幅減産で売上・利益とも悪化。構造改革や不要資産売却を実施。電動化向け工場建設等でEV需要取り込みを図る(ただし短期は減損等)。
    • 武漢:大幅減産で売上減、構造改革着手中。EV関連や異素材加工の差別化で受注拡大を狙う。
  • セグメント戦略:各拠点で固定費削減・生産能力適正化を推進しつつ、電動化(EV)向け製品・工場投資で中長期の成長を目指す。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:「J-VISION 30」(2024〜2028)を推進中。KPIは売上高、営業利益、ROA。
  • 進捗状況:電動化対応と構造改革に着手しているが、業界環境変化により目標到達は当初予定から約3年後ろ倒しと開示。
  • KPI達成状況:現時点では営業利益・ROA目標に対して未達。構造改革の進展が鍵。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:同業他社の個別データは本資料に記載なし(→ 比較:–)。
  • 市場動向:
    • 自動車業界は電動化(EV)シフトの加速、部材サプライヤーへの競争激化(特に中国ローカル勢)で構造変化が進行。
    • 地域別:中国はEV促進策で需要はあるが、日系メーカーの生産減で影響あり。タイは家計債務やローン審査の厳格化で市場低迷。
  • 競争優位性評価:同社は電動化に特化した投資(工場建設等)を進めているが、減損の計上から短期では競争力回復に時間を要する見込み。

今後の見通し

  • 業績予想(2026年3月期、会社予想)
    • 売上高:49,000百万円(前期比+4.0%)
    • 営業利益:1,500百万円(前期19百万円 → 黒字回復見込み)
    • 経常利益:800百万円
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:350百万円
    • 1株当たり当期純利益(予想):30.53円
    • 為替前提:1USD=140円、1THB=3.70円、1CNY=19.00円
  • 予想の信頼性:過去の環境変化や構造改革の遅れを踏まえると、達成には顧客生産回復、コスト削減効果の確実な発現が必要。会社自身は当初計画の遅れを公表。
  • リスク要因:
    • 主要顧客のさらなる減産や需要停滞
    • 為替変動(円高/円安の影響)
    • 原材料・物流コストの上昇
    • 中国市場での競合激化(ローカルメーカー)
    • 借入金増加に伴う金利負担増(支払利息は増加傾向)

重要な注記

  • 会計方針:2022年改正会計基準(税効果会計関連等)を適用。連結財務諸表への影響はないと記載。
  • 連結範囲の変更:期中に重要な変更あり(新規連結1社、除外1社:広州恒邦倉儲有限公司を除外)。
  • その他重要事項:役員向け株式交付信託あり(信託保有株は自己株式に計上)。減損は当期に集中(広州・武漢中心)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3422
企業名 J-MAX
URL https://www.jp-jmax.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 建設・資材 – 金属製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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