2026年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想(通期・中間)に対する正式な修正は無し。四半期単独の「上振れ/下振れ」について会社予想のQ1予想開示はないが、売上は想定どおり拡大、営業利益は増益ながら伸び悩み(ほぼ予想通り/特段のサプライズなし)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高+20.0%、営業利益+1.3%、経常利益+14.2%、親会社株主帰属四半期純利益+2.1%)。
  • 注目すべき変化:医薬品卸事業でのM&A寄与により売上が大幅増(医薬品卸 売上+37.3%)だが、統合費用・原価率上昇で同セグメントの営業利益は減少(-15.1%)。ヘルスケアは売上増だが新規施設コストで利益大幅減(営業利益-35.2%)。
  • 今後の見通し:通期予想(売上52,500百万円、営業利益1,950百万円)に変更なし。Q1の進捗は売上で25.6%(通期比)、営業利益で22.3%(やや遅れ)と概ね計画線だが、採算回復の鍵は医薬品卸の原価改善とM&A統合の効率化。
  • 投資家への示唆:成長はM&Aと施設拡充による外形拡大が主。短期的には統合費用や新設施設の先行投資で利益率が圧迫される点を注視すべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社メディカル一光グループ(コード 3353)
    • 主要事業分野:調剤薬局事業、ヘルスケア(介護・有料老人ホーム等)事業、医薬品卸事業、不動産事業
    • 代表者名:代表取締役社長 南野 利久
    • URL:https://www.m-ikkou.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年7月7日
    • 対象会計期間:2026年2月期 第1四半期(連結、2025年3月1日~2025年5月31日)
  • セグメント:
    • 調剤薬局事業:処方箋応需・保険調剤、薬局運営(第1Q末 99店舗)
    • ヘルスケア事業:有料老人ホーム等の居住系・在宅系介護サービス(第1Q末 114施設、入居居室数1,745室)
    • 医薬品卸事業:卸販売(M&Aにより拡大)
    • 不動産事業:賃貸不動産収入等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式):3,770,000株(2026年2月期1Q)
    • 期中平均株式数(四半期累計):3,761,727株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算説明会:当四半期は開催無し(資料に「無」)
    • 株主総会、IRイベント等:–(資料に明示なし)
    • 配当支払開始予定日:–(該当なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社公表の通期/第2四半期(累計)予想との対比)
    • 売上高:第1Q実績13,423百万円。通期予想52,500百万円に対する進捗率 25.6%(目安:1四半期で約25%が標準 → ほぼ順調)
    • 営業利益:第1Q実績434百万円。通期予想1,950百万円に対する進捗率 22.3%(やや遅れ)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:第1Q実績438百万円。通期予想1,250百万円に対する進捗率 35.1%(進捗良)
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:複数の子会社・孫会社の吸収合併・株式取得等による売上増(特に医薬品卸)。補助金や投資有価証券売却益等の特別利益計上(投資有価証券売却益133百万円、補助金35,000千円、負ののれん36,818千円 等)が純利益を押し上げ。
    • 下振れ要因:医薬品卸は原価率上昇と統合費用、ヘルスケアは新設施設の先行コスト・労務費増加で営業利益率が低下。
  • 通期への影響:
    • 現時点で業績予想修正は無し。通期達成のポイントは(1)医薬品卸の原価率改善、(2)M&A統合費用の収束、(3)ヘルスケアの稼働率改善とコスト吸収。これらが実現すれば達成可能と会社は判断している。

財務指標

  • 損益(第1四半期累計、百万円未満切捨て)
    • 売上高:13,423百万円(前年同期11,184百万円、+20.0%)
    • 売上総利益:1,577百万円(前年同期1,382百万円、+14.1%)
    • 営業利益:434百万円(前年同期429百万円、+1.3%)
    • 経常利益:492百万円(前年同期431百万円、+14.2%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:438百万円(前年同期429百万円、+2.1%)
    • EBITDA:630百万円(前年同期600百万円、+5.0%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):116.49円(前年同期114.23円)
  • 主要率
    • 売上総利益率:11.75%(1,577/13,423)→ 前年同期間 12.36%(やや低下=利幅圧迫)
    • 営業利益率:3.24%(434/13,423)→ 前年同期間 3.84%(低下=やや懸念)
  • 財政(貸借対照表:第1Q末、千円単位を百万円換算)
    • 総資産:35,423百万円(前連結年度末34,232百万円、+1,191百万円増)
    • 純資産:14,934百万円(前連結年度末14,712百万円、+221百万円増)
    • 自己資本比率:40.4%(安定水準。前期 41.2%)
    • 流動資産:19,043百万円/流動負債:12,654百万円 → 流動比率 ≒150%(健全、短期支払い能力良好)
    • 有利子負債(短期+長期借入金):約7,662百万円(短期1,170+1年内2,519+長期5,973の合計から相殺等で概算)→ 長期借入金は僅減(5,973百万円)
    • 負債合計:20,489百万円。負債/自己資本比(負債÷純資産)≈137%(やや高め、注意)
  • キャッシュ・フロー:第1QのCF明細は作成していない(注記あり)。現金及び預金:6,812百万円(前期比微増)
  • セグメント別(第1Q、百万円)
    • 調剤薬局:売上 6,543(+12.4%)、セグメント利益 340(+9.6%)/店舗数99
    • ヘルスケア:売上 2,165(+12.6%)、セグメント利益 32(-35.2%)/新設施設の先行費用で利益圧迫
    • 医薬品卸:売上 4,656(+37.3%)、セグメント利益 79(-15.1%)/原価上昇・統合費用の影響
    • 不動産:売上 58(+29.5%)、セグメント利益 32(-0.5%)
  • 財務の解説:
    • 売上はM&Aと新規施設開設で拡大しているが、売上総利益率および営業利益率は低下。主因は医薬品卸の原価率上昇とヘルスケアの先行コスト増。
    • 自己資本比率は40%台で安定。流動性(現預金+流動比率)も良好だが、負債はやや高めでM&A負担や設備投資の進捗に注意。

配当

  • 配当実績/予想:
    • 2025年2月期(実績):中間 25円、期末 40円、年間合計 65円
    • 2026年2月期(予想):中間 60円、期末 60円、年間合計 120円(直近公表から修正無し)
  • 配当利回り:–(株価情報がないため算出不能)
  • 配当性向:予想ベースで約36.1%(会社予想EPS 通期332.29円に対し配当120円 → 120/332.29 ≒36.1%)(目安:中程度の配当性向)
  • 株主還元方針:特別配当の記載無し。自己株式は消却(自己株式数大幅減少)等の動きあり。

セグメント別情報(要点)

  • 調剤薬局:既存店処方箋枚数はやや減少する一方、M&A取得店・新設店で全店ベースでは増加。営業利益は増加(+9.6%)。
  • ヘルスケア:新設(「ハーモニーハウス桑名」)で入居率・稼働率は改善傾向だが、新設コスト・労務費増で営業利益は大幅減。
  • 医薬品卸:グループ再編・新規子会社の寄与で売上は大幅増。だが原価率上昇と統合関連費用で利益が圧迫。収益効果は今後の施策次第で改善可能。
  • 不動産:賃貸収入中心で小幅増収・ほぼ横ばい利益。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:「Re-Start(再始動)」を策定、3年間での成長加速を掲げる(M&A、事業拡大が中心)。
  • 進捗状況:第1Qで複数のM&A(孫会社吸収合併、サイト薬品との協議開始、高知第一薬品の買収等)および新設施設開設を実施し、外形拡大の方針は推進中。
  • KPI達成状況:具体KPI(数値目標)は資料に明示無し → 進捗評価は定性的(店舗数・施設数増加で順調)。

競合状況や市場動向

  • 市場環境:国内の高齢化進行により医療・介護需要は中長期で拡大。団塊世代の高齢化が追い風。
  • 競合・リスク:医薬品卸は原価競争や需給変化でマージン圧迫が継続。介護・医療は人件費上昇や規制・報酬改定の影響を受けやすい。
  • 相対的な位置付け:M&Aによる規模拡大で競争力強化を図る一方、統合コスト・採算性の確保が課題。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 第2四半期累計(通期中間累計)予想:売上 26,300百万円(+16.0%)、営業利益 900百万円(+8.7%)
    • 通期予想:売上 52,500百万円(+8.5%)、営業利益 1,950百万円(+15.2%)、当期純利益 1,250百万円(+10.3%)※変更無し
    • 会社は今期計画の前提(為替等特記事項)は公表資料P3参照(本短信は抜粋)
  • 予想の信頼性:現状は保守的とも楽観的とも断定できないが、過去特別利益等の影響があるため営業ベースの遂行が重要。
  • リスク要因:
    • 医薬品卸の原価率上昇と価格競争
    • M&Aの統合失敗・想定外費用
    • ヘルスケア分野の労務費・稼働率の低迷
    • 保険報酬改定や規制変更

重要な注記

  • 会計方針の変更や特有の会計処理の適用:無し
  • 第1四半期に対する四半期レビュー(監査人レビュー):無し
  • セグメント間での内部売上消去等あり(第1Q 内部売上266百万円消去)
  • その他:自己株式の消却により自己株式が大幅減(自己株式 △14,269千円)など株主資本構成に変化あり

(注)本資料は開示された決算短信に基づく要約であり、投資助言は行っていません。不明な項目は「–」としてあります。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3353
企業名 メディカル一光グループ
URL https://www.m-ikkou.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 小売 – 小売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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