2024年4月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 売上高は会社業績(通期予想ベースの進捗)に対しやや遅れ(第3四半期累計で通期予想に対する進捗率77.7%)だが、営業利益・当期純利益は通期予想に対して高い進捗(営業利益93.3%、親会社株主帰属当期純利益98.5%)でほぼ会社予想通り〜上振れ傾向。なお、当期純利益の大幅増は関係会社清算益(特別利益)による寄与が大きい。
- 業績の方向性: 増収減益ではなく「減収増益」:売上高は前年同期比▲14.7%だが、営業利益+10.4%、経常利益+14.2%、親会社株主に帰属する四半期純利益+114.5%。
- 注目すべき変化: 親会社株主に帰属する四半期純利益が前年同期比で大幅増(1,309百万円、+114.5%)。これは関係会社清算益667,831千円(約667.8百万円)などの特別利益が計上されたため(非反復的要因)。
- 今後の見通し: 会社は通期業績予想を修正済み(2024/3/15付「通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」参照)。第3四半期までの利益進捗は通期予想達成に近く、営業・当期純は達成可能性が高いが、売上は下振れリスクあり。
- 投資家への示唆: 売上減少は主要取引先(建設機械業界)の需要減・受注低調が主因。利益は価格転嫁等で改善しているが、当期純利益の大幅増は特別利益の影響が大きく、継続性を評価する際は営業利益・事業部門のトレンドを重視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社共和工業所
- 主要事業分野:建設機械部門を中心に、自動車関連、産業機械、その他を含む製造・販売(単一報告セグメントだが事業部門別に開示)
- 代表者名:代表取締役社長 山口 真輝
- 報告概要:
- 提出日:2024年3月15日
- 対象会計期間:2024年4月期 第3四半期累計(2023年5月1日~2024年1月31日)
- セグメント:
- 単一連結セグメント(ただし事業部門別に「建設機械部門」「自動車関連部門」「産業機械部門」「その他部門」を開示)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式を含む):1,360,000株
- 期末自己株式数:2,413株
- 期中平均株式数(四半期累計):1,357,603株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 四半期報告書提出予定日:2024年3月15日
- 株主総会 / IRイベント:–(資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社通期予想との比較による第3四半期累計進捗)
- 売上高:8,454百万円、通期予想10,880百万円に対する進捗率 77.7%(やや遅れ目)
- 営業利益:830.6百万円、通期予想890百万円に対する進捗率 93.3%(良好)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,309.4百万円、通期予想1,330百万円に対する進捗率 98.5%(ほぼ達成)
- サプライズの要因:
- 売上の下振れ:主要取引先(建設機械業界)の需要減・生産調整で販売数量減。
- 利益の改善:原材料高や賃上げ等コスト上昇はあるものの、販売価格見直し等で採算回復。加えて当期純利益の大幅増は関係会社清算益(667.8百万円)等の特別利益が寄与(非継続要因)。
- 通期への影響:
- 営業利益・当期純利益は通期予想達成に近い水準。ただし売上が通期計画に向けて弱含みのため、今後の受注・販売動向次第で最終見通しに影響。
財務指標
- 財務諸表の要点(第3四半期末、単位:百万円)
- 総資産:17,339百万円(前期末 17,139百万円)
- 純資産:15,257百万円(前期末 14,456百万円)
- 負債合計:2,082百万円(前期末 2,683百万円)
- 収益性(第3四半期累計、対前年同四半期)
- 売上高:8,454百万円(前年同期 9,912百万円、▲14.7%/▲1,457百万円)
- 売上総利益:1,700.8百万円(前年同期 1,859.9百万円、▲8.6%)→ 売上総利益率 20.1%(前年同期 18.8%、改善)
- 営業利益:830.6百万円(前年同期 752.0百万円、+10.4%)→ 営業利益率 9.8%(前年同期 7.6%、改善)
- 経常利益:953.5百万円(前年同期 835.0百万円、+14.2%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,309.4百万円(前年同期 610.4百万円、+114.5%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):964.48円(前年同期 449.60円)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:77.7%(通常ペースよりやや遅い)
- 営業利益進捗率:93.3%(良好)
- 純利益進捗率:98.5%(ほぼ通期達成)
- コメント:利益は進捗良好だが、売上は下振れで残り期間の受注が鍵
- 財務安全性
- 自己資本比率:88.0%(安定水準、前期 84.3%)
- 負債/純資産比率:約13.6%(負債2,081.9百万円 ÷ 純資産15,257.2百万円、低水準)
- 流動比率(流動資産/流動負債):約10.0(非常に高く流動性は極めて高い)
- 効率性
- 総資産回転率等の詳細は資料に限定的なため算出は–、ただし売上減少により回転改善は限定的
- セグメント別(事業部門別)※同社は単一セグメント扱いだが部門別を開示
- 建設機械部門:8,075百万円(全体の約95.5%)、前年同期比▲14.7%(販売数量減少が主因)
- 自動車関連部門:100百万円(+6.4%)
- 産業機械部門:81百万円(▲10.5%)
- その他部門:196百万円(▲22.6%)
- 財務の解説:売上減少は需要サイドの影響(建設機械業界の販売台数減)による。利益面は価格転嫁やコスト管理で改善し、特別利益も重なり純利益が大幅増。自己資本の積み上がりと有価証券の増加で資本効率は改善傾向。
配当
- 配当実績と予想(資料記載に基づく)
- 中間配当:0.00円(該当期)
- 期末配当(会社公表):80.00円(資料の表記はやや解釈の余地あり。詳細は会社の配当発表を確認推奨)
- 年間配当予想:80.00円(資料記載)/表記に不整合が見られるため要確認
- 配当利回り:–(株価情報の記載なし)
- 配当性向:–(配当の確定値が不明瞭のため算出不可)
- 特別配当の有無:なし記載
- 株主還元方針:自社株買い等の記載はなし
セグメント別情報
- 売上高・収益構成:
- 建設機械部門が圧倒的寄与(約95.5%)で事業リスクは建設機械業界の需給に依存
- 前年同期比較:
- 建設機械部門は▲14.7%と大幅減、その他小部門も概ねマイナス(自動車関連は微増)
- セグメント戦略:資料では販売活動の強化や価格見直しを実施と記載。今後は受注確保と製品競争力維持が鍵
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に詳細の中期計画数値は記載なし(–)
- KPI達成状況:公開KPIがある場合の進捗は–(資料に記載なし)
- コメント:自己資本の増加・高い流動性は中長期の安全余力を示すが、主要顧客業界の需要回復が前提
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:資料に同業他社比較は記載なし(–)
- 市場動向:建設機械関連の販売台数減少が同社売上に直撃。原燃料高・物価上昇がコスト面のリスクとして継続。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正:当第3四半期までの動向を踏まえ、2024年3月15日に通期業績予想の修正を公表(詳細は同社開示を参照)
- 次期予想:–(資料に記載なし)
- 会社予想の前提条件:–(為替・原油等の前提は資料に詳細記載なし)
- 予想の信頼性:第3四半期までの実績で営業・純利益は通期予想に近いため達成可能性は高いが、売上は下振れであり、引き続き主要取引先の需要動向が鍵
- リスク要因:建設機械需要の回復遅延、原材料・エネルギー価格の高止まり、主要顧客の生産調整、為替変動、連結範囲の変更(子会社除外の影響)など
重要な注記
- 会計方針:会計基準改正に伴う会計方針の変更あり(注記参照)
- 連結範囲の変更:当四半期で共和機械(山東)有限公司が連結除外(連結範囲の変更)
- 四半期レビュー:本短信は四半期レビューの対象外(公認会計士/監査法人のレビュー対象外)
- その他:当期純利益の増加には関係会社清算益667,831千円の計上が影響(非継続的要因)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5971 |
| 企業名 | 共和工業所 |
| URL | http://www.kyowakogyosyo.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 金属製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。