2026年3月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は通期予想を変更せず(5月15日公表の通期予想据え置き)。市場予想との比較は資料に記載なし(–)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高増、営業利益・経常利益・四半期純利益はいずれも減少)。
- 注目すべき変化:主力の水産物卸売事業は売上が前年同期比+6.1%と堅調だが、仕入コスト上昇と基幹システム導入関連費用でセグメント利益が▲32.7%と大幅悪化。
- 今後の見通し:通期予想(売上高150,000百万円、営業利益3,300百万円、当期純利益2,500百万円)は据え置き。第1四半期の進捗は売上で約25.7%と概ね平常ペース、営業利益進捗は約29.2%でまずまず。予想達成可否は原料調達コストや販売数量の動向に依存。
- 投資家への示唆:売上は回復基調だが利益率圧迫要因(仕入価格上昇、システム関連費用)に注意。キャッシュ・資金調達面では短期借入金が増加しており(運転資金動向を注視)。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:中央魚類株式会社
- 主要事業分野:水産物卸売事業(中核)、冷蔵倉庫事業、不動産賃貸事業、荷役事業
- 代表者名:代表取締役社長執行役員 今村 忠如
- 報告概要:
- 提出日:2025年7月31日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年6月30日)
- セグメント:
- 水産物卸売事業:量販店・業務筋向け中心の卸売
- 冷蔵倉庫事業:保管・倉庫サービス
- 不動産賃貸事業:賃貸収入
- 荷役事業:港湾等での荷役サービス
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):4,315,300株
- 期末自己株式数:321,046株
- 期中平均株式数(四半期累計):3,994,254株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料(第1四半期)公表済
- 決算説明会/IRイベント:開催の有無記載なし(–)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期のみ。四半期単独の会社予想は未提示)
- 売上高:38,572百万円(前年同期比+5.5%)→ 通期予想150,000百万円に対する進捗率25.7%(概ね季節配分どおり)
- 営業利益:963百万円(前年同期比▲14.2%)→ 通期予想3,300百万円に対する進捗率29.2%
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:605百万円(前年同期比▲23.5%)→ 通期予想2,500百万円に対する進捗率24.2%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:量販店・業務販路での販売好調による売上増
- 下振れ要因:仕入コストの上昇による売上総利益率低下、基幹システム導入に伴う費用の増加(特に水産物卸売事業)
- 冷蔵倉庫は取扱数量減で売上減だが荷役費削減で利益改善
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。第1四半期の進捗は売上・営業利益とも大きな乖離はなく、現時点で計画未達を示す修正は無し。ただし仕入価格や需要変動、運転資金(短期借入増)などの外部要因がリスク。
財務指標
- 財務諸表の要点(第1四半期末 2025/6/30、単位:百万円)
- 資産合計:76,420(前期末 74,760 → +1,660)
- 負債合計:42,411(前期末 40,948 → +1,462)
- 純資産合計:34,009(前期末 33,811 → +197)
- 収益性(第1四半期累計)
- 売上高:38,572百万円(前年同期比 +5.5% / +2,009百万円) (良い:増収)
- 売上総利益:3,799百万円(前年同期比 +0.6%)
- 販管費:2,836百万円(前年同期比 +6.9%)
- 営業利益:963百万円(前年同期比 ▲14.2% / ▲160百万円) 営業利益率 = 2.50%(前年同期 ≒3.07%) (悪い:率低下)
- 経常利益:1,212百万円(前年同期比 ▲8.1%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:605百万円(前年同期比 ▲23.5%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):151.58円(前年同期 198.16円、▲23.5%)
- 進捗率分析(通期予想との比較)
- 売上高進捗率:25.7%(38,572 / 150,000) → 通常ペース(四半期比で概ね均等配分なら25%が目安)
- 営業利益進捗率:29.2%(963 / 3,300) → やや良好(ただし前年同期比では低下)
- 純利益進捗率:24.2%(605 / 2,500) → 標準的
- 過去同期間(前年同期)の進捗と比べると売上は増、利益面は落ちているため年間業績は費用動向に左右される
- 財務安全性
- 自己資本比率:42.2%(安定水準。前年同期 42.9%) → 良好(目安40%以上は安定)
- 流動比率(流動資産31,595 / 流動負債23,378):約135%(流動性は確保されている)
- 有利子負債(概算):短期借入金5,975 + 長期借入金13,071 = 19,046百万円。現預金6,085を差し引いたネット有利子負債 ≒12,961百万円。自己資本(参考値32,269)に対するネットD/E ≒0.40(まずまず)。
- 効率性:
- 減価償却費(第1Q累計):559百万円(前年 554)
- 売上高営業利益率は低下(3.07%→2.50%)、収益性の悪化が見られる
- セグメント別(第1Q vs 前年同期、単位:百万円)
- 水産物卸売:売上 36,384(+6.1%)、セグメント利益 476(▲32.7%) — 売上は増だが利益率低下(仕入高・システム費増)
- 冷蔵倉庫:売上 1,885(▲3.7%)、セグメント利益 321(+17.5%) — 取扱数量減も費用削減で利益改善
- 不動産賃貸:売上 166(+6.4%)、利益 155(+11.5%)
- 荷役:売上 136(▲2.9%)、利益 9(+398.3%) — 利益率改善
- 財務の解説:売上は増加しているものの、主力セグメントでの仕入価格上昇および基幹システム関連費用が利益圧迫。流動性は確保されているが短期借入の増加が見られるため運転資金管理に注意。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期 実績:期末 120.00円(年間合計 120.00円)
- 2026年3月期(会社予想):中間 120.00円、期末 120.00円(合計 240.00円)→(注記:資料の表記に基づく)
- 予想EPS(通期):625.87円(会社予想)に対する配当性向(予想)=240 / 625.87 ≒ 38.3%(配当性向はやや高め)
- 配当利回り:–(株価データなしのため算出不可)
- 特別配当の有無:なし
- 株主還元方針:自社株買い等の記載なし(–)
セグメント別情報(要点)
- 水産物卸売事業:売上は好調(量販・業務筋が牽引)が、仕入コスト上昇と基幹システム導入関連費で利益大幅減(セグメント利益▲32.7%)。利益率改善が課題。
- 冷蔵倉庫事業:取扱数量減→売上減だが保管料値上げや荷役費削減で利益増(セグメント利益+17.5%)。
- 不動産賃貸・荷役:小規模ながら利益率改善が進む。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内に中期計画の詳細記載なし(–)。
- KPI達成状況:特定KPIは資料に記載なし(–)。総じて通期計画は据え置きで、Q1の進捗は概ね計画に沿うが利益面の改善が中期目標達成の鍵。
競合状況や市場動向
- 競合比較:資料に同業他社比較データなし(–)。
- 市場動向:国内は雇用・所得改善やインバウンド回復で需要は持ち直しつつも、食品等の物価上昇が個人消費へ影響する可能性を指摘。原料価格・為替等の外部要因が収益に影響。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想は変更なし(売上150,000百万円(+0.1%)、営業利益3,300百万円(+2.2%)、当期純利益2,500百万円(+13.8%))
- 次期予想:資料に記載なし(–)
- 会社予想の前提条件:詳細記載なし(為替・原油等の前提は–)
- 予想の信頼性:会社は通期据え置き。第1Qは売上進捗良好だが、原材料費動向や販売数量変動、システム関連費の期内計上状況が結果に影響するため慎重に見極める必要あり。
- リスク要因:仕入価格上昇、取扱数量の減少、景気・個人消費の減速、海外貿易環境の変動、運転資金需要による短期借入増加等。
重要な注記
- 会計方針の変更:該当事項なし。
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理:税効果会計は通期の見積実効税率を用いて四半期に按分(詳細は注記参照)。
- 連結範囲の変更:該当事項なし。
- その他:添付資料に四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない旨。減価償却費(第1Q累計)559百万円。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8030 |
| 企業名 | 中央魚類 |
| URL | https://www.chuogyorui.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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