2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社側は通期予想の修正なし。中間実績は会社予想との直接比較資料は無いが、通期予想に対する進捗は売上高40.5%、営業利益6.3%、親会社株主に帰属する当期純利益11.4%で、営業利益は通期に対する進捗が低い(下振れ懸念)。
  • 業績の方向性:売上高は減収(51,459百万円、△4.5%)、営業利益は増益(406百万円、+129.3%)と混在(増収減益ではなく「減収増益」)。
  • 注目すべき変化:受注高が68,171百万円で前中間期比+19.6%と大幅増加、次期繰越高も44,768百万円(前中間期38,114)に増加。一方で前年中間期は有価証券売却益(607百万円)があり特別利益が大きかったため、中間純利益は前年同期比△22.1%。
  • 今後の見通し:会社は原材料(アスファルト等)価格の不透明性を前提に、通期予想(売上127,000百万円、営業利益6,500百万円)は据え置き。中間の進捗を見ると営業利益は通期想定に対する進捗が低く、第3・第4四半期での回復・利幅改善が必要。
  • 投資家への示唆:受注・次期繰越高の増加はポジティブ(将来売上の下支え)。ただし、通期営業利益の達成には下期の工事進捗と原材料価格の動向が鍵。中間での有価証券売却益の差が純利益に影響している点に注意。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:東亜道路工業株式会社
    • 上場コード:1882(東証)
    • 主要事業分野:舗装・土木などの建設事業、および建設材料の製造販売・環境事業等
    • 代表者名:代表取締役社長 森下 協一
    • URL:https://www.toadoro.co.jp/
    • 問合せ先:執行役員 経理部長 戸倉 克夫 TEL 03-3405-1812
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月7日
    • 対象会計期間:2025年4月1日~2025年9月30日(第2四半期・中間期、連結)
    • 決算補足説明資料:無、決算説明会:無
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月7日
    • 配当支払開始予定日:2025年12月2日
  • セグメント:
    • 建設事業:舗装工事・土木工事の請負(受注・施工)
    • 製造販売・環境事業等:建設材料(アスファルト等)の製造販売、環境関連事業等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式):50,394,730株
    • 期末自己株式数(中間期):4,183,192株
    • 期中平均株式数(中間期):46,111,240株
    • 時価総額:–(資料なし)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:本資料(2025/11/07)にて実施
    • 株主総会:–(本資料に未記載。通常は3月期決算:2026年開催予定)
    • IRイベント:決算説明会無し(本中間期)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社が中間目標を公表していないため、通期予想に対する達成率で算出)
    • 売上高:51,459百万円、通期予想127,000百万円に対する達成率 40.5%
    • 営業利益:406百万円、通期予想6,500百万円に対する達成率 6.3%
    • 経常利益:552百万円、通期予想6,600百万円に対する達成率 8.4%
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:469百万円、通期予想4,100百万円に対する達成率 11.4%
  • サプライズの要因:
    • 営業利益は増加(+129.3%)したが、前年同期に計上された投資有価証券売却益(607百万円)が前年に利益を押し上げており、特別利益差(前年>当期)が中間純利益を押し下げた。売上高はやや減少しているが、売上総利益率の改善と費用コントロールで営業益は改善。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き。中間の営業利益進捗が低いため、下期での利益回復(受注の消化、原材料コスト抑制)が必要。原材料価格上昇リスクが大きなキー要因。

財務指標(要点)

  • 損益(中間累計、百万円、対前年%)
    • 売上高:51,459(△4.5%/△2,422百万円)
    • 売上原価:46,676
    • 売上総利益:4,783(+9.2%)
    • 販管費:4,376(+4.1%)
    • 営業利益:406(+129.3%)
    • 経常利益:552(+71.8%)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:469(△22.1%)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):10.19円(前年13.04円、△22.0%)
  • 主要貸借対照表(中間末、百万円)
    • 総資産:81,392(前期末90,721より△9,329)
    • 純資産:53,322(前期末56,931より△3,608)
    • 自己資本比率:63.7%(安定水準)
    • 流動資産:50,062、流動負債:24,795、流動比率:約202%(良好)
    • 負債合計:28,069、負債/純資産(負債比率):約52.7%(中程度)
  • キャッシュ・フロー(中間累計、百万円)
    • 営業CF:+6,584(前中間期 −1,531 → 大幅改善)
    • 投資CF:△862(前中間期 △265)
    • 財務CF:△7,561(前年 △3,587、主に配当支払4,165百万円、短期借入金の返済等)
    • フリーCF(概算):約+5,722百万円(営業CF+投資CF)
    • 現金及び現金同等物期末:10,468(△1,839)
  • 収益性・効率性
    • 売上高営業利益率:406/51,459 = 約0.79%(前年中間期約0.33% → 改善)
    • 売上総利益率:4,783/51,459 = 約9.3%(前年中間期約8.1% → 改善)
    • 総資産回転率(簡易)=売上高 / 総資産 = 51,459 / 81,392 ≒ 0.63回
  • セグメント別(中間)
    • 建設事業:売上高29,745百万円(前中間比△5.6%)、セグメント利益340百万円(+62.6%)
    • 製造販売・環境事業等:売上高21,713百万円(前中間比△2.9%)、セグメント利益1,276百万円(+20.6%)
    • セグメント計利益合計1,616百万円から全社費用等を調整して営業利益406百万円
  • 財務の解説(背景)
    • 受注高と次期繰越高の増加が今後売上を下支えする一方、現金預金や受取手形の減少、配当金支払(4,165百万円)により純資産・現金は減少。短期借入金を2,500百万円返済しているため財務は堅実。

(注)数値は資料記載の百万円単位。自己資本比率63.7%(安定水準)。流動比率約202%(良好)。

配当

  • 中間配当:45円(支払予定:2025年12月2日)
  • 期末配当(予想):45円
  • 年間配当予想:90円(前回予想から修正なし)
  • 配当性向(予想ベース):年間配当90円 ÷ 1株当たり当期純利益88.72円 = 約101.5%(高水準)※注:本指標は会社公表のEPS・配当を用いて算出
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:自己株式取得および譲渡制限付株式による処分の実績あり(当中間期に自己株式取得・処分を実施)。詳細は別途方針開示参照。

セグメント別情報

  • 建設事業
    • 受注高:46,457百万円(+34.1%)
    • 売上高(中間):29,745百万円(△5.6%)
    • セグメント利益:340百万円(+62.6%)
    • コメント:受注の伸長が顕著。完成工事高は減少しているが利益率は改善。
  • 製造販売・環境事業等
    • 売上高(中間):21,713百万円(△2.9%)
    • セグメント利益:1,276百万円(+20.6%)
    • コメント:売上はやや減少するも、収益性は改善している(材料コスト管理や価格転嫁等の効果と推定)。
  • 戦略・見通し:受注増を下地に下期での売上・利益貢献が期待されるが、原材料価格動向が継続リスク。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画との整合性:資料では中期計画に基づく成長投資・人材育成を継続と記載。受注増・次期繰越高増は計画の下支え材料。
  • KPI達成状況:受注高や次期繰越高は改善。営業利益の通期達成には下期でのマージン回復が必要。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:公共インフラ投資、防災・減災、GX/DX関連の政策支援で建設投資は底堅い。一方で原材料(アスファルト等)、燃料、人件費高騰が収益を圧迫するリスク。
  • 競合比較:本資料に同業比較データ無しのため詳細比較は不可だが、自己資本比率63.7%・受注高増加は財務的・受注基盤の観点から相対的に強みと評価可能。

今後の見通し

  • 業績予想:通期予想(2026年3月期)を据え置き(売上127,000百万円、営業利益6,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益4,100百万円)。会社は原材料価格の不確実性を注視。
  • 予想の信頼性:中間時点で営業利益の進捗が低いため、下期の進捗次第では修正リスクあり。会社方針は必要に応じ適時開示と明記。
  • リスク要因:原材料(アスファルト等)価格変動、燃料費、人件費、工事進捗遅延、受注の品質(採算性)、地政学リスク等。

重要な注記

  • 会計方針の変更や特有の会計処理、修正表示等は無し。
  • 当第2四半期決算短信は公認会計士・監査法人のレビュー対象外。
  • 当中間期に自己株式の取得・処分等があり、資本剰余金・自己株式に変動あり。
  • 特別利益:前中間期に投資有価証券売却益が大きく、前年比較で中間純利益の差に影響。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 1882
企業名 東亜道路工業
URL http://www.toadoro.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – 建設業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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