1. 企業情報
企業名: 中京医薬品
概要: 中京医薬品は、医薬品、健康食品、ソフトドリンク、医療機器、化粧品、日用品、衣料品、食品、そして生命保険および非生命保険のビジネスに携わっています。同社は配置薬および医薬品の製造販売、水の製造販売、および滅菌用アルコール製品の製造販売を行っています。1949年に設立され、本社は愛知県半田市にあります。
事業内容:
– 家庭医薬品・小売: 65
– 家庭医薬品・卸売: 23
– 売水: 11
– その他: 0
設立年月日: 1978年5月1日
代表者名: 米津秀二
住所: 愛知県半田市亀崎北浦町2-15-1
2. 業界のポジションと市場シェア
業界ポジション: 配置薬・医薬品大手。東海地区中心の直営店のほか一部地域でFC展開。飲料水宅配事業を拡大。
競争優位性: 東海地区での強いブランド認知と直営店舗網、宅配水事業の拡大による新たな収益源。
課題: 原材料価格の上昇、円安、物流コスト増加、人手不足による賃金コスト上昇など。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン: 配置薬および医薬品の販売、宅配水事業の拡大、商品開発・リニューアル、販売価格改定、配置薬の委託販売推進。
中期経営計画:
– 家庭医薬品の販売価格改定
– 配置薬の委託販売推進
– 商品開発・リニューアル
– 飲料水宅配市場の開拓
– 浄水型サーバーの導入
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: 医薬品の小売・卸売、水の販売、配置薬サービス。
市場ニーズへの適応力: 健康志向の消費者ニーズに応える宅配水事業の拡大。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向: 情報は提供されていませんが、浄水型サーバーの導入は技術革新の一環として挙げられます。
主力製品: 配置薬、医薬品、宅配水。
6. 株価の評価
EPS（会社予想）: 5.16
BPS（実績）: 234.02
PER（会社予想）: 39.73倍
PBR（実績）: 0.88倍
現在の株価との比較: 株価は205円で、PER 39.73倍、PBR 0.88倍となっており、業界平均PER 13.6倍、PBR 0.8倍に比べて割高に見えます。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は204円から208円の範囲で推移しており、50日移動平均線206.08円、200日移動平均線208.45円を上回る水準で推移しています。
高値圏/安値圏: 現在の株価は52週高値328円、52週安値180円の範囲内で、高値圏に近い水準です。
8. 財務諸表分析
売上高: 過去12か月で6,680百万円（前年比-13.40%減）
利益率:
– 利益率: 0.48%
– 営業利益率: 10.05%
– 資産利益率 (ROA): 2.05%
– 株主資本利益率 (ROE): 1.34%
キャッシュフロー:
– 営業キャッシュフロー: 237.5百万円
– 自由現金流 (Leverage Free Cash Flow): 92.93百万円
負債比率:
– 総負債/総資産比率: 60.81%
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 2.44%
1株配当（会社予想）: 5.00円
配当性向: 185.19%
主要株主:
– (株)マサユキコーポレーション: 12.39%
– 自社(自己株口): 6.82%
– 山田正行: 2.86%
– 日本証券金融: 2.24%
– 日本カストディ銀行(信託口): 1.78%
– 三菱UFJ銀行: 1.72%
– 知多信用金庫: 1.72%
– SBI証券: 1.68%
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近変動傾向: 直近10日間で株価は204円から208円の範囲で推移しており、上昇傾向を示しています。
株価への影響を与える要因: 原材料価格の上昇、円安、物流コスト増加、人手不足による賃金コスト上昇など。
11. 総評
中京医薬品は配置薬および医薬品の販売、宅配水事業を主要事業としており、東海地区で強いブランド認知を誇ります。経営陣は宅配水事業の拡大と商品開発に重点を置いています。財務面では売上高は減少傾向にあり、営業利益も減少していますが、自由現金流は健全です。株価は高値圏に近い水準で、PERは割高に見えますが、配当利回りは比較的高水準です。市場動向や原材料価格の上昇などリスクは存在しますが、事業モデルの持続可能性は高めです。
企業情報
| 銘柄コード | 4558 |
| 企業名 | 中京医薬品 |
| URL | http://www.chukyoiyakuhin.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
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