2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想に修正はなし。ただし第2四半期実績は通期計画に対して大きく遅れている(上振れ/下振れの明確な会社予想差異は公表されていないが、進捗は低い)。
- 業績の方向性:減収・増損(事業収益43.42百万円、前年同期比△62.6%/営業損失186.26百万円→前年は営業損失66.73百万円)。
- 注目すべき変化:研究開発費が70.24百万円→94.12百万円(+34.0%)と増加した一方で、事業収益が大幅に減少。営業損失が悪化し、中間純損失は184.45百万円(前年90.15百万円の損失)に拡大。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上788百万円、営業利益163百万円、当期純利益168百万円、EPS26.39円)は据え置き。ただし上期は赤字が大きく、下期でのマイルストーン収入や研究契約収入の顕在化が不可欠で、達成にはタイミング依存性が高い。
- 投資家への示唆:(1)業績はパートナー契約のマイルストーンや収入タイミングに依存し変動が大きい、(2)自己資本比率は高く流動性は良好だが、営業キャッシュは継続的に消費しているため、下期での収入実現状況・パイプライン進捗・提携発表を注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社 Veritas In Silico
- 主要事業分野:創薬プラットフォーム事業(mRNA標的低分子創薬プラットフォーム「ibVIS®」を用いた共同創薬研究・パイプライン創出)
- 代表者名:代表取締役社長 中村 慎吾
- 上場取引所:東証(コード 130A)
- URL:https://www.veritasinsilico.com/
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月4日(決算短信)/半期報告書提出予定日 2025年8月14日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年6月30日(2025年12月期 第2四半期・中間期、非連結、日本基準)
- 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け、個人投資家向け)
- セグメント:
- 単一セグメント:創薬プラットフォーム事業(mRNA標的低分子創薬)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:6,487,114株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(中間期):6,487,114株(前年同期:6,254,525株)
- 時価総額:–(短信に記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年8月14日
- その他(株主総会、IRイベント等):個別の開催日は記載なし(決算説明は開催済/予定あり)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社公表の通期予想との比較および達成進捗)
- 売上高(事業収益)
- 中間実績:43.42百万円(千円表示:43,420千円)
- 通期会社予想:788百万円(788,000千円)
- 進捗率:約5.5%(43.42 / 788 = 5.51%)→ 通常の上半期進捗としては低い
- 営業利益
- 中間実績:△186.26百万円(△186,259千円)
- 通期会社予想:163百万円(163,000千円)
- 進捗:上半期で大幅赤字のため通期予想達成のためには下期で大幅な黒字転換が必要
- 純利益(当期純利益)
- 中間実績:△184.45百万円(△184,448千円)
- 通期会社予想:168百万円(168,000千円)
- 進捗:上期赤字のため達成には下期の収益実現が必須
- サプライズの要因(上振れ/下振れの主な理由)
- 事業収益の大幅減は、共同創薬研究に基づく研究支援金やマイルストーン収入のタイミング差に起因(前年同期に比べて認識が少なかったことが主因と示唆)。
- 費用面は研究開発費が増加(+23.88百万円)し、販売費及び一般管理費(人件費等)も増加。結果として営業損失が拡大。
- 営業外では定期預金の受取利息などで若干の収益(3.15百万円)あり。
- 通期への影響
- 会社は通期予想を据え置き。ただし上期の実績から見ると、下期でマイルストーン収入や契約収入の回復が不可欠で、達成可能性は「タイミング依存」で高い不確実性がある(会社も注記でリスクを明示)。
財務指標(要点)
- 財務諸表(主要数値、単位は百万円表記)
- 事業収益(売上):43.42百万円(前年中間期 115.998百万円、前年同期比 △62.6%)
- 研究開発費:94.12百万円(前年 70.24百万円、+34.0%)
- 販管費:135.56百万円(前年 112.49百万円、+20.5%)
- 事業費用合計:229.68百万円(前年 182.73百万円、+25.7%)
- 営業損失:△186.26百万円(前年 △66.73百万円)
- 経常損失:△182.85百万円(前年 △88.73百万円)
- 中間純損失:△184.45百万円(前年 △90.15百万円)
- 1株当たり中間純利益(EPS):△28.43円(前年 △14.41円)
- 財政状態(要点)
- 総資産:2,070.94百万円(前期末 2,248.96百万円、△7.9%)
- 純資産:2,025.10百万円(前期末 2,209.55百万円、△8.4%)
- 自己資本比率:97.8%(前期末 98.2% → 高水準、安定水準)
- 流動負債:45.84百万円(増加)、負債構成は小さい
- キャッシュ・フロー
- 営業CF:△147.19百万円(支出)→ 営業活動でキャッシュ消費(税引前損失等が主因)
- 投資CF:+497.79百万円(主に定期預金の払戻し500.00百万円)
- 財務CF:0(当中間期は株式発行による収入なし)
- 現金及び現金同等物(CF上):523.96百万円(前期末173.36百万円→+350.60百万円)
- 貸借対照表上の「現金及び預金」は2,023.96百万円(短信記載) → 注記や集計範囲により表示差があるため、詳細は注記参照
- 効率性
- 売上高営業利益率:上期は大幅マイナス(営業損失/売上高で大幅マイナス)
- 総資産回転率等:売上が小さいため低水準(詳細指標は–)
- セグメント別:単一セグメントのため省略
- 財務の解説
- 高い自己資本比率と流動性(流動資産に対する負債比率が低い)により財務基盤は良好。
- ただし営業キャッシュフローは赤字であるため、継続的な研究投資と収入タイミングのマネジメントが重要。
配当
- 中間配当:0.00円(実績)
- 期末配当(予想):0.00円(会社予想、修正なし)
- 年間配当予想:0.00円
- 配当利回り:–(株価情報がないため算出不可)
- 配当性向:–(赤字期のため該当なし)
- 特別配当・自社株買い:なし
セグメント別情報
- セグメント:単一(創薬プラットフォーム事業)
- 売上・収益構成:事業収益は共同研究の研究支援金・マイルストーン収入等が中心。上期はマイルストーン等の認識が少なく売上減。
- 前年同期比較:売上は△62.6%と大幅減、研究開発投資は増加。
- セグメント戦略:パートナーとの共同創薬研究を進めつつ自社パイプライン(ASO等)創出を推進。上期に三菱瓦斯化学と共同研究契約締結、塩野義製薬との研究でマイルストーン達成、ラクオリアとの研究でも低分子化合物の取得等進捗あり。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:創薬プラットフォームの事業化とパイプライン創出・提携拡大が主軸(詳細な数値目標は資料に記載なし)
- KPI達成状況:具体的KPIの数値は記載なしが、提携件数や化合物取得・特許取得は一定の進展あり(例:ASOの特許取得、複数の化合物取得、三菱瓦斯化学との共同研究)。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:同業他社との相対評価は決算短信に記載なし(→ 比較は–)。
- 市場動向:mRNA関連・核酸医薬分野は注目度が高く、製薬会社との共同研究やライセンス・マイルストーン収入が企業業績に直接影響する構造。外部環境リスク(例:米国の関税措置)について会社は現時点で特段の影響はないと記載。
今後の見通し
- 業績予想(会社公表、2025年通期)
- 売上高:788百万円(前期比 +305.1%)
- 営業利益:163百万円
- 経常利益:170百万円
- 当期純利益:168百万円(EPS 26.39円)
- 修正有無:直近の修正なし(2025年2月13日公表以降の変更なし)
- 前提条件:マイルストーン収入等の認識タイミングを含む通常の前提(詳細は添付資料参照)
- 予想の信頼性:上期で大幅赤字となっているため、下期におけるマイルストーン収入等の発生が不可欠。予想の達成は「タイミング依存」で不確実性が高い。
- リスク要因:
- マイルストーン/共同研究収入の発生タイミング
- 研究成果の不確実性(創薬リスク)
- 研究開発費の増加による支出圧力
- 外部環境(規制、為替、関税等、会社は現時点で影響なしと記載)
重要な注記
- 会計方針の変更、見積り変更:なし
- 継続企業の前提:該当事項なし
- 発行済株式に関する変動:2025年5月1日付で減資(資本金の67,175千円を資本剰余金に振替)を実施し、資本金が77,175千円→10,000千円、資本剰余金が増加。
- 税率変更影響:所得税法改正に伴う法定実効税率変更(34.59%→35.43%)を反映、影響は軽微。
- 監査・レビュー:第2四半期決算短信は公認会計士または監査法人のレビュー対象外。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 130A |
| 企業名 | Veritas In Silico |
| URL | https://www.veritasinsilico.com/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。