2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期予想の修正は無し。中間実績は会社予想に対して概ね予定どおり(通期に対する進捗:売上高49.5%、営業利益51.5%、親会社株主帰属当期純利益51.6%)。市場コンセンサスは提示資料に無く、会社予想との乖離は特段なし。
- 業績の方向性:増収増益(売上高5,247百万円、前年同期比+8.3%;営業利益2,769百万円、同+5.9%;親会社株主に帰属する中間純利益1,804百万円、同+6.0%)。
- 注目すべき変化:海外売上が堅調(海外売上3,447百万円、前年同期比+11.4%)。地域別では欧州+17.5%、米国+31.7%、インド+76.3%。一方、中国は82.1%に減少。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上高10,602百万円、営業利益5,374百万円、当期純利益3,498百万円)は据え置き。中間の進捗は概ね半期想定どおりで達成可能性は高いと想定。ただし為替・原材料・国際情勢の不確実性は留意。
- 投資家への示唆:海外(特に欧州・米国・インド)での製品展開が成長ドライバー。売上原価率はOEM比率増で上昇しており、利益率面では販管費(学会出展・認証費用等)増加を吸収しつつある点を注視。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社北里コーポレーション
- 主要事業分野:不妊治療向けの凍結保存関連製品等を中心とした医療機器事業(単一セグメント)
- 代表者名:代表取締役社長 井上 太綬
- URL: https://www.kitazato.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月13日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結 2025年4月1日~2025年9月30日
- 決算説明資料作成:有、決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
- セグメント:
- 単一セグメント(医療機器事業)として報告(注記にて単一セグメント記載)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:40,000,000株(自己株式無し)
- 期中平均株式数(中間期):40,000,000株
- 注意:2025年2月8日に普通株式1株につき200,000株の株式分割を実施(決算短信でEPS等は分割後換算で表示)
- 今後の予定:
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社が公表した通期業績予想に対する中間累計の進捗)
- 売上高:実績5,247百万円 / 通期予想10,602百万円 → 進捗率49.5%(ほぼ想定ペース)
- 営業利益:実績2,769百万円 / 通期予想5,374百万円 → 進捗率51.5%(ほぼ想定ペース)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:実績1,804百万円 / 通期予想3,498百万円 → 進捗率51.6%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:欧州・米国・インドでの販売拡大、新製品展開・新規顧客獲得(特にMedia製品が増加)。
- 下振れ要因:中国向けのスポット販売反動や販売網変更により中国・その他地域で減少。
- コスト面ではOEM比率増により売上原価率が上昇している点が利益率を押し下げる要因。
- 中間期に上場関連費用など特定の費用(営業外費用51百万円計上)が発生。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。中間進捗は均等配分ベースで正常(50%前後)であり、現時点で予想修正は不要との判断。ただし為替や原材料、国際情勢の変化がリスク要因。
財務指標
- 財務諸表の要点(百万円)
- 売上高(中間):5,247(前年同期4,843、+404、+8.3%)
- 売上総利益:3,462(前年同期3,222、+7.5%)
- 営業利益:2,769(前年同期2,616、+5.9%) 営業利益率:52.8%(2,769/5,247)
- 経常利益:2,728(前年同期2,601、+4.9%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:1,804(前年同期1,703、+6.0%)
- 1株当たり中間純利益(EPS, 中間):45.12円(前期換算後)
- 財政状態(中間期末)
- 総資産:19,895百万円(前期末19,748、+146)
- 純資産:18,414百万円(前期末18,249、+164)
- 自己資本比率:92.6%(安定水準、非常に高い)
- 負債合計:1,481百万円(前期末1,499、やや低い)
- キャッシュ・フロー(中間累計)
- 営業CF:+1,996百万円(前年同期+1,311) — 税引後支払等を除いて営業CF改善
- 投資CF:△133百万円(主に有形固定資産取得143百万円)
- 財務CF:△1,715百万円(主に配当金支払1,640百万円)
- 現金及び現金同等物:11,608百万円(前期中間末9,842 → +1,766)※資料では期末比較で+147百万円
- 安全性(目安・注記)
- 自己資本比率92.6%(安定水準、過剰な安全性を示す)
- 流動比率:流動資産14,957 / 流動負債1,399 ≒ 1,069%(非常に高い)
- 負債比率(負債/純資産):1,481 / 18,414 ≒ 8.0%(低い)
- 効率性
- 売上高営業利益率:約52.8%(高水準。製品ミックス等の影響を反映)
- 総資産回転率:売上高5,247 / 総資産19,895 ≒ 0.26回/年(業界基準との比較は要確認)
- セグメント別:単一セグメント(医療機器)での報告のため、詳細は製品別・地域別記載に依拠
- 製品別動向:Media(1,977百万円、+16.0%)、CryoDevices(1,354百万円、+0.7%)、医療機器(1,243百万円、+7.9%)、MicroToolsほぼ横ばい
- 地域別:欧州1,924(+17.5%)、米国549(+31.7%)、中国275(△17.9%)、インド310(+76.3%)
配当
- 配当実績・予想:
- 中間配当(第2四半期末):0.00円(2026年3月期中間)
- 期末配当(予想):41.00円
- 年間配当予想:41.00円(修正なし)
- 配当支払総額:予想ベースで41円 × 40,000,000株 = 1,640百万円(中間にて支払実績1,640百万円)
- 配当性向:1,640 / 3,498 ≒ 46.9%(概算、やや高めの還元)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自社株買いの言及は無し(現時点)
セグメント別情報
- 事業セグメント:単一(医療機器事業)
- 製品区分別(中間、百万円・前年同期比)
- Media:1,977(+273、+16.0%)
- CryoDevices:1,354(+9、+0.7%)
- 医療機器:1,243(+90、+7.9%)
- MicroTools:551(ほぼ横ばい)
- その他:120(+31、+35.3%)
- 地域別貢献:
- 日本:1,800(+52、+3.0%)
- 海外合計:3,447(+351、+11.4%) — 欧州・米国・インドが牽引
- 戦略/見通し:
- 欧州・米国での新製品展開と現地認証取得推進、代理店ネットワーク強化が成長ドライバー。中国は前期のスポット需要反動で減少したため注視。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料上の明確な中期数値目標の記載は無し(進捗は「海外展開強化、認証取得、新社屋・自動化設備投資」など戦略的投資を継続)
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内は不妊治療分野の関心が高く、海外では治療アクセス拡大の追い風。為替や原材料、地政学リスクは注意点として会社も言及。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無し):売上高10,602百万円(+2.9%)、営業利益5,374百万円(△7.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益3,498百万円(△7.7%)、1株当たり当期純利益87.46円
- 会社は通期予想の前提として「海外販売堅調、費用は人員強化・学会参加・認証取得・新社屋・自動化設備投資を計画どおり実施」と説明
- 予想の信頼性:中間進捗はほぼ均等配分であり、現時点では予想達成可能性は高いと会社は見ているが、外部環境の変動リスクは残る(為替、原材料、国際情勢等)
- リスク要因(主なもの):
- 為替変動、原材料価格上昇
- 特定地域(中国等)の需要変動や販売網の変更
- 海外認証取得の遅延や費用増
- 規制・地政学リスク
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用あり(税金費用の計算方法等、詳細は注記参照)
- 第2四半期決算短信は公認会計士や監査法人のレビュー対象外(注記あり)
- その他:2025年2月の大幅株式分割に関する注記(EPS等は分割後換算)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 368A |
| 企業名 | 北里コーポレーション |
| URL | https://www.kitazato.co.jp/ja |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 精密機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。