2025年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想に対して総じて上振れ。第3四半期累計の業績進捗は売上高進捗率約74.7%、営業利益進捗率約82.8%、親会社株主に帰属する当期純利益は通期予想を上回る進捗(約119.0%)。配当予想は増配(期末含め年間10円に修正)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+14.2%、営業利益+49.8%、親会社株主に帰属する四半期純利益+41.2%〔前年同期比〕)。
- 注目すべき変化:ライフデザイン事業の売上が前年同期比+116.4%と急伸。K Village事業を新設(第1四半期から)し、GROWBINGの連結化によるのれん増加(約812,621千円)が発生。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上高2,000百万円、営業利益360百万円、当期純利益156.2百万円)に対し第3四半期までの進捗は良好。特に純利益は既に通期見通しを上回っており、達成可能性は高いと判断される(ただし会社は業績予想を修正済み)。
- 投資家への示唆(助言ではなく着目点):(1)セグメント構成の変化(K Village独立、GROWBING連結)で収益基盤が拡大している点、(2)収益性改善により営業利益進捗が売上進捗を上回っている点、(3)短期借入の増加など資金調達動向と返済スケジュールに注意。配当増額は株主還元意欲の表れ。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社IBJ
- 主要事業分野:婚活プラットフォーム運営(加盟店事業、直営店運営、マッチング・婚活パーティー、ライフデザイン関連、語学・趣味等のK Village事業等)
- 代表者名:代表取締役社長 石坂 茂
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月12日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計)
- 決算補足説明資料の有無:有(説明会あり:機関投資家・アナリスト向け、11/17予定)
- セグメント:
- 加盟店事業:加盟相談所向けサービス(開業支援、新規加盟等)
- 直営店事業:IBJメンバーズ等の直営結婚相談所運営
- マッチング事業:婚活パーティー・イベント等
- ライフデザイン事業:ウエディング、保険等のライフ関連サービス
- K Village事業:語学・音楽等趣味・コミュニティ事業(第1四半期から独立セグメント化)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):42,000,000株
- 期末自己株式数:4,128,406株
- 期中平均株式数(累計):37,837,023株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:機関投資家・アナリスト向け(2025/11/17)
- 株主総会:–(資料に記載なし)
- IRイベント:説明会動画・補足資料を同社HPに掲載予定
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(当第3四半期累計 / 通期会社予想に対する進捗)
- 売上高:14,946百万円。通期予想20,000百万円に対する進捗率 約74.7%(通期達成に向け良好)。
- 営業利益:2,979百万円。通期予想3,600百万円に対する進捗率 約82.8%(達成可能性高い)。
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,859百万円。通期予想1,562百万円に対する進捗率 約119.0%(既に通期見通しを上回る水準)。
- サプライズの要因:
- ライフデザイン事業の大幅伸長(売上+116.4%)とK Village事業の寄与(音楽・語学生徒数増加)が全体を牽引。
- 加盟店・直営店での新規入会者増、IBJ課金会員数増加によりプラットフォーム内活動活性化(お見合い件数増)。
- マッチング事業は売上微減(-5.0%)だが、事業利益は増(+48.3%)とコスト構造改善。
- 持分法投資利益の計上等で営業外収益が増加(当期は約100百万円の営業外収益)。
- 通期への影響:
- 第3四半期時点で純利益は通期予想を上回っており、通期達成は高い可能性。ただし短期借入金や1年内返済予定の長期借入金が増加しており、財務面の動きは注視が必要。会社は業績予想を修正済み。
財務指標
- 財務諸表 要点(単位:百万円)
- 総資産:21,943(前期末18,465、増加3,478)
- 純資産:10,689(前期末8,970、増加1,719)
- 負債合計:11,254(前期末9,495、増加1,759)
- 収益性(第3四半期累計:2025/1-9)
- 売上高:14,946百万円(前年同期比+14.2%、増加額+1,855百万円)
- 営業利益:2,979百万円(前年同期比+49.8%、増加額+991百万円)
- 営業利益率:2,979 / 14,946 ≒ 19.9%(改善:前年は1,989/13,092 ≒ 15.2%)
- 経常利益:2,981百万円(前年同期比+50.6%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,859百万円(前年同期比+41.2%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):49.14円(前年同期:34.67円、+41.7%)
- 進捗率分析(通期会社予想比)
- 売上高進捗率:約74.7%(通常は75%前後で中間~下期偏重なら妥当)
- 営業利益進捗率:約82.8%(進捗良好)
- 純利益進捗率:約119.0%(通期見通しを既に超過)
- 過去同期間との比較:前年同期比で大幅な収益性改善(営業利益率上昇)が確認されるため、通常ペースより良好。
- 財務安全性
- 自己資本比率:45.5%(安定水準;前期末45.4%)
- 流動資産:9,823百万円 / 流動負債:7,302百万円 → 流動比率 ≒ 134.5%(短期支払能力は確保)
- 有利子負債:短期借入金1,910百万円 + 長期借入金3,164百万円 ≒ 5,074百万円(前期比増加)
- 負債/純資産比(負債合計11,254 / 純資産10,689)≈ 1.05(負債は純資産とほぼ同等規模)
- 効率性
- 売上高営業利益率の改善(約19.9%)は収益性の向上を示す。
- 総資産回転率等の詳細は資料に明示なし(–)。
- セグメント別貢献(第3四半期累計)
- 加盟店事業:売上 2,809百万円(+13.6%)、事業利益 1,915百万円(+14.8%)
- 直営店事業:売上 7,041百万円(+5.1%)、事業利益 1,749百万円(+17.9%)
- マッチング事業:売上 1,166百万円(-5.0%)、事業利益 271百万円(+48.3%)
- ライフデザイン事業:売上 1,519百万円(+116.4%)、事業利益 572百万円(+183.4%)
- K Village事業:売上 2,410百万円(+21.2%)、事業利益 363百万円(+34.0%)
- 財務の解説:
- 投資有価証券・営業投資有価証券の増加、のれんの増加(GROWBING連結による)により固定資産が増加。短期借入・1年内返済予定長期借入の増加で流動負債が増加している点は留意。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(第2四半期末):0.00円(2025年)
- 期末(予想):10.00円
- 年間配当予想:10.00円(前期は8.00円→増配)
- 配当利回り:–(株価情報なし)
- 配当性向(会社予想ベース):通期EPS予想41.24円に対し年間配当10.00円 → 配当性向約24.2%(中程度の還元水準)
- 特別配当の有無:なし
- 株主還元方針:配当増配を発表。自社株買いの言及はなし。
セグメント別情報(要点)
- 加盟店事業:開業支援は値上げの影響で一時鈍化したが、開業件数は253件(+2.0%)。新規入会者数増加(13,853名、+22.0%)で課金会員数増。
- 直営店事業:ZWEI等で新規入会者増(6,426名、+10.6%)に伴いお見合い件数堅調。
- マッチング事業:動員数増(91,179名、+11.0%)だが売上は微減。事業利益は改善。
- ライフデザイン事業:ウエディング成約件数・保険成約が急増(それぞれ+73.3%、+93.0%)し大幅伸長。
- K Village事業:韓国事業・音楽事業が拡大。音楽生徒数・FC校舎が大幅増加。
- 備考:セグメント変更(K Village独立)により前年数値は組替比較済み。GROWBING連結でライフデザインののれんが増加。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2021/1–2027/12)の目標(例:「成婚組数2万組」「加盟相談所7千社」「課金会員14万人」)達成に向け引続き拡大中。
- 進捗:課金会員数68,323名(第3Q累計:+61.3%)等、会員基盤は拡大中で中期目標に向け前進しているが、具体的KPI達成率の一覧は資料に記載なし(–)。
競合状況や市場動向
- 市場環境:マッチングアプリの普及で競争激化、信頼性・安心安全を求めるニーズ増。少子高齢化・婚姻件数減少は構造リスク。
- 競合比較:同業他社との相対評価は資料に限定的な記載のみ。プラットフォーム・直営・地域連携など多角的な事業展開で差別化を図っている。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(修正あり):売上高 20,000百万円(+12.7%)、営業利益 3,600百万円(+39.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益 1,562百万円(+2.5%)、EPS 41.24円。
- 次期予想:–(資料に記載なし)
- 会社予想の前提条件:詳細は添付資料の「連結業績予想などの将来予測情報」に記載(為替等の前提は別途参照)。
- 予想の信頼性:第3四半期時点の進捗は良好で、特に純利益は通期見通しを超過している。過去の予想達成傾向は資料範囲外(–)。
- リスク要因:
- マッチングアプリ等の競争激化、利用者行動の変化
- マクロ(個人消費、物価上昇)や少子化による市場縮小リスク
- M&A・子会社統合に伴うのれん償却や統合コスト
- 借入金増加による金利負担上昇リスク
重要な注記
- 会計方針:法人税等に関する会計基準の改正を適用(第1四半期から)。当第3四半期連結財務諸表への影響はなし。
- 連結範囲の変更:新規連結2社(株式会社デコルテ・ホールディングス、株式会社GROWBING)。これに伴いのれんが増加。
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は添付されていない。減価償却費:451,265千円、のれん償却額:155,164千円(第3四半期累計)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6071 |
| 企業名 | IBJ |
| URL | http://www.ibjapan.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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