2026年5月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想に修正は無し。四半期単独の市場予想は提示がないため比較は–。ただし通期按分ベースと比較すると営業利益・当期純利益の進捗が想定より良く、四半期実績は上振れ傾向。
- 業績の方向性:増収増益(第1四半期 売上高736,906千円:前年同期比+16.6%、営業利益44,448千円:同+170.3%、四半期純利益26,997千円:同+116.0%)。
- 注目すべき変化:営業利益率が大きく改善(第1四半期で約6.0%→前年同期約2.6%)、クラウドコマースプラットフォーム事業の利益拡大が主因。データ利活用プラットフォーム事業はまだ収益化フェーズで損失拡大(−12,792千円)。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上3,223,000千円、営業利益82,000千円、当期純利益53,000千円、配当0.00円)に修正なし。第1四半期の利益進捗は高く、通期達成可能性は低くないが、データ事業の収益化状況や大型受託案件の稼働状況に左右される。
- 投資家への示唆:当四半期は収益性改善が確認できた一方、成長投資(データ利活用プラットフォーム)による先行コストが続くため、今後は(1)EBISUMARTの大規模顧客獲得と受託案件の稼働実態、(2)EBISU PIMの収益化スピード、(3)キャッシュ残高の推移に注目すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社インターファクトリー
- 主要事業分野:クラウドコマースプラットフォーム事業(EBISUMART等)、ECビジネス成長支援事業(EBISU GROWTH等)、データ利活用プラットフォーム事業(EBISU PIM等)
- 代表者:代表取締役社長兼CEO 蕪木 登
- 上場市場・コード:東(東証) 4057
- 決算説明資料:作成有、決算説明会:開催有
- 報告概要:
- 提出日:2025年10月10日
- 対象会計期間:2026年5月期 第1四半期(2025年6月1日~2025年8月31日、非連結)
- セグメント:
- クラウドコマースプラットフォーム事業:EBISUMART等の開発・運用・保守
- ECビジネス成長支援事業:EC事業者向けの戦略立案〜実務支援(EBISU GROWTH)
- データ利活用プラットフォーム事業:商品情報一元管理等(EBISU PIM)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):4,125,700株(2026年5月期1Q)
- 期末自己株式数:90,000株
- 期中平均株式数(四半期累計):4,034,833株
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料(2025/10/10)提出済
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 売上高:736,906千円。会社の通期予想(未四半期配分)に対する進捗率22.9%(736,906 / 3,223,000)。通期按分(25%)と比較してほぼ想定内やや未達感。
- 営業利益:44,448千円。通期予想82,000千円に対する進捗率54.2%(高進捗 → 上振れ)。
- 純利益:26,997千円。通期予想53,000千円に対する進捗率50.9%(高進捗 → 上振れ)。
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:クラウドコマースプラットフォーム事業の利益率改善(原価管理・作業効率化)と、システム運用保守の堅調(GMV・PV維持)。EC支援事業は計画超過でプラス寄与。
- 下振れ要因:一部受注案件の稼働が想定を下回り売上面では計画未達の部分あり。データ事業はまだ売上計上前で費用のみ発生。
- 通期への影響:現時点で通期予想の修正は無し。第1四半期利益の進捗は良好だが、下期の受注稼働状況やデータ事業の収益化次第で変動するため、引き続き注視が必要。
財務指標
- 財務諸表の要点(千円)
- 売上高(第1Q):736,906(前年同期631,742、+16.6%)
- 売上原価:439,278(前年383,157)
- 売上総利益:297,627(前年248,584)
- 販管費:253,179(前年232,140)
- 営業利益:44,448(前年16,443、+170.3%)
- 経常利益:43,471(前年15,488、+180.7%)
- 四半期純利益:26,997(前年12,497、+116.0%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):6.69円(前年3.10円)
- 収益性
- 売上高:736,906千円(前年同期比+16.6% / +105,164千円)
- 営業利益:44,448千円(前年同期比+170.3% / +28,005千円)
- 営業利益率:約6.0%(前期同四半期:約2.6% → 改善;目安:上昇は良い)
- 経常利益:43,471千円(前年同期比+180.7%)
- 純利益:26,997千円(前年同期比+116.0%)
- EPS:6.69円(前年同期比 +3.59円)
- 進捗率分析(第1四半期)
- 通期売上高進捗率:22.9%(736,906 / 3,223,000) → 通常の等分(25%)にやや届かず
- 通期営業利益進捗率:54.2%(44,448 / 82,000) → 高進捗(良好)
- 通期純利益進捗率:50.9%(26,997 / 53,000) → 高進捗(良好)
- 過去同期間との比較:営業収益性・利益ともに大きく改善している(前年同期比で営業利益率上昇)
- 財務安全性
- 総資産:2,060,532千円(前期末2,113,494千円、△52,962千円)
- 純資産:1,207,173千円(前期末1,181,660千円、+25,512千円)
- 自己資本比率:58.6%(前期末55.9%) → 58.6%(安定水準;目安:40%以上で安定)
- 流動比率:流動資産1,292,418 / 流動負債839,691 = 約154%(流動比率154%:良好)
- 負債比率(負債合計/純資産):853,359 / 1,207,173 = 約70.7%(過度ではないが留意)
- キャッシュ関連
- 現金及び預金:343,721千円(前期末477,307千円、△133,586千円)—主に法人税等支払等で減少(注意)
- 四半期キャッシュ・フロー計算書:作成していない(注記)
- 効率性
- 総資産回転率等の詳細は未記載。売上増加に対し無形資産(ソフトウェア等)や前払費用が増加。
- セグメント別(当第1四半期)
- クラウドコマースプラットフォーム事業:売上665,182千円(+15.8%)、セグメント利益223,918千円(+38.1%) — 主力かつ高収益寄与
- ECビジネス成長支援事業:売上71,723千円(+25.6%)、セグメント利益1,470千円(前年は損失) — 収益化進展
- データ利活用プラットフォーム事業:売上0千円、セグメント損失12,792千円(前年同期損失6,310千円) — 投資期で収益化待ち
- 全社共通費(配分外):168,147千円(前年同期比+25.9%)が利益を圧迫
配当
- 配当実績と予想:
- 2026年5月期(予想):中間0.00円、期末0.00円、年間0.00円(直近公表の配当予想からの修正:無)
- 配当利回り:–(株価情報無のため算出不可)
- 配当性向:通期予想ベースで年間配当0円 → 配当性向0%(現状は無配)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自社株買い等の記載なし(–)
セグメント別情報
- クラウドコマースプラットフォーム事業
- 売上:665,182千円(前年同期比+15.8%)、セグメント利益:223,918千円(同+38.1%)
- 要因:既存顧客のGMV/PV堅調、運用保守売上の積み上げ、受託開発の一部案件で利益率改善(原価管理・効率化)
- 見通し:大規模顧客向け新製品「EBISUMART Enterprise」展開による拡大期待
- ECビジネス成長支援事業
- 売上:71,723千円(前年同期比+25.6%)、セグメント利益:1,470千円(前年は損失)
- 要因:EBISU GROWTHの案件獲得、展示会等での引き合い増
- 見通し:引き合い増で伸長期待だが利益率は案件構成に依存
- データ利活用プラットフォーム事業
- 売上:0千円(サービス開始後まだ売上計上がない)、セグメント損失:12,792千円(前年同期比損失拡大)
- 要因:2025年2月提供開始のEBISU PIMはプロモーション・機能拡充段階で収益化未達
- 見通し:収益化開始時期・顧客獲得ペースが鍵
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:セグメント拡大(2024年5月期からサービス領域拡大)に基づく投資継続。今回の結果はクラウド事業の収益基盤強化と、新規事業への投資フェーズ継続の両面を示す。
- KPI達成状況:具体KPIは記載なし。主要KPI(GMV/PV、顧客獲得、大規模顧客導入)に改善傾向あり(記述ベース)。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との具体比較データは記載なし(–)。ただしECプラットフォーム分野は競争激しく、セキュリティ認証(ISO/IEC27001、PCI-DSS準拠)取得は競争上のプラス要因。
- 市場動向:国内ECは依然拡大傾向だが、物価上昇等で消費マインド悪化リスクあり(会社コメント)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(未修正):売上3,223,000千円(+12.5%)、営業利益82,000千円(-58.0%)、経常利益77,000千円(-59.3%)、当期純利益53,000千円(-61.0%)、EPS予想13.00円
- 次期予想:–(未記載)
- 会社予想の前提:特記無し(為替・原油等の前提は開示なし)
- 予想の信頼性:第1四半期の利益進捗は高いが、通期では下期の受注稼働、データ事業の収益化に依存するため、慎重に評価すべき。会社は予想を保守的に維持している可能性あり。
- リスク要因:大型受託案件の稼働遅延、データ事業の収益化遅延、消費マインド低下、情報セキュリティ事故、現金残高の減少(税金支払等)による短期資金繰り。
重要な注記
- 会計方針:変更無し(会計基準改正・見積り変更等なし)
- 四半期財務諸表に対する監査レビュー:無し(注記)
- その他:四半期キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記)。セグメント名変更(2025年5月期第1四半期より「データ利活用プラットフォーム事業」へ)があったが内容に影響なし。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4057 |
| 企業名 | インターファクトリー |
| URL | https://www.interfactory.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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