2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:公表済の通期予想に対する修正は無し。中間期実績・会社予想間での明確なサプライズは無し(会社予想からの修正なし)。
  • 業績の方向性:売上高はほぼ横ばい(増収ほぼ横ばい、前期比△0.1%)だが、費用圧縮で営業損失は縮小(減損幅縮小=増収増益ではなく「損失幅の改善」)。
  • 注目すべき変化:前年同期に比べ営業損失が△61,189千円→△28,801千円と損失幅が大幅改善(改善額約32.4百万円、約52.9%改善)。営業キャッシュフローはマイナスから改善して54,821千円のプラスに。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上3,700百万円、営業利益50百万円)から見ると中間期の売上進捗は約48.2%で順調に見えるが、営業利益は中間期で△28.8百万円と赤字のため、通期で黒字化するには下期で大幅な収益回復が必要(下期で約78.8百万円の営業利益計上が必要)。
  • 投資家への示唆:短期的には「損失幅縮小」と「営業キャッシュフロー好転」がポジティブポイント。だが通期黒字化には下期での顧客集中施策(カスタマーサクセス、大規模案件)とコストコントロールの継続が不可欠で、引き続き進捗を確認する必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:アディッシュ株式会社
    • 主要事業分野:カスタマーリレーション事業(カスタマーサポート、コミュニティ運営支援等。SaaS関連企業向けのカスタマーサクセス支援を注力)
    • 代表者名:代表取締役 江戸 浩樹
    • URL: https://www.adish.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月14日
    • 対象会計期間:2025年1月1日~2025年6月30日(2025年12月期 第2四半期・中間)
    • 決算説明資料:作成有、決算説明会(動画配信予定)
  • セグメント:
    • 単一セグメント:カスタマーリレーション事業(記載省略)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):2,002,870株(2025年中間期)
    • 期中平均株式数(中間期):1,824,981株
    • 期末自己株式数:38,310株
    • 時価総額:–(記載なし)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年8月14日
    • 決算説明会(動画配信予定)
    • 株主総会・その他IRイベント:–(決算短信に具体日程は記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社の通期予想との対比は「通期予想は未変更」)
    • 売上高:1,783,529千円(前年中間1,785,818千円、前年同期比△0.1%)。通期予想3,700,000千円に対する進捗率:約48.2%(通常の上期進捗率として概ね順調)。
    • 営業利益:△28,801千円(前年中間△61,189千円で損失幅縮小)。通期予想営業利益50,000千円に対する進捗はマイナス(現状は赤字のため単純進捗率は不適切)。通期で50百万円に到達するには下期で約78.8百万円の営業利益が必要。
    • 純利益:親会社株主帰属中間純損失△27,779千円(前年中間△63,213千円、損失幅改善)。通期予想親会社帰属当期純利益50,000千円に対する進捗はマイナス(下期で約77.8百万円の純利益が必要)。
  • サプライズの要因:
    • 収益面:売上は横ばいだが売上原価は増加(売上原価1,315,489千円、売上総利益は減少)一方で販売費及び一般管理費(販管費)を大幅に削減(496,840千円、前年同期比約△10.7%)したことにより営業損失が縮小。
    • キャッシュ面:売上債権の減少や契約負債の増加により営業CFが大幅改善(営業CF +54,821千円)。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想の修正を行っていないが、中間期の赤字を下期で補い通期黒字化を達成するには下期で大幅な利益確保が必要。下期の受注/単価/案件組成の改善およびコスト管理の継続が前提。

財務指標(要点)

  • 損益(中間・千円):
    • 売上高:1,783,529(前年同期1,785,818、△0.1%)
    • 売上総利益:468,039(前年494,974、△5.4%)
    • 販売費及び一般管理費:496,840(前年556,164、△10.7%)
    • 営業利益(損失):△28,801(前年△61,189、損失幅改善)
    • 経常利益(損失):△16,149(前年△46,156、改善)
    • 親会社株主に帰属する中間純損失:△27,779(前年△63,213、改善)
    • 1株当たり中間純損失:△15.22円(前年△36.69円)
  • 貸借対照表(中間末、千円):
    • 総資産:1,227,936(前期末1,340,372、△112,436千円、△8.4%)
    • 流動資産:1,043,437(主に受取手形・売掛金・契約資産の減少)
    • 総負債:788,807(前期末988,313、△199,506千円、負債減少)
    • 純資産:439,128(前期末352,058、+87,070千円、+24.7%)
    • 自己資本比率:35.2%(前期末25.8%→改善。目安:40%以上が安定水準。35.2%は改善傾向だが目安未達)
  • キャッシュ・フロー(中間累計、千円):
    • 営業CF:+54,821(前年中間 +2,250、好転。流動性改善)
    • 投資CF:△1,239(前年△5,627)
    • 財務CF:△47,464(前年 +81,030。長期借入金返済等により資金支出)
    • 現金及び現金同等物:585,030千円(期首579,323千円、+5,706千円)
  • 進捗率分析(通期予想に対する中間実績)
    • 売上高進捗率:約48.2%(通期3,700百万円に対して良好)
    • 営業利益進捗率:赤字のため単純比較不可。通期50百万円達成には下期で約78.8百万円の営業利益が必要
    • 純利益進捗率:同上。通期50百万円達成には下期で約77.8百万円の純利益が必要
  • 財務安全性・効率性
    • 流動比率(=流動資産/流動負債):1,043,437 / 676,729 ≒ 1.54(短期支払能力は概ね良好)
    • 負債比率(総負債/純資産):788,807 / 439,128 ≒ 1.80(ややレバレッジあり)
    • 自己資本比率:35.2%(前期25.8%→改善。40%未満のため完全に余裕ありとは言えないが改善中)
    • 総資産回転率等:売上高 / 総資産 = 1,783,529 / 1,227,936 ≒ 1.45(年換算では参考値、やや効率的)
  • セグメント別:単一セグメント(カスタマーリレーション)での記載のみ。

配当

  • 中間配当:0.00円(実績)
  • 期末配当(予想):0.00円(会社予想に修正無し)
  • 年間配当予想:0.00円
  • 配当利回り:–(株価不明のため算出不可)
  • 配当性向:–(純利益が赤字のため算出不可)
  • 株主還元方針:特記事項無し(直近での配当対象外)。自己株式処分(株式報酬)あり。

セグメント別情報

  • セグメント:カスタマーリレーション事業(単一)
    • 売上・利益構成:全社に一括記載(セグメント別開示省略)
    • 前年同期比較:売上ほぼ横ばい、販管費削減で損失縮小
    • 戦略・施策:SaaS業界向けにカスタマーサクセスや大規模サポート案件へ経営資源を集中。クラウドワークスとの業務提携、Discord運営支援サービスの提供開始などで成長分野を拡充。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料中に具体的数値目標の詳細記載なし(–)
  • KPI達成状況:明示的なKPIの記載無し(事業集中・コスト配分の改善を進めている旨記載)

競合状況や市場動向

  • 市場動向:SaaS市場は成長基調(国内で2023年に1.4兆円超と記載)、生成AIの台頭で需要変化が加速。
  • 競合優位性:当社はカスタマーサクセスに注力、クラウドワークス提携やDiscord支援などのサービス拡充で差別化を図るが、同業には大手含め競合多数。詳細な比較データは資料に記載無し(–)。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 2025年通期予想(変更無し):売上 3,700,000千円(+3.0%)、営業利益 50,000千円、経常利益 60,000千円、親会社株主に帰属する当期純利益 50,000千円、EPS 35.67円
    • 会社は通期見通しを維持しているが、中間の赤字を踏まえると下期の業績回復が実現要因。
  • 予想の信頼性:直近2期で営業損失・営業CFマイナスの期間があり、今期は営業CFは改善したものの継続的な黒字化は下期の実績次第。過去の達成傾向は保守的・変動があるため慎重な確認が必要。
  • リスク要因:
    • 主要顧客(SaaS企業)への依存度や市場環境変化(景気・需要停滞)
    • 為替・資本政策の影響(転換社債の転換等で株式数変動)
    • 人件費/外注費などのコスト動向
    • 継続企業に関する注記:過去複数期で損失計上があり「重要な疑義」を認識しているが、経営改善策により「重要な不確実性は認められない」と判断。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無
  • 連結範囲の変更:無
  • 第2四半期決算短信は監査(レビュー)未実施(注記あり)
  • 資本政策関連:
    • 転換社債の転換により資本金・資本剰余金が増加(各50,000千円)
    • 2025/5/1に減資実施および欠損填補(資本剰余金→利益剰余金の振替)
    • 自己株式の処分(株式報酬)により自己株式が減少

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7093
企業名 アディッシュ
URL https://www.adish.co.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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