2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 売上高・営業利益は会社予想に対する修正なし(想定範囲)。営業利益は前年同期比で上振れ(+29.4%)だが、経常利益は為替差損等で前年同期比で下振れ(△13.2%)。
- 業績の方向性: 増収増益(売上高12,315百万円、前年同期比+3.6%/営業利益916百万円、同+29.4%)。
- 注目すべき変化: 営業利益は日本・米州での価格転嫁や販売増で大幅増(日本:+60.5%、米州:+23.2%)。一方で東南アジア・中国は減収(東南アジア△13.5%、中国△15.0%)で利益は低下または赤字継続。
- 今後の見通し: 通期業績予想の修正は無し(通期売上47,700百万円、営業利益2,700百万円/当期純利益1,800百万円)。第1四半期の進捗は売上進捗約25.8%で概ね想定ペース、営業利益進捗は約33.9%と良好。
- 投資家への示唆: 単年度の収益性は上期にやや進捗しているが、経常利益は為替影響で不安定。為替感応度(為替差損益・為替換算調整勘定の変動)に注意が必要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: タイガースポリマー株式会社
- 主要事業分野: 産業用ホース、ゴムシート、ゴムマット類、自動車部品等の製造・販売(国内外に生産・販売拠点)
- 代表者名: 代表取締役社長 澤田 宏治
- 上場取引所/コード: 東証 / 4231
- URL: https://tigers.jp
- 報告概要:
- 提出日: 2025年8月6日
- 対象会計期間: 2026年3月期 第1四半期(連結、2025年4月1日〜2025年6月30日)
- 決算説明会資料: 無 / 決算説明会: 無
- セグメント:
- 日本: 産業用ホース、ゴム製品、自動車部品等(国内販売)
- 米州: 主に米国・メキシコでの自動車部品・産業用ホース販売
- 東南アジア: タイ、マレーシア等(自動車部品等)。マレーシア子会社は清算に向け事業縮小
- 中国: 家電用ホースおよび自動車部品等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数: 20,111,598株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(第1Q): 19,744,845株
- 今後の予定:
- 決算発表: –(本資料が第1Q発表)
- 株主総会: –(期日未記載)
- IRイベント: 無(決算説明会は無し)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想の修正は無し)
- 売上高: 12,315百万円(前年同期比+3.6%)。通期予想47,700百万円に対する進捗率 25.8%(通期に対して概ね標準的な進捗)。
- 営業利益: 916百万円(前年同期比+29.4%)。通期予想2,700百万円に対する進捗率 33.9%(上振れ傾向)。
- 純利益(親会社株主帰属): 733百万円(前年同期比+0.8%)。通期予想1,800百万円に対する進捗率 40.7%(進捗良)。
- サプライズの要因:
- 営業利益上振れの主因: 日本・米州での販売増および製品値上げ効果により売上総利益が改善。
- 経常利益が減少した主因: 為替差益の消失・為替差損計上(前期は大きな為替差益)、営業外収益の減少。一方で固定資産売却益105.8百万円が特別利益として計上されている。
- キャッシュは現金・預金が2,052百万円減少し流動資産減。
- 通期への影響:
- 業績予想の修正は無し。第1Qの進捗は売上で標準、営業利益・純利益は想定以上の進捗だが為替リスクが残るため現時点で予想維持。
財務指標
- 財務諸表の要点:
- 総資産: 59,822百万円(前期末比▲1,306百万円)
- 純資産: 45,689百万円(前期末比▲1,276百万円)
- 自己資本: 42,963百万円
- 収益性(当第1四半期: 2025/4/1–6/30)
- 売上高: 12,315百万円(前年同期比+3.6%、金額差 +424百万円)
- 営業利益: 916百万円(前年同期比+29.4%、金額差 +208百万円)
- 営業利益率: 916 / 12,315 = 約7.44%
- 経常利益: 995百万円(前年同期比△13.2%、金額差 △151百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 733百万円(前年同期比+0.8%、金額差 +5百万円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): 37.14円(前年同期 36.56円)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1Q累計進捗)
- 売上高進捗率: 25.8%(12,315 / 47,700)→ 通年で均等配分すれば標準的
- 営業利益進捗率: 33.9%(916 / 2,700)→ 進捗良好
- 純利益進捗率: 40.7%(733 / 1,800)→ 進捗良好
- 過去同期間との比較: 営業利益は前年同期より改善、経常利益は為替要因で低下
- 財務安全性:
- 自己資本比率: 71.8%(安定水準)
- 流動比率(概算): 流動資産34,791.8百万円 / 流動負債10,440.5百万円 ≒ 333%(高水準、流動性良好)
- 負債比率(総負債/総資産): 14,132.5 / 59,822.1 ≒ 23.6%(低レバレッジ)
- 効率性:
- 減価償却費は第1Qで622百万円(前年同期687百万円へ減少)
- 総資産回転率等の詳細指標は資料に算出値無し(売上/平均総資産は–)
- セグメント別(第1Q)
- 日本: 売上 5,980百万円(+8.2%)、セグメント利益 216.7百万円(+60.5%)
- 米州: 売上 5,696百万円(+3.1%)、セグメント利益 673.8百万円(+23.2%)
- 東南アジア: 売上 901百万円(△13.5%)、セグメント利益 48.0百万円(△47.6%)
- 中国: 売上 785百万円(△15.0%)、セグメント損失 △60.7百万円(前年同期は△71.9百万円)
- 財務の解説:
- 営業面は日本・米州が牽引し収益性向上。だが外国子会社の為替換算調整や為替損益の変動で包括利益は大幅マイナス(四半期包括利益 △560百万円)。現金残高の減少(▲2,052百万円)と長期借入金の増加(+175百万円)に留意。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期(実績): 年間53.00円(中間17.00円、期末36.00円)
- 2026年3月期(予想): 年間28.00円(中間14.00円、期末14.00円)
- 直近配当予想の修正: 無
- 配当利回り: 株価情報が資料にないため算出不可(→ –)
- 配当性向(予想): 想定配当総額 約563百万円(28.00円×20,111,598株)÷ 当期純利益予想1,800百万円 ≒ 31.3%(概算、妥当水準)
- 特別配当の有無: 無
- 株主還元方針: 自社株買い等の記載無し(–)
セグメント別情報
- 各セグメントの状況(第1Q)
- 日本: 価格転嫁と販売増で増収増益。高付加価値製品で利益改善。
- 米州: 産業用ホース減少を自動車部品増でカバーし増収増益。メキシコ拠点も販売増。
- 東南アジア: タイ国内向け販売減、マレーシアは清算に伴う事業縮小で減収減益。
- 中国: 家電向けホース・自動車部品の販売減で減収・赤字(ただし損失は縮小)。
- セグメント戦略等: 各地域で製品ミックスや価格政策を実施しつつ、マレーシア子会社は清算対応で規模縮小。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 資料に記載なし(–)
- KPI達成状況: 明示的KPIの記載なし(–)
- コメント: 第1Qは営業利益面で良好な進捗。中期計画との整合性は為替や地域別回復の進展に依存。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: 同業他社データの提示なし(–)
- 市場動向: 世界経済の地政学リスク、原材料・エネルギー価格上昇、米国の保護主義等の不透明要因が継続。為替変動が業績(特に包括利益・経常利益)に与える影響が大きい。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期見通し(変更無し): 売上 47,700百万円(△3.3%)、営業利益 2,700百万円(△4.7%)、経常利益 3,000百万円(△8.7%)、当期純利益 1,800百万円(△46.8%)、1株当たり当期純利益 91.16円
- 次期予想: 記載無し(–)
- 会社予想の前提条件: 為替等の前提は明記無し(–)
- 予想の信頼性: 第1Qの営業利益・純利益は進捗良好だが、経常利益は為替影響で揺れやすいため為替の動向が通期達成に与える影響は大きい。
- リスク要因:
- 為替変動(為替差損益・為替換算調整勘定の変動)
- 原材料・エネルギー価格の上昇
- 各地域(特に中国・東南アジア)の需要変動
- マレーシア子会社の清算に伴う要因
重要な注記
- 会計方針の変更や特有の会計処理: 無
- 連結範囲の変更: 無
- キャッシュ・フロー計算書: 当第1四半期連結累計期間の四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)
- その他重要事項: 包括利益が大幅マイナス(△560百万円)の主因は為替換算調整勘定の大幅減少(△1,568,617千円)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4231 |
| 企業名 | タイガースポリマー |
| URL | http://tigers.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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