2026年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社側は通期予想の修正なし。第1四半期の実績は会社予想からの修正は発表されておらず、特段のサプライズなし(市場予想との比較は記載なし)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上収益43,485百万円、前年同期比+7.7%;営業利益6,076百万円、同+9.8%)。
  • 注目すべき変化:包括利益が2,297百万円(前年同四半期比△57.8%)と大幅減少。主因は在外営業活動体の換算差額による為替差損(前期は為替益)。営業ベースは好調も為替差の影響で包括利益が縮小。
  • 今後の見通し:通期予想(売上収益193,160百万円、営業利益31,220百万円、親会社帰属当期利益18,450百万円)は据え置き。第1四半期の進捗は売上約22.5%、営業利益約19.5%、親会社帰属当期利益約18.5%で、季節偏在(第2・第4四半期が繁忙期)を踏まえると現時点で修正は見送られている。
  • 投資家への示唆:営業収益性は改善傾向(増収かつ営業増益)だが、海外(米国・その他)比率が高まる中で為替の変動が包括利益に大きく影響する点に注意。また自己資本比率は26.7%と低め(要注視)。

基本情報

  • 企業概要:
  • 企業名:株式会社ラウンドワン
  • 主要事業分野:屋内型複合レジャー施設の運営(ボウリング、アミューズメント(クレーンゲーム含む)、カラオケ、スポッチャ、飲食等)および海外展開(米国、中国等)
  • 代表者名:代表取締役社長 杉野 公彦
  • URL:https://www.round1-group.co.jp/
  • 報告概要:
  • 提出日:2025年8月8日
  • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)
  • 決算説明会:有(機関投資家向け)
  • 決算補足説明資料:作成有
  • セグメント:
  • 日本:国内の屋内型複合レジャー施設運営(ボウリング、アミューズメント、カラオケ、スポッチャ等)
  • 米国:米国での屋内複合レジャー施設運営(ミニクレーン機増台、ジャパニーズフードホール併設を視野にした出店準備等)
  • その他:米国・中国以外の海外現地法人等(2025年4月に中国・深圳にアミューズメント専門店出店)
  • 発行済株式:
  • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):288,526,242株(2026年3月期1Q)
  • 期末自己株式数:26,288,935株
  • 四半期累計平均株式数:262,214,977株(第1四半期累計)
  • 時価総額:–(資料に株価情報なし)
  • 今後の予定:
  • 配当支払開始予定日(中間想定):2025年9月5日
  • 株主総会・IRイベント等:直近記載なし(決算説明会は開催済/予定)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績:
  • 会社予想との直接比較(四半期ベースの会社予想は非提示):通期業績予想は修正なし。
  • 通期予想に対する進捗(第1四半期累計対通期予想):
  • 売上高進捗率:43,485 / 193,160 = 約22.5%(通常の進捗/第2四半期に偏る業態のため直線比較は限定的)
  • 営業利益進捗率:6,076 / 31,220 = 約19.5%
  • 親会社帰属当期利益進捗率:3,405 / 18,450 = 約18.5%
  • サプライズの要因:
  • 上振れ要因:ミニクレーン機増台や期間限定コラボ等によりアミューズメント収入が伸長、米国での売上伸長が顕著(アミューズメント・飲食の増加)。
  • 下振れ要因:当期は営業ベースで増益だが、為替変動による換算差額がマイナス化し、包括利益を圧迫(前年同四半期は為替益で包括利益が高かった)。
  • 通期への影響:現時点では会社予想修正なし。営業面は順調だが、為替や金利(金融費用増)次第では包括利益や純利益に影響の可能性あり。

財務指標

  • 要旨(百万円、対前年同四半期%)
  • 売上収益:43,485(+7.7%、前年 40,389)
  • 売上原価:35,431
  • 売上総利益:8,053
  • 販売費及び一般管理費:1,805
  • 営業利益:6,076(+9.8%)
  • 税引前四半期利益:5,157(+7.6%)
  • 四半期利益(親会社帰属):3,405(+0.3%)
  • 基本的1株当たり四半期利益(EPS):12.99円(前年12.58円、+3.3%)
  • EBITDA:16,518百万円(前年16,139百万円、増加)
  • 調整後EBITDA:16,560百万円(前年16,238百万円、増加)
  • 収益性指標:
  • 売上高増減:+7.7%(良い)
  • 営業利益増減:+9.8%(良い)
  • 営業利益率:6,076 / 43,485 = 約14.0%(良好)
  • 売上総利益率:8,053 / 43,485 = 約18.5%(概ね良好)
  • 税引前利益増減:+7.6%
  • 親会社帰属当期利益増減:+0.3%(横ばい)
  • EPS:12.99円(前年同期比+3.3%)
  • 財政状態(単位:百万円)
  • 総資産:255,233(前期末259,914、△4,681)
  • 流動資産:61,393(前期末64,794、減少)
  • 現金及び現金同等物:51,713(微増、良好なキャッシュ保有)
  • 非流動資産:193,840(前期末195,120、減少)
  • 負債合計:186,988(前期末193,031、△6,043)
  • 流動負債:60,622(減少)
  • 非流動負債:126,365(微増)
  • 資本合計(親会社帰属持分):68,245(前期末66,883、+1,362)
  • 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率):26.7%(前期末25.7%)(低い:要注視、参考目安40%以上で安定)
  • 流動比率・負債指標(概算)
  • 流動比率 ≒ 流動資産61,393 / 流動負債60,622 = 約101%(やや低め・注意)
  • 有利子負債(社債・借入金)合計:44,556(13,521+31,035)百万円
  • リース負債合計:約113,159(27,996+85,163)百万円(大きな負債項目である点注意)
  • 手元資金(現金)と借入の単純比較:現金51,713に対し借入44,556で表面的なネットキャッシュはプラス(約7,157百万円)。ただしリース負債を考慮する必要あり。
  • 効率性:
  • 減価償却費:10,442百万円(前年10,606百万円、ほぼ横ばい)
  • 総資産回転率等は資料で直接算出不可(四半期ベースのため割愛)
  • セグメント別:
  • 売上(当第1Q連結累計):日本24,423百万円、米国18,715百万円、その他345百万円(合計43,485百万円)
  • セグメント利益:日本3,646百万円、米国2,844百万円、その他△400百万円(合計営業利益6,076百万円)
  • セグメント別成長率(前年同期比):日本+5.3%、米国+11.5%(米国の伸びが相対的に大きい)
  • 財務の解説:
  • 国内外ともに店舗施策(ミニクレーン増台、期間限定コラボ、最新機器導入等)でアミューズメント収入が増加。米国では料金見直し・ミニクレーン増台等が寄与。
  • 為替変動に伴う換算損益が包括利益に大きく影響。営業キャッシュ創出力(EBITDA)は高水準を維持。

配当

  • 配当実績と予想:
  • 直近実績(2025年3月期)年間16.00円(中間4.00円、期末4.00円)
  • 2026年3月期(予想):中間4.50円、期末4.50円、年間計18.00円(予想修正なし)
  • 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
  • 配当性向(見込み):通期予想EPS 70.37円に対し年間配当18.00円 → 配当性向 ≒ 25.6%(概算、適度な還元水準)
  • 特別配当の有無:無
  • 株主還元方針:自社株買い等の記載なし(直近の方針は配当維持・増配の姿勢が見られる)

セグメント別情報

  • 日本:
  • 売上収益:24,423百万円(前年同期23,187百万円、+5.3%)
  • セグメント利益:3,646百万円(前年3,471百万円、+5.0%)
  • 内訳動向:ボウリング微増(+0.8%)、アミューズメント+8.8%、カラオケ微減(△0.6%)、スポッチャ+5.1%。新規出店準備、機器更新・コンテンツコラボが寄与。
  • 米国:
  • 売上収益:18,715百万円(前年同期16,789百万円、+11.5%)
  • セグメント利益:2,844百万円(前年2,276百万円、+25.0%)
  • 内訳動向:ボウリング+5.2%、アミューズメント+13.0%、飲食等+11.0%、スポッチャ△7.1%。ミニクレーン増台や料金見直しが奏功。
  • その他:
  • 中国・深圳にアミューズメント専門店を出店(2025年4月)。その他セグメントはまだ規模小。
  • セグメント戦略:国内での出店継続と既存店の魅力度向上、米国でジャパニーズフードホール併設などローカライズ・差別化による拡大型出店を推進。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:詳細な数値目標は本資料に記載無しだが、出店拡大(国内外)・設備投資・コンテンツ連携を通じた成長戦略を継続している旨を記載。
  • KPI達成状況:EBITDAは前年同期比で増加し健全(16,518百万円、前年16,139百万円)。店舗拡大や設備投資による収益基盤の強化が進行中。

競合状況や市場動向

  • 競合比較:本資料に同業他社との比較はなし。一般に屋内複合レジャー市場は消費者需要やコンテンツ投下で差別化できる分、コラボ等の集客施策が鍵。
  • 市場動向:国内はクレーンゲーム需要が高さ継続、海外(米国)では日本的コンテンツや飲食の導入で差別化。為替・米国市場の消費環境が業績に影響。

今後の見通し

  • 業績予想:
  • 通期予想(据え置き):売上収益193,160百万円(+9.1%)、営業利益31,220百万円(+19.0%)、親会社帰属当期利益18,450百万円(+19.8%)、基本的1株当たり当期利益70.37円。
  • 次期予想:–(本資料に未掲載)
  • 会社予想の前提:為替等の明示的前提は記載なし。四半期特性(第2・第4が繁忙期)あり。
  • 予想の信頼性:第1四半期は営業面で堅調。過去の予想達成傾向の記載なしのため評価は限定的だが、現時点で修正なしとしている点は慎重姿勢とみられる。
  • リスク要因:
  • 為替変動(在外営業体の換算差額が包括利益に大きく影響)
  • 金利上昇による金融費用の増加(第1Qで金融費用は1,072百万円、前年867百万円と増加)
  • 出店投資・リース負債の増加による資本構成への影響
  • 消費動向の変化や競合施策の影響

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 連結範囲の変更:無し
  • 添付監査:第1四半期の要約四半期連結財務諸表に対する公認会計士等のレビューは無し
  • その他:要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていない(第1四半期)

(注)本資料は提供された決算短信を基に整理したものであり、投資助言ではありません。資料に記載のない項目は「–」で示しています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4680
企業名 ラウンドワン
URL http://www.round1.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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