2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準](連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想に対して下振れ(中間実績の進捗の悪化により通期業績予想を修正)。市場コンセンサスは提供情報に無し(–)。
  • 業績の方向性:増収減益(売上高は前年同期比 +12.6%、営業損失は拡大)。
  • 注目すべき変化:営業損失が前年中間期 △84百万円 → 当中間期 △323百万円へ大幅悪化(損失拡大が最重要点)。一方、売上は1,123百万円→1,265百万円へ増加(主にコスメ・再生医療関連の寄与)。
  • 今後の見通し:通期業績予想を修正(売上 2,840百万円、営業損失 △483百万円、当期純損失 △499百万円)。会社は当初計画の達成可能性が低いと判断し修正を実施。
  • 投資家への示唆:売上成長はあるが収益性悪化(販管費先行投資・納品遅延等)が顕著。短中期は「実行(製品投入・納品)リスク」と「キャッシュ消費」に注目すべき。

基本情報

  • 企業概要:
  • 企業名:パス株式会社
  • 主要事業分野:コスメ事業、ビューティ&ウエルネス、サスティナブル(微細藻類等)、再生医療関連、AI・テクノロジー、マーケット・エクスパンション、インベストメント事業(不動産・再エネ投資等)
  • 代表者名:代表取締役CEO 松尾 孝之
  • 報告概要:
  • 提出日:2025年11月13日
  • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期:2025年4月1日~2025年9月30日)
  • 決算説明資料:作成あり、決算説明会:無
  • セグメント(名称と概要、主な事業)
  • コスメ事業:自社化粧品ブランドの開発・販売
  • ビューティ&ウエルネス事業:機能性商品(足パッド等)、健康関連商材
  • サスティナブル事業:微細藻類、Kaginowaプロジェクト、環境機器(バイオコンポスター)
  • 再生医療関連事業:細胞培養加工施設、OEM、ヒト由来化粧品原料等
  • AI・テクノロジー事業:放射線測定装置、調査ロボット、食品自動化機器 等(子会社化により本格展開)
  • マーケット・エクスパンション事業:VTuber/ライブ配信等のマネジメント・コンテンツ配信
  • インベストメント事業:不動産収益(河津町地上権等)、再エネ関連投資
  • 発行済株式:
  • 期末発行済株式数(中間期):76,785,036株
  • 期中平均株式数(中間期):75,275,375株
  • 時価総額:–(資料に記載無し)
  • 今後の予定:
  • 次回決算発表等:–(資料に記載無し)
  • 株主総会/IRイベント:–(資料に記載無し)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想は通期に対する達成率を算出)
  • 売上高:中間実績 1,265百万円。通期(修正後)2,840百万円に対する進捗率 約44.6%(当初予算比の進捗は約29%と会社は説明)。
  • 営業利益:中間実績 △322.8百万円。通期(修正後)△483百万円に対する達成(損失の進捗)約66.9%(損失が先行)。
  • 純利益:中間実績 △320.1百万円。通期(修正後)△499百万円に対する進捗率 約64.1%。
  • サプライズの要因(上振れ/下振れの主要理由)
  • 下振れ要因:コスメの新ブランドの販促開始遅延、ビューティ&ウエルネスの新商品供給調整・展開時期変更、サスティナブル分野の装置納入遅延、AI・テクノロジー案件の受注時期の遅延等。加えて販管費の先行投資により利益を圧迫。
  • 上振れ要因:一部セグメント(再生医療のOEM等)で売上増加、インベストメント事業は地代収益で黒字寄与。
  • 通期への影響:会社は通期見通しを修正(修正有)。中間で損失が先行しており、下半期での回復が見込みにくいため通期予想を下方修正。

財務指標(要点)

  • 損益(中間・累計、対前年中間)
  • 売上高:1,265百万円(前年同期 1,124百万円、+12.6%。良い:増収)
  • 営業利益:△322.8百万円(前年同期 △84.1百万円、損失拡大。悪い)
  • 経常利益:△324.0百万円(前年同期 △78.0百万円、悪化)
  • 親会社株主に帰属する中間純利益:△320.1百万円(前年同期 △81.5百万円、悪化)
  • 1株当たり中間純利益(EPS):△4.25円(前年同期 △1.38円、悪化)
  • 連結貸借対照表(中間期末)
  • 総資産:3,153百万円(前期末 3,252百万円、減少)
  • 純資産:2,506百万円(前期末 2,475百万円、増加)
  • 自己資本比率:79.0%(前期末 75.5%)(安定水準:高い)
  • 現金及び現金同等物:97.5百万円(前期末 154.7百万円、減少)
  • キャッシュフロー(中間累計)
  • 営業CF:△181.9百万円(支出) ← キャッシュ消費(前年同期 △248.2百万円)
  • 投資CF:△199.2百万円(支出、主に有形固定資産取得)
  • 財務CF:+324.0百万円(主に新株予約権行使による資金調達)
  • 期末現金残高:97.5百万円(減少)
  • 財務安全性(目安を付記)
  • 自己資本比率 79.0%(安定水準、良い)
  • 負債合計/純資産=647.3 / 2,505.9 → 負債比率低め(約25.8%)(良い)
  • 流動比率=流動資産1,307.4 / 流動負債446.4 ≒ 293%(流動性は高い、良い)
  • ただし現金は減少傾向で営業CFは継続的マイナス(要監視:キャッシュ消費は悪い)
  • 効率性
  • 売上高営業利益率:営業損失でマイナス(改善余地大)
  • 総資産回転等の具体数値は明記無し(–)
  • セグメント別(主な寄与)
  • コスメ:売上 539.1百万円(前年同期比 +23.0%、営業損失84.1百万円に悪化)。増収だが販促先行投資で収益性悪化。
  • ビューティ&ウエルネス:売上 429.5百万円(前年同期比 △70.9百万円、約△14.2%)、営業損失39.1百万円(前年は営業利益)。
  • 再生医療関連:売上 253.8百万円(前年同期比 +73.0百万円、+40.4%)、営業損失26.0百万円(拡大)。
  • サスティナブル:売上 0.9百万円(大幅減)、営業損失29.9百万円(継続的な投資段階)。
  • AI・テクノロジー:売上 21.5百万円(新規連結)、営業損失66.9百万円(立ち上げ期)。
  • インベストメント:売上 20.0百万円、営業利益18.3百万円(黒字寄与)
  • 財務の解説:総じて自己資本は強く流動性指標も良いが、事業投資と販管費の先行で営業CFはマイナス。新株予約権行使で資金調達を行い自己資本強化を実施。

配当

  • 配当実績・予想:
  • 中間配当:0.00円(無配。良/悪の目安:無配は総じて株主還元は無い)
  • 期末・年間予想:通期予想でも年間合計 0.00円(配当政策は当面保留)
  • 配当性向:該当なし(赤字のため算出不能)
  • 自社株買い/特別配当:該当無し

セグメント別情報(要点)

  • コスメ事業:売上増(+23%)だが販促先行投資で中間は赤字化。新ブランド立ち上げ遅延が影響。
  • ビューティ&ウエルネス:主力商品の販売は堅調だが新商品の供給・展開遅延で売上減。販管費は削減傾向。
  • 再生医療関連:OEMが好調で売上増、細胞加工施設の稼働開始で中長期の期待はあるが現時点は投資負担で赤字。
  • サスティナブル:研究開発は進展(微細藻類、カギケノリ等)する一方で環境機器の納期遅延で売上未達。
  • AI・テクノロジー:三和製作所の子会社化により事業化開始。受注・納品のタイミングずれで当期は未達。
  • インベストメント:河津町地上権等で安定的な地代収益。黒字貢献。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画(2026年3月期を実質初年度)との整合性:
  • 会社は「中期計画の実質初年度」と位置付け、既存中核事業の収益性改善とAI等成長事業の拡大を掲げるが、中間期の結果は『売上は増すも収益性は悪化』であり、現時点では計画達成に向けた実行リスクが顕在。
  • KPI達成状況:具体KPI数値の記載無し(–)。事業ポートフォリオの見直し・低収益構造改革を実行予定。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:マクロでは2025年7月以降、米国の関税政策等で外需の落ち込み、住宅投資の反動で内需低迷という逆風を指摘(事業環境悪化要因)。
  • 競合他社比較:資料に具体的な同業他社比較は無し(–)。
  • 競争優位性:コスメ等で自社ブランドや再生医療とのシナジーを目指すが、実行力(販促・供給・納品)が鍵。

今後の見通し

  • 業績予想(修正後・通期):売上 2,840百万円(前年比 +26.0%)、営業損失 △483百万円(修正)、経常損失 △495百万円、親会社株主に帰属する当期純損失 △499百万円、1株当たり当期純損失 △6.57円。
  • 予想の前提条件:具体の為替・商品価格前提は資料参照箇所へ(添付資料P.6に前提の記載あり)。
  • 予想の信頼性:会社は中間結果を踏まえ当初予算を修正。過去に新株予約権行使等で資本強化を実施しているが、売上計画の実行遅れ・納期遅延等の実行リスクは残る。
  • リスク要因(主なもの):
  • 新製品の販促開始遅延・供給遅延
  • 主要顧客からの受注時期遅れ(AI/装置等)
  • 研究開発段階の事業(微細藻類等)の収益化遅延
  • キャッシュ消費の継続による追加資金調達ニーズ
  • 外部マクロ要因(関税、外需悪化、内需鈍化)

重要な注記

  • 会計上の変更:当中間期における会計方針の変更等は無し。
  • 監査レビュー:第2四半期決算短信は公認会計士/監査法人のレビュー対象外。
  • 継続企業の前提:過年度からの損失・営業CFマイナスの継続により「継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象」が存在すると明記。ただし会社は事業ポートフォリオ見直し等の対策により「重要な不確実性は認められない」と判断。
  • 主要な後発事象:2025年10月21日、木質バイオマス発電事業を行う株式会社川南バイオマス発電所の株式26.7%(取得価額 139,073千円)を取得し、持分法適用関連会社化(再エネ関連で事業拡大の一環)。

注記・留意事項:

  • 不明項目は “–” と記載しています。
  • 数値は決算短信記載値を基に百万円単位で示しました。自己資本比率79.0%(安定水準)等は良/悪の目安を併記しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3840
企業名 パス
URL http://www.pathway.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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