2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想(通期)は未修正。市場予想との比較データは提示なしのため記載不可。通期予想に対する中間進捗は、売上高進捗率47.5%、営業利益進捗率54.4%、経常利益進捗率64.8%、親会社株主に帰属する中間純利益進捗率69.5%で、利益面は進捗が良好。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高+4.3%、営業利益+30.5%、経常利益+16.0%、親会社株主帰属中間純利益+40.1%)。
  • 注目すべき変化:セグメント別では「製紙用薬品」が売上高+13.9%、営業利益+43.1%と大幅伸長。一方「電子材料」は売上高△3.0%、営業利益△96.2%と利益悪化が顕著(原材料高騰・はんだ事業の人員増加等が要因)。
  • 今後の見通し:通期予想(売上108,000百万円、営業利益3,000百万円、経常利益2,000百万円、当期純利益1,200百万円)は現時点で変更なし。中間時点の進捗・利益構成から見て達成可能性は高いが、原材料価格・欧州需要の不透明感などリスクあり。
  • 投資家への示唆:利益進捗は良好だが、セグメント間で明暗が分かれている。原材料費上昇の影響が利益圧迫につながっているため、今後もコスト転嫁・販売数量の動向に注意。

基本情報

  • 企業概要:
  • 企業名:ハリマ化成グループ株式会社
  • 主要事業分野:樹脂・化成品、製紙用薬品、電子材料、ローター(粘接着剤等)、不動産管理等
  • 代表者:代表取締役社長 長谷川 吉弘
  • URL:www.harima.co.jp
  • 問合せ先:上席執行役員 経理・財務グループ長 上辻 清隆 TEL 06-6201-2461
  • 報告概要:
  • 提出日:2025年10月31日
  • 対象会計期間:2026年3月期第2四半期(中間期) 連結 2025年4月1日–2025年9月30日
  • 半期報告書提出予定日:2025年11月7日
  • 配当支払開始予定日:2025年12月3日
  • セグメント:
  • 樹脂・化成品:塗料用樹脂、印刷インキ用樹脂、合成ゴム用乳化剤、機能性コーティング剤等
  • 製紙用薬品:紙力増強剤、サイズ剤等
  • 電子材料:はんだ付け材料、熱交換器用ろう付け材料、半導体レジスト用樹脂等
  • ローター:粘接着剤用樹脂、印刷インキ用樹脂等
  • その他:不動産管理等
  • 発行済株式:
  • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):26,080,396株(2026年3月期中間期)
  • 期中平均株式数(中間期):24,284,593株
  • 自己株式数(期末):1,770,171株
  • 時価総額:–(提示なし)
  • 今後の予定:
  • 次回決算発表(通期):会社発表のスケジュール参照(通期は2026/3期末発表)/株主総会:–/IRイベント:決算説明会の有無は未記載(決算補足説明資料作成の有無:記載ありなしの明示なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想は通期、以下は当中間累計実績):
  • 売上高:51,248百万円(通期予想108,000百万円に対する進捗47.5%) — 会社は通期予想を修正していない
  • 営業利益:1,633百万円(通期予想3,000百万円に対する進捗54.4%)
  • 経常利益:1,296百万円(通期予想2,000百万円に対する進捗64.8%)
  • 親会社株主帰属当期純利益:834百万円(通期予想1,200百万円に対する進捗69.5%)
  • サプライズの要因:
  • 上振れ要因:製紙用薬品の米国での販売先拡大による売上・利益拡大、国内販売増での樹脂・化成品の利益改善。
  • 下振れ要因:電子材料(原材料高騰、はんだ事業の人員増)、ローター(原材料・燃料費上昇)で営業利益が圧迫。
  • 通期への影響:
  • 通期予想は未修正。中間進捗は利益面で順調なため、現状では通期達成は可能性が高いが、原材料価格動向・欧州需要低迷・為替変動がリスク。

財務指標

  • 損益(当中間期=2025年4月1日〜9月30日、単位:百万円)
  • 売上高:51,248(前年同期49,140、増減 +2,107、+4.3%)
  • 売上総利益:11,475(前年10,882)
  • 販管費:9,841(前年9,630)
  • 営業利益:1,633(前年1,252、増減 +381、+30.5%) 営業利益率=1,633/51,248=約3.19%(改善・しかし業界水準との比較で留意)
  • 経常利益:1,296(前年1,117、+178、+16.0%)
  • 親会社株主に帰属する中間純利益:834(前年595、+238、+40.1%)
  • 1株当たり中間純利益(EPS):34.35円(前年24.56円)
  • 財政(貸借対照表要点、単位:百万円)
  • 総資産:101,140(前期末100,044、+1,095、+1.1%)
  • 純資産:37,581(前期末38,010、△428、△1.1%)
  • 自己資本比率:36.5%(前期末37.3%、目安40%以上で安定:やや低め)
  • 現金及び現金同等物:4,964(期首4,645→増加だが前年同中間期6,162から減少)
  • 流動負債合計:43,131(△2,747、△6.0%)/固定負債合計:20,426(+4,272、+26.4%) → 長期借入金の増加(+4,197百万円)が主因
  • キャッシュフロー(当中間期、単位:百万円)
  • 営業CF:+1,237(前年3,104→減少、主に売上債権増加の影響)
  • 投資CF:△1,017(前年△1,470、投資支出継続)
  • 財務CF:+350(前年△2,750、長期借入による収入が増加)
  • 収益性・効率性
  • 売上高増加に対し営業利益率は改善(約3.2%)。セグメントで差が大きく、製紙用薬品の利益率改善が全体を押し上げ。
  • 総資産回転率(簡便計算):売上高51,248/総資産101,140=約0.51回/年(前年中間は約0.49)→ 若干改善。
  • 財務安全性
  • 自己資本比率36.5%(やや低め、目安40%以上で安定)
  • 負債合計63,558/純資産37,581=負債比率(負債/純資産)約169%(レバレッジ上昇)
  • 流動比率=流動資産53,381/流動負債43,131=約123.8%(短期的支払余力は確保)
  • セグメント別貢献(当中間期、単位:百万円/前年同期比%)
  • 樹脂・化成品:売上10,948(+0.5%)、営業利益672(+4,457.9%) — 利益大幅改善(低基準からの回復)
  • 製紙用薬品:売上13,928(+13.9%)、営業利益1,118(+43.1%) — 好調(米国販売先増)
  • 電子材料:売上6,349(△3.0%)、営業利益12(△96.2%) — 利益悪化(原材料高騰、はんだ事業の人員増)
  • ローター:売上17,963(+2.8%)、営業利益256(△56.7%) — 売上は増だがコスト上昇で利益圧迫
  • その他(不動産等):売上1,972(ほぼ横ばい)、営業利益10
  • 財務の解説:
  • 売上は海外(特に北米)が堅調で増収。一方、原材料・燃料費の上昇が電子材料・ローターの利益を圧迫。長期借入金の増加により固定負債が増加、財務体質はやや慎重に見る必要あり。

配当

  • 配当実績と予想:
  • 2025年3月期:中間21円、期末21円、年間42円
  • 2026年3月期:中間21円(実施)、期末予想21円、年間予想42円(未変更)
  • 配当利回り:–(株価情報の提示なしのため算出不可)
  • 配当性向:通期予想ベースの当期純利益1,200百万円、年間配当合計(24.284M株×42円)と株式数の関係で算出可能だが、会社提示値なしのため詳細は–。中間実績ベースでは増益を反映している。
  • 特別配当:なし
  • 株主還元方針:自社株買い等の公表事項は今回の資料に記載なし(過去の自己株式保有あり)。

セグメント別情報(要点)

  • 樹脂・化成品:新製品拡販で売上微増、販売数量増で営業利益大幅改善(前年低水準からの回復)。印刷インキ用樹脂等は市場縮小で一部減収。
  • 製紙用薬品:米国での販売先増が牽引し売上・利益ともに大幅増。国内では製品別に価格や数量が分かれる。
  • 電子材料:はんだ付け材料等で欧米自動車生産減の影響を受け減収。原材料高で採算悪化、はんだ事業拡大に伴う人員コスト増が営業利益を圧迫。
  • ローター:売上は増加したが原材料・燃料高で製造コスト上昇、営業利益大幅減。
  • 戦略・見通し:製紙用薬品の米国拡販が奏功。電子材料・ローターはコスト転嫁や効率化が鍵。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料中に中期計画の数値進捗は明示されていない。通期予想は修正なしで、当面のKPIは売上・営業利益の改善と原材料コスト管理と想定される。
  • KPI達成状況:セグメント別の販売数量・販売価格・利益率が主要KPI。製紙用薬品は順調、電子材料・ローターで課題。

競合状況や市場動向

  • 競合比較:同業比較データは提示なし(ため記載不可)。
  • 市場動向:世界経済の不透明感(中東情勢、中国経済減速、金利上昇圧力)や欧州需要低迷がマクロリスク。北米は堅調で同社の海外売上比率は高く(中間累計で約58.7%が海外売上)、地域別の景況変化が業績に大きく影響。

今後の見通し

  • 業績予想:
  • 通期予想は未修正(2026年3月期通期予想:売上108,000百万円、営業利益3,000百万円、経常利益2,000百万円、親会社株主帰属当期純利益1,200百万円、1株当たり当期純利益49.41円)。
  • 中間実績の進捗は利益面で順調。だが原材料価格や欧州需要、為替の変動が業績を左右するため、予断は許さない。
  • 予想の信頼性:会社は通期見通しを修正しておらず、現状は「中立〜やや保守的」に見えるが、過去の予想達成率等の履歴は本資料に不詳。
  • リスク要因:原材料・燃料価格の更なる上昇、欧州や中国の需要低迷、為替変動、競合の価格攻勢。

重要な注記

  • 会計方針:会計基準等の改正に伴う会計方針の変更の記載あり(詳細は注記参照)。中間連結財務諸表に特有の会計処理の適用はなし。
  • 連結範囲の変更:当中間期における連結範囲の重要な変更はなし(新規・除外記載なし)。
  • 監査:第2四半期決算短信は公認会計士又は監査法人のレビュー対象外。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4410
企業名 ハリマ化成グループ
URL http://www.harima.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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