令和8年3月期 第1四半期決算短信 [日本基準](連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想からの修正は無く「ほぼ予想通り」。市場予想との比較は資料に記載無し(–)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高3,465百万円、前年同期比+15.8%/営業利益419百万円、同+34.2%)。
  • 注目すべき変化:不動産事業が主導して回復(不動産売上2,578百万円、同+20.4%、セグメント営業利益420百万円、同+28.1%)。その他セグメントでも一部改善(リネンサプライ営業利益20百万円、同+152.1%)。
  • 今後の見通し:通期予想(売上15,000百万円、営業利益1,950百万円)に変更なし。ただし第2四半期累計予想では営業利益が大きく落ち込む見込み(第1Q累計419→第2Q累計400、Q2単独では営業損失想定),通期達成はQ2以降の回復次第。
  • 投資家への示唆:財務基盤は非常に堅固(自己資本比率87.6%)で安定している一方、インバウンド消費の弱さなど外部要因が商業ビル収入に影響。主力の不動産部門の入居率改善が業績押上げの鍵。

基本情報

  • 企業概要:
  • 企業名:株式会社テーオーシー
  • 上場コード:8841(東証)
  • 主要事業分野:不動産賃貸(オフィス・商業ビル等)、リネンサプライ・ランドリー、ビル管理、スポーツクラブ、製薬、温浴施設等
  • 代表者名:代表取締役社長 大谷卓男
  • 問合せ先:常務取締役事務管理部門担当 石田雅彦 TEL 03-3494-2111
  • 報告概要:
  • 提出日:令和7年8月5日
  • 対象会計期間:令和8年3月期 第1四半期(連結):令和7年4月1日~令和7年6月30日
  • 決算説明資料/説明会:無し
  • セグメント:
  • 不動産事業:主力(TOCビル等の賃貸・テナント運営)
  • リネンサプライ及びランドリー事業:ホテル等向けリネン供給・ランドリー
  • その他:ビル管理関連サービス、製薬事業、スポーツクラブ事業、温浴施設事業 等
  • 発行済株式:
  • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):93,849,352株
  • 期末自己株式数:5,650,419株
  • 期中平均株式数(四半期累計):88,199,030株
  • 時価総額:–(株価情報は資料に無し)
  • 今後の予定:
  • 次回決算発表(通期中間・通期):資料に記載の次回日時無し(同社発表予定日参照)
  • 株主総会/IRイベント:–(本資料内記載無し)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想からの修正:無)
  • 売上高:実績3,465百万円(前年同期比+15.8%)。通期予想15,000百万円に対する進捗率:23.1%(やや下回るが概ね順調)
  • 営業利益:実績419百万円(前年同期比+34.2%)。通期予想1,950百万円に対する進捗率:21.5%(第1四半期としてやや控えめ)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益:実績414百万円(前年同期比+7.2%)。通期予想1,800百万円に対する進捗率:23.0%
  • サプライズの要因:
  • 上振れ要因:不動産事業の入居率改善、大規模ビルでの成約、既存ビル賃料改善により不動産セグメントが好調。リネンサプライでは受注増。
  • 下振れリスク要因:商業ビルではインバウンド消費の低迷(円高・世界景気減速懸念)により売上が減少している点が逆風。
  • 通期への影響:
  • 会社は業績予想を変更しておらず、通期達成可能性は第2四半期以降の商業系収入回復と賃料維持に依存。第2四半期累計予想を見ると営業利益は大幅減(H1累計で▲41.3%)となっており、上期は厳しい見込み。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
  • 資産合計:115,008百万円(前期末114,896百万円、+112百万円)
  • 負債合計:13,605百万円(前期末14,071百万円、△466百万円)
  • 純資産合計:101,403百万円(前期末100,824百万円、+578百万円)
  • 自己資本:100,797百万円
  • 収益性(第1四半期、百万円)
  • 売上高:3,465(前年同期2,993、増加+15.8%/+472百万円)
  • 営業利益:419(前年同期312、増加+34.2%/+107百万円)→ 営業利益率:419/3,465 = 12.1%(改善傾向。目安:高いほど良い)
  • 経常利益:619(前年同期546、増加+13.5%)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益:414(前年同期386、増加+7.2%)
  • 1株当たり四半期純利益(EPS):4.69円(前年同期4.12円)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
  • 通期売上進捗率:23.1%(第1Q時点。通期の単純均等目安は25%のためやや下回る)
  • 通期営業利益進捗率:21.5%(やや下回る)
  • 通期純利益進捗率:23.0%(やや下回る)
  • 過去同期間との比較:前年同期比では増益増収で進捗良好だが、会社が示す第2四半期累計予想では上期業績が弱くなる見通しのため、通期達成は後半次第。
  • 財務の安全性
  • 自己資本比率:87.6%(安定水準。目安:40%以上が安定。非常に高く良好)
  • 流動資産合計:29,484百万円、流動負債合計:3,054百万円 → 流動比率(簡易)約965%(極めて高く流動性良好)
  • 負債比率:負債合計13,605に対し純資産101,403のため低水準(財務レバレッジ小さい)
  • 効率性
  • 減価償却費:第1Qで315百万円(前年同Q 295百万円、増加)
  • セグメント別(第1Q)
  • 不動産事業:売上高2,578百万円(+20.4%)、セグメント営業利益420百万円(+28.1%)=主力で利益拡大
  • リネンサプライ・ランドリー:売上454百万円(+8.2%)、営業利益20百万円(+152.1%)
  • その他:売上432百万円(+0.4%)、営業損失23百万円(前年同期は△25百万円、損失幅縮小)
  • 財務の解説
  • 現金及び預金は減少(前期末29,487→28,371百万円、△1,115百万円)したが、投資有価証券が増加(23,027→24,056百万円、+1,029百万円)。負債は減少し、自己資本は配当支払を行いつつ増加(四半期利益+評価差額金の増加により)。

配当

  • 配当実績と予想:
  • 期末配当(予想):5.00円、第2四半期末予想:5.00円、年間合計:10.00円(前回予想から修正無し)
  • 配当利回り:–(株価データ無し)
  • 配当性向(会社予想ベース):通期予想EPS 20.41円に対し年間配当10円 → 配当性向概算約49.0%(やや高めの還元)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:配当継続(自社株買い等の記載無し)

セグメント別情報

  • セグメント別状況(第1Q)
  • 不動産事業:売上2,578百万円(+20.4%)、営業利益420百万円(+28.1%)→ 主因はTOCビルの営業回復、既存ビルの入居率・賃料改善
  • リネンサプライ及びランドリー:売上454百万円(+8.2%)、営業利益20百万円(+152.1%)→ ホテル業界の受注増が寄与
  • その他:売上432百万円(+0.4%)、営業損失23百万円(損失縮小)。ビル管理・スポーツクラブは増収、製薬・温浴は減収
  • セグメント戦略:不動産の稼働改善と既存資産の収益性向上がキー。その他事業は需要回復の進捗に依存。

中長期計画との整合性

  • KPI達成状況:主要KPIとしては不動産稼働率改善が進んでいる点が確認できるが、詳細KPIは未提示。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:
  • ポイント:オフィス不動産は大型成約と入居率改善で回復基調。一方、商業ビルはインバウンド消費の鈍化(円高・世界景気懸念)の影響を受け減収に転じている。
  • 競争優位性:都心部大型ビルを保有することによる賃貸収入安定性が長所。

今後の見通し

  • 業績予想:
  • 通期予想(変更無し):売上15,000百万円(+14.1%)、営業利益1,950百万円(+37.5%)、経常利益2,500百万円(+30.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,800百万円(+0.7%)、EPS 20.41円
  • 第2四半期(累計)予想:売上7,000百万円(+11.5%)、営業利益400百万円(△41.3%)→ 第1Q実績を踏まえるとQ2単独では営業損失を見込む計算
  • 会社は為替等の前提を明示(詳細は別添資料参照)/予想は変更なし
  • 予想の信頼性:第1Qは好調だが第2Q累計予想の営業利益低下が示す通り上期は不確実性あり。過去の予想達成傾向については資料記載無し(–)。
  • リスク要因:
  • インバウンド需要低迷(円高・世界景気)による商業賃貸収入の悪化
  • 地域・資産に依るテナント動向、賃料動向
  • マクロ環境の変化(景気、金利、為替)—ただし同社は借入依存が小さく金利リスクは限定的

重要な注記

  • 会計方針:変更無し
  • 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理:無し
  • 監査・レビュー:第1四半期に関する監査法人のレビューは無し
  • その他:業績予想は合理的な前提に基づくが、実際結果は変動する可能性がある旨の注記あり

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 8841
企業名 テーオーシー
URL http://www.toc.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 不動産 – 不動産業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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