2025年7月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社公表予想から修正は無し(実績は会社想定の進捗範囲内で「ほぼ予想通り」)。
  • 業績の方向性:中間期は増収増益を想定(前年中間期の比較数値は作成しておらず不明だが、会社コメントでは売上総利益率改善により利益が確保された)。
  • 注目すべき変化:不動産取得による固定資産増加(固定資産 +834百万円)および流動現金の大幅減少(現金及び預金 △1,848百万円)と、社債→流動負債への振替および長期借入金の繰上返済(長期借入金 △643百万円)。
  • 今後の見通し:通期予想の修正は無し。中間の進捗率(売上約55.9%、営業利益約66.9%、当期利益約72.8%)はいずれも通期予想に対して順調な進捗で、現時点では通期達成可能性は高いと考えられる(ただし現金残高減少や投資/返済の影響は注視)。
  • 投資家への示唆:収益性は改善しておりセグメントでは不動産事業の利益率が高い。だが現金同等物の急減(投資と借入返済による)と自己株式取得(上限11万株、発行済比約10.9%)の実行が資本効率や流動性に与える影響を確認する必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
  • 企業名:株式会社カドス・コーポレーション
  • 主要事業分野:建設事業(商業店舗等の内外装・施工等)、不動産事業(賃貸用不動産の取得・賃貸収入等)
  • 代表者名:代表取締役社長 工藤 博丈
  • 報告概要:
  • 提出日:2025年3月13日
  • 対象会計期間:2025年7月期 第2四半期(中間期) 2024年8月1日~2025年1月31日(非連結)
  • 決算補足説明資料:有(TDnet開示)
  • 決算説明会:無
  • セグメント:
  • 建設事業:受注・完成工事による売上(ドラッグストア、食品スーパー、家電量販店等)
  • 不動産事業:賃貸用不動産の取得・賃貸収入、不動産販売等
  • 発行済株式:
  • 発行済株式数(期末、普通株式):1,012,500株
  • 時価総額:–(株価情報が提供されていないため省略)
  • 今後の予定:
  • 自己株式取得(取締役会決議):取得期間 2025/3/14~2026/3/13、上限110,000株、総額上限350,000千円、市場買付

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較、通期予想は2025/7/期通期):
  • 売上高:中間実績 3,747百万円 / 通期予想 6,700百万円 → 達成率 55.9%
  • 営業利益:中間実績 457.8百万円 / 通期予想 685百万円 → 達成率 66.9%
  • 当期純利益:中間実績 319.5百万円 / 通期予想 439百万円 → 達成率 72.8%
  • サプライズの要因:
  • 売上総利益率の改善(売上総利益率 21.0%)により営業利益が確保。販売費・一般管理費は収益物件取得に伴う一時費用で327百万円。投資(収益物件取得)と借入返済により現金が大幅減少。
  • 通期への影響:
  • 中間の利益進捗が高いことから通期予想達成の可能性は高い。ただし現金同等物の減少や投資・返済の影響で流動性管理・資本政策(自己株式取得の実行)による資金配分が今後の焦点。

財務指標

  • 財務諸表(要点、単位:百万円)
  • 資産合計:7,922.7
  • 負債合計:3,588.4
  • 純資産合計:4,334.3
  • 収益性(当中間期:2024/8/1–2025/1/31、単位:百万円)
  • 売上高:3,747.7(前年中間期の数値なし)
  • 売上総利益:785.4、売上総利益率 21.0%(上昇傾向)
  • 営業利益:457.8、営業利益率 12.22%(457.8/3,747.7)
  • 経常利益:460.7
  • 中間純利益:319.5
  • 1株当たり中間純利益(EPS):315.56円(潜在株式調整後 289.70円)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
  • 売上高進捗率:55.9%(通常ペース=50%を上回りやや順調)
  • 営業利益進捗率:66.9%(順調、利益面が通期見通しを上回るペース)
  • 純利益進捗率:72.8%(こちらも順調)
  • 過去同期間との比較:2024年中間は作成無しのため比較不可(–)
  • 財務安全性
  • 自己資本比率:54.7%(安定水準、目安40%以上)
  • 負債/純資産比(負債÷純資産):3,588.4/4,334.3 ≒ 82.8%(過度ではない)
  • 流動比率:流動資産 2,102.1 / 流動負債 1,807.0 = 116.3%(流動比率100%以上で短期支払余力ありだが余裕は限定的)
  • 効率性
  • 総資産回転率(売上/総資産):3,747.7/7,922.7 ≒ 0.47回(低め=資産集約的ビジネス、収益不動産取得で総資産増加)
  • 営業利益率の改善が見られる(12.2%)
  • セグメント別(中間期)
  • 建設事業:売上 3,127.8(構成比 83.5%)、セグメント利益 293.7、セグメント利益率 ≒ 9.39%
  • 不動産事業:売上 619.95(構成比 16.5%)、セグメント利益 164.1、セグメント利益率 ≒ 26.48%(高収益)
  • 財務の解説:
  • 固定資産増加(収益物件取得)により有形固定資産が714百万円増加。一方で有形固定資産取得・敷金差入等で投資CF △741.5百万円、長期借入金返済等で財務CF △792.9百万円となり現金を大きく取り崩している(現金及び同等物は595.1百万円、期首比 △1,848.9百万円)。

配当

  • 配当実績と予想:
  • 中間配当(実績):0.00円
  • 期末配当(予想):130.00円
  • 年間配当予想:130.00円(直近公表予想から修正なし)
  • 配当性向(予想ベース):配当130円 / 予想EPS 433.58円 ≒ 30.0%(目安:中程度の還元)
  • 配当利回り:–(株価不明のため算出不可)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:自己株式取得(上限110,000株、総額上限350百万円)を決議。目的は機動的資本政策と資本効率向上。

セグメント別情報

  • セグメント別状況(中間期)
  • 建設事業:受注高 3,651百万円、完成工事高 3,127百万円、第3Q繰越工事高 2,441百万円。労務費・資材高騰の負担はあるが利益は確保(セグメント利益 293.7百万円)。
  • 不動産事業:期初に取得した賃貸物件により賃貸収入が増加し売上 619.95百万円、セグメント利益 164.1百万円。高い利益率が特徴。
  • 前年同期比較:2024年中間期は作成しておらず比較不能(–)
  • セグメント戦略:建設では出店意欲の強い得意先を重点ターゲットに受注平準化のためテナント・土地情報収集を強化。不動産では収益物件の取得で安定収益拡大を図る。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:開示資料に中期計画の詳細は無く、今回の決算短信では通期予想の継続と収益性改善の方針を記載。収益物件取得を通じた収益安定化という戦略は中期的整合性あり。
  • KPI達成状況:該当KPIの明示なし(–)

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:個別の同業他社比較データは開示無し(–)。建設・不動産領域ともに建設資材高騰や労務不足が業界共通の課題。
  • 市場動向:国内では建設投資は堅調だが物価高と円安、国際情勢の不確実性がある。土地取得・賃貸需要は好調な分野もあるため不動産収益の拡大が追い風。

今後の見通し

  • 業績予想:
  • 通期予想(変更無し):売上 6,700百万円(+3.5%)、営業利益 685百万円(+7.5%)、経常利益 674百万円(+12.1%)、当期純利益 439百万円(+8.3%)、EPS 433.58円
  • 次期予想:未開示(–)
  • 会社想定の前提条件:決算短信本文の添付資料参照(為替等の具体前提は明記無し)
  • 予想の信頼性:中間の利益進捗が良好で現時点では達成可能性は高いと見られるが、投資支出と借入返済で現金が大幅に減少している点は短期資金繰りと資本政策の動向で変動するリスクあり。
  • リスク要因:建設資材・労務費の高止まり、受注環境の変化、保有不動産の稼働率や賃料動向、金利上昇による資金コスト、自己株取得の実施によるキャッシュ減少。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 中間財務諸表のレビュー:本第2四半期決算短信は公認会計士/監査法人のレビュー対象外
  • 重要事象:自己株式取得決議(上限110,000株、総額350百万円)
  • その他:2024年7月期中間は中間財務諸表未作成のため前年中間との増減率は記載無し(比較不可)

注意事項:本資料は公表された決算短信に基づく要約であり、投資勧誘・助言を目的とするものではありません。不明項目は「–」で示しています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 211A
企業名 カドス・コーポレーション
URL https://cados.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 建設・資材 – 建設業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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