エンビプロ・ホールディングス (5698) 企業分析レポート

1. 企業情報

エンビプロ・ホールディングスは、資源リサイクル事業を中核とする企業グループです。鉄スクラップや産業廃棄物の収集・運搬、分別加工を行い、リサイクル材として国内外に販売しています。

  • 事業内容などのわかりやすい説明
    建築廃材や廃車を回収し、鉄スクラップや非鉄金属、プラスチック、ゴムといった資源に分別・加工し、再資源化して国内外に提供しています。資源の再利用を通じて循環型社会(サーキュラーエコノミー)の実現に貢献することを目指しています。
  • 主力製品・サービスの特徴
    • 資源循環事業: 鉄スクラップの高品位加工に強みがあり、韓国など海外への輸出も手掛けています。RPF(固形燃料)やゴム製品のリサイクルも行っています。
    • グローバルトレーディング事業: 金属原料のトレーディングや輸出入に関する物流代行サービスを提供しています。
    • リチウムイオン電池リサイクル事業: リチウムイオン電池(LiB)の回収・リサイクルを通じて、コバルトやニッケルといったレアメタルを生産し、国内シェア拡大を目指しています。
    • その他事業: 環境経営コンサルティングや障がい福祉サービスなども展開しています。

2. 業界のポジションと市場シェア

  • 業界内での競争優位性や課題について
    資源リサイクル業界において、同社は鉄スクラップの高品位化技術や国内外の販売ネットワークに強みを持っています。特にLiBリサイクル事業は、今後需要拡大が見込まれる分野であり、国内シェアの拡大を目指しています。課題としては、金属スクラップやレアメタルといった資源価格の変動、中国などの海外需要の動向、為替レートの変動といった外部環境要因に業績が左右されやすい点が挙げられます。
  • 市場動向と企業の対応状況
    中国経済の減速は鉄鋼製品需要に影響を与え、鉄スクラップ価格は変動しやすい状況にあります。一方、世界的にサーキュラーエコノミーへの関心が高まり、リサイクル需要は構造的に増加傾向にあります。同社は、資源価格変動の影響を低減するため、リサイクルサービス事業の拡大(ポートフォリオシフト)を経営戦略として掲げ、特にLiBリサイクル事業への投資を強化し、収益基盤の多様化を図っています。直近の決算では、鉄スクラップ相場の安定化に加え、構造改革の成果とLiBリサイクル事業の拡大が利益に寄与しています。

3. 経営戦略と重点分野

  • 経営陣が掲げるビジョンや戦略
    経営戦略のコンセプトは「サーキュラーエコノミー(CE)をリードする」ことです。資源の有効活用を通じて持続可能な社会の実現に貢献し、経済価値と社会価値の創造を目指しています。
  • 中期経営計画の具体的な施策や重点分野
    中期経営計画では、LiBリサイクル事業の設備投資と国内シェア拡大、RPF新ラインの稼働による収益性向上、環境経営コンサルティング事業の強化など、サービス事業の拡大を通じたポートフォリオシフトを推進しています。これにより、資源価格変動に強い収益構造への転換を目指しています。
  • 新製品・新サービスの展開状況(決算短信参照)
    決算短信によると、資源循環事業ではRPF新ラインが稼働を開始し、ゴム関連の受注も好調です。リチウムイオン電池リサイクル事業では、加工受託の増加や取扱量の拡大が見られ、国内シェア拡大に向けた設備投資が継続されています。環境経営コンサルティング事業でも受注が増加しています。

4. 事業モデルの持続可能性

  • 収益モデルや市場ニーズの変化への適応力
    同社の収益は、金属スクラップなどのコモディティ価格や為替の変動に大きく影響を受ける変動性の高い特性を持っています。しかし、LiBリサイクル事業やRPFのようなサービス型事業の強化を通じて、資源価格変動リスクを低減し、より安定的な収益構造への転換を図っています。循環型社会への移行というグローバルな市場ニーズに対応した事業展開であり、持続可能性を高める戦略は適切と言えます。
  • 売上計上時期の偏りとその影響
    グローバルトレーディング事業において、取引形態の変更に伴う収益認識基準の適用があり、これが売上高の形式的な減少に影響を与えることがあります。これは会計上の影響であり、必ずしも事業の実態的な縮小を意味するものではありませんが、外部からは業績変動が大きく見える可能性があります。

5. 技術革新と主力製品

  • 技術開発の動向や独自性
    特にリチウムイオン電池リサイクル事業において、レアメタル回収技術の開発や設備投資を積極的に行っています。持続可能な社会の実現に不可欠なLiBリサイクル技術は、今後の成長ドライバーとして注目されます。鉄スクラップの高品位加工技術も、同社の競争優位性の一つです。
  • 収益を牽引している製品やサービス
    現状では資源循環事業とグローバルトレーディング事業が売上高の大半を占めていますが、決算短信によると、LiBリサイクル事業が売上高・セグメント利益ともに高い成長率を示しており、将来的な収益の牽引役として期待されます。資源循環事業では鉄スクラップ価格の安定と効率化が寄与し、グローバルトレーディング事業では形式的な減収ながら収益性が改善しています。

6. 株価の評価

  • EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較
    • 現在の株価: 624.0円
    • EPS(会社予想 2026年6月期): 45.8円
    • BPS(実績 2025年6月期): 586.65円
      現在の株価は、1株当たり利益の約13.6倍、1株当たり純資産の約1.06倍で推移しています。
  • 業界平均PER/PBRとの比較
    • 会社予想PER: 13.61倍
    • 業界平均PER: 8.7倍
    • PBR(実績): 1.06倍
    • 業界平均PBR: 0.5倍
      同社のPERは業界平均と比べて割高、PBRも業界平均と比べて割高な水準にあります。これは、同社が成長期待の高いリチウムイオン電池リサイクル事業を手掛けていることや、PERの分母となるEPSが過去のピークから低下していることなどが影響している可能性があります。

7. テクニカル分析

  • 直近の株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か
    現在の株価624.0円は、直近1ヶ月および3ヶ月のレンジ内では比較的高値圏にあり、年初来高値654円に迫る水準です。
  • 年初来高値・安値との位置関係
    年初来高値は654円、年初来安値は361円であり、現在の株価は52週レンジの89.8%の位置にあり、高値圏に位置しています。
  • 出来高・売買代金から見る市場関心度
    直近10日間の出来高は平均で191.79千株(約19万株)であり、本日(2025-12-30)の出来高は481.3千株と平均を大幅に上回り、売買代金も303,377千円と増加しています。これは、市場の関心が高まっていることを示唆しています。
  • 長期トレンド分析
  • 1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年の株価リターンを評価
  • 1ヶ月リターン: +3.83%
  • 3ヶ月リターン: +26.06%
  • 6ヶ月リターン: +28.40%
  • 1年リターン: +56.78%

    いずれもプラスと好調で、特に中長期的に上昇トレンドが継続していることがわかります。
    
  • 日経平均・TOPIXとの相対パフォーマンス(上回る/下回る)

    全ての期間(1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年)において、日経平均およびTOPIXのパフォーマンスを上回っています。これは、市場全体と比較して強いパフォーマンスを示していることを意味します。
    
  • 移動平均線(5日、25日、75日、200日)との位置関係(上回り/下回り)

    現在の株価624.0円は、5日(595.40円)、25日(574.92円)、75日(524.85円)、200日(501.82円)の全ての移動平均線を上回っています。これは、短期から長期にわたる強い上昇トレンドを示しています。
    
  • サポート・レジスタンスレベルと現在株価の位置

    1ヶ月レンジ(533円 - 648円)および3ヶ月レンジ(478円 - 654円)を見ると、現在の株価はレジスタンスレベルに近い水準にあります。直近高値圏であり、上値が意識される可能性があります。
    
  • ゴールデンクロス/デッドクロスのシグナル確認

    全ての移動平均線を株価が上回っており、複数の移動平均線が上向きとなっていることから、ゴールデンクロスが形成されている、または形成されつつある強い上昇シグナルと解釈できます。
    

    8. 財務諸表分析

  • 売上、利益、ROE、ROAなどの指標を評価

    • 売上高: 2022年6月期をピークに減少し、2025年6月期はさらに減少傾向が続いていますが、2026年6月期は43,000百万円の予想です。
    • 営業利益・経常利益・当期利益: 2022年6月期をピークに大きく落ち込み、特に2024年6月期は当期利益が大幅に減少しました。2025年6月期は回復し、2026年6月期は増益予想となっています。
    • ROE(実績): 2022年6月期の21.63%をピークに2024年6月期には3.24%まで低下しましたが、2025年6月期の8.46%へ回復傾向にあります。
    • ROA(実績 過去12か月): 2.92% (ベンチマーク5.0%と比較して低い水準です)。
  • 過去数年分の傾向を比較
    過去数年を見ると、2022年6月期は資源価格高騰の恩恵を受け好業績でしたが、その後は資源価格変動や中国経済減速の影響を受け、業績は低迷していました。直近の2026年6月期第1四半期決算では減収ながら大幅な増益を達成しており、構造改革の成果と市況安定化による利益率改善が見られます。
  • 四半期決算の進捗状況(通期予想との比較)
    2026年6月期第1四半期(2025年7月1日~2025年9月30日)の決算は、通期予想(売上高43,000百万円、営業利益1,300百万円、純利益1,300百万円)に対し、
    • 売上高進捗率: 23.2%
    • 営業利益進捗率: 32.5%
    • 純利益進捗率: 23.2%
      営業利益の進捗が通期予想に対して良好であり、全体として順調なスタートを切っていると評価できます。会社は通期予想を据え置いています。

9. 財務健全性分析

  • 自己資本比率、流動比率、負債比率の評価

    • 自己資本比率(実績): 54.0%

      高い水準であり、財務体質は安定していると言えます(自己資本比率40%以上は健全性が高いとされる)。

    • 流動比率(直近四半期): 1.73倍 (173%)

      流動負債に対する流動資産の比率が高く、短期的な支払能力は良好です。

    • Total Debt/Equity(直近四半期): 47.28%

      負債比率も比較的低く、財務の安全性は高いと評価できます。

  • 財務安全性と資金繰りの状況
    自己資本比率の高さ、流動比率の良好な水準から、全体として財務安全性は高いと判断できます。現金及び預金は直近四半期で5,815百万円(前期7,008百万円から減少)ですが、十分な流動性を確保しています。

  • 借入金の動向と金利負担
    短期借入金は3,370百万円と増加傾向ですが、長期借入金は3,446百万円と減少傾向です。全体的な負債水準は健全な範囲にありますが、金利負担の動向については継続的な確認が必要です(Net Non Operating Interest Income Expenseはマイナス続き)。

10. 収益性分析

  • ROE、ROA、各種利益率の評価
    • ROE(実績 過去12か月): 8.46% (一般的なベンチマーク10%と比較するとやや低いが、回復傾向にある)
    • ROA(実績 過去12か月): 2.92% (一般的なベンチマーク5%と比較すると低い水準)
    • 利益率:
      • 売上総利益率(過去12か月):8,820百万円 / 46,820百万円 = 約18.8%
      • 営業利益率(過去12か月): 4.15% (回復傾向にあるが、過去最高の5-6%台には届いていない)
      • 経常利益率(過去12か月): 1,516,746 / 49,090,744 = 約3.09%
      • 純利益率(過去12か月): 3.08%
  • 一般的なベンチマーク(ROE 10%、ROA 5%等)との比較
    ROEはベンチマークに近づきつつありますが、ROAはまだベンチマークを下回っています。これは、総資産に対する利益創出能力に改善の余地があることを示唆しています。
  • 収益性の推移と改善余地
    2022年6月期をピークに利益率は低下していましたが、2026年6月期第1四半期決算では、売上総利益率が約19.7%(前年同期13.06%から大幅改善)、営業利益率が約4.22%(前年同期-1.09%から大幅改善)と大きく回復しています。構造改革の推進とLiBリサイクル事業の成長が、今後の収益性改善に寄与すると期待されます。
  • 利益の質分析

    • 営業キャッシュフローと純利益の比較(OCF/純利益比率)

      データ不足のため算出不可。

    • アクルーアルズ比率による利益の質評価

      データ不足のため算出不可。

    • キャッシュフローが利益を上回るか(1.0以上が健全)

      データ不足のため算出不可。

      11. 市場リスク評価

  • ベータ値による市場感応度の評価
    ベータ(5Y Monthly): 0.46
    ベータ値が1を下回っており、市場全体の変動と比較して株価の変動が小さい、すなわち市場リスクに対する感応度が低い特性を持つと考えられます。

  • 52週高値・安値のレンジと現在位置
    52週高値: 654.00円、52週安値: 361.00円
    現在の株価624.0円は、52週レンジの約89.8%の位置にあり、高値圏に位置しています。
  • 決算短信に記載のリスク要因(外部環境、為替、地政学等)
    • 鉄スクラップ等資源価格の変動
    • 中国等海外需要の低迷
    • 取引形態や収益認識の変更による会計上の影響
    • 為替変動、原材料・物流コストの上昇
      これらのコモディティ市況や為替、海外経済動向に起因する外部環境リスクが業績に大きく影響する可能性があります。

12. バリュエーション分析

  • 業種平均PER/PBRとの比較
    • PER(会社予想): 13.61倍 vs 業界平均PER: 8.7倍 (割高)
    • PBR(実績): 1.06倍 vs 業界平均PBR: 0.5倍 (割高)
      現在の株価は、業界平均と比較してPER、PBRともに割高な水準にあります。
  • 目標株価レンジの算出(業界平均倍率適用)
    • 目標株価(業種平均PER基準): 8.7倍(業界平均PER)× 45.8円(予想EPS)= 398.46円
    • 目標株価(業種平均PBR基準): 0.5倍(業界平均PBR)× 586.65円(実績BPS)= 293.33円
      算出された目標株価レンジは現在の株価(624.0円)を大きく下回っています。
  • 割安・割高の総合判断
    業界平均との比較および目標株価レンジの算出結果からは、現在の株価は割高と判断されます。ただし、これは純粋に業界平均倍率を適用した機械的な算出であり、同社が成長戦略を推進するLiBリサイクル事業などの潜在的価値や、足元の業績回復を織り込んでいる可能性はあります。

13. 市場センチメント分析

  • 信用取引の状況(信用買残、信用倍率、需給バランス)
    • 信用買残: 408,600株
    • 信用売残: 5,100株
    • 信用倍率: 80.12倍
      信用買残が信用売残を大幅に上回っており、信用倍率も非常に高い水準です。これは、将来の株価上昇を期待して買い建てている投資家が多く、需給面では将来的に売り圧力となる可能性があります。
  • 株主構成(経営陣持株比率、安定株主の状況)
    筆頭株主はウィンデライト(35.76%)であり、佐野まるか(6.6%)、佐野文勝氏(2.26%)など、創業者一族および関連企業が大株主として名を連ねています。自社(自己株口)も5.48%保有しています。これは安定株主が多く、経営の安定性が高いことを示唆します。機関投資家(日本マスタートラスト信託銀行など)の保有も一定数見られます。
  • 大株主の動向
    –(データなし)

14. 株主還元と配当方針

  • 配当利回りや配当性向の分析
    • 配当利回り(会社予想): 2.40%
    • 1株配当(会社予想 2026年6月期): 15.00円
    • 配当性向(会社予想 2026年6月期): 38.3%
      配当利回りは2%台で推移しており、配当性向38.3%は利益成長に応じて配当を維持・向上させる余地を残している水準です。過去の配当性向も20%台から30%台で推移しており、安定的な配当維持に注力していると見られます。
  • 自社株買いなどの株主還元策
    自己株式の保有(5.48%)があり、株主還元策として自社株買いが実施されていることが示唆されます。直近四半期で自己株式取得により純資産が減少しましたが、これは積極的な株主還元策の一つと評価できます。
  • 株式報酬型ストックオプション等のインセンティブ施策
    –(データなし)

15. 最近のトピックスと材料

  • 適時開示情報の分析(大型受注、新製品、拠点展開等)
    2026年6月期第1四半期決算短信によると、以下の点が挙げられます。
    • 資源循環事業: 鉄スクラップ価格の安定、大手メーカー向け営業強化、RPF新ラインの稼働開始、ゴム関連受注好調により、売上・利益ともに伸長。
    • グローバルトレーディング事業: 取引形態変更に伴う収益認識の影響で売上は形式的に減少したが、構造改革や収益認識変更後の収益性改善によりセグメント利益は大幅増。
    • リチウムイオン電池リサイクル事業: レアメタル相場の安定、加工受託増加、取扱量増、国内シェア拡大に向けた設備投資継続により、売上・利益ともに高い成長率を達成。
    • その他事業: 環境経営コンサルは受注増。
  • これらが業績に与える影響の評価
    足元の決算短信では、構造改革の成果と市況の安定が利益率改善に寄与していることが確認できます。特にLiBリサイクル事業の成長は、同社が目指すポートフォリオシフトを具現化しており、将来的な高収益化への期待を高める材料です。グローバルトレーディングの売上減少は会計上の要因が大きく、実質的な収益性は改善しています。

16. 総評

エンビプロ・ホールディングスは、資源リサイクル大手として強固な事業基盤を持つ企業です。従来の金属スクラップ加工・販売に加え、今後は成長分野であるリチウムイオン電池リサイクル事業を重点分野と位置付け、サーキュラーエコノミーをリードする企業への変革を目指しています。

  • 全体的な見解
    2022年6月期をピークに業績は調整局面に入っていましたが、直近の2026年6月期第1四半期決算では、減収ながらも構造改革と市況安定化の恩恵を受け、利益が大幅に改善しました。特にLiBリサイクル事業の伸長は、同社の将来的な成長ドライバーとして注目されます。財務健全性は高く、安定的な経営基盤があります。一方で、株価は足元の強いパフォーマンスにより高値圏にあり、業界平均と比較すると割高感が見られます。コモディティ市況や為替、海外経済動向といった外部環境リスクには引き続き注意が必要です。
  • 投資判断の参考となるポイント
    • ポジティブ: LiBリサイクル事業という成長分野への投資と成果、構造改革による利益率改善、高い財務健全性、過去1年の市場平均を上回る株価パフォーマンス、全ての移動平均線を上回る強い上昇トレンド。
    • ネガティブ: コモディティ価格変動リスク、業界平均と比較した株価の割高感、信用買残が高水準なことによる将来的な需給悪化リスク。
  • 強み・弱み・機会・脅威の整理
    • 強み (Strengths)
      • 高い財務健全性(自己資本比率、流動比率)
      • 資源循環事業における高品位加工技術と国内外ネットワーク
      • LiBリサイクル事業への積極的な投資と成長
      • 安定的な大株主構成による経営の安定性
    • 弱み (Weaknesses)
      • 資源価格や為替など外部環境要因に業績が左右されやすい
      • 過去数年の収益性の変動が大きく、ROAが低い水準
      • 業界平均と比較した現在の株価の割高感
    • 機会 (Opportunities)
      • サーキュラーエコノミーへのシフト加速によるリサイクル需要の拡大
      • LiBリサイクル市場の成長と国内シェア拡大
      • RPF事業や環境コンサルティングのサービス事業へのポートフォリオシフトによる収益源の多様化
    • 脅威 (Threats)
      • 中国経済の減速や地政学リスクによる資源需要の変動
      • レアメタル相場の変動
      • 原材料・物流コストの上昇
      • 競合他社の参入による競争激化

17. 企業スコア

  • 成長性: A
    売上高は減少傾向にあるものの、LiBリサイクル事業の高い成長率とRPF新ラインの稼働など、新たな収益源の確立とサービス事業拡大に注力しており、将来的な成長期待が高いと評価できます。営業利益の進捗も良好です。
  • 収益性: B
    粗利率・営業利益率は回復傾向にありますが、過去のピークには及んでおらず、ROAもベンチマークを下回ります。ただし、LiBリサイクル事業の利益率改善が顕著であり、今後の収益構造改革に期待が持てます。
  • 財務健全性: S
    自己資本比率54.0%、流動比率1.73倍と非常に高い水準を誇り、負債比率も低く、極めて良好な財務健全性を有しています。
  • 株価バリュエーション: C
    PER 13.61倍(業界平均8.7倍)およびPBR 1.06倍(業界平均0.5倍)と比較して、現在の株価は割高と判断されます。算出された目標株価も現在の株価を下回ります。

企業情報

銘柄コード 5698
企業名 エンビプロ・ホールディングス
URL http://www.envipro.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 鉄鋼・非鉄 – 鉄鋼

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 624円
EPS(1株利益) 45.84円
年間配当 2.40円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 1.1% 15.7倍 759円 4.3%
標準 0.9% 13.6倍 652円 1.3%
悲観 1.0% 11.6倍 557円 -1.8%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 624円

目標年率 理論株価 判定
15% 330円 △ 89%割高
10% 412円 △ 51%割高
5% 520円 △ 20%割高

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

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このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.6)」によって自動生成されました。

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By ジニー

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