2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期業績予想を修正。営業利益は前回予想から上方修正(9,000百万円→11,300百万円、+2,300百万円)した一方、親会社株主に帰属する当期純利益は下方修正(6,700百万円→4,400百万円、△2,300百万円)した。中間決算自体は会社側の修正前想定を踏まえた上で、営業利益は増加傾向。
- 業績の方向性:中間期は増収減収(売上高は前年同期比△1.7%)だが、営業利益は増益(+19.9%)・経常利益も増益(+18.0%)。純利益はわずかに減少(△1.6%)。
- 注目すべき変化:過剰請求に関する引当金を中間期に追加計上(1,284百万円)したことが純利益および引当金残高に影響。吸水性樹脂セグメントの営業利益改善(前年同期比大幅増)が全体の利益押し上げに寄与。
- 今後の見通し:原燃料価格の低下や為替(人民元安)の影響で営業利益・経常利益は上振れ見込みだが、過剰請求関連費用や事業構造改善費用を織り込み、通期純利益は大幅減額予想。過剰請求に関する協議の結果次第で追加影響の可能性あり。
- 投資家への示唆:財務基盤は強固(自己資本比率68.2%で安定水準)で配当方針は維持(年間200円予定)。ただし過剰請求の最終帰着と今後の事業構造改善費用の大きさが業績(特に純利益)の不確実性要因。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:住友精化株式会社
- 主要事業分野:吸水性樹脂(SAP)を中心とする化学品(吸水性樹脂セグメント、機能マテリアルセグメント、製造受託等のその他)
- 代表者名:代表取締役社長 織田 佳明
- URL:https://www.sumitomoseika.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月12日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結累計期間(2025年4月1日~2025年9月30日)
- 決算説明会:有(アナリスト向け、補足資料あり)
- セグメント:
- 吸水性樹脂セグメント:主力。販売地域は日本・中国・アジア・欧米等。製品需要の地域別動向が業績に直結。
- 機能マテリアルセグメント:水溶性ポリマー等。IRラテックス事業の終了などで構造変化あり。
- その他:製造受託業務等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):13,991,796株(2026年3月期中間期)
- 期末自己株式数:881,495株
- 中間期平均株式数:13,107,972株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月13日
- 配当支払開始予定日:2025年12月5日
- 自己株式取得決議:2025年11月12日(取得期間 2025/11/13~2026/3/31、上限210,000株・1,000百万円)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(中間:2025/4/1〜9/30、単位百万円)
- 売上高:実績72,705(前年72,975→△1.7%)/通期予想145,000に対する進捗率約50.1%
- 営業利益:実績5,881(+19.9%)/通期予想11,300に対する進捗率約52.0%
- 純利益(親会社株主帰属):実績3,275(△1.6%)/通期予想4,400に対する進捗率約74.4%
- サプライズの要因:
- 営業利益上振れ要因:原燃料価格の低下や販売数量(とくに吸水性樹脂の中国市場での増加)により利益率改善。為替の一部影響(人民元安は売上に影響するが、原価面での恩恵も)。
- 純利益下振れ要因:取引先への過剰請求関連費用の追加引当(1,284百万円)や事業構造改善費用を見込んだため。
- 通期への影響:営業系指標は前回予想から上方修正したが、純利益は下方修正。過剰請求に関する協議結果によっては通期業績にさらにマイナス影響が生じるリスクあり(追加費用発生の可能性を注視)。
財務指標
- 財務諸表要点(百万円)
- 資産合計:142,737(前期末141,532、増加)
- 負債合計:45,443(前期47,219、減少)
- 純資産:97,294(前期94,312、増加)
- 収益性(中間・前年同期比較)
- 売上高:72,705百万円(前年同期73,975百万円、△1.7% / △1,270百万円)
- 営業利益:5,881百万円(前年同期4,905百万円、+19.9%)
- 営業利益率:5,881 / 72,705 = 約8.09%(改善:前年は約6.63%)
- 経常利益:5,578百万円(前年同期4,728百万円、+18.0%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:3,275百万円(前年同期3,329百万円、△1.6%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):249.85円(前年250.32円、△0.47円)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
- 売上高進捗率:約50.1%(通常ペース。年度半分で50%は中立)
- 営業利益進捗率:約52.0%(やや順調)
- 純利益進捗率:約74.4%(純利益は期前倒れの側面。過剰請求引当等の影響で中間に負担がかかっている)
- 財務の安全性
- 自己資本比率:68.2%(安定水準、目安40%以上を上回る)
- D/Eレシオ(中間):0.20倍(低く安全)
- 流動資産/流動負債(流動比率):流動資産79,412 / 流動負債36,792 = 約215.9%(良好)
- 効率性・その他指標
- ROE(中間):3.4%(前年同期3.5%、低水準)
- ROIC(通期前提):7.3%(※通期修正値)
- セグメント別(中間・前年同期比較、百万円)
- 吸水性樹脂:売上56,840(前年57,232、△0.7%)、営業利益4,904(前年3,471、+41.2%)→利益貢献度大
- 機能マテリアル:売上15,738(前年16,619、△5.3%)、営業利益976(前年1,442、△32.3%)→減益
- その他:売上126(前年123、+1.8%)、営業利益0(前年△9)
- 財務の解説:
- 総資産は固定資産(建設仮勘定増加:シンガポールでの設備増強)が増加。流動負債の減少により負債合計は減少。過剰請求引当金が流動負債内で増加(1,297→2,691)している点は注意。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当:100円(支払予定日2025/12/5)
- 期末配当(予想):100円
- 年間配当予想:200円(前期と同額、修正なし)
- 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
- 特別配当の有無:無
- 株主還元方針:自己株式取得の決議(上限210,000株・1,000百万円)を実施。資本効率向上と株主還元充実を目的。
セグメント別情報
- 吸水性樹脂セグメント:
- 売上:56,840百万円(前年同期比△0.7%)
- 営業利益:4,904百万円(同+41.2%)
- コメント:販売数量は中国等で増加。円高の影響あるも原燃料価格低下で利益率改善。
- 機能マテリアルセグメント:
- 売上:15,738百万円(同△5.3%)
- 営業利益:976百万円(同△32.3%)
- コメント:水溶性ポリマーは販売数量増だが、IRラテックス事業の終了や固定費増で減益。千葉工場の設備減損(218百万円)を特別損失計上。
- その他セグメント:
- 売上:126百万円(同+1.8%)、営業利益ほぼゼロ
- セグメント戦略の状況:吸水性樹脂が利益の主柱。機能マテリアルは事業再編・コスト構造の改善が課題。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料上の中期計画の詳細記載なし(–)。
- KPI達成状況:ROIC向上(通期見通しで7.3%)を示す一方、ROEは低下予想。設備増強等の投資は進捗中(建設仮勘定増)。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との相対位置付けの詳細データは資料に記載なし(–)。
- 市場動向:原燃料(ナフサ)価格の低下が利益改善に寄与。為替(人民元・米ドル)動向が地域別収益に影響。吸水性樹脂の需要は中国等の数量増が確認される。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期)修正後:売上高145,000百万円(前回差異なし)、営業利益11,300百万円(前回9,000→上方修正)、経常利益11,000百万円(前回9,200→上方修正)、親会社株主に帰属する当期純利益4,400百万円(前回6,700→下方修正)
- 次期予想:–(未記載)
- 会社想定の前提:第3~4四半期平均為替145.00円/$、20.30円/元、ナフサ65,200円/KL(第3~4Q想定)/年間平均145.52円/$、20.30円/元、ナフサ65,000円/KL
- 予想の信頼性:営業面は原燃料安・為替で追い風。純利益は過剰請求関連の協議結果・構造改善費用の見込みに左右されやすく不確実性あり。
- リスク要因:
- 取引先との過剰請求に関する協議の帰結(偶発債務化の可能性)
- 原材料・エネルギー価格の再上昇
- 為替変動(特に人民元の動向)
- 機能マテリアルでの構造調整コスト・設備減損リスク
重要な注記
- 会計方針の変更:基本的に無し。会計上の見積り変更あり(過剰請求関連費用の引当追加等)。
- 特記:
- 中間期に過剰請求関連費用引当金を1,284百万円追加計上(注記:今後の協議結果により更なる影響の可能性あり。現時点で影響額を合理的に見積ることは困難であり偶発債務扱い)。
- 千葉工場の一部設備に関する減損損失218百万円を計上。
- 自己株式取得(上限210,000株・1,000百万円)の取締役会決議(資本効率向上・株主還元目的)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4008 |
| 企業名 | 住友精化 |
| URL | http://www.sumitomoseika.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。
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