以下は株式会社ダイショー(証券コード:2816)の企業分析レポートです。
1. 企業情報
株式会社ダイショーは、調味料の製造・販売を主とする食品メーカーです。家庭用から業務用まで幅広い製品を手掛けており、特に鍋スープや焼肉のたれ、塩こしょうにおいては国内大手としての地位を確立しています。粉末調味料、ソース、ドレッシングなども展開し、最近ではコンビニ向け業務用調理だれの育成や海外進出にも力を入れています。
- 事業内容のわかりやすい説明
ダイショーは、私たちの食卓でおなじみの調味料やスープ、たれなどを製造・販売している会社です。寒い季節に人気の「鍋スープ」や、お肉料理に欠かせない「焼肉のたれ」、料理の基本となる「塩こしょう」などが主力商品です。一般家庭向けだけでなく、コンビニエンスストアや外食産業向けの業務用製品も手掛けるなど、多岐にわたる食のシーンを支えています。 - 主力製品・サービスの特徴
- たれ類(売上構成比35%): 焼肉のたれ、醤油ベースのたれなどが中心で、家庭用・業務用ともに幅広く提供されています。
- スープ類(売上構成比28%): 特に鍋スープが有名で、多様な味のバリエーションで市場を牽引しています。季節限定商品やコラボレーション商品も積極的に展開しています。
- 粉末調味料類(売上構成比15%): 「味・塩こしょう」などのロングセラー商品があり、手軽に味付けができる点が支持されています。
- その他、ソース類、ドレッシング類、粉末青汁なども手掛けています。
2. 業界のポジションと市場シェア
ダイショーは、国内の調味料業界において、特に鍋スープや焼肉のたれ、塩こしょうといったカテゴリーで大手の一角を占めています。
- 業界内での競争優位性や課題について
- 競争優位性:
- 独自のブランド力と、長年培ってきた品質への信頼。
- 鍋スープなど季節性商品の豊富なラインナップと市場での高い認知度。
- 家庭用だけでなく、コンビニエンスストア向けの業務用調理だれなど、BtoB市場への展開力。
- 課題:
- 原材料費、物流費、人件費などの上昇によるコスト圧力。
- 消費者の節約志向の高まりによる販売数量の確保。
- 激化する市場競争環境下での商品開発力とブランド戦略の維持・強化。
- 市場動向と企業の対応状況
食品業界全体で原材料価格やエネルギー価格の高騰が続いており、ダイショーもこれらのコスト増に直面しています。これに対応するため、同社は生産コスト削減への取り組みや、一部製品での価格改定を実施している可能性があります。また、消費者の健康志向に応える製品開発や、季節性商品の販促強化、新たな需要を掘り起こすための業務用市場への注力も行っています。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣が掲げるビジョンや戦略
中期経営計画「Challenge 2028 ~世界に誇れる企業へ~」を掲げ、市場づくり・モノづくりの両面で積極的な投資と商品開発を推進しています。 - 中期経営計画の具体的な施策や重点分野
- 市場づくり: コラボ商品の展開や名店監修商品の開発により、ブランド力を強化し、新しい食文化の提案を通じて市場の創造を目指しています。鍋スープなどの季節性商材を基軸とした拡販も重点施策です。
- モノづくり: 工場増設などの設備投資を通じて、生産能力を増強し、安定供給体制の強化を図っています。これにより、コスト効率の改善や新商品開発に向けた体制整備を進めています。
- 新製品・新サービスの展開状況(決算短信参照)
2026年3月期第2四半期においては、小売向けの液体調味料における新商品が好調に推移しています。また、既存の液体・粉体調味料や鍋スープの一部製品が売上を牽引しており、消費者ニーズを捉えた製品開発が継続的に行われているとみられます。
4. 事業モデルの持続可能性
ダイショーの事業モデルは、長年培ったブランド力と幅広い製品群に支えられています。
- 収益モデルや市場ニーズの変化への適応力
同社の収益モデルは、家庭用調味料の安定的な需要と、業務用調味料の新規市場開拓によって構成されています。消費者の健康志向の高まりや簡便化ニーズ、多様な味への欲求に対し、新商品の投入や既存商品の改良で対応を図っています。しかし、原材料高騰など外部環境の変化によるコスト増をいかに販売価格に転嫁できるかが、収益性を維持する上で重要な課題となります。 - 売上計上時期の偏りとその影響
鍋スープなど季節性の高い製品が主力であるため、秋冬に売上が集中する傾向があると考えられます。この偏りは、特定の時期に生産・販売活動が集中し、それに伴う在庫管理や物流コストの最適化が経営上の課題となる可能性があります。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向や独自性
具体的な技術開発に関する詳細なデータは記載されていませんが、食品メーカーとしての品質管理や風味保持技術、製造プロセス改善への取り組みは継続的に行われていると推測されます。 - 収益を牽引している製品やサービス
事業内容の構成比から、たれ類(35%)、スープ類(28%)、粉末調味料類(15%)が主要な収益源です。特に鍋スープはテレビCMなどで積極的にマーケティングが行われ、季節商品の売上を大きく左右する重要な製品群です。
6. 株価の評価
- EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較
- 会社予想EPS(2026年3月期):43.51円
- PBR(実績):1.37倍
- BPS(実績):1,021.58円
- 現在の株価1,403.0円は、会社予想EPSの約32.25倍であり、PBR1.37倍は実績BPSを上回る水準です。
- 業界平均PER/PBRとの比較
- ダイショーのPER(会社予想):32.25倍
- 業界平均PER:16.8倍
- ダイショーのPBR(実績):1.37倍
- 業界平均PBR:1.2倍
ダイショーのPERおよびPBRは、業界平均と比較して割高な水準にあります。このことから、現在の株価は収益や資産価値から見て、市場から高い評価を受けている可能性があります。
7. テクニカル分析
- 直近の株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か
現在の株価は1,403.0円です。直近10日間の株価は1,400円~1,405円の狭いレンジで推移しており、大きな変動は見られません。 - 年初来高値・安値との位置関係
年初来高値:1,435円
年初来安値:1,378円
現在の株価1,403.0円は、年初来高値から約2.2%下に位置し、年初来安値からは約1.8%上に位置しており、レンジの中央付近にあります(52週レンジ内位置: 43.9%)。 - 出来高・売買代金から見る市場関心度
直近の出来高は1,400株、売買代金は1,966千円と非常に低く、市場からの関心は限定的であることが示唆されます。流動性が低いため、需給バランスによる株価変動には注意が必要です。 - 長期トレンド分析
- 1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年の株価リターンを評価
- 1ヶ月リターン: -0.14%
- 3ヶ月リターン: -1.89%
- 6ヶ月リターン: +0.29%
- 1年リターン: -0.50%
全体的に横ばい、あるいはやや軟調な推移が続いており、明確な上昇トレンドは見られません。 - 日経平均・TOPIXとの相対パフォーマンス(上回る/下回る)
各期間において、日経平均およびTOPIXといった市場指数を大幅に下回るパフォーマンスとなっています。 - 移動平均線(5日、25日、75日、200日)との位置関係(上回り/下回り)
- 現在株価(1,403.00円)は5日移動平均線(1,402.60円)と25日移動平均線(1,402.68円)をわずかに上回っています。
- 一方、75日移動平均線(1,406.17円)と200日移動平均線(1,406.55円)は下回っており、中長期的な株価はこれらのラインを下回る水準で推移しています。
- サポート・レジスタンスレベルと現在株価の位置
- 1ヶ月レンジのサポートレベルは1,400.00円、レジスタンスレベルは1,407.00円です。
- 3ヶ月レンジのサポートレベルは1,398.00円、レジスタンスレベルは1,420.00円です。
現在の株価はこれらの比較的狭いレンジ内にあり、短期的な強い方向性は見られません。 - ゴールデンクロス/デッドクロスのシグナル確認
データからは明確なゴールデンクロスやデッドクロスのシグナルは確認できませんが、短期移動平均線が長期移動平均線の下に位置していることから、下降トレンドを示唆する局面にある可能性があります。
8. 財務諸表分析
- 売上、利益、ROE、ROAなどの指標を評価
- 売上高: 過去数年間は堅調に増加しており、2025年3月期には26,241百万円を計上。2026年3月期は27,500百万円の増収予想です。
- 営業利益・経常利益・純利益: 2023年3月期に一時的に落ち込んだものの、2024年3月期には回復しました。しかし、2025年3月期はコスト増の影響で減益(営業利益656百万円、純利益458百万円)となり、2026年3月期も減益予想(営業利益600百万円、純利益420百万円)となっています。
- ROE(2025年3月期実績): 4.74%
- ROA: データなし(正確な最新のROAを算出するための総資産データが不明確なため)
- 過去数年分の傾向を比較
売上高は増加傾向にあるものの、利益は原材料費や物流費の上昇といったコスト圧力の影響を受けやすく、変動が見られます。特に2025年3月期以降は利益率が悪化傾向にあり、この課題への対応が求められます。 - 四半期決算の進捗状況(通期予想との比較)
2026年3月期第2四半期(中間期)の業績は、通期予想に対して以下の進捗です。 - 売上高:12,405百万円(進捗率 45.1%) – 会社予想の半期時点でおおむね計画通り。
- 営業利益:232百万円(進捗率 38.7%) – 会社予想に対して利益の進捗が低い。
- 当期純利益:136百万円(進捗率 32.4%) – 会社予想に対して利益の進捗が低い。
売上は順調ですが、利益が通期予想を下回るペースで推移しており、下期での収益改善が通期目標達成には不可欠です。営業利益率は前年同期の3.27%から1.87%に大きく悪化しています。
9. 財務健全性分析
- 自己資本比率、流動比率、負債比率の評価
- 自己資本比率(2026年3月期中間): 44.7%。企業財務指標の最新の自己資本比率は52.4%と記載されているが、決算短信の44.7%は中間期での数値であり前期末の52.4%から7.7ポイント低下しています。40%を上回っており一定の安定性はありますが、低下傾向には注意が必要です。
- 流動比率(2026年3月期中間): 約112.5%(流動資産9,459百万円 / 流動負債8,411百万円)。100%は超えていますが、余裕は大きくありません。
- 負債比率(2026年3月期中間): 約123.8%(負債合計12,203百万円 / 純資産9,861百万円)。
- 財務安全性と資金繰りの状況
自己資本比率はまずまずの水準を維持していますが、中間期で7.7ポイント低下した点は注意が必要です。流動比率も高いとは言えず、資金繰りに余裕が常に必要となる状況がうかがえます。営業活動によるキャッシュフローが中間期でマイナスに転落しており、投資活動によるキャッシュアウトを財務活動(短期借入金の純増)で補っている状況は、短期的な資金繰り圧迫を示唆しています。 - 借入金の動向と金利負担
中間期において短期借入金が純増しており、設備投資などによる資金需要が増加している状況です。総負債も増加傾向にあり、今後の金利動向によっては金利負担が増加する可能性があります。
10. 収益性分析
- ROE、ROA、各種利益率の評価
- ROE(2025年3月期実績): 4.74%。一般的なベンチマークとされる10%を下回っており、資本効率の改善余地があります。
- ROA: データなし。
- 営業利益率: 2026年3月期中間期で1.87%(前年同期3.27%)。大幅な悪化が見られます。
- 一般的なベンチマーク(ROE 10%、ROA 5%等)との比較
ROEはベンチマーク(10%)を下回っており、資本を効率的に活用して利益を生み出す力が十分とは言えません。営業利益率の低下も顕著であり、収益性の改善が喫緊の課題となっています。 - 収益性の推移と改善余地
過去数年を見ると、売上高は増加しているものの、利益率は不安定な推移を見せています。特に最近は外部環境要因によるコスト増が利益を圧迫しており、価格転嫁の進展や更なるコスト削減が収益性改善の鍵となります。中期経営計画における「モノづくり」での効率化や「市場づくり」での高単価・高付加価値商品の展開により、利益率の改善が期待されます。 - 利益の質分析
- 営業キャッシュフローと純利益の比較(OCF/純利益比率)
営業CF/純利益比率:1.60 - アクルーアルズ比率による利益の質評価
データなし - キャッシュフローが利益を上回るか(1.0以上が健全)
営業キャッシュフローが純利益の1.60倍であり、キャッシュフローが利益を大幅に上回っています。これは利益の質が非常に優良であることを示しており、会計上の操作が少なく、実態としてキャッシュを伴う利益を稼ぎ出していると評価できます。
11. 市場リスク評価
- ベータ値による市場感応度の評価
ベータ値(5Y Monthly):-0.00。これは市場全体の動きに対する株価の連動性が非常に低いことを示します。市場全体の変動の影響を受けにくい銘柄として評価できます。 - 52週高値・安値のレンジと現在位置
52週高値:1,435.00円
52週安値:1,378.00円
現在の株価(1,403.0円)は、52週レンジの中央やや下の水準です(52週レンジ内位置: 43.9%)。 - 決算短信に記載のリスク要因(外部環境、為替、地政学等)
- 原材料費、物流費、人件費のさらなる高騰リスク。
- 消費者の節約志向による販売数量の減少リスク。
- 気候変動(猛暑や残暑など)が季節商品販売に与える影響。
- 地政学リスク等の外部環境要因。
- 工場増設などの設備投資に伴う固定費負担増と、それに伴う資金調達コストの増加。
12. バリュエーション分析
- 業種平均PER/PBRとの比較
- ダイショーのPER(会社予想):32.25倍
- 業界平均PER:16.8倍
- ダイショーのPBR(実績):1.37倍
- 業界平均PBR:1.2倍
PER、PBRともに業界平均を大きく上回っており、株価は割高な水準にあると評価できます。 - 目標株価レンジの算出(業界平均倍率適用)
- 目標株価(業種平均PER基準):521円
- 目標株価(業種平均PBR基準):806円
- 割安・割高の総合判断
現在の株価1,403.0円は、業種平均倍率から算出される目標株価レンジと比較して大幅に高い水準にあります。このことから、バリュエーションの面では現状「割高」と判断されます。
13. 市場センチメント分析
- 信用取引の状況(信用買残、信用倍率、需給バランス)
- 信用買残:10,200株(前週比 +800株)
- 信用売残:1,000株(前週比 +200株)
- 信用倍率:10.20倍
信用買残が信用売残を大きく上回っており、信用倍率も高い水準にあります。これは将来の売り圧力につながる可能性があり、需給面ではやや悪化していると判断されます。 - 株主構成(経営陣持株比率、安定株主の状況)
筆頭株主は(有)山田興産(24.74%)、次いで一般財団法人金澤記念育英財団(15.08%)、松本賢子氏(8.64%)と続き、同族や財団による安定株主が多い構造です。自社従業員持株会や自己株式も一定程度保有されており、安定した株主基盤と言えます。 - 大株主の動向
大株主の保有割合は高く、安定的な経営基盤を提供しているとみられます。経営陣に近い株主が多いことから、株価の安定にも寄与する可能性がありますが、流動性は低くなる傾向があります。機関投資家保有比率は2.66%と低いです。
14. 株主還元と配当方針
- 配当利回りや配当性向の分析
- 配当利回り(会社予想):1.28%
- 1株配当(会社予想):18.00円
- 配当性向(2025年3月期実績):37.9%
配当利回りは市場平均と比較してやや低めですが、配当性向は適切な水準であり、業績に応じた安定配当を志向していると考えられます。過去の配当性向を見ても、大きな変動は少なく、株主への還元意欲は維持されています。 - 自社株買いなどの株主還元策
現在発表されている決算短信には、自社株買いなどの追加的な株主還元策についての具体的な記載はありません。 - 株式報酬型ストックオプション等のインセンティブ施策
データなし
15. 最近のトピックスと材料
- 適時開示情報の分析(大型受注、新製品、拠点展開等)
2026年3月期第2四半期決算短信(非連結)によると、売上高は前年同期比で増加したものの、原材料費・物流費・人件費の上昇、および工場増設に伴う製造コスト増が利益を圧迫し、営業利益および純利益は大幅な減益となりました。 - これらが業績に与える影響の評価
中長期的に見れば、中部工場増設などに代表される中期経営計画「Challenge 2028」に基づく設備投資は、将来的な生産能力の増強と供給体制強化に繋がり、成長の基盤を築くものです。しかし足元では、これらの設備投資に伴う初期コスト負担が利益を圧迫しており、原材料高騰と重なり収益性が低下しています。下半期において、コスト削減努力や販売価格への転嫁がどこまで進むかが、通期業績予想達成の鍵となります。新製品の投入は売上増に貢献していますが、利益貢献にはまだ時間がかかる可能性があります。
16. 総評
ダイショーは、鍋スープや焼肉のたれといった主力製品を持つ国内調味料大手であり、安定した事業基盤とブランド力を有しています。中期経営計画「Challenge 2028」のもと、設備投資を伴う「モノづくり」強化と、「市場づくり」に注力し、成長を目指しています。
投資判断の参考となるポイントの整理
- ポジティブ要因:
- 安定した顧客基盤とブランド力に支えられた着実な売上成長。
- 営業キャッシュフローが純利益を大きく上回る高い利益の質。
- 同族・財団中心の安定した株主構成。
- 中期経営計画に基づく将来への積極的な投資(設備投資、商品開発)。
- ベータ値が低く、市場全体の変動に左右されにくい銘柄特性。
- ネガティブ要因:
- 原材料費、物流費、人件費などの高騰による利益率の大幅な悪化。
- 中期経営計画による設備投資が、短期的には固定費負担増と利益を圧迫。
- 市場平均と比較して株価のバリュエーションが割高な水準。
- 低い出来高と信用買い残の多さによる需給悪化リスク。
- 自己資本比率の低下と流動比率の余裕のなさ、営業CFのマイナス転換など、財務健全性に一部懸念。
強み・弱み・機会・脅威の整理 (SWOT分析)
- 強み (Strengths)
- 主力製品の市場での強い地位とブランド認知度。
- 安定した顧客基盤と多角的な製品群(家庭用・業務用)。
- 営業キャッシュフローが好調で、利益の質が高い。
- 安定的な株主構成と低い市場感応度(低ベータ)。
- 弱み (Weaknesses)
- 原材料高騰等による利益率の低下と収益の不安定性。
- 設備投資に伴う固定費負担増と資金繰り圧迫(自己資本比率低下、営業CFマイナス転換)。
- 市場平均を下回る株価パフォーマンスおよび割高なバリュエーション。
- 流動性の低い株式市場での取引状況。
- 機会 (Opportunities)
- 中期経営計画「Challenge 2028」による生産能力増強と市場拡大。
- 海外市場への展開による新たな成長機会。
- 多様な食文化や健康志向ニーズへの対応による新商品・サービス開発。
- 業務用市場のさらなる開拓。
- 脅威 (Threats)
- 原材料価格、エネルギー価格、物流コストのさらなる高騰。
- 消費者の節約志向や競合による価格競争激化。
- 気候変動や地政学リスクなど、外部環境の変化。
- 長期的な金利上昇による借入金利負担の増加。
17. 企業スコア
- 成長性:B(中立)
売上高は着実に成長していますが、最新の中間期決算では利益の進捗率が通期予想に対して低い水準にあり、中期経営計画の効果が利益に結びつくには時間がかかる可能性があります。 - 収益性:C(やや懸念)
ROE(4.74%)は一般的なベンチマーク(10%)を下回り、特に最新の営業利益率(1.87%)は大幅に悪化しており、収益性には課題が見られます。ただし、利益の質は非常に優良です。 - 財務健全性:B(中立)
自己資本比率(44.7%)は40%基準を上回っていますが、前期から低下傾向にあり、流動比率(112.5%)も余裕があるとは言えません。営業キャッシュフローのマイナス転落と短期借入金の増加は短期的な資金繰りへの圧迫懸念を示唆しています。 - 株価バリュエーション:D(割高)
PER(32.25倍)とPBR(1.37倍)は、食品業界平均(PER 16.8倍、PBR 1.2倍)と比較して大幅に割高な水準にあり、目標株価レンジ(521円~806円)を大きく上回っています。
企業情報
| 銘柄コード | 2816 |
| 企業名 | ダイショー |
| URL | http://www.daisho.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)
将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。
現在の指標
| 株価 | 1,403円 |
| EPS(1株利益) | 43.51円 |
| 年間配当 | 1.28円 |
シナリオ別5年後予測
各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。
| シナリオ | 成長率 | 将来PER | 5年後株価 | 期待CAGR |
|---|---|---|---|---|
| 楽観 | 5.0% | 31.8倍 | 1,761円 | 4.7% |
| 標準 | 3.8% | 27.6倍 | 1,449円 | 0.8% |
| 悲観 | 2.3% | 23.5倍 | 1,144円 | -3.9% |
目標年率別の理論株価(標準シナリオ)
標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。
現在株価: 1,403円
| 目標年率 | 理論株価 | 判定 |
|---|---|---|
| 15% | 724円 | △ 94%割高 |
| 10% | 904円 | △ 55%割高 |
| 5% | 1,141円 | △ 23%割高 |
【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い
関連情報
証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.6)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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