概要

アイエックス・ナレッジは、日本の情報技術(IT)サービスを提供する企業です。主な事業はIT戦略計画コンサルティング、IT推進コンサルティング、BI構築ソリューション、システム開発、運用、アウトソーシング、検証サービスなどです。また、品質ソリューションサービスiMPLEO、AWS構築・運用サポートサービス、水産物トレーサビリティサービス、RPA/BPRソリューションなども提供しています。

事業内容

  • コンサルティングおよびシステムインテグレーション(SI):78%
  • システムマネージメント:22%

基本情報

  • 企業名: アイエックス・ナレッジ株式会社
  • 証券コード: 9753
  • 設立年月日: 1979年6月22日
  • 代表者名: 安藤 文男
  • 従業員数: 1,302人
  • 平均年齢: 39.4歳
  • 平均年収: 5,870千円
  • 住所: 〒108-0022 東京都港区海岸3-22-23 MSCセンタービル

業界内での競争優位性や課題について

アイエックス・ナレッジは、金融系に強みを持つ独立系システム開発会社です。コンサルティングからシステム設計、開発、保守、運用まで一貫して手がける企業です。競争優位性としては、幅広いITサービスを提供し、特に金融系のソリューションに強みを持つことが挙げられます。課題としては、業界内の競合が増加し、価格競争が激化している点が挙げられます。

経営陣が掲げるビジョンや戦略

アイエックス・ナレッジの経営陣は、持続的な成長と収益性の向上を目指しています。中期経営計画では、新たな事業分野の開拓、既存事業の効率化、グローバル市場への進出などが掲げられています。

中期経営計画の具体的な施策や重点分野

  • 新たな事業分野の開拓
  • 既存事業の効率化
  • グローバル市場への進出

収益モデルや市場ニーズの変化への適応力など

アイエックス・ナレッジの収益モデルは、システム開発およびコンサルティングサービスに基づいています。市場ニーズの変化への適応力は高く、新たなITトレンドに対応したサービスを提供しています。

技術開発の動向や独自性

アイエックス・ナレッジは、RPA/BPRソリューションなど、最新の技術革新に対応したサービスを提供しています。特に金融系の自動化ソリューションに強みがあります。

収益を牽引している製品やサービスなど

主力製品は、コンサルティングサービス、システム開発サービス、RPA/BPRソリューションなどです。

EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較など

  • EPS(会社予想): 127.18
  • BPS(実績): 966.42
  • PER(会社予想): 7.91倍

現在の株価(1,006円)と比較すると、PER 7.91倍は業界平均PER 17.6倍よりも低い水準にあります。

株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か

直近10日間の株価は、1,000円~1,010円の範囲で推移しており、50日移動平均線(1,001.84円)と200日移動平均線(1,055.75円)の間で安定しています。現在の株価は、50日移動平均線よりやや低い位置にありますが、200日移動平均線よりは高く、中長期的には上昇トレンドにあるとみられます。

売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価

  • 売上高(過去12か月): 21.91B円
  • 営業利益率: 8.66%
  • 経常利益率: 6.05%
  • ROE(実績): 15.64%
  • ROA(実績): 10.04%

過去数年分の比較では、売上高、営業利益、経常利益が増加傾向にあり、ROE、ROAも高い水準を維持しています。

配当利回りや配当性向の分析

  • 配当利回り(会社予想): 3.98%
  • 配当性向: 21.70%

配当利回りは3.98%と比較的高く、配当性向は21.70%と適度なレベルに設定されています。

自社株買いなどの株主還元策

自社株式保有数は1,235,800株と、発行済株式数の11.44%を占めています。

株価の直近の変動傾向(上昇・下降の勢い)

直近10日間の株価は、1,000円~1,010円の範囲で変動しており、上昇・下降の勢いは緩やかな上昇傾向にあります。

株価への影響を与える要因など

主要な株価影響要因としては、業績予想の修正、市場環境の変化、競合他社の動向などがあります。

各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理

アイエックス・ナレッジは、幅広いITサービスを提供する独立系システム開発会社です。特に金融系ソリューションに強みを持ち、収益性も高い水準を維持しています。経営戦略は、新事業分野の開拓と既存事業の効率化に重点を置いています。技術革新にも対応し、持続可能な事業モデルを構築しています。株価はPERが低い水準にあり、中長期的には上昇トレンドにあるとみられます。財務状況は健全で、適度な株主還元を行っています。全体的に、成長性と安定性を兼ね備えた企業と評価できます。


企業情報

銘柄コード 9753
企業名 アイエックス・ナレッジ
URL http://www.ikic.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

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