2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期業績予想を修正(売上上方:2兆円→2.1兆円、営業利益等は下方修正)。中間決算は会社予想との乖離について開示済(通期見通し修正は有り)。
- 業績の方向性:増収減益(売上収益は前年同期比+10.5%、親会社帰属中間利益は△10.8%)。
- 注目すべき変化:エンハーツ(T-DXd)・ダトロウェイ(Dato‑DXd)等のグローバル売上が伸長し増収。一方で前年に計上した一過性利益がなくなり、当期に一過性費用(製造委託先への損失補償等)を計上したため営業利益が大きく減少。
- 今後の見通し:通期売上は増額(+5.0%、2.10兆円)する一方、営業利益・当期利益は一過性費用計上等により下方修正(営業利益:3,500億→3,350億円、親会社帰属当期利益:3,000億→2,880億円)。進捗率は売上・利益ともに約43〜46%台で概ね均等配分の進捗。
- 投資家への示唆(助言ではない一般的示唆):事業の成長エンジンはオンコロジー製品群(エンハーツ、ダトロウェイ等)であり売上寄与が明確。一方でプロフィットシェア費用や研究開発投資、一過性費用が利益を圧迫している点を注視すべき。キャッシュフローは当中間期で営業CFがマイナス、投資CFにも出費があり現金残高が減少している点も確認要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:第一三共株式会社
- 主要事業分野:医薬事業(イノベーティブ医薬品、ワクチン、OTC等)。グローバルに抗体薬物複合体(DXd ADC)等を展開。
- 代表者名:代表取締役社長 奥澤 宏幸
- 上場取引所:東証
- コード:4568
- URL:https://www.daiichisankyo.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年10月31日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期、2025年4月1日〜2025年9月30日)
- 決算補足説明資料:作成有
- 決算説明会:開催(機関投資家・アナリスト向け)
- セグメント:
- 単一報告セグメント:医薬事業(だが社内管理上はジャパン、ヘルスケア、オンコロジー、American Regent、EUスペシャルティ、ASCA等のユニットで管理)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):1,894,350,529株(2026年3月期中間期)
- 期末自己株式数:43,301,456株
- 期中平均株式数(中間期):1,854,172,123株
- 時価総額:–(本資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月7日
- 配当支払開始予定日:2025年12月10日
- IRイベント等:決算説明会(機関投資家向け)実施
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(中間期:単位 百万円)
- 売上収益:975,353(対前年中間期 +10.5%)
通期予想に対する進捗率:975,353 / 2,100,000 = 約46.5% - コア営業利益:158,563(△4.8%)
通期予想に対する進捗率:158,563 / 350,000 = 約45.3% - 営業利益:144,237(△22.8%)
通期予想に対する進捗率:144,237 / 335,000 = 約43.1% - 親会社帰属中間利益:130,814(△10.8%)
通期予想に対する進捗率:130,814 / 288,000 = 約45.4%
- 売上収益:975,353(対前年中間期 +10.5%)
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:エンハーツ、ダトロウェイ等グローバル主力品の売上伸長;通期は為替想定(第3四半期以降:USD=150円、EUR=170円)を踏まえ売上見直しで増額。
- 下振れ要因:前年に計上した第一三共エスファの株式譲渡益等の一過性収益の消失、当期にHER3‑DXdの製造委託先への損失補償など一過性費用(第2四半期までで185億円計上)により営業利益・当期利益が圧迫。
- 通期への影響:
- 売上は上方修正(+1,000億円)で通期見通しを上回る見込み。
- しかし一過性費用の計上により営業利益・税引前・当期利益は下方修正(営業利益:3,350億円、親会社帰属当期利益:2,880億円)。通期予想は修正済み。
財務指標
- 要点(単位:百万円)
- 売上収益(中間):975,353(前年同期882,727、+10.5% / +92,626)
- コア営業利益:158,563(前年166,588、△4.8% / △8,025)
- 営業利益:144,237(前年186,900、△22.8% / △42,662)
- 税引前中間利益:163,217(前年192,586、△15.2% / △29,368)
- 親会社に帰属する中間利益:130,814(前年146,675、△10.8% / △15,861)
- 基本的1株当たり中間利益(EPS):70.55円(前年76.83円)
- 資産合計:3,569,291
- 資本合計(親会社所有者帰属):1,652,690
- 親会社所有者帰属持分比率:46.3%(安定水準)
- 収益性指標
- コア営業利益率:158,563 / 975,353 = 約16.3%(業種比は事業構成で異なるが製薬では高水準)
- 営業利益率:144,237 / 975,353 = 約14.8%
- ROE(中間実績ベース):130,814 / 1,652,690 = 7.9%(半期分)→ 年間換算で約15.8%(目安:8%以上で良好、10%以上で優良)
- ROA(中間実績ベース):130,814 / 3,569,291 = 3.66%(半期分)→ 年間換算で約7.3%(目安:5%以上で良好)
- 進捗率分析(中間期→通期予想)
- 売上高進捗率:約46.5%(通常は四半期ごとに均等であれば50%前後、季節性考慮の上で概ね順調)
- コア営業利益進捗率:約45.3%
- 営業利益進捗率:約43.1%
- 純利益進捗率:約45.4%
- 過去同期間との比較:売上は増加、コア利益は減少、営業利益は前年同期比で大きく低下(前年は一過性利益寄与あり)
- キャッシュフロー(単位:百万円)
- 営業CF:△28,311(前年△76,554。負のCFだが前年より改善)
- 投資CF:△43,607(前年 +346,429。前年は投資資産売却等で大きな収入があった)
- 財務CF:△22,583(前年△186,173。自己株買い等は継続的に影響)
- フリーCF(定義:営業CF − 投資CFを本資料の定義で算出):営業CF − 投資CF = △28,311 − (△43,607) = 15,296(単純計算による。注:投資CFがマイナス=支出のため定義により正負が変わる。営業+投資の合計(純変動)は△71,918)
- 現金同等物残高:542,157(期首639,838 → 減少)
- 営業CF/純利益比率:営業CF(△28,311)÷中間利益(130,814)= △0.216(目安1.0以上が健全。現状は低い/マイナス)
- 四半期推移(QoQ):四半期別の詳細は補足資料参照(本短信は累計表示中心)。季節性は製薬製品の承認・発売タイミングや契約収入等で変動。
- 財務安全性:
- 自己資本比率:46.3%(安定水準:目安40%以上で安定)
- 負債合計:1,916,601(前期1,832,703 → 増加。社債・借入(流動)増等)
- 流動比率:–(流動資産1,876,730 / 流動負債856,062 = 約219%:流動性は高い)
- 効率性:
- 総資産回転率等の詳細は開示数値の追加算出が必要:総資産回転率(売上/資産合計)= 975,353 / 3,569,291 = 約0.273(年ベース換算の参考値)
特別損益・一時的要因
- 一過性の収益:当中間期 4,199百万円(前年は20,311百万円、前年は第一三共エスファ株式譲渡益等が寄与)→ 一過性収益大幅減少(△79.3%)
- 一過性の費用:当中間期 18,524百万円(HER3‑DXdの製造委託先への損失補償等)
- 一時的要因の影響:営業利益はコア営業利益よりも大きく悪化(一過性費用の計上と一過性収益の剥落が主因)。実質的な稼ぐ力(コア営業利益)は前年並みだが、非経常項目で当期利益が圧迫。
- 継続性の判断:製造委託関連の補償は非継続的要因の可能性が高いが、プロフィット・シェア等は今後も継続的に発生する費用。
配当
- 中間配当(2026年3月期 中間):39円(決議済、支払予定日2025年12月10日)。前年中間は30円。
- 期末配当(予想):39円(通期予想 合計78円/株)
- 配当利回り:–(株価依存のため本資料に記載なし)
- 配当性向:通期予想ベース 約?%(通期当期利益予想2,880億円に対し年間配当総額は1株当たり78円×期末発行済株式数の調整で算出が必要。ここでは算出せず「–」)
- 株主還元方針:成長投資と株主還元の両立。自己株式取得を機動的に実施(直近で取得・消却実績あり)。自己株式取得枠:取得総額2,000億円または取得株数8,000万株を上限に設定。
設備投資・研究開発
- 設備投資:有形固定資産取得による支出(当中間期):67,289百万円(要約CFより)/前年は56,879百万円
- 減価償却費:36,689百万円(当中間期、前年33,298百万円)
- 研究開発:
- 研究開発費(当中間期):216,817百万円(前年193,275百万円、+12.2% / +23,542百万円)
- R&D比率(対売上):216,817 / 975,353 = 約22.2%(高投資フェーズ)
- 主要テーマ:5DXd ADCs(エンハーツ/T-DXd、ダトロウェイ/Dato‑DXd、HER3‑DXd 等)とNext Wave(SOC変革を目指す創薬)。グローバル臨床開発加速中。
受注・在庫状況
- 受注:–(決算短信に明示なし)
- 在庫(棚卸資産):608,546百万円(前期514,910百万円、増加)。在庫増加は出荷や生産調整、販売拡大や生産前払等が影響。
- 在庫回転日数等:–(記載なし)
セグメント別情報(管理ユニット別の売上)
(単位:億円→百万円換算で記載)
- ジャパンビジネスユニット:2,499億円(249,900百万円、前年比+4.3%)→ 売上比 約25.6%
- 第一三共ヘルスケアユニット:459億円(45,900百万円、+8.0%)→ 約4.7%
- オンコロジービジネスユニット:2,730億円(273,000百万円、+26.7%)→ 約28.0%
- アメリカンリージェントユニット:968億円(96,800百万円、△10.5%)→ 約9.9%
- EUスペシャルティユニット:1,368億円(136,800百万円、+15.8%)→ 約14.0%
- ASCAビジネスユニット:1,179億円(117,900百万円、+18.4%)→ 約12.1%
- 備考:上記合計は主要ユニットの合計であり総額に一致しない差分はその他項目や端数。オンコロジー製品群が成長の主因。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(5DXd ADCs and Next Wave):リソースを5DXd ADCsに集中投入しグローバル展開を加速。研究開発投資は増加、臨床開発の進展が売上に寄与。
- KPI達成状況:主要製品の承認・発売が進んでおり売上面での進捗は良好。ただし利益面では一過性項目やプロフィット・シェア費用により影響。
競合状況や市場動向
- 競合比較:個別製品の市場での位置付けは製品ごとに異なる(詳細は補足資料参照)。T‑DXd系ADCは複数の適応拡大・承認を獲得しており競争力の源泉と見える。
- 市場動向:為替(円高/円安)が業績に影響。中間期は円高が売上に対して171億円の減収影響があったと記載(但し通期は円安想定で上方修正)。
今後の見通し
- 通期業績予想(修正後、2025年4月1日〜2026年3月31日、単位:百万円)
- 売上収益:2,100,000(前回2,000,000→+5.0%)
- コア営業利益:350,000(据え置き)
- 営業利益:335,000(前回350,000→△4.3%)
- 税引前利益:355,000(前回370,000→△4.1%)
- 親会社帰属当期利益:288,000(前回300,000→△4.0%)
- 予想の信頼性:通期修正理由としては売上好調(エンハーツ・ダトロウェイ等)を挙げる一方、既に計上した一過性費用等により利益を下方修正した旨を会社は説明。過去の予想達成傾向等の評価は別資料参照。
- リスク要因:
- 為替変動(想定レート:第3Q以降 USD=150円、EUR=170円)
- 開発・承認リスク、競合薬の動向、プロフィット・シェア契約のコスト影響
- 製造委託先のトラブルや補償負担の発生
重要な注記
- 連結範囲の変更:当中間期に連結範囲の重要な変更あり(除外2社等)。詳細は注記参照。
- 会計方針の変更:なし(IFRS要請の変更等なし)。
- 第2四半期決算短信は監査(レビュー)対象外。
- 重要な後発事象:無担保普通社債を2025年10月10日に合計200,000百万円(20,000 +70,000 +70,000 +40,000)で発行。利率・償還期限等は開示済み。資金用途は借入返済および運転資金等。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4568 |
| 企業名 | 第一三共 |
| URL | http://www.daiichisankyo.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.11)」によって自動生成されました。
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