2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:売上高と親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期を大きく上回ったが、営業利益はほぼ横ばい(僅少の黒字)。通期予想の修正はなし。
- 会社予想・マーケット予想との差異:通期予想の修正なし。四半期累計では「売上・純利益は上振れ寄与(前年超過)」、ただし営業利益は本業収益性が弱く進捗遅れ(下振れのリスク)。市場予想は不明(–)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高:+155.9%/親会社株主に帰属する四半期純利益:+85.7%)。ただし営業利益は前年同期の営業損失から微益へ転換し、営業面の回復は限定的。
- 注目すべき変化:不動産投資事業の販売が大幅に増加(売上915.8百万円、前年同期比+611.0%)し、売上を牽引。一方で建設コンサルは売上増だが利益率低下、ファッションは売上減だが採算改善。
- 今後の見通し:通期業績予想の修正はなし。ただし通期営業利益166百万円に対する第3四半期累計の進捗は極めて低く(約1.6%)、通期達成には下期での営業改善または一時益が必要。
- 投資家への示唆(重要事項):今回の純利益改善は固定資産売却益(特別利益)や為替差益(営業外収益)など一時要因の寄与が大きい。継続的な本業(営業)収益力の改善状況を注視する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社トライアイズ
- 主要事業分野:建設コンサルタント事業、不動産投資事業、ファッションブランド事業、その他投資事業(ライセンス等)
- 代表者名:代表取締役社長 東郷 薫
- 上場・コード:東証 上場 / 4840
- 問合せ先:管理部長 高橋 圭紀(TEL 03-3221-0211)
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月13日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計、連結、日本基準)
- 決算説明会資料:作成なし、決算説明会:開催なし
- セグメント(報告セグメント):
- 建設コンサルタント事業:ダム長寿命化や維持管理等の受注が中心
- 不動産投資事業:国内不動産(沖縄等)の買取・販売、宿泊関連事業等(従来の海外も縮小)
- ファッションブランド事業:ライセンス中心へ移行(主力子会社 濱野皮革工藝を10月1日に売却)
- その他投資事業:証券投資等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):8,300,000株(2025年12月期3Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):7,805,740株(2025年12月期3Q)
- 自己株式数(期末):494,828株
- 時価総額:–(提示なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:通期(2025年12月期)については既に通期予想公表(変更なし)。
- 株主総会/IRイベント:記載なし(–)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(第3四半期累計:2025/1/1–9/30、単位:百万円)
- 売上高:1,368(前年534、前年同期比+155.9%) → 通期予想2,882に対する進捗率:約47.5%
- 営業利益:約2.7(前年△38) → 通期予想166に対する進捗率:約1.6%(極めて低い)
- 経常利益:177.7(前年197.5、前年同期比△10.0%) → 通期予想354に対する進捗率:約50.2%
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:224.7(前年120.95、+85.7%) → 通期予想358に対する進捗率:約62.8%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:不動産売却(販売用不動産計上・売上)および固定資産売却益(特別利益169.25百万円)、並びに為替差益(営業外収益 152.64百万円)が純利益・経常利益を押し上げたこと。
- 下振れリスク/制約:建設コンサル案件で原価率の高い案件が多く、ファッションの工場稼働低下などにより売上総利益率が伸び悩んだ。これにより営業利益が極めて低進捗。
- 通期への影響:
- 業績予想の前提は据え置き(修正なし)。ただし営業利益の通期達成には下期での本業改善(売上構成/原価改善)か追加の一時利益が必要。非反復的要因(固定資産売却・為替益)に依存した純利益水準は継続性が不確実。
財務指標(要点)
(単位:百万円、割合は前年同期比)
- 損益ハイライト(第3四半期累計)
- 売上高:1,368(+155.9%/+833)
- 売上総利益:320(+16.4%)
- 販管費:317(+1.4%)
- 営業利益:2.673(前年△38 → 営業損失 → 営業利益に転換)
- 経常利益:177.733(△10.0%)
- 税引前四半期純利益:330.993(+67.9%)
- 四半期純利益(親会社株主):224.724(+85.7%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):28.78円(前年15.49円)
- 主要収益性指標
- 営業利益率:2.673 / 1,368.574 = 約0.20%(極めて低い)
- 経常利益率:177.733 / 1,368.574 = 約13.0%
- 純利益率:224.724 / 1,368.574 = 約16.4%
- ROE(目安8%以上が良好):224.724 / 5,168 = 約4.35%(低め)
- ROA(目安5%以上が良好):224.724 / 5,896 = 約3.81%(低め)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗:約47.5%(第3四半期時点で約半分)
- 営業利益進捗:約1.6%(遅れ。要注視)
- 経常利益進捗:約50.2%
- 純利益進捗:約62.8%
- 解説:経常・純利益の進捗は一時利益・為替益等の寄与が大きい一方、本業ベースの営業利益は進捗が著しく遅れている。
- 貸借対照表(第3Q末 2025/9/30)
- 総資産:5,896百万円(前期末5,672、+224)
- 純資産:5,234百万円(前期末5,226、+7)
- 自己資本(参考):5,168百万円
- 自己資本比率:87.6%(安定水準。前期90.9%→小幅低下)
- 現金及び預金:3,235.8百万円(前期2,878.6、+357.2)
- 負債合計:662.6百万円(前期446.1、+216.5)
- 有利子負債(概算):長期借入金430 + 1年内返済34 = 464百万円
- ネットキャッシュ(概算):現金3,235.8 − 有利子負債464 = 約2,771.8百万円(資金的余裕あり)
- 流動性・安全性
- 流動資産 5,557百万円 / 流動負債 218.74百万円 → 流動比率非常に高(約25.4倍):短期支払い能力は良好
- 負債比率(負債/純資産):662.6 / 5,234.3 = 約12.7%(低め、健全)
- キャッシュフロー:四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記)。営業CFの詳細は記載なし。過去から営業CFマイナスが継続している旨の記載あり。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:固定資産売却益 169,250千円(169.25百万円)
- 営業外収益の大型項目:為替差益 152,643千円(152.64百万円、海外子会社の有償減資等)
- 特別損失:固定資産売却損 17,116千円、減損損失 301千円 等(合計約17.436百万円)
- 影響の評価:特別利益・為替益を合わせると純利益を大きく押し上げている(継続性は低い可能性が高い)。営業利益(本業収益)と切り離して評価すべき。
- 継続性の判断:固定資産売却益・為替益は一時的要因であり、同程度の反復性は期待しにくい。
配当
- 2024年12月期実績:配当(中間・期末とも)0.00円
- 2025年12月期:現時点で未定。直近公表の配当予想からの修正:なし
- 配当利回り/配当性向:–(配当未定のため算出不能)
- 株主還元方針:特別配当・自社株買いに関する記載なし
設備投資・研究開発
- 設備投資額:開示なし(ただし固定資産は大幅減少 → 保有物件の売却・保有目的変更等)
- 減価償却費:当第3四半期累計 9,772千円(前年期 18,047千円)
- 研究開発費:記載なし(–)
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注:建設コンサルは継続性の高い受注(ダム維持管理等)を獲得と記載。数値開示なし(受注高・受注残は未提示)。
- 在庫(販売用不動産等):販売用不動産 1,029.91百万円(前期114.265 → 大幅増。仕掛販売用不動産 1,030.321百万円)→ 不動産関連の在庫が大幅に増加(資産保有目的変更による振替・販売のため)。
- 在庫構成の変化は売上計上へ直結(LEGALAND表参道の保有目的変更→販売用不動産に振替、当期中に販売済)。
セグメント別情報
(第3四半期累計:2025/1/1–9/30、単位:千円→百万円表記)
- 不動産投資事業:売上 915.802百万円(前年128.793、+611.0%)、セグメント利益 85.583百万円
- 主因:販売用不動産の販売(LEGALAND等)、販売に伴う仲介手数料等費用増もあり
- 建設コンサルタント事業:売上 313.978百万円(前年249.735、+25.7%)、セグメント利益 68.476百万円(前年比△21.8%)
- 主因:売上は計画案件を取り込み増収。だが原価率の高い案件が多く利益率低下
- ファッションブランド事業:売上 138.794百万円(前年156.084、△11.0%)、セグメント利益 19.979百万円(+95.4%)
- 主因:主力子会社(濱野皮革工藝)を2025/10/1に売却。今後はライセンス中心。採算性の低い販促・出店抑制で費用削減
- セグメント間調整を経て営業利益は2.673百万円(連結)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画の具体的KPI等開示は今回短信に詳細なし(–)。コメントとしては:
- 投資事業:国内不動産に経営資源シフト
- ファッション:ライセンス中心への構造転換
- 建設コンサル:受注基盤の強化と生産性向上
- 進捗:不動産投資の本格化は売上で表れているが、本業の継続的な営業収益力向上(営業利益率)については未だ課題。
競合状況や市場動向
- マクロ概況:国内は緩やかな景気回復(個人消費の押し上げ)、ただし政局不透明。世界経済は底堅い成長継続との記載。
- 競合比較:同業他社との相対比較データは開示なし(–)。ただし不動産販売による収益依存度が高まっている点は業績変動要因となり得る。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(2025/1/1–12/31、会社公表):売上 2,882百万円(+199.9%)、営業利益 166百万円、経常利益 354百万円(+41.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益 358百万円(+84.0%)、EPS 45.92円
- 直近公表予想からの修正:なし
- 会社の前提条件:添付資料(P.3)参照(為替等の前提は短信本文での詳細開示は限定的)
- 予想の信頼性:
- 経常・純利益の進捗は良好(為替差益・特別利益の影響)があるが、営業利益の進捗が非常に低い点はリスク。過去の営業損失や営業CFマイナスの継続歴も踏まえると、通期営業利益達成は下期の本業改善に依存。
- リスク要因:
- 不動産販売に伴う収益の変動性(在庫の販売タイミング依存)
- 建設コンサル案件の原価上振れ(採算性の低い案件比率)
- 為替や海外子会社の処理による一時的な損益影響
- 営業キャッシュフローのマイナスが続くリスク(ただし現預金は潤沢)
重要な注記
- 会計方針の変更:法人税等に関する会計基準改正を第1四半期より適用。四半期財務諸表への影響はないと開示。
- 継続企業の前提:過去に営業損失・営業CFマイナスが継続している旨を開示しているが、現預金(3,235.8百万円)により当面の資金繰りは確保されているとして「重要な不確実性はない」と判断。
- 連結範囲の変更/後発事象:
- 濱野皮革工藝株式会社(ファッション事業の子会社)を2025年10月1日付で株式譲渡(譲渡価額130百万円)。以降、同社は連結対象外(ファッション事業はライセンス中心へ)。
- 資産保有目的の変更:LEGALAND表参道を保有目的変更→販売用不動産へ振替、当期中に販売し売上・売上原価に計上。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4840 |
| 企業名 | トライアイズ |
| URL | http://www.triis.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.11)」によって自動生成されました。
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