2025年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)(公認会計士等による期中レビューの完了)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期)に対する修正は無し。第1四半期の通期進捗は概ね順調(営業利益進捗率25.2%、当社株主帰属四半期純利益進捗率27.3%)。市場予想との比較は開示資料に記載なしのため「–」。
- 業績の方向性:増収減益(売上収益は前年同期比△1.7%、営業活動に係る利益は△41.4%の減少)。
- 注目すべき変化:前年同期に計上した大規模太陽光発電所(メガソーラー)売却益(営業利益に与えた影響 約50.0億円=約5,019百万円)の反動が営業利益・純利益を押し下げた点。これを除くと営業活動に係る利益は前年同期比で増加している旨の注記あり。
- 今後の見通し:通期業績予想の修正はなし(営業活動に係る利益:21,500百万円、当社株主に帰属する当期純利益:13,500百万円)。第1四半期の進捗は通期計画に対して概ね順調との会社コメント。
- 投資家への示唆:一過性の売却益の有無でYoY比較が大きく変わるため、今期業績は「ベースラインの営業収益力(在庫評価や事業別採算)」の動向と通期進捗を注視すべき。キャッシュポジションは四半期末で減少している点も留意。
基本情報
- 企業名:伊藤忠エネクス株式会社(コード:8133 東証プライム)
- 主要事業分野:LPガス・商品販売・カーライフ(給油所・自動車関連)・産業ビジネス(アスファルト、産業ガス等)・電力・ユーティリティ等のエネルギー関連事業
- 代表者名:代表取締役社長 CEO 吉田 朋史
- 問合せ先:財務経理部長 岸部 茂実(TEL 03-4233-8025)
- 報告概要:
- 提出日:2024年8月7日(第1四半期短信の期中レビュー完了を通知)
- 対象会計期間:2025年3月期 第1四半期連結累計期間(2024年4月1日~2024年6月30日)
- 四半期決算は公認会計士等による期中レビュー済(有限責任監査法人トーマツによるレビューで結論は適正)
- セグメント:
- ホームライフ事業(LPガス等家庭向け)
- カーライフ事業(CS=カーライフ・ステーション=給油所等、自動車関連)
- 産業ビジネス事業(アスファルト、環境関連、船舶燃料等)
- 電力・ユーティリティ事業(電力小売、熱供給等)
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末、自己株式含む):116,881,106株
- 期中平均株式数(四半期累計):112,817,511株
- 自己株式(期末):4,129,864株
- 今後の予定:
- 決算説明会資料作成:有(決算説明会開催は無)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較は通期ベース。第1四半期について会社は四半期ごとの目標を作成していない)
- 売上収益:211,030百万円(前年同期比 △1.7%)。通期見通しに対する進捗率:211,030 / (通期会社予想 売上収益は不記載のため進捗率は–)。
- 営業活動に係る利益(営業利益):5,415百万円(前年同期比 △41.4%)。通期見通し21,500百万円に対する進捗率:25.2%(達成可能性は現時点で「順調」と会社コメント)。
- 税引前四半期利益:6,031百万円(前年同期比 △29.2%)。通期見通し22,300百万円に対する進捗率:27.1%。
- 当社株主に帰属する四半期純利益:3,686百万円(前年同期比 △28.3%)。通期見通し13,500百万円に対する進捗率:27.3%(会社コメントでも同数値)。
- サプライズの要因:
- 主因は前年同期の大規模太陽光発電所売却益(営業利益に約50.0億円のプラス)が無くなった反動。これがYoYで大幅な営業・純利益減の主要因。
- ただし、同社はこの一過性利益を除くと営業活動に係る利益は前年同期比で増加していると説明している(事業ごとの採算改善等)。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想の修正を行っていない。第1四半期の進捗は営業利益・純利益ともにおおむね通期計画に対して順調(25~27%程度)との見方。
- 但し、エネルギー市況、為替、地政学リスク等外部変動要因が今後の下振れリスク。
財務指標(要点)
(単位:百万円。割合は四捨五入)
- 損益計算書(第1四半期累計)
- 売上収益:211,030(前年同期 214,743、△1.7%、△3,713)
- 売上総利益:22,340(前年同期 21,132、+5.7%)
- 営業活動に係る利益:5,415(前年同期 9,246、△41.4%)
- 税引前四半期利益:6,031(前年同期 8,519、△29.2%)
- 四半期純利益(当社株主に帰属):3,686(前年同期 5,139、△28.3%)
- 基本的1株当たり四半期純利益(EPS):32.67円(前年同期 45.54円、△28.3%)
- 収益性指標
- 営業利益率:5,415 / 211,030 = 約2.6%(前年同期は約4.3%)。業種平均との比較は業種別で異なるが、前年から低下。
- ROE(目安:8%以上良好):当期四半期純利益 / 株主資本(期末:163,069) = 3,686 / 163,069 ≒ 2.26%(目安より低い)。
- ROA(目安:5%以上良好):当期四半期純利益 / 総資産(期末:413,582) = 3,686 / 413,582 ≒ 0.89%(目安より低い)。
- 進捗率分析(通期見通しに対する第1四半期の進捗)
- 営業利益進捗率:5,415 / 21,500 = 25.2%
- 税引前利益進捗率:6,031 / 22,300 = 27.1%
- 当社株主帰属当期純利益進捗率:3,686 / 13,500 = 27.3%
- 会社は第1四半期の進捗を「順調」と位置づけ(ただし季節性や一過性項目の影響あり)。
- キャッシュフロー(第1四半期累計)
- 営業活動によるCF:△652(前年同期 8,733 → 大幅悪化)
- 投資活動によるCF:△4,837(前年同期 13,323。前年は資産売却等で大幅収入)
- フリーCF:△5,489(営業CF – 投資CF)
- 財務活動によるCF:△6,130(前年同期 △17,688)
- 現金及び現金同等物期末残高:18,526(前年同期末 36,437、△17,911)
- 実質営業キャッシュフロー(運転資金除く):6,478(前年同期 5,358、+1,120)
- 営業CF/純利益比率:営業CF(△652)と純利益(4,276)は簿価差・運転資金の影響で乖離(比率は1.0未満)。
- 貸借対照表(主要)
- 資産合計:413,582(前期末 444,304、△30,722)
- 負債合計:222,092(前期末 252,095、△30,003)
- 株主資本合計:163,069(前期末 162,543、+526)
- 株主資本比率(自己資本比率):39.4%(前期末 36.6% → 安定水準に近い。目安40%以上で安定とされるため「ほぼ安定」)
- 流動資産合計:177,611、流動負債合計:143,777 → 流動比率:約123.5%(流動性は確保されている水準)
- ネットDER(同社開示):△0.09倍(ネットで現金超過に近いポジション)
- 四半期推移(QoQ):
- 当四半期は季節要因で営業債権・営業債務が減少、資産・負債が総じて減少。営業CFは運転資金や法人税支払の影響でマイナス化。
- 財務安全性・効率性:
- 自己資本比率39.4%(ほぼ安定水準、目安40%)。
- ROE/ROAは低位(ROE ≒2.3%、ROA ≒0.9%)で、株主資本効率は低め。
特別損益・一時的要因
- 前年同期の特別利益:大規模太陽光発電所(メガソーラー)売却益(営業活動に係る利益に与えた影響 約50億1,900万円 ≒ 5,019百万円)→ 当期に該当の一過性利益は無し。
- 当期の特別損益:固定資産に係る損益は△61百万円(前期は固定資産売却益等で5,106百万円)。
- 影響:前年の一過性利益の反動がYoYでの営業・純利益減の主要因。一過性項目を除けば基礎的収益力は改善との会社説明。
- 継続性の判断:メガソーラー売却益は非継続。今後同規模の売却益が見込めるかは個別案件次第。
配当
- 第1四半期末配当:無
- 中間配当(予想):28.00円(前期と同額)
- 期末配当(予想):28.00円(前期と同額)
- 年間配当予想:56.00円(前期実績 54.00円 → 増配見込み)
- 配当予想の修正:無し(直近公表からの修正なし)
- 配当利回り:–(株価が不明のため)
- 株主還元方針:自社株買い等は第1四半期で一部自己株式取得(自己株式の取得による支出210百万円を計上)。
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資活動による主な支出):有形固定資産及び投資不動産の取得による支出 4,242百万円(第1四半期累計)。(前年同期は大規模売却等を含み金額差あり)
- 総投資(投資の取得による支出):92,755百万円(当四半期の投資取得に係る支出の注記あり)→ うち有形固定資産取得 42,424百万円、預け金回収などの影響あり。
- 減価償却費:5,302百万円(損益計算書の減価償却費等)
- 研究開発(R&D費):開示無し(→ –)
受注・在庫状況
- 受注高/受注残高:該当情報の開示無し(→ –)
- 棚卸資産(在庫):27,981百万円(前期末 28,508百万円。前年同期比:△527百万円)
- 在庫回転日数:開示無し(→ –)
セグメント別情報(第1四半期)
- 売上収益(外部顧客からの収益、百万円)
- ホームライフ:16,871(前年同期 15,703、+7.4%)
- カーライフ:144,164(前年同期 139,218、+3.6%)
- 産業ビジネス:33,261(前年同期 32,111、+3.6%)
- 電力・ユーティリティ:16,734(前年同期 27,711、△39.6%)
- 連結合計:211,030
- セグメント別営業活動に係る利益(百万円)
- ホームライフ:110(前年同期 △35 → 採算改善)
- カーライフ:1,776(前年同期 2,056、△13.6%)
- 産業ビジネス:1,382(前年同期 965、+43.2%)
- 電力・ユーティリティ:2,005(前年同期 6,135、△67.3%、前年のメガソーラー売却益影響大)
- 合計(報告セグメント計):5,273、調整額142を加え連結5,415
- セグメント寄与(売上高比)
- カーライフが主体(約68%)、産業ビジネス約15.8%、ホームライフ約8.0%、電力約7.9%
- 備考:
- 電力セグメントは前年の一過性売却益反動で大幅減益。ただし高圧販売の拡大等で販売数量は堅調な面あり。
- セグメント区分の見直し:一部持分法適用会社の区分を「産業ビジネス事業部門」に変更(過去数期分は組替表示済)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画の進捗:資料に中期計画の数値目標の明確な比較表は無し(→ KPI進捗は一部開示なし=–)。
- コメント:会社はコア事業でのキャッシュ創出をベースに周辺事業拡大や投資を継続する姿勢を示している。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内のエネルギー価格高騰は落ち着きつつあるが、地政学リスク・為替の不確実性が継続するとしている。
- 競合比較:同業他社との比較データは短信に記載なし(→ –)。セグメント別にはLPガスや電力小売で需要・供給の市況変動が業績に影響する点は共通。
今後の見通し
- 通期(2025年3月期)業績予想:修正なし
- 営業活動に係る利益:21,500百万円(前期比 △8.8%)
- 税引前利益:22,300百万円(前期比 △9.7%)
- 当社株主に帰属する当期純利益:13,500百万円(前期比 △2.8%)
- 基本的1株当たり当期純利益(通期):119.59円
- 前提条件:為替・市況等の前提は短信に詳細記載なし(→ 前提は一般的な市況想定だが開示は–)
- 予想の信頼性:第1四半期の進捗は通期計画に対して順調との会社見解。ただし前年の一過性利益の反動を勘案する必要あり。外部要因(為替、原燃料価格、電力市況等)が主要リスク。
- リスク要因(主な):エネルギー市況の変動、為替変動、地政学リスク、販売数量の季節変動、在庫評価の変動。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し(IFRSに基づく作成、会計方針・見積りの変更なし)
- 四半期連結財務諸表に対する期中レビュー:有限責任監査法人トーマツによるレビュー実施・結論は限定的な問題無し。
- セグメントの見直し:報告セグメント区分の見直しに伴う組替表示あり(ホームライフ/カーライフから一部を産業ビジネスへ移動)。
(注)
- 数値はすべて会社短信(2025年3月期 第1四半期:2024/4/1~2024/6/30)より抜粋。単位は明記のない場合百万円。
- 不明な項目は「–」で表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8133 |
| 企業名 | 伊藤忠エネクス |
| URL | http://www.itcenex.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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