1. 企業情報
企業名: QPS研究所
概要:
九州大学発祥のベンチャー企業で、小型SAR（合成開口レーダー）衛星の開発・製造および衛星から取得した画像データの販売を手掛けている。
事業内容:
- 小型SAR衛星の開発・製造
- 衛星から取得した画像データの販売
市場区分: グロース（内国株式）
17業種区分: 情報通信・サービスその他
33業種区分: 情報・通信業
住所: 〒810-0001 福岡市中央区天神1-15-35 レンゴー福岡天神ビル
代表者名: 大西 俊輔
設立年月日: 2016年4月21日
従業員数: 不明
平均年齢: 43.5歳
平均年収: 5,260千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題について:
QPS研究所は小型SAR衛星の開発において比較的新興企業であり、市場シェアはまだ確立されていない。競争優位性は技術力と衛星データの独自性にあり、しかし市場の成熟度が低いため、競争は激しい。課題としては、衛星製造・打上げの高いコストと技術的なリスクが挙げられる。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
経営陣は小型SAR衛星を活用したビジネスモデルの拡大を目指しており、技術開発とインフラ構築を推進し、製造・販売体制を強化する計画である。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
- 小型SAR衛星の技術開発とインフラ構築の推進
- 製造、販売体制の強化
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力など:
小型SAR衛星のデータ販売が主要な収益源である。市場ニーズは地球観測サービスの需要増加に連動しており、持続可能性は比較的高めであるが、技術革新の速度と市場の競争によって影響を受ける。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
小型SAR衛星の技術開発に注力しており、独自性の高い技術を保有している。
収益を牽引している製品やサービス:
小型SAR衛星とそのデータ販売
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較など:
- 予想EPS: -44.18円
- 実績BPS: 179.74円
現在の株価1,108円はBPSと比較して高値圏にあり、EPSとの比較では赤字水準であることを示唆している。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
直近10日間の株価は1,034円から1,184円の間で変動しており、52週高値3,495円と比較すると低値圏にあり、上昇傾向にある。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高: 前年同期比99.7%増の350百万円
- 営業利益: △228百万円
- 経常利益: △265百万円
- 純利益: △1,903百万円
- ROE: -6.26%
- 自己資本比率: 57.5%
財務状況は不安定であり、自己資本比率の低下が指摘される。
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する:
売上高は増加傾向にあるが、利益は赤字が続いている。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 0.00%
- 1株配当（会社予想）: 0.00円
配当は行われていない。
自社株買いなどの株主還元策:
自社株買いの情報は提供されていない。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
直近10日間の株価は上昇傾向にあり、特に12月18日以降、上昇が顕著である。
株価への影響を与える要因:
小型SAR衛星の打上げ成功と技術開発の進展が主な要因。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
QPS研究所は小型SAR衛星の開発・製造とデータ販売を手掛ける新興企業である。技術革新に注力し、市場ニーズの変化への適応力は高いが、財務状況は不安定で、赤字が続いている。株価は低値圏にあり、上昇傾向にある。投資判断は慎重を期す必要があり、技術革新と市場動向に注視する必要がある。
企業情報
| 銘柄コード | 5595 |
| 企業名 | QPS研究所 |
| URL | https://i-qps.net/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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