2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期会社予想に対して売上高・営業利益・経常利益は据え置き、親会社株主に帰属する当期純利益のみ上方修正(+87百万円)。上方修正の主因は連結子会社で計上した債務免除益(特別利益87.244百万円)。市場予想は明示なし。
- 業績の方向性:売上高は減収、損益は赤字縮小(減収・「減損縮小」)。第1四半期は売上高991百万円(前年比較の注意あり)、営業損失152百万円→前期1Qの営業損失348百万円から損失幅が縮小。
- 注目すべき変化:連結子会社による債務免除益の計上による一時的な特別利益(100.743百万円の特別利益合計)で四半期純損失が大きく改善。流動資産のうち売掛金・契約資産が大幅減(2,713,330千円→751,560千円)し現金が増加(1,224,340千円→1,680,371千円)。自己資本比率は2.1%と依然低水準。
- 今後の見通し:通期予想(売上6,000百万円、営業利益400百万円、経常利益420百万円)は売上・営業利益面で修正なし。純利益のみ債務免除益反映で従来見込300百万円→387百万円に上方修正(+29.0%)。会社は営業面は期初想定どおりと説明。
- 投資家への示唆:データ利活用サービスやkencom等の事業は受注・顧客数・顧客単価で改善が見られる一方、財務面(低い自己資本比率、負債依存、過去の欠損処理のための資本政策)に注意。債務免除益は一時的要因のため、継続的な収益改善は営業利益の回復(黒字化)で確認する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社データホライゾン(Data Horizon)コード 3628
- 主要事業分野:ヘルスケア事業(データヘルス関連サービス、データ利活用サービス、ヘルスケア向けアプリ「kencom」等)
- 代表者名:代表取締役社長 瀬川 翔
- 問合せ先:常務執行役員 経営企画本部長 松田 知浩(TEL 082-279-5525)
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月7日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(連結) 2025年4月1日~2025年6月30日
- 備考:2025年3月期は決算期変更により9か月決算(比較期間が異なるため会社は対前年増減率を原則記載せず)
- セグメント:
- 単一セグメント:ヘルスケア事業(記載省略)
- 発行済株式等:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):12,711,780株
- 期末自己株式数:20,593株
- 四半期累計平均株式数:12,691,187株
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:補足資料あり、決算説明会は開催無し
- 株主総会:第45回は2025年6月26日開催(既済)
- IRイベント:–(記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較、通期ベースは会社公表値を使用)
- 売上高(第1四半期累計実績):991百万円(通期予想6,000百万円に対する進捗率16.5%)
- 営業利益(第1四半期累計実績):△152百万円(通期予想400百万円に対する進捗率はマイナス)
- 親会社株主に帰属する当期純利益(第1四半期累計実績):△55百万円(通期予想387百万円に対する進捗はマイナス)
- 通期予想の修正:売上・営業利益・経常利益は未変更。親会社株主に帰属する当期純利益を300百万円→387百万円に上方修正(増減額+87百万円、増減率+29.0%)。上方修正は債務免除益の計上が要因。
- サプライズの要因:
- 主因は連結子会社(DeSCヘルスケア)の債務免除益87.244百万円計上(特別利益)。新株予約権戻入益13.5百万円も計上され、特別利益合計100.743百万円が純損失縮小に寄与。
- 営業ベースでは固定費削減(償却等の見直し含む)および売上原価改善により営業損失が縮小している(しかし黒字化には至らず)。
- 通期への影響:
- 債務免除益は一時的要因であるため、通期営業利益(400百万円)達成は営業活動の持続的回復がカギ。会社は期初想定どおり営業は順調と説明しているが、現状は第1四半期で売上進捗が25%目安を下回る(16.5%)ため四半期配分や季節性を踏まえた検証が必要。
財務指標(要点)
※金額は会社資料の表示に合わせ「百万円(千円表記は注)」で記載。前年同期比較は会社注記により非完全比較だが、数値差・%は便宜的に算出し注記。
- 損益(第1四半期累計:2025/4/1~2025/6/30)
- 売上高:991百万円(前期同表示 1,081百万円 → 差 −89.6百万円、−8.3%)
- 売上総利益:338.2百万円(前期 223.6百万円、+114.6百万円、+51.3%)
- 販管費:490.8百万円(前期 571.8百万円、−81.1百万円、−14.2%)
- 営業利益(損失):△152.5百万円(前期 △348.2百万円 → 損失幅縮小:改善195.7百万円、損失幅減少約56.2%)
- 経常利益(損失):△148.7百万円(前期 △342.1百万円 → 改善193.4百万円、約56.5%改善)
- 親会社株主に帰属する四半期純損失:△55.7百万円(前期 △319.4百万円 → 改善263.7百万円、約82.6%改善)
- 1株当たり四半期純損失(EPS):△4.39円(前期 △25.20円)
- 要監視指標(比率等)
- 営業利益率:△152.5 / 991 = △15.4%(同期間は △32.2% → 喪失幅は縮小しているがマイナス)
- ROA(参考, 単純算出、期末総資産平均ベース):△55.7 / 平均資産(約5,408.7) = △1.03%(負の値、目安5%以上で良好に達せず)
- ROE(参考, 親会社株主持分平均ベース):△55.7 / 平均親会社株主持分(約124.8) = △44.6%(負の値、改善が必要)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期累計の進捗)
- 売上高進捗率:991 / 6,000 = 16.5%(均等配分の25%を下回る)
- 営業利益進捗率:△152.5 / 400 = −38.1%(累積損失のため進捗率評価は負)
- 純利益進捗率:△55.7 / 387 = −14.4%
- 備考:会社は期初の営業計画は順調と説明しているが、第1四半期単独の進捗は季節性あるいは案件集中の可能性を確認する必要あり。
- キャッシュ・フロー(注:四半期CF計算書は未作成)
- 現金及び預金:1,224,340千円 → 1,680,371千円(増加+456,031千円)
- 営業CF等の詳細数値は未作成(四半期CFは作成していない旨)。
- 備考:売掛金及び契約資産が大幅減少(2,713,330千円 → 751,560千円)、結果として現金は増加している。
- 財政状態(2025/6/30)
- 総資産:4,722百万円(前期末 6,095百万円 → −1,373百万円)
- 純資産:153.7百万円(前期末 221.7百万円 → −67.9百万円)
- 親会社株主持分(自己資本):96.996百万円(参考自己資本 96百万円)
- 自己資本比率:2.1%(目安 40%以上が安定だが低水準)
- 流動比率:流動資産 2,629.7 / 流動負債 1,629.3 = 161.4%(流動比率>100%、流動性は一定の余裕あり)
- 負債合計:4,568.4百万円(前期末 5,873.7百万円 → 減少)
- 短期借入金:2,200百万円→700百万円(短期借入が大幅減少)
- 長期借入金:2,490百万円→2,873百万円(長期借入は増加)
- 効率性
- 総資産回転率(簡易):売上991 / 総資産4,722 = 0.21回(年間換算・補正要)
- セグメント別:単一セグメント(ヘルスケア)のため詳細は省略
特別損益・一時的要因
- 特別利益:
- 債務免除益:87,244千円(87.244百万円:連結子会社で計上)→ 通期純利益上振れの主要因
- 新株予約権戻入益:13,500千円
- 特別利益合計:100,743千円
- 特別損失:固定資産除却損等 263千円(小額)
- 一時的要因の影響:
- 特別利益が純損失の縮小に大きく寄与しているため、営業利益ベースの回復が確認できるまでは「実質的な業績改善」として過大評価すべきではない。債務免除は基本的に一度きりの事象と考えられるため継続性は低い。
- 継続性の判断:債務免除益は恒常的要因ではない。営業収益力(データ利活用サービス、kencom等)の継続的成長が今後の評価ポイント。
配当
- 期中配当実績:なし(第1四半期末配当 0.00円)
- 通期予想配当:年間0.00円(変わらず)
- 配当利回り:0%(記載株価による計算値は–)
- 配当性向:–(配当ゼロのため該当せず)
- 株主還元方針:自社株買い等の記載なし
設備投資・研究開発
- 設備投資(固定資産の注記より)
- 無形固定資産(ソフトウエア)が増加:609,501千円 → 754,540千円(増加約145,039千円)。社内効率化のためのシステム開発を推進。
- 減価償却費(第1四半期):65,333千円(前第1Q 114,307千円)
- 研究開発:
- R&D費用の明細は記載なし(ただしソフトウエア投資は内部開発の一環と説明)
- のれん償却:12,121千円(前期第1Q 64,320千円)— 会計見積り変更やのれん償却スケジュールの影響あり
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注状況:
- 2025年6月末までの直近12か月の取引社数:68社(うち製薬会社等33社)→ 前年同期 55社(同29社)から増加
- 顧客あたり取引額:前年同期比+24%
- データ利活用サービス売上高:前年同期比+80%(会社記載)
- 市町村国保の2025年度案件受注は2024年度通期実績を上回り、受注件数を増加と説明
- 在庫状況:
- 棚卸資産(商品・仕掛品等):合計小額(商品 960千円、仕掛品 82,609千円)
- 在庫回転等の詳細は記載なし
セグメント別情報
- 単一セグメント(ヘルスケア事業)のため、セグメント別売上・利益の個別開示は省略。
- セグメント内の注目点:
- データヘルス関連サービス:2025年度案件の受注活動に注力。前年の特需(第3期データヘルス計画)を除くと今期は計画ベースの受注で安定的伸長との記載。
- データ利活用サービス:引き合い強く、売上高は前年同期比で80%増を会社表明。
- kencom(ヘルスケアエンタメアプリ):複数自治体から新規受注を獲得し自治体数増加中。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:明示的な数値目標は本資料に無し。通期業績目標(2026年3月期)は売上6,000百万円、営業利益400百万円など。
- KPI達成状況:
- 顧客数・顧客単価は増加(取引社数68、顧客あたり取引額+24%)で良好な進捗を示唆する一方、自己資本比率等の財務健全性指標は低迷しているため資本政策(既に減資・剰余金振替による欠損填補の措置実施)も評価の対象。
競合状況や市場動向
- 競合比較:資料に具体的な同業他社比較は無し。
- 市場動向:自治体の財政が厳しい一方で、公的な医療費適正化の政策ニーズは高く、当社の提供サービスには引き続き需要があると会社は説明。
今後の見通し
- 業績予想(会社公表、通期 2025/4/1~2026/3/31):
- 売上高:6,000百万円(修正無し)
- 営業利益:400百万円(修正無し)
- 経常利益:420百万円(修正無し)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:387百万円(従来300百万円→修正。債務免除益を反映)
- 1株当たり当期純利益:30.49円(修正後)
- 会社予想の前提:営業活動は期初想定どおり進捗している旨。為替等の外部前提の明示は無し。
- 予想の信頼性:純利益の上振れは一時的要因(債務免除)を反映しているため、営業利益・経常利益が通期目標に到達するかを確認することが重要。過去期(前期)は欠損があったため、会社は資本振替で欠損填補を実施している。
- リスク要因:
- 自治体向け事業の予算・スケジュール依存、政策・財政環境の変化
- 依然低い自己資本比率(2.1%)と高い負債依存度
- 特別利益に依存した純利益改善は持続性が低い
重要な注記
- 会計方針・見積りの変更:
- kencom用ソフトウェアの耐用年数を従来の2年から5年に変更(見積りの変更)。当期の損益への影響は無いと記載。
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理:無
- 継続企業の前提:該当事項なし
- 資本政策:
- 2025年6月26日の株主総会で資本金・資本準備金の減少およびその他資本剰余金の繰越利益剰余金への振替による欠損填補を決議、2025年8月2日効力発生。これは勘定科目間の振替で発行済株式数・純資産総額に変動なし(業績への直接影響なし)。
(注記)
- 本まとめは開示資料に基づく事実整理であり、投資助言や推奨を行うものではありません。
- 「前年同期比」の%表示は資料上は比較対象期間差のため会社が原則記載を避けている旨の注記があります。上記で示した増減率・進捗率等は開示数値を元に便宜的に算出したものであり、比較の際は会社注記(決算期変更による期間差)を参照してください。
- 不明・未記載の項目は「–」で表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3628 |
| 企業名 | データホライゾン |
| URL | http://www.dhorizon.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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