2025年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(公認会計士等による期中レビューの完了)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社公表の通期予想に対する修正は無し。市場コンセンサスは提示されていないため「予想どおり(修正なし)」と判断。ただし第3四半期累計の損益は通期予想達成に向け第4四半期で大幅な回復が必要。
  • 業績の方向性:増収(売上高 8,929 百万円、前年同期比 +19.7%)だが、累計では減益・最終損失(親会社株主に帰属する四半期純損失 △246 百万円)。
  • 注目すべき変化:特注試験装置及びサービスが好調で売上高は5,673 百万円(前年同期比 +29.2%)、セグメント損益は前年の大幅損失からほぼ黒字転換に近い改善(前年 △488 → 当期 △14 百万円)。前年同期の親会社株主に帰属する利益(696 百万円)には旧本社ビル売却益1,851 百万円の特別利益が含まれており、比較上の差異要因となる。
  • 今後の見通し:通期予想(売上高 13,800 百万円、営業利益 600 百万円)は変更なし。受注残高は9,586 百万円(前年同期比 +20.0%)と高水準のため売上面の達成可能性はある一方、通期で営業利益600 百万円を確保するには第4四半期で大幅な利益回復が必要(第3四半期累計は営業損失 △227 百万円のため、Q4で約827 百万円の営業利益が必要)。
  • 投資家への示唆:受注・受注残は拡大しており売上回復基調は確認できるが、通期黒字化の可否は第4四半期の収益性回復(大型案件の納品収益化やコスト管理)の実行に依存。前年の一時益要因を除いた実力値を重視して確認することが重要。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社小野測器(コード:6858、東証スタンダード)
    • 主要事業分野:計測機器の設計・製造・販売、特注試験装置の受託開発・販売、修理・校正等のサービス
    • 代表者名:取締役社長 大越 祐史
    • 問合せ先:取締役常務執行役員 濵田 仁(TEL:045-514-2601)
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月13日(期中レビュー完了の報告)
    • 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期 累計、連結)
    • 決算説明会:無(補足資料は作成あり)
  • セグメント:
    • 計測機器:回転速度、寸法変位、トルク計測、音響・振動関連などの計測装置・センサ類
    • 特注試験装置及びサービス:モータ試験装置、シミュレーションベンチ(VRS)、修理・校正・受託試験等のサービス
    • その他:損害保険代理業、土地・建物管理等(報告セグメント外)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):12,200,000 株(第3Q末)
    • 期末自己株式数:1,775,902 株(第3Q末)
    • 期中平均株式数(累計):10,389,850 株(第3Q累計)
    • 時価総額:–(開示無し)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:通期予想は2025年1月30日公表分から修正なし(次回イベントは未記載)
    • 株主総会、IRイベント等:–(開示無し)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想は通期のみ、公表分との比較)
    • 売上高:第3Q累計 8,929 百万円。通期予想 13,800 百万円に対する進捗率 64.7%(9か月=75%超が一般的だが、前年同期実績比で改善)。
    • 営業利益:第3Q累計 △227 百万円。通期予想 600 百万円に対する進捗率(単純計算) −37.8%(累計でマイナスのため、第4Qで大幅な巻き返しが必要)。
    • 純利益:親会社株主に帰属する当期純利益 累計 △246 百万円。通期予想 550 百万円に対する進捗率 −44.7%。
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:受注高の回復(11,496 百万円、前年同期比 +10.8%)、特注試験装置及びサービスの大幅増(受注・売上とも好調)。
    • 下振れ要因:前年同期に含まれていた旧本社ビル売却益(1,851 百万円)がないため、前年と比べた純利益は大幅な差異。第3Q累計では営業損失が残存。
    • 販管費の増加(展示会・販促等で +131 百万円)も利益改善の足かせ。
  • 通期への影響:
    • 会社は受注残高の高水準(9,586 百万円)を根拠に通期予想の達成可能と判断し、業績予想の修正は無し。
    • 定量的には第4四半期で大幅な収益回復(営業利益で約827 百万円の黒字化が必要)を見込めるかが鍵で、受注実行性・納期・原価管理がリスク要因。

財務指標(主要数値)

※単位:百万円、%は前年同期比(可能なもの)

  • 損益(第3四半期累計)
    • 売上高:8,929(+19.7%/+1,470)
    • 売上原価:4,993(―)
    • 売上総利益:3,936
    • 販売費及び一般管理費:4,163(前年から +131)
    • 営業利益:△227(前年 △703、改善)
    • 経常利益:△175(前年 △663、改善)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:△246(前年 696;前年は特別利益含む)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):△23.77 円(前年 65.82 円)
  • 収益性指標
    • 営業利益率:−2.5%(前年同期間 −9.4%、改善)
    • 経常利益率:−2.0%(前年同 −8.9%、改善)
    • ROE(自己資本利益率):−1.6%(参考表記、良好目安:8%以上)
    • ROA(概算):約 −1.2%(純損失 △246 / 総資産 20,689)
  • 財政状態(第3Q末:2025/9/30)
    • 総資産:20,689(前期末 21,309、△620)
    • 純資産:15,777(前期末 15,914、△137)
    • 自己資本比率:74.8%(安定水準、前期 73.3%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第3Q累計進捗)
    • 売上高進捗率:64.7%(8,929 / 13,800)
    • 営業利益進捗率:−37.8%(△227 / 600、累計がマイナス)
    • 純利益進捗率:−44.7%(△246 / 550)
    • 備考:9か月での売上進捗は63〜75%程度が一般的だが、セグメント・案件の納期分布により変動するため単純比較は注意
  • キャッシュフロー(第3Q累計)
    • 営業CF:+483(前年同期 +120) → 営業CF/純利益比率:483 / (△220 の税引前△179) はプラスだが、純利益との比較は累計損益と異なる要素あり。目安は営業CFが純利益以上で健全だが本期は営業CFはプラス。
    • 投資CF:△459(主な支出:有形固定資産取得 266、無形固定資産取得 186)
    • 財務CF:△468(長期借入金返済 201、配当支払 256)
    • フリーCF(概算):+24(営業CF 483 − 投資CF 459)
    • 現金同等物残高:3,746(前期末 4,240、△493、△11.6%)
  • 四半期推移(QoQ・季節性)
    • 四半期別売上・営業利益の表が開示されており、特注試験装置の受注・売上は第1〜3Qで変動するが全体として回復基調。第4Qに売上の一部集中する傾向あり(受注残の期末寄与)。
  • 財務安全性
    • 自己資本比率 74.8%(安定水準)
    • 短期借入金 1,000、長期借入金は期末でほぼ解消。現預金が借入を上回る(ネットキャッシュの状況)。

特別損益・一時的要因

  • 前年同期間の特別利益:旧本社ビル売却益 1,851 百万円(2024年の大きな一時益)
  • 当期の特別利益:固定資産売却益 1 百万円
  • 当期の特別損失:固定資産除却損 5 百万円 等
  • 一時的要因の影響:前年との比較で純利益の大幅差は旧本社ビル売却益に起因。実力値(特別項目除く)では営業損失は縮小しており事業の回復は確認できる。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 2024年:年間 30.00 円(中間 15、期末 15)
    • 2025年:中間 10.00 円(実績)、期末予想 10.00 円、年間予想 20.00 円(修正なし)
  • 配当性向(会社予想ベース):年間配当 20 円 / 1株当たり当期純利益(通期予想 53.24 円) ≒ 37.6%(予想ベース、参考)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:自社株買い等の開示無し(直近の自己株式は一部保有中、期中取得は無し)

設備投資・研究開発

  • 設備投資(第3Q累計):450 百万円(表記)
  • 減価償却費(第3Q累計):517 百万円
  • 研究開発費(第3Q累計):739 百万円(対売上比は要計算;R&D継続投資を実施)
  • 中期投資計画:中期経営計画「Challenge Stage IV」で開発投資 35〜40 億円、設備投資 40 億円(3年累計)を想定

受注・在庫状況

  • 受注高:11,496(前年同期比 +10.8%)
  • 受注残高(バックログ):9,586(前年同期比 +20.0%)
  • 在庫(主な動き):仕掛品 2,030(前期 1,467 → 増加)、棚卸資産の増加は受注・製造進捗に伴うもの
  • Book-to-Bill:受注高 11,496 に対し売上高 8,929 で受注が上回り健全(ただし納期や顧客指定納期の多さで年度間繰越が多い)

セグメント別情報

  • 計測機器:
    • 売上高:3,246(+6.2%)
    • セグメント損益:△209(前年 △213、ほぼ横ばいだが僅かな改善)
    • 備考:回転速度や非接触厚さ計等が堅調。海外販促のため人員強化で費用増。
  • 特注試験装置及びサービス:
    • 売上高:5,673(+29.2%)
    • セグメント損益:△14(前年 △488 → 大幅改善)
    • 備考:モータ試験装置やVRSの需要、アフターサービス・受託試験が寄与。ベンチマーキングレポート販売も開始。
  • その他:
    • 売上高:103(△6.2%)、セグメント利益 16(△15.6%)

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画「Challenge Stage IV」(2025-2027)の初年度を始動:
    • 成長戦略:デジタル開発(「はかるを極め、わかるに挑む」)
    • グローバル拡販:計測機器の海外販売拡大
    • 構造改革:DX推進、稼ぐ仕組みの構築
    • 成長投資:開発投資 35〜40 億円、設備投資 40 億円(3年累計)
  • 進捗:受注回復、特注装置の売上増で初年度は方向性の整備が進むが、投資の初期コストが利益を圧迫する可能性あり。

競合状況や市場動向

  • 事業環境:自動車の電動化対応や製造業の設備投資回復が追い風。ただしエネルギー・原材料価格や世界の通商政策による不確実性は依然存在。
  • 競合比較:同業他社との定量比較データは提示なし。セグメント別の受注・売上回復は競争力を示唆するが、価格競争や納期履行が重要。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2025年12月期予想):売上高 13,800(+16.9%)、営業利益 600(+315.0%)、経常利益 650(+206.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益 550(△62.3%)
    • 会社見解:受注残高が高水準であり、現時点では期首予想を達成可能と判断し予想修正は無し。
  • 予想の信頼性:通期での黒字転換は第4Qの大幅回復に依存。過去の四半期実績や受注残はポジティブ材料だが、納期遅延やコスト上振れリスクが残る。
  • リスク要因:
    • マクロリスク(原材料費、エネルギーコスト、消費マインド)
    • 為替変動(海外拡販の推進中)
    • 受注案件の納期・採算性(受注残高は高いが期内売上化確度)
    • 競合環境・技術変化

重要な注記

  • 会計・監査:第3四半期連結財務諸表について公認会計士等による期中レビューが完了。レビュー報告で重要な点は指摘されていない(無限定的結論)。
  • 会計方針変更等:無し
  • 不明な項目:時価総額、株主総会日、IR開催予定等は開示なし → 表示は “–”

(注)上記は提出された決算短信および添付資料に基づく整理・要約であり、投資判断を促すものではありません。数値は会社公表値(百万円単位、端数切捨て)に基づき記載しています。必要に応じて個別の項目についてさらに深掘りできます。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6858
企業名 小野測器
URL http://www.onosokki.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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