2025年12月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想に変更はなし。四半期(中間期)実績と会社公表の通期予想との直接比較対象となる修正はなし。市場予想は開示資料に記載なし(–)。
- 業績の方向性:売上高は251百万円で前年同期比△20.4%と減収、営業損失は1,052百万円(前年は1,095百万円の損失)と損失は縮小。分類すると「減収増益(損失縮小)」。
- 注目すべき変化:現金及び預金が2,108百万円→1,061百万円と約1,047百万円減少。加えて「継続企業の前提に関する重要な疑義」を会社が明示(下半期の臨床試験資金が手元資金で不足する可能性)。
- 今後の見通し:通期予想(売上722百万円、営業損失△2,133百万円)に変更なし。第2四半期までの進捗は売上進捗約34.8%、営業損失進捗約49.4%。下半期の臨床投資負担と資金調達(新株予約権付社債等)状況が達成可否の鍵。
- 投資家への示唆:パイプライン(特にdocirbrutinib)の臨床進捗とライセンス/マイルストーン収入、新株予約権付社債などの資金調達動向が短中期の最重要注視ポイント。継続企業の前提に関する不確実性が存在するため資金繰り関連情報を継続的に確認する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:カルナバイオサイエンス株式会社
- 主要事業分野:創薬事業(パイプラインの臨床開発・導出)および創薬支援事業(キナーゼ関連タンパク質販売、プロファイリングサービス等)
- 代表者名:代表取締役社長 吉野公一郎
- URL: https://www.carnabio.com
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月6日(半期報告書提出予定日:2025年8月7日)
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年6月30日(第2四半期・中間期、連結、日本基準)
- 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
- セグメント:
- 創薬事業:自社創薬パイプライン(BTK阻害剤 docirbrutinib 等、臨床開発を推進、導出を目指す)
- 創薬支援事業:キナーゼ関連タンパク質販売、プロファイリングサービス、特注製品・試験の提供
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):19,115,500株(2025/6/30)
- 期中平均株式数(中間期):19,098,719株
- 時価総額:–(開示なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年8月7日(済)
- 新株予約権付社債の追加払込予定:第2回(払込期日予定 2025/9/29)、第3回(払込期日予定 2025/11/27)※合計最大675百万円の払込予定(第1回225Mは既に受領)
- 決算関連IR、臨床学会発表等:随時(EHA2025等で既報)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 売上高:251百万円(中間実績)。会社の通期予想(722百万円)に対する進捗率:約34.8%。中間期単体で会社予想との「直接比較対象となる修正」はなし(四半期ベースの会社予想非提示)。
- 営業利益:△1,052百万円(中間実績)。通期予想△2,133百万円に対する進捗率:約49.4%。
- 純利益(親会社株主帰属):△1,056百万円(中間実績)。通期予想△2,147百万円に対する進捗率:約49.2%。
- サプライズの要因:
- 売上は創薬支援事業の米国・中国向けは堅調だが、国内大型顧客の受注低迷や欧州の大口顧客の段階移行により前年同期比で減収。営業損失は研究開発費は積極投資だが、若干の費用コントロール等で損失は縮小。特段の一時的な特別利益はなく、サプライズ要因は限定的。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を維持。だが下半期に予定する臨床試験費用の支出が大きく、手元資金では不足する可能性を指摘しており、新たな資金調達(社債・ライセンス収入等)の成否が通期計画達成に影響。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産:1,635百万円(2025/6/30)← 前期末2,772百万円(減少)
- 純資産:1,391百万円(同)← 前期末2,475百万円(減少)
- 自己資本比率:85.1%(安定水準:高い)
- 流動負債:184,225千円、負債合計:244,463千円(負債は小さい)
- 収益性(中間期: 2025/1–6)
- 売上高:251,097千円(前年同期315,642千円、前年同期比△20.4%、金額差△64,545千円)
- 営業利益:△1,052,841千円(前年同期△1,095,000千円、損失は改善、差分 +42,159千円、改善率約3.9%)
- 営業利益率:△419.5%(営業損失÷売上高、研究開発企業の成長投資段階のためマイナス幅が大きい)
- 経常利益:△1,055,024千円(前年同期△1,087,156千円、改善)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:△1,056,054千円(前年同期△1,094,118千円、改善)
- 1株当たり中間純利益(EPS):△55.29円(前年同期△63.25円、改善)
- 収益性指標(参考)
- ROE(簡易計算、当中間期純損失ベース):△1,056 / 1,391 ≒ △75.9%(非常にマイナス、投資段階のため参考値)
- ROA(簡易計算):△1,056 / 1,635 ≒ △64.6%(同上)
- 目安コメント:ROE/ROAは大幅マイナス(開発投資フェーズの創薬ベンチャーの特徴)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
- 売上高進捗率:34.8%(通期722百万円に対して)
- 営業利益進捗率:49.4%(通期△2,133百万円に対して)
- 純利益進捗率:49.2%(通期△2,147百万円に対して)
- コメント:損失の進捗は概ね上期で半分に近く、下期の研究開発投資次第で通期数値に影響。
- キャッシュフロー
- 営業CF:△994,641千円(前年同期△222,059千円、営業CFは大幅マイナスに悪化)
- 投資CF:△15,884千円(前年同期△7,108千円、投資は小幅増)
- 財務CF:△14,006千円(前年同期+279,068千円、前年は第三者割当増資による収入があったため差)
- フリーCF:営業CF – 投資CF = △1,010,525千円(大幅マイナス)
- 営業CF/純利益比率:約0.94(営業CF÷中間純損失、目安1.0以上が健全。若干下回る)
- 現金同等物残高:1,060,569千円(期首2,108,484千円→減少1,047,915千円)
- 四半期推移(QoQ)
- 詳細なQoQ数値は非表示だが、期首から現金急減、営業CFの大幅マイナスが継続。
- 財務安全性
- 自己資本比率:85.1%(安定水準)
- 負債比率:負債合計244百万円に対し純資産1,391百万円で総じて低い負債
- 流動比率:流動資産1,589百万円 ÷ 流動負債184百万円 ≒ 863%(流動性は高いが現金は急減中)
- 効率性
- 売上高営業利益率は大幅マイナスであるため、現状は成長投資優先の状況。
- セグメント別
- 創薬事業:売上計上なし、研究開発費中心(当中間期の創薬事業R&D費 864百万円、前年同期比△6.4%減)。営業損失:1,001百万円(前年1,070百万円の損失)。
- 創薬支援事業:売上251百万円(前中間比△20.4%)、営業損失51百万円(前年24百万円の損失)。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:該当なし(表示なし)
- 特別損失:減損損失315千円(少額)
- 一時的要因の影響:特別損失はごく小額で業績へ大きな影響はなし。実質的な業績評価は通常の営業・研究開発支出が主因。
- 継続性の判断:一時項目は限定的で、継続的なR&D支出が業績に影響する構造。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当:0.00円(2025/6末)
- 期末配当(予想):0.00円
- 年間配当予想:0.00円(修正なし)
- 配当利回り:–(株価ベースの数値なし)
- 配当性向:–(配当ゼロ)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:当面は無配、資金は研究開発と臨床推進に充当。
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 当中間期の有形固定資産取得による支出:140千円(小額)
- 減価償却費:当中間期は計上なし(中間連結CFで減価償却費 0)
- 研究開発:
- R&D費用(創薬事業中心):864百万円(前年中間比△6.4%)
- 主なテーマ:docirbrutinib(AS-1763、BTK阻害剤)、monzosertib(AS-0141、CDC7阻害剤)、sofnobrutinib(AS-0871)等。臨床(フェーズ1b等)に注力。
受注・在庫状況
- 受注状況:受注高等の詳細数字は開示なし(–)
- 在庫状況:
- 商品及び製品:113,272千円(前期108,064千円、やや増加)
- 仕掛品:13,989千円(前期9,069千円、増加)
- 在庫回転日数等は記載なし(–)
セグメント別情報
- 創薬事業:
- 売上計上なし、研究開発投資中心。営業損失1,001百万円。
- パイプライン戦略:最大フェーズ2実施後に導出(ライセンスアウト)を目指す。docirbrutinibは米国でフェーズ1b進行中、EHA2025で良好な初期データを発表。
- 創薬支援事業:
- 売上251百万円(前中間比△20.4%)、営業損失51百万円。
- 地域別:国内52百万円(△47.3%)、北米123百万円(△4.9%)、欧州22百万円(△31.9%)、その他52百万円(△0.1%)。海外比率高め(海外198百万円、前中間比△7.9%)。
- 戦略:タンパク質品揃え強化、Mobility Shift Assay等の独自サービス拡充で顧客基盤拡大を図る。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:詳細数値の開示は今回短信に限定的だが、方針は臨床を進めてパイプライン価値を高めライセンスアウトを図ること。
- KPI達成状況:主要KPI(臨床進捗、ライセンス収入等)は進捗中(docirbrutinibの用量拡大/コホート進行、monzosertibの用量拡大等)。
競合状況や市場動向
- 競合比較:BTK阻害剤やがん領域は大型製薬やバイオベンチャーが多く競合は存在。既存BTK市場は約1.5兆円(2024年時点)と大きく、docirbrutinibの市場ポテンシャルは大きいと会社は記載。
- 市場動向:免疫・炎症、血液がん、固形がんなどのニーズは継続。パートナリング(導出/共同開発)による資金化が重要。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更なし):売上高722百万円(前期比+13.5%)、営業損失△2,133百万円、経常損失△2,137百万円、親会社株主に帰属する当期純損失△2,147百万円、1株当たり当期純損失△112.46円。
- 会社予想の前提:臨床開発の進捗、ライセンス収入の見込み等(詳細な前提は別途開示資料参照)。
- 予想の信頼性:第2四半期時点で通期予想は据え置き。ただし会社自身が継続企業の前提に重要な不確実性があると明示しており、資金調達・導出の成否に依存。
- リスク要因:
- 臨床試験費用の増大・患者登録の遅れ、資金調達(希薄化/条件悪化の可能性)、ライセンス契約やマイルストーンの不確定性、競合薬の臨床結果・承認動向、為替リスク(海外顧客比率あり)など。
重要な注記
- 会計方針の変更:2022年改正会計基準等の適用による会計方針の変更あり(法人税等に関する取扱い等)。但し中間比較数値への影響はないと記載。
- 継続企業の前提に関する注記:当中間期末時点で下半期以降の研究開発資金が手許資金で十分でない可能性があり、「継続企業の前提に重要な疑義」が存在すると会社が判断。会社は(1)パイプラインの導出、(2)創薬支援事業の営業CF確保、(3)新たな資金調達(既に新株予約権付社債プログラム設定、第一回は払込済)を課題として対応を進めているが、資金流入は未確定であるため不確実性が残る。
- 注記により中間連結財務諸表は継続企業前提で作成されているが、中間期末時点の重要な不確実性は反映されている旨。
(不明な項目は「–」で記載しています)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4572 |
| 企業名 | カルナバイオサイエンス |
| URL | http://www.carnabio.com/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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