2025年11月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:売上高は会社予想(通期)に対する進捗が良好で「上振れ寄りの進捗」(第3四半期累計:2,402百万円、通期予想3,349百万円に対し進捗率約71.7%)。一方、特別損失(のれんの減損)1,160百万円計上の影響で四半期純損失が拡大(親会社株主に帰属する四半期純損失△1,048百万円)し、純利益は大幅な下振れ。
- 業績の方向性:通期ベースでは増収の見込み(通期予想:売上高+57.2%)だが、当第3四半期累計は「増収・減益(特別損失含むで大幅減益)」の状況。
- 注目すべき変化:連結範囲の大幅変更(6社を新規連結。Zaif等を含むネクスデジタルグループの取り込み)により総資産が急増(5,941百万円→115,878百万円)、預り暗号資産の計上(約100,146百万円)が主因。合わせてのれん(約1,160百万円)を全額減損計上。
- 今後の見通し:会社は業績予想の修正を行っておらず通期予想は据え置き。第4四半期で大幅な黒字転換が必要な点に留意(第3四半期累計の営業損失・税引前損失は特別損失除くと小幅な赤字水準であり、特損は一時要因)。
- 投資家への示唆:今回の財務数値の変動は「連結範囲拡大(M&A・連結子会社化)に伴う会計上の反映(顧客暗号資産計上、のれん・減損等)」が主因。経常事業の売上増は確認できるが、自己資本比率の急低下・負債増・法的係争(ネクスデジタルグループ関連の株主権を巡る訴訟等)を含め、財務体質・将来の収益性・ガバナンス動向を注視する必要あり。※投資助言は行いません。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:株式会社ネクスグループ(証券コード 6634)
- 主要事業分野:IoT関連事業、メタバース・デジタルコンテンツ事業、暗号資産・ブロックチェーン事業、ソリューション事業 等(各事業の詳細はセグメント欄参照)
- 代表者名:代表取締役社長 石原 直樹
- URL:https://ncxxgroup.co.jp/
- 報告概要
- 提出日:2025年10月14日
- 対象会計期間:2025年11月期 第3四半期累計(2024年12月1日~2025年8月31日)
- 決算説明会資料:作成無し、決算説明会:無し
- セグメント(報告上の区分)
- IoT関連事業:車載テレマティクス、5G/RedCap端末、農業ICT(NCXX FARM)等
- メタバース・デジタルコンテンツ事業:電子書籍事業、Skeb等
- 暗号資産・ブロックチェーン事業:暗号資産交換業(Zaif)やブロックチェーン開発・コンサル
- ソリューション事業:物流・販売支援、システム開発(ネクスソフト等)
- その他:ネクスデジタルグループ関連等
- 発行済株式
- 期末発行済株式数(普通株式):38,114,227株
- 期末自己株式数:2,628,268株
- 期中平均株式数(四半期累計):36,581,923株
- 今後の予定
- 次回決算発表:通期(2025年11月期)決算 発表予定:–(会社公表スケジュール参照)
- 株主総会/IRイベント:–(四半期短信に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社公表の通期予想に対する第3四半期累計の達成状況)
- 売上高:第3四半期累計 2,402百万円 / 通期予想 3,349百万円 → 達成率 約71.7%
- 営業利益:第3四半期累計 △98百万円 / 通期予想 +29百万円 → 未達(累計は赤字)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:第3四半期累計 △1,048百万円 / 通期予想 +16百万円 → 未達(大幅マイナス)
- サプライズの要因
- 主因:連結子会社化に伴う利用者暗号資産(預り暗号資産)約100,146百万円の計上により総資産・負債が大幅増加。また「のれん」1,160百万円を減損計上したことが税引前損失・純損失を大きく押し下げた(特別損失が主因の一時的影響)。
- 事業面では、ソリューション・メタバース・暗号資産各セグメントで売上増加(連結効果・事業拡大)が確認できる。
- 通期への影響
- 会社は通期予想を修正していない(直近公表予想から修正無し)。純損失の主因が減損という一時要因であるため、のれん減損が通期予想に織り込まれていないか、既に見込み通り処理されたか等を確認する必要あり。第4四半期で営業利益・経常利益を確保し、税効果等で最終数値を通期予想に収める想定だが、現時点では大幅な黒字転換が必要。
財務指標(要点)
- 損益(第3四半期累計:2024/12/1–2025/8/31)
- 売上高:2,402百万円(対前年同四半期 +130.0% / 前年 1,044百万円)
- 売上総利益:1,009百万円(前年 261百万円)
- 販管費:1,108百万円(前年 525百万円)
- 営業損失:△98百万円(前年 △264百万円。営業損失は縮小)
- 経常損失:△117百万円(前年 △264百万円)
- 特別損失:減損損失 1,160百万円(主に連結したネクスデジタルグループ関連ののれん)
- 税金等調整前損失:△1,276百万円(前年 △256百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純損失:△1,048百万円(前年 △271百万円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):△28.65円(前年 △9.07円)
- 貸借対照表(当第3四半期末:2025/8/31)
- 総資産:115,878百万円(前連結会計年度末 5,941百万円)
- 純資産:3,120百万円(前 4,331百万円)
- 自己資本比率:2.7%(前 72.7% → 低下)(目安:40%以上で安定)
- 現金及び預金:2,030百万円(前 1,149百万円)
- 利用者暗号資産(負債計上の預り暗号資産):100,146百万円
- 投資有価証券:3,288百万円
- 収益性指標(概算)
- 営業利益率:△4.1%(営業損失98 / 売上2,402→マイナス)(業種平均は業種により異なるが、プラスが望ましい)
- ROE(概算):約 -30%(親会社株主に帰属する純損失△1,048百万円/期末自己資本約3,110百万円 → 負の大幅値。目安:8%以上で良好)
- ROA(概算):約 -1.7%(純損失△1,048百万円/資産平均約60,910百万円 → 目安:5%以上で良好)
- 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計の進捗)
- 売上高進捗率:約71.7%(通期3,349百万円に対し良好)
- 営業利益進捗率:未達(累計は赤字。通期29百万円に対して現状では到達見込みであるが第4四半期の反転が必要)
- 純利益進捗率:未達(通期16百万円に対し累計△1,048百万円)
- キャッシュフロー(注記)
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない旨の注記あり(詳細CFは未提示)。ただし現金預金は2,030百万円に増加。
- 四半期推移(QoQ)
- 当第3四半期累計は各セグメントの連結効果により売上が大幅増加(前期比130%増)。QoQの詳細は資料に四半期単体の数値記載なし。季節性:–(言及なし)
- 財務安全性
- 自己資本比率:2.7%(安定水準40%以上から大きく低下。注視すべき水準)
- 流動比率(概算):流動資産110,358百万円 / 流動負債108,289百万円 ≒ 1.02(約102%で短期流動性はかろうじて確保)
- 負債比率(総負債/純資産):112,757百万円 / 3,120百万円 ≒ 36.1倍(非常に高い)
- 効率性・セグメント別
- セグメント別売上高(第3四半期累計)
- IoT関連:278百万円(対前期比 -39.1%)、営業利益 62百万円(+201.0%)
- メタバース・デジタルコンテンツ:442百万円(+198.3%)、営業利益 1百万円(-91.9%)
- 暗号資産・ブロックチェーン:311百万円(前期は0)、営業利益 25百万円(前期営業損失90百万円)
- ソリューション事業:1,304百万円(+300.9%)、営業利益 45百万円(+117.1%)
- その他:66百万円、セグメント損失 △31百万円(のれん減損が含まれる)
- EBITDA(のれん償却含む参考指標):97百万円(前期は△163百万円)
特別損益・一時的要因
- 特別損失:減損損失 1,160,169千円(約1,160百万円)を計上(主にネクスデジタルグループ取得に伴うのれんの減損、その他セグメントで発生)。
- 特別利益:投資有価証券売却益等は小額(当四半期は1,314千円)。
- 一時的要因の影響:今回の当期純損失の大部分はのれん減損という非反復的な特別損失が主因。のれん減損を除いた実質的な事業損益(営業損失)は縮小しており、事業ベースの収益改善は見られる。
- 継続性の判断:減損自体は一時的だが、M&A先の業績・シナジーの実現可否や追加の減損リスク(のれんの回収見込み)については継続的に確認が必要。
配当
- 配当実績・予想
- 中間配当:0.00円(2025年11月期)
- 期末配当(予想):0.00円(通期予想の修正無し)
- 年間配当予想:0.00円
- 配当利回り:–(株価情報が未提示のため算出不可)
- 配当性向:–(純損失のため参考値なし)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自社株買い等の記載なし(第3四半期は自己株式の増加があるが、これは連結子会社が保有する当社株式の会計処理によるもの)。
設備投資・研究開発
- 設備投資額:四半期累計での明確な設備投資額の記載無し(注記でのれん・減価償却等の金額は記載)
- 減価償却費(のれん除く無形含む):13,488千円(当第3四半期累計)
- のれんの償却額:182,991千円(当第3四半期累計・参考値。※のれん償却はのれんの償却方法・会計処理による)
- 研究開発費(R&D):明確な金額記載なし(事業説明に技術開発等の言及あり)
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 受注高/受注残高:記載無し(–)
- 在庫(棚卸資産):期末商品・製品 53,944千円、仕掛品 724,206千円(千円表示)、前年との比較は資料参照(前期商品73,962千円、仕掛品512,538千円)
- 在庫回転等:記載無し
セグメント別情報(要点)
- メタバース・デジタルコンテンツ:売上442百万円(対前期+198.3%)、営業利益は表面的に黒字(1百万円)だが、のれん償却を考慮するとマイナスとなる旨の注記あり。Skeb等の利用者増、電子書籍の販促施策を継続。
- IoT関連:売上278百万円(-39.1%)、営業利益62百万円(+201%)。5G/RedCap端末や車載テレマティクス等の製品展開を記載。
- 暗号資産・ブロックチェーン:Zaif連結で売上311百万円(前年は0)、営業利益25百万円(前期は大幅赤字)。預り暗号資産を活用した収益化施策、インフラコスト削減、ステーキング等のサービスを展開。
- ソリューション事業:売上1,304百万円(+300.9%)、営業利益45百万円(+117.1%)。SES・受託開発等。
- 地域別売上:記載無し(国内/海外比等の詳細は–)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料中の中期計画進捗に関する具体数値記載は限定的。M&AによるWeb3領域展開を加速することが戦略の中心。
- KPI達成状況:具体KPIの数値(会員数、預かり資産増等)は一部事業で触れられている(Skeb登録者371万人など)。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との比較数値は記載無し。暗号資産交換業やIoT機器分野は競争激しく、規制・市場変動の影響を受けやすい旨を注記。
- 市場動向:Web3・5G・AI/IoTの成長期待が事業基盤(Zaifの預り資産や5G端末等)に影響。
今後の見通し
- 業績予想
- 通期予想(2025年12月1日~2025年11月30日):売上高 3,349百万円(+57.2%)、営業利益 29百万円、経常利益 50百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 16百万円(EPS 0.44円)。※公表予想に修正はなし。
- 次期予想:記載無し(–)
- 会社予想の前提条件:明確な為替や商品価格前提の詳細は記載無し(–)
- 予想の信頼性:今回の実績では連結拡大に伴う特別損失が生じたため、特別損失をどう扱うか(既に計上済みか、今後も追加のれん減損の可能性等)により通期の最終数値は変動しうる。業績予想は現時点で据え置きのため、Q4の実績や追加的な特別損失の有無を注視する必要あり。
- リスク要因(主なもの)
- 暗号資産市場や規制動向の変化による預り暗号資産の評価・手数料収入への影響
- のれんの回収可能性に関するリスク(追加の減損リスク)
- 連結子会社との法的係争(株主権を巡る訴訟等)の行方
- 流動性・財務健全性の低下(自己資本比率低下、負債増大)
重要な注記
- 連結の範囲に重要な変更:有(新規連結6社、主にネクスデジタルグループ及びその子会社を連結化)
- 会計方針の変更:法人税等に関する会計基準改正の適用(第1四半期から適用。四半期連結財務諸表への影響は無い旨)
- 継続企業の前提:該当事項無し
- 追加情報:自己保有暗号資産の表示方法を変更(「自己保有暗号資産」へ組替え)
(注)
- 本要約は会社が公表した「2025年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」に基づき作成しました。数値は会社資料の百万円表示を基本に記載しています。四半期の詳細なキャッシュ・フロー等一部項目は資料で作成されていないため省略しています(該当箇所は“–”で表示)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6634 |
| 企業名 | ネクスグループ |
| URL | http://www.ncxxgroup.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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