2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:上振れ(会社は通期業績予想を上方修正、配当も復配へ修正)
- 業績の方向性:増収増益(売上高 +20.2%、営業利益 +641.4%)
- 注目すべき変化:前年同期に計上された特別調査関連費用(特別損失1,163百万円)が当期はなく、営業利益・純利益が大幅に改善。商業施設制作事業・建築事業が大幅増(+78.7%、+79.7%)で業績を牽引。食品工場・物流倉庫は受注端境で売上大幅減(△40.7%)。
- 今後の見通し:通期予想(売上高55,533百万円、営業利益3,737百万円、当期純利益2,327百万円)に対する進捗率は高く、会社は上方修正と復配(期末配当20円)を発表。通期達成可能性は高いと判断(詳細は下記進捗率参照)。
- 投資家への示唆:特別損失の一過性除去や受注構成の変化(大型案件の回復)で業績が改善。だが建設業特有の工程リスク(ゼネコン等の工程変更)、資材・人件費動向、旧経営陣に対する損害賠償請求の未決着など継続リスクが存在。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ラックランド
- 主要事業分野:店舗・商業施設等の内装・設備を中心とした制作事業(企画・設計・施工)、食品工場・物流倉庫制作、メンテナンス、省エネ・CO2削減、建築事業等
- 代表者名:代表取締役社長 笠原 弘和
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月14日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計)
- セグメント:
- 単一セグメント(店舗施設制作を中核とする事業群)。内部的には6事業分野で管理(店舗施設、商業施設、食品工場・物流、メンテナンス、省エネ・CO2削減、建築)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):10,397,100株
- 期末自己株式数:119,827株
- 期中平均株式数(四半期累計):10,277,273株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:無(決算補足説明資料作成も無)
- 株主総会・IRイベント:–(資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(累計・単位:百万円)
- 売上高:実績 41,500(前年 34,514、+6,986 百万円、+20.2%)
- 通期会社予想 55,533 に対する進捗率:41,500 / 55,533 = 74.7%
- 営業利益:実績 3,537(前年 477、+3,059 百万円、+641.4%)
- 通期会社予想 3,737 に対する進捗率:3,537 / 3,737 = 94.6%
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:実績 2,306(前年 △494)
- 通期会社予想 2,327 に対する進捗率:2,306 / 2,327 = 99.1%
- サプライズの要因:
- 主因:前年同期の特別損失(特別調査費用1,163百万円)がなくなったこと、商業施設制作および建築事業の売上急伸(大型案件寄与)が利益改善を牽引。
- マイナス要因:食品工場・物流倉庫分野は受注の端境で売上減。特別損失は当期も233百万円計上(子会社株式売却損等)。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を上方修正(2025年11月14日)。Q3時点の進捗は高く、通期予想達成の見通しは現時点で高いと判断。ただし、ゼネコン工程変更等の下半期リスクは注意。
財務指標
(数値は百万円・小数切捨て表記の原則に従う)
- 要点(連結、2025/9/30)
- 売上高:41,500(前年同期比 +20.2%、+6,986)
- 売上総利益:7,633(前年 4,749)
- 営業利益:3,537(前年 477)
- 経常利益:3,537(前年 548)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:2,306(前年 △494)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):224.47円(前年 △48.14円)
- 総資産:29,494(前期末 25,495、+3,999)
- 純資産:11,620(前期末 9,318、+2,302)
- 自己資本比率:39.2%(前期末 36.4%)→ 39.2%(安定水準、目安40%付近)
- 現金及び預金:9,430(前期末 7,135、+2,295)
- 収益性指標(計算ベースの注記あり)
- 営業利益率:3,537 / 41,500 = 8.52%(参考:業種平均との比較は個別参照)
- 単純ROE(当期純利益 / 平均純資産):
- 平均純資産 ≒ (11,620 + 9,318) / 2 = 10,469 → ROE ≒ 2,306 / 10,469 = 22.0%(非常に高い水準、但し前年の一過性要因が影響)
- 単純ROA(当期純利益 / 平均総資産):
- 平均総資産 ≒ (29,494 + 25,495) / 2 = 27,495 → ROA ≒ 2,306 / 27,495 = 8.39%(良好)
- 備考:ROE/ROAは四半期累計の利益を基に単純算出しており、一過性要因の影響があるため継続性に注意。
- 進捗率分析(通期会社予想に対する Q3 累計の進捗)
- 売上高進捗率:74.7%(通期55,533に対して高進捗)
- 営業利益進捗率:94.6%(通期3,737に対して非常に高い)
- 純利益進捗率:99.1%(通期2,327に対してほぼ到達)
- 過去同期間との比較:前年は特別損失計上で大幅未達だったため、進捗改善が顕著
- キャッシュフロー:
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。ただし現金及び預金残高は7,135→9,430(+2,295)と増加。
- 営業CF/純利益比率:詳細なCF数値の開示がないため算出不可(–)。
- フリーCF:–(資料に無し)
- 四半期推移(QoQ):四半期別明細は資料未掲載のためQoQ変化は–。ただし累計ベースでの進捗は上記の通り。
- 財務安全性:
- 自己資本比率:39.2%(前期末 36.4% → 2.8ポイント改善)(目安:40%以上で安定)
- 流動負債合計:16,915(前期末 15,183)
- 流動比率:流動資産22,567 / 流動負債16,915 = 133.4%(流動性は確保)
- 負債合計:17,874(前期末 16,177)
- 借入金動向:1年内返済予定の長期借入金は2,538→961へ削減。シンジケートローンを2025年6月に完済し取引正常化が進展。
- セグメント別(事業分野別売上高、百万円、前年同期比)
- 店舗施設の制作事業:23,255(+7.1%)=売上構成比 約56.0%
- 商業施設の制作事業:10,682(+78.7%)=約25.8%
- 食品工場・物流倉庫の制作事業:1,430(△40.7%)=約3.4%
- メンテナンス事業:2,138(△0.2%)=約5.2%
- 省エネ・CO2削減事業:59(△27.2%)=約0.1%
- 建築事業:3,933(+79.7%)=約9.5%
- 合計:41,500(+20.2%)
- 財務の解説:
- 売上増と高い収益率は主に商業施設・建築事業の大型案件回復と、前年の特別損失不在に依るもの。現金預金の増加と借入の短期返済見直しにより財務基盤が改善。
特別損益・一時的要因
- 当期(累計)特別利益:138百万円(固定資産売却益54、投資有価証券売却益83等)
- 当期(累計)特別損失:233百万円(子会社株式売却損133、固定資産除却損57、投資有価証券評価損13等)
- 前年同期の特別損失:1,210百万円(主に特別調査費用1,163百万円)→ 当期との差が業績改善の主要要因
- 一時的要因の影響:前年の調査関連費用は一過性であり、除くと本業ベースの回復が鮮明。ただし当期にも子会社売却損等があるため完全に一過性とは言えない。
- 継続性の判断:特別調査関連費用は減少(当期は計上無し)。旧経営陣に対する損害賠償請求は継続中であり、将来の帰結次第では影響の可能性あり(会社は当期業績に含めない方針)。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(期中):0円(2025年は中間0)
- 期末配当(予想):20円(2025年通期予想:合計20円)
- 2024年は期末のみ0円(無配)
- 配当利回り:–(株価情報の記載なし)
- 配当性向:年間配当20円 / 通期EPS226.47円 = 約8.8%(低めの配当性向)
- 特別配当の有無:無
- 株主還元方針:復配(配当予想修正)を実施。自己株式取得については記載なし。
設備投資・研究開発
- 設備投資額:–(資料に記載なし)
- 減価償却費:当第3四半期累計 360百万円(前年同期 392百万円)
- 研究開発費(R&D):–(資料に記載なし)
- 主な投資内容:固定資産売却等により固定資産は減少(保有不動産売却の記載あり)
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注状況:受注高・受注残は資料に明示なし。ただし文中で「食品工場・物流は受注の端境期」との記載あり。
- 在庫状況:
- 棚卸資産(商品等):商品 554(前期 286)、仕掛品 1,963(前期 1,559)、原材料等 177(前期 463)
- 在庫増(特に仕掛品増)が見られる(工事進捗や受注構成による)
セグメント別情報
- 各事業分野の要旨と前年同期間比(再掲)
- 店舗施設制作:23,255(+7.1%) — 中核事業、短工期物件中心
- 商業施設制作:10,682(+78.7%) — 大規模改装等が寄与、急成長
- 食品工場・物流:1,430(△40.7%) — 受注端境による減少
- メンテナンス:2,138(△0.2%) — 安定的な収益源
- 省エネ・CO2削減:59(△27.2%) — 比較的小規模
- 建築事業:3,933(+79.7%) — 新築・大型案件の寄与
- 地域別売上:–(資料に記載なし)
- セグメント戦略:商業施設・建築事業への注力、既存の「食」関連技術を軸に顧客領域拡大。メンテナンス・レンタルを通じた顧客接点維持。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:2026年12月期を初年度とする中期経営計画を策定中(詳細は未公表)
- KPI達成状況:当期は業績回復・財務改善(借入金返済・自己資本比率改善)を進めており、中期計画策定に向けた準備を実施中。
競合状況や市場動向
- 市場動向:インバウンド回復や個人消費の堅調さで非製造分野(商業施設・宿泊・外食)の改装需要は堅調。材料高・人件費上昇、建設業の施工力確保が業界課題。
- 競合比較:同業との相対比較データは資料に無し(–)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2025年1月1日~12月31日)修正後の会社予想:売上高 55,533百万円(+16.5%)、営業利益 3,737百万円、経常利益 3,706百万円、当期純利益 2,327百万円、EPS 226.47円
- 予想修正の有無:有(上方修正、及び配当予想の修正(復配))
- 会社予想の前提:下半期も受注環境が堅調で推移すること、ゼネコン等の工程変更リスクを考慮しつつも見込みを上方修正
- 予想の信頼性:Q3時点の進捗は高く達成可能性は高いが、建設工程の外部依存(工程変更)や資材・人件費変動、旧経営陣に対する損害賠償手続きの帰結は不確実要因。
- リスク要因:
- 建設工事の工程変更(下請け・後工程のため影響を受けやすい)
- 資材価格の上昇、人件費高騰
- 旧経営陣に対する損害賠償請求の進捗と将来の費用発生可能性
- 受注の偏りおよび食品工場分野の受注変動
重要な注記
- 会計方針の変更:無
- 連結範囲の変更:子会社(株式会社ハイブリッドラボ)を売却し連結範囲から除外
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書:当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)
- 監査(レビュー):四半期レビュー(監査法人アリア)により重要な点で問題なしとの結論
(注)不明項目は「–」と表示しています。記載の数値は決算短信(2025年11月14日提出、2025年12月期 第3四半期累計)に基づきます。投資判断に関する助言は行っていません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9612 |
| 企業名 | ラックランド |
| URL | http://www.luckland.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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