企業の一言説明

ジャパンエンジンコーポレーションは、船舶用ディーゼル機関を専業で開発・製造・販売し、アフターサービスやライセンス供与も手掛ける、地球環境への負荷低減に向けた次世代燃料エンジン開発で業界をリードする企業です。三菱重工業と資本関係にあり、特にアンモニア燃料や水素燃料エンジンの実用化に注力しています。

投資判断のための3つのキーポイント

  • 次世代燃料エンジン開発による市場変革への貢献と成長期待: 環境規制強化を背景に、同社が進めるアンモニア・水素燃料エンジンの開発は、海運業界の脱炭素化を牽引する可能性を秘めています。これは中長期的な成長ドライバーとなり、新たな市場機会を創出する強力な投資ポイントです。
  • 修理・部品事業の安定成長とライセンス収入の拡大: 舶用内燃機関のトップランナーとして培った技術とノウハウを活かした修理・部品供給やライセンス収入は、主機関製造の生産制約を補完し、安定した収益源として全体の成長を牽引しています。堅固な受注残も今後の業績を支える基盤となります。
  • 高いバリュエーションと市場変動リスクへの注意: 次世代技術への期待感から、現在の株価はPER 27.62倍、PBR 7.33倍と、業界平均と比較してかなり高い水準にあります。この高い評価には、生産遅延、技術開発の不確実性、海運市況の変動、為替リスクといった事業リスクが内包されており、投資検討には十分な注意が必要です。

企業スコア早見表

項目 スコア 判定
成長性 S 極めて優良
収益性 S 極めて優良
財務健全性 A 良好
バリュエーション D 割高感強い

※スコア凡例: S=優良, A=良好, B=普通, C=やや不安, D=懸念

注目指標サマリー

指標 業界平均比
株価 14300.0円
PER 27.62倍 業界平均7.3倍より大幅に高
PBR 7.33倍 業界平均0.5倍より大幅に高
配当利回り 0.56%
ROE 36.62% ベンチマーク10%を大きく超

1. 企業概要

ジャパンエンジンコーポレーションは1910年創業、1920年設立の歴史ある舶用内燃機関メーカーです。主要事業は、船舶用UEエンジンの開発、製造、販売、アフターサービス(修理・部品供給)、およびライセンス供与です。近年は、地下鉄建設用のシールドマシン部品や大型産業機械の加工・組立も手掛けています。同社の技術的独自性は、特に次世代燃料とされるアンモニアや水素を燃料とするエンジンの開発に注力している点にあり、海運業界の脱炭素化という世界的な潮流の中で、その技術力が高い参入障壁となっています。三菱重工業との資本関係も強みです。

2. 業界ポジション

同社は舶用ディーゼル機関の専業メーカーとして、長年の経験と技術力で業界内に確固たる地位を築いています。特に次世代の環境対応船に不可欠となるアンモニア・水素燃料エンジンの開発において、先行者としての優位性を確立しつつあります。グローバルなライセンス展開により、世界規模でのシェア拡大を目指しています。市場全体は海運市況や環境規制動向に影響されますが、同社は「開発から設計、製造、販売、アフターサービス」までの一貫体制と、三菱重工業との連携を強みとしています。
一方、現在の同社の株価バリュエーションはPER 27.62倍、PBR 7.33倍であり、業界平均PER 7.3倍、PBR 0.5倍と比較すると、著しく高い水準にあります。これは、同社が舶用機関専業であること、および次世代燃料エンジン開発への期待が株価に織り込まれていることを示唆しています。

3. 経営戦略

ジャパンエンジンコーポレーションは、第2次中期事業計画「Be the First Mover」を掲げ、次世代燃料エンジン技術のパイオニアとなることを目指しています。特に、国際海事機関(IMO)の温室効果ガス削減目標達成に貢献するため、アンモニア燃料エンジンや水素燃料エンジンの開発・実用化、そして社会実装を最重要戦略として推進しています。
直近の重要適時開示である2026年3月期 第2四半期決算短信では、通期予想に対する売上高53%、営業利益68%、当期純利益61%と非常に高い進捗率を見せていますが、これは修理・部品事業の伸長と補助金計上が寄与した結果です。主機関の生産ラインの一部を次世代燃料エンジン開発に配分しているため、一時的に主機関の販売減少が見られますが、これが中長期的な成長に向けた先行投資であると説明しています。2028年度には新工場の稼働計画もあり、設備投資も活発に行われています。
今後のイベントとしては、2026年3月30日に配当落ち日が予定されています。

【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score

項目 スコア 判定
総合スコア 6/9 A: 良好(全体的に健全だが一部改善余地あり)
収益性 3/3 優良(純利益、営業キャッシュフロー、ROA全てプラス)
財務健全性 3/3 優良(流動比率、D/Eレシオ、株式希薄化なし全て良好)
効率性 0/3 改善要(営業利益率、ROE、四半期売上成長率が基準未達)

財務品質の解説:

同社のPiotroski F-Scoreは総合で6点と「良好」な評価を得ています。収益性を示す純利益、営業キャッシュフローはプラスであり、総資産利益率(ROA)もプラスと、事業活動による収益創出力は高いと評価されます。また、流動比率は「1.57」で健全性の目安である1.5倍を上回り、負債比率も「0.58」と低く、株式の希薄化も発生していないことから、財務健全性は極めて優良です。
一方で、効率性については改善の余地が見られます。過去12ヶ月の営業利益率は6.99%と、高水準とは言えず、株主資本利益率(ROE)も8.51%と、一般的な目安である10%を下回っています。また、直近四半期の売上高成長率が前年同期比でマイナス8.5%と減少したことが、効率性スコア低下の要因となっています。これらの指標は過去12ヶ月の実績に基づいているため、直近の好調な決算とは乖離がある点に留意が必要です。

【収益性】

  • 営業利益率(過去12か月実績): 6.99%
    • 2025年3月期実績は17.64%、直近2026年3月期中間期実績は21.3%と高水準ですが、過去12ヶ月の数値ではF-Scoreの基準を満たしていません。これは、直近の急激な利益改善が過去12ヶ月平均にはまだ十分に反映されていないことを示唆しています。
  • ROE(実績): (過去12か月) 8.51%、(2025年3月期) 36.62%
    • 過去12ヶ月の実績は10%を下回りますが、2025年3月期の実績は36.62%と、一般的な目安(10%以上)を大きく上回る極めて高い水準にあります。これは株主資本を効率的に活用して利益を生み出している優良な企業であることを示しています。
  • ROA(実績): (過去12か月) 2.10%、(2026年3月期中間期) 7.7%
    • 過去12ヶ月の実績は5%のベンチマークを下回りますが、直近の中間期では7.7%と改善しており、総資産を効率的に利用して利益を上げている状況がうかがえます。

【財務健全性】

  • 自己資本比率(2025年3月期実績): 42.1%
    • 一般的に40%以上で安定した財務基盤と評価され、同社は健全なレベルを維持しています。直近2026年3月期中間期では47.1%にさらに向上しています。
  • 流動比率(直近四半期): 1.57倍 (157%)
    • 一般的に150%以上が良好とされる中小企業庁の目安を満たしており、短期的な支払い能力に問題はありません。直近2026年3月期中間期でも約168%を維持しています。

【キャッシュフロー】

  • 営業キャッシュフロー(過去12か月): 1,710百万円
  • フリーキャッシュフロー(過去12か月): 1,350百万円
    • 過去12ヶ月において、営業活動によるキャッシュフローは堅調にプラスを確保しており、本業でしっかりと現金を稼いでいます。また、フリーキャッシュフローもプラスであり、事業活動で得た現金で投資を行ってもなお手元に残る現金がある健全な状態を示しています。直近2026年3月期中間期では営業CFが+2,836百万円、フリーCFが約+990百万円と継続してプラスを維持しています。

【利益の質】

  • 営業CF/純利益比率(過去12か月): 3.12倍
    • この比率が1.0倍以上であれば、会計上の利益が実質的な現金の裏付けがあるものとされ、利益の質が高いことを示します。同社の比率は3.12倍と非常に高く、「S (優良(キャッシュフローが利益を大幅に上回る))」と評価され、利益の質は極めて良好であると言えます。直近中間期実績でも約1.06倍と健全性を維持しています。

【四半期進捗】

2026年3月期 第2四半期決算短信によると、通期予想に対する進捗率は以下の通りです。

  • 売上高進捗率: 53%
  • 営業利益進捗率: 68%
  • 経常利益進捗率: 60%
  • 当期純利益進捗率: 61%

売上高進捗は中間期として妥当な水準ですが、利益段階の進捗率が通期予想に対してかなり高い点が特徴です。これは、上半期における修理・部品事業の大幅な増収と、NEDO関係のグリーンイノベーション基金の交付金が経常利益を押し上げたことに加え、下半期に主機関の生産ライン制約が継続する見込みであることなどを会社側が考慮し、通期予想を据え置いたためと考えられます。

【バリュエーション】

  • PER(会社予想): 27.62倍 (株価が利益の約27.6年分であることを示す)
  • PBR(実績): 7.33倍 (株価が純資産の約7.3倍に評価されていることを示す)
  • 業界平均との比較: 業界平均PERが7.3倍、PBRが0.5倍であるのに対し、同社のPERとPBRは非常に高い水準にあります。これは、同社が舶用内燃機関市場におけるニッチな専業企業であること、そして特に次世代燃料エンジン開発という将来性に対する市場や投資家の期待が現在の株価に強く織り込まれているためと考えられます。現状の利益や純資産に対しては割高感があると言えます。

【テクニカルシグナル】

指標 状態 数値 解釈
MACD 中立 MACD値: 122.53 / シグナル値: 193.31 短期トレンド方向を示す
RSI 中立 43.6% 70以上=過熱、30以下=売られすぎ
5日線乖離率 +3.40% 直近のモメンタム
25日線乖離率 +4.38% 短期トレンドからの乖離
75日線乖離率 +9.60% 中期トレンドからの乖離
200日線乖離率 +55.69% 長期トレンドからの乖離

MACDは中立状態であり、明確な売買シグナルは出ていません。RSIは43.6%と過熱感も売られすぎ感もなく中立的なレンジで推移しています。

【テクニカル】

現在の株価14,300円は、52週高値16,270円からは約12%下回り、52週安値2,381円からは大きく上昇した85.8%の位置にあります。これは過去1年で株価が大幅に上昇していることを示しています。
移動平均線を見ると、現在の株価は5日移動平均線 (13,830円)、25日移動平均線 (13,699.60円)、75日移動平均線 (13,047.20円)、200日移動平均線 (9,184.86円) の全てを上回っています。特に200日移動平均線からの乖離率が+55.69%と大きく、長期的な上昇トレンドが非常に強いことを示しています。株価は短期・中期・長期の全ての移動平均線を上回る形で堅調に推移しており、テクニカル分析上は強気シグナルと解釈できます。

【市場比較】

同社の株価は、日経平均株価およびTOPIXといった市場全体の指標と比較して、圧倒的なアウトパフォーマンスを示しています。

  • 日経平均比: 1ヶ月(+13.87%ポイント)、3ヶ月(+6.96%ポイント)、6ヶ月(+61.89%ポイント)、1年(+214.29%ポイント)といずれの期間においても日経平均を上回るパフォーマンスを達成しています。
  • TOPIX比: 1ヶ月(+14.89%ポイント)と、TOPIXに対しても大幅な優位性を示しています。

このデータは、同社が市場全体のトレンドに左右されにくい、独自の成長ドライバーを持つ企業であること、あるいは特定のテーマ(脱炭素化、次世代技術)に対する市場の強い期待を反映していることを示唆しています。

【注意事項】

⚠️ 信用買残273,700株に対し、信用売残が0株であるため、信用倍率は計算上は定義されませんが、実質的に買い方が多数を占める状況です。これは将来的に買い方が利益確定売りに回る場合、株価への下落圧力が生じる可能性があることを示唆しています。

【定量リスク】

  • ベータ値: 1.05
    • 市場全体が1%変動した時に、同社の株価が平均して1.05%変動することを示します。市場全体とほぼ同じかやや高い変動性を持つ銘柄と言えます。
  • 年間ボラティリティ: 75.45%
    • 仮に100万円投資した場合、年間で±75.45万円程度の変動が想定され、非常に高い株価変動リスクを伴う銘柄です。
  • シャープレシオ: -0.70
    • リスクに見合うリターンが得られているかを示す指標で、一般的に1.0以上が良好とされます。マイナスのシャープレシオは、リスクに対して十分な超過リターンが得られていないことを示唆しており、過去のデータではリスク効率が悪い状態であったことを意味します。
  • 最大ドローダウン: -84.29%
    • 過去において、株価がピークから最大で84.29%下落した経験があることを意味します。この程度の大きな下落が今後も起こりうるリスクがあることを認識しておく必要があります。

【事業リスク】

  • 生産ライン制約と次世代エンジン開発の遅延リスク: 次世代燃料エンジン開発に生産ラインの一部を割り当てているため、舶用内燃機関の生産に一時的な制約が生じています。この制約が長期化したり、次世代エンジンの開発・実用化が遅延したりする場合、収益性や中長期的な成長戦略に影響を及ぼす可能性があります。
  • 海運市況および国際情勢の変動リスク: 同社の主要事業である舶用ディーゼル機関の需要は、グローバルな海運市況(運賃、船腹需給)や造船市場、地政学的リスクに大きく左右されます。これらの外部環境の変動は、受注高や収益に直接的な影響を及ぼす可能性があります。
  • 原材料価格と為替変動リスク: 部品製造やエンジンの生産には多様な原材料を必要とし、その価格変動は製造コストに影響します。また、海外でのライセンス事業や部品供給において、為替レートの変動が売上高や収益に影響を与える為替リスクも存在します。

信用取引状況

信用買残は273,700株に対し、信用売残は0株となっており、信用倍率は計算上は定義されませんが、買方が圧倒的に多い状況です。これは、株価上昇に対する期待感が投資家の間で高いことを示唆していますが、信用買残が積み上がっていることは、将来的にこれらの買い方が利益確定売りや投げ売りを行う際に、株価への下落圧力が生じる可能性がある点に注意が必要です。

主要株主構成

上位の主要株主には、三菱重工業(14.8%)、名村造船所(10.0%)、シーケービー(5.68%)、カナックス(5.19%)、新来島どっく(4.44%)といった、重工業や造船関連の企業が名を連ねています。これは、同社が産業界内で強固なパートナーシップを築いていることを示唆するとともに、安定した株主構成であると言えます。機関投資家の保有割合は13.05%です。

8. 株主還元

  • 配当利回り(会社予想): 0.56%
    • 現在の株価と予想配当(1株あたり80.00円)に基づくと、配当利回りは0.56%と比較的低水準です。これは、同社が現時点では成長投資を優先していることや、高い株価水準に対する相対的な配当の低さを示しています。
  • 配当性向: 会社予想14.89% (2025年3月期実績値は14.7%)
    • 利益に対する配当の割合は14%台と低く、堅実な配当政策を続けています。利益の多くを内部留保し、次世代技術開発や設備投資に充てることで、中長期的な企業価値向上を目指す姿勢がうかがえます。
  • 自社株買いの状況: 決算短信には自己株式の保有は記載されているものの、具体的な自社株買い計画の開示はありません。

SWOT分析

強み

  • 世界的な脱炭素化の潮流に乗る次世代アンモニア・水素燃料エンジン開発の高い技術力と先行者としての優位性。
  • 舶用内燃機関のアフターサービスおよびライセンス事業における安定した高収益性。

弱み

  • 現在の高い株価バリュエーション(PER/PBR)は市場の期待を大きく織り込んでおり、割高感がある。
  • 次世代燃料エンジン開発への投資による主機関生産ラインの制約が、短期的な売上成長を抑制する可能性。

機会

  • 国際海事機関(IMO)の環境規制強化に伴う、代替燃料船およびそのエンジンへの需要の飛躍的な増加。
  • グローバルなライセンシーとの連携強化による海外市場での技術普及と収益拡大。

脅威

  • 競合他社による次世代燃料エンジン開発競争の激化、技術的な優位性が失われるリスク。
  • 世界経済の景気変動、海運市況の悪化、および原材料価格の高騰や為替変動による収益性への影響。

この銘柄が向いている投資家

  • 成長株を狙う長期投資家: 脱炭素化を牽引する次世代テクノロジー(アンモニア・水素燃料エンジン)に魅力を感じ、数年~十年単位の長期的な視点で企業の成長と株価の上昇を期待できる投資家。高いボラティリティを許容できる方向け。
  • 環境・ESG投資に関心のある投資家: 地球温暖化対策や持続可能な社会の実現に貢献する企業に投資したいと考えている投資家。

この銘柄を検討する際の注意点

  • 高バリュエーションの正当性の検証: PER/PBRが業界平均を大きく上回るため、現在の株価に織り込まれている成長シナリオが実現可能かどうか、技術開発の進捗や市場の立ち上がりを継続的にウォッチし、慎重に評価する必要があります。
  • 次世代燃料エンジン開発の不確実性: アンモニアや水素燃料エンジンの開発・実用化には多大な時間と費用がかかり、技術的な課題や安全性の検証、規制の整備など、不確実性も伴います。進捗状況に対する情報収集が重要です。

今後ウォッチすべき指標

  • 次世代燃料エンジン(特にアンモニア・水素)の開発進捗状況と実証実験結果: マイルストン達成状況や受注獲得のニュースなど。
  • 舶用内燃機関および修理・部品事業の受注高・受注残の推移: 特に修理・部品事業の安定的な成長が続くか、主機関の生産制約が解消され受注残が消化されるか。
  • 営業利益率およびROEの持続的な高水準維持: F-Score効率性スコアの改善に向けて、高い収益性を安定して維持・向上できるか。

10. 企業スコア(詳細)

  • 成長性: S (極めて優良)
    • 根拠: 直近の業績推移を見ると、2023年3月期から2025年3月期にかけて売上高は年率平均37%以上、営業利益は年率130%以上の驚異的な成長を遂げています。2026年3月期の通期予想では増益幅が縮小し、営業利益は一時的に減益となる見込みですが、これは次世代燃料エンジン開発への先行投資・生産シフトが主な要因であり、中長期的な成長戦略の中での一時的な影響と解釈できます。過去数年間の圧倒的な成長実績と将来の有望な市場を考慮し、最高評価としました。
  • 収益性: S (極めて優良)
    • 根拠: 2025年3月期の実績では、ROEが36.62%、営業利益率が17.64%と、ROE15%以上かつ営業利益率15%以上という最高評価の基準を大きく満たしています。これは株主資本と売上高から極めて効率的に利益を創出していることを示しており、同社の事業構造と収益力の高さを表しています。直近の2026年3月期中間期決算でも営業利益率21.3%、ROE16.3%と高水準を維持しており、卓越した収益性を持つ企業と評価できます。
  • 財務健全性: A (良好)
    • 根拠: 2025年3月期実績の自己資本比率は42.1%で、40%以上という安定水準を満たしています。直近四半期の流動比率は1.57倍(157%)で、短期的な支払い能力も良好です。また、Piotroski F-Scoreも総合6/9点と「良好」な評価を得ており、特に財務健全性スコアは3/3点と満点です。有利子負債も現金同等物でカバー可能な範囲であり、財務基盤は堅固であると判断し、良好な評価としました。
  • バリュエーション: D (割高感強い)
    • 根拠: 同社のPER(会社予想)は27.62倍、PBR(実績)は7.33倍です。これに対し、属する輸送用機器業界の平均PERが7.3倍、平均PBRが0.5倍であり、業界平均と比較して著しく高い水準にあります。この高いバリュエーションは、次世代燃料エンジン開発への期待や、これまでの急成長を市場が高いプレミアムと評価しているためと考えられますが、現在の利益や純資産の規模から見ると、割高感は非常に強いと言わざるを得ず、最低評価としました。

企業情報

銘柄コード 6016
企業名 ジャパンエンジンコーポレーション
URL https://www.j-eng.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 自動車・輸送機 – 輸送用機器

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 14,300円
EPS(1株利益) 517.67円
年間配当 0.56円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 22.3% 28.3倍 39,951円 22.8%
標準 17.1% 24.6倍 28,031円 14.4%
悲観 10.3% 20.9倍 17,629円 4.3%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 14,300円

目標年率 理論株価 判定
15% 13,939円 △ 3%割高
10% 17,408円 ○ 18%割安
5% 21,966円 ○ 35%割安

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

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このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.18)」によって自動生成されました。

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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。

By ジニー

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