2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信補足資料
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:売上高は通期予想に対し進捗率41%(通期4,116百万円に対し上期累計1,728百万円)で概ね会社の下期偏重計画どおり。ただし営業利益はIFRSベースで△118百万円(前年同期39百万円)と赤字に転落し、通期予想(営業利益41百万円)からの乖離は大きい(下期での巻き返し前提)。金融損益の悪化(為替差損49百万円、投資有価証券評価損90百万円、合計≈139百万円)が当期純利益に一時的なたたき台を与えた点が想定外。
- 業績の方向性:増収(下期依存)・減益(上期は減益で通期は下期での回復を目指す)。上期は「一定の進捗」としているが、DaaSの前年割れが全体を押し下げた。
- 注目すべき変化:DaaS事業が売上658百万円で前年同期比△44.3%(売上総利益267百万円△42.5%)と大幅減少。一方でSNSマーケ支援は1,068百万円(YoY△3.6%、係長サービス除くと+15.6%)と復調し、粗利率改善が鮮明。
- 今後の見通し:会社は下期偏重の計画を継続し、通期業績予想の修正は未実施。Snowflakeとの提携(米Effyis=Socialgist経由)やAI Ready Data投入でDaaS回復を目指す。為替・暗号資産相場次第で金融損益は変動するため、通期達成は下期の営業回復+金融損益の改善に依存。
- 投資家への示唆(留意点、助言でない):(1)下期の受注・大口案件の積み上がりとDaaSのSnowflakeチャネル効果を注視、(2)為替変動・暗号資産市況による評価損は短期的に業績を大きく揺らすため資産構成・時価評価の推移を継続監視、(3)初の中間配当実施で株主還元を開始(年間6円想定)した点は注目。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ホットリンク
- 主要事業分野:SNSマーケティング支援事業(SNSアカウント運用、インフルエンサー、広告等)、DaaS事業(ソーシャルデータの収集・提供、AI向け加工データ提供)、Web3関連事業(投資・自社Web3事業、バリデータ等)
- 代表者名:鈴木 脩平(執行役員 CEO、スライド表記)
- 子会社・主要提携:米Effyis(サービス名 Socialgist)— Snowflakeと戦略的パートナーシップ締結
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月8日
- 対象会計期間:2025年12月期 第2四半期累計(中間期、IFRS)
- セグメント:
- SNSマーケティング支援事業:戦略設計~運用代行、広告、メディア「fasme」等
- DaaS事業:クロール・ライセンス型でデータ収集、AI Ready Data等の加工・提供
- Web3関連事業:Web3投資、Nonagon(投資運用)、バリデータ・DeFi等
- 発行済株式:
- 発行済株式数:–(資料に不記載)
- 時価総額:–(資料に不記載)
- 今後の予定:
- 中間配当支払開始予定:2025年9月19日(中間配当決議:1株あたり3円、基準日6月30日)
- 決算発表・株主総会・IRイベント:個別日程は資料に記載なし(–)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(当期第2四半期累計、金額単位:百万円)
- 売上高:実績1,728 / 通期会社予想4,116 → 進捗率41%
- 売上総利益:実績571 / 通期1,465 → 進捗率39%
- 営業利益(IFRS):実績△118 / 通期予想41 → 進捗率 不適用(赤字)
- 調整後EBITDA:実績96 / 通期393 → 進捗率約24%
- 税引前利益:実績△246 / 通期67 → 進捗率 不適用(赤字)
- 当期純利益:実績△229 / 通期27 → 進捗率 不適用(赤字)
- サプライズの要因:
- DaaS事業の売上減(YoY△44.3%)が最も大きな営業面の下押し要因。
- 為替差損(円高)と暗号資産関連の時価下落により、金融損失(為替差損49百万円、投資有価証券評価損90百万円)を計上し、当期利益を大きく圧迫。
- SNS事業では新規受注・大型案件が増加、粗利率改善が進むなど明暗分かれる構図。
- 通期への影響:
- 現時点で会社は通期予想の修正を発表していない。通期達成は下期の売上・粗利の積み上げ(例年下期偏重)と金融損益の回復(為替・暗号市況の改善)に依存するため不確実性は高い。
財務指標(要点)
- 損益計算(第2四半期累計、百万円)
- 売上高:1,728(前年2,291 → YoY△24.6%)
- 売上総利益:571(前年687 → YoY△16.8%)
- 営業利益(IFRS):△118(前年39 → 差額△157)
- 調整後EBITDA:96(前年224 → YoY△128)
- 税引前利益:△246(前年323)
- 当期純利益:△229(前年218)
- 収益性指標
- 営業利益率:△118 / 1,728 ≒ △6.8%(改善が必要。目安:業種や成長段階により変動)
- 調整後EBITDAマージン:96 / 1,728 ≒ 5.6%(スライドで6%と表記)
- 売上総利益率:571 / 1,728 ≒ 33.1%(資料で33.1%)
- 個別セグメント売上高・粗利(百万円)
- SNSマーケティング支援:売上1,068(YoY△3.6%)、売上総利益302(YoY+36.7%)、粗利率約28.3%
- DaaS事業:売上658(YoY△44.3%)、売上総利益267(YoY△42.5%)、粗利率約40.6%
- Web3関連:売上2、売上総利益2
- EPS:–(資料未記載)
- ROE:–、ROA:–(資料未記載。目安:ROE 8%以上で良好、10%以上で優良/ROA 5%以上で良好)
- 進捗率分析(通期予想に対する上期進捗)
- 売上高進捗率:41%(通常は下期偏重のため上期は低めの想定)
- 売上総利益進捗率:39%
- 営業利益:上期は赤字予算(通期は下期で回復見込)
- 過去同期間との比較:前年同期比で減収・減益(主因:DaaSの落ち込みと金融損失)
- キャッシュフロー(要点)
- 現預金(総額):29億円(スライド:総資産/キャッシュ 71億 / 29億)
- ネットキャッシュ(配当後想定):約23億円を維持(スライド)
- 営業CF/投資CF/財務CFの明細:–(資料に開示なし)
- フリーCF:–(資料未記載)
- 営業CF/純利益比率:–(資料未記載)
- B/S(第2四半期末、百万円)
- 流動資産:3,469(前期3,906、増減△437。現預金増△329、営業債権等△116)
- 非流動資産:3,706(前期3,964、増減△258)
- 資産合計:7,175(前期7,871、△695)
- 流動負債:735(前期845、△110)
- 非流動負債:1,036(前期1,169、△132)
- 資本合計:5,403(前期5,856、△453)
- 自己資本比率:75.3%(前期74.3%)→ 強固な財務基盤(目安:40%以上で安定)
- 流動比率(簡易計算):流動資産3,469 / 流動負債735 ≒ 4.72(健全、水準>100%)
- 四半期推移(季節性)
- SNSマーケティング支援事業は第4四半期および第1四半期に売上偏重する傾向(年末商戦・期末予算消化)。
- 直近は上期で新規受注が増加しているが、全体では下期偏重が継続。
- 財務安全性・効率性
- 自己資本比率75.3%(安定水準、目安40%以上で良好)
- 負債比率:負債合計1,772に対し資本5,403 → 負債比率低い(高い安全性)
- 総資産回転率・ROA:–(資料未記載)
- セグメント別貢献
- 売上構成:SNS 61.8%(1,068百万円)、DaaS 38.1%(658百万円)、Web3 0.1%(2百万円)
- SNSは粗利率改善が顕著、DaaSは売上減だが今後の製品改良・チャネル拡大で回復狙い
特別損益・一時的要因
- 特別利益:一時的な大きな特別利益の記載なし
- 特別損失:
- 為替差損:49百万円(円高進行によるドル建て資産の換算差損)
- 投資有価証券評価損:90百万円(主に暗号資産関連ファンドの時価下落)
- 合計で約139百万円程度の金融損失(スライド表記と合致)
- 一時的要因の影響:
- 金融損失は当期純利益のマイナス要因として大きく影響(当期純利益△229)。
- 会社は為替・暗号資産の動きを「想定の範囲内の一時的評価損」と説明しており、資産構成の見直し・管理体制強化を進める方針。
- 継続性の判断:
- 為替影響は継続的リスク(為替の変動次第)。暗号資産の評価損は市場状況に依存し、短期的には変動が大きく継続的とは言えないが、投資方針上は中長期での影響想定済み。
配当
- 配当実績と予想(2025年12月期)
- 中間配当(確定):1株あたり3円(基準日6月30日)、配当総額47百万円
- 期末配当(予想):1株あたり3円(予想)、配当総額47百万円(合計年間6円、94百万円)
- DOE率(参考):約1.8%(資料記載、会社目安DOE 2%前後)
- 配当利回り:–(株価未記載のため算出不可)
- 配当性向:–(純利益がマイナスのため現段階で算出困難)
- 特別配当の有無:なし
- 株主還元方針:
- 持続的成長への投資と財務健全性のバランスを考慮し安定配当を維持。DOE 2%前後を目安に継続的な利益還元を実施する方針。
- 5月1日付で減資を実行し機動的な資本政策に備える旨。
設備投資・研究開発
- 設備投資:明細数値は資料に記載なし(–)
- 投資資産:
- 投資資産合計:1,400百万円(スライド)
- 投資可能な資金:1,214百万円(スライド)
- 投資総額(累計):2,106百万円(内訳:Web2 744、直接投資(ドル)829、ファンド投資532、等)
- 2025年第2四半期における新規投資:11百万円(スライド)
- 研究開発(R&D):R&D費用の明細は未記載(AI関連投資は継続実施の方針)
受注・在庫状況
- 受注状況:受注件数・受注残の数値は詳細未記載だが、SNS事業で新規受注・大型案件の積み上げを確認
- 在庫状況:該当情報なし(–)
セグメント別情報(要約)
- SNSマーケティング支援事業
- 売上高:1,068百万円(構成比61.8%)
- 売上総利益:302百万円(粗利率約28.3%)
- 特徴:新規受注・大口案件が成長を牽引。AI活用で業務効率化、下期で更なる拡大を見込む。
- DaaS事業
- 売上高:658百万円(構成比38.1%)
- 売上総利益:267百万円(粗利率約40.6%)
- 特徴:一部顧客の契約見直し等で減収だが、Snowflakeとの連携、クロール型商品やAI Ready Dataの提供で下期回復を狙う。
- Web3関連事業
- 売上高:2百万円(構成比0.1%)
- 売上総利益:2百万円
- 特徴:投資リターン+自社Web3事業、バリデータやDeFi等を推進。暗号資産市場や米政策の影響を受けやすい。
- 地域別:海外売上比率約39%(17.2億のうち海外6.6億)— グローバル展開進行中
中長期計画との整合性
- 中期経営計画との整合性:AI化(業務のAI化率60%目標2025)やDaaSのAI Ready Data戦略、Snowflake連携は中期成長戦略と整合。
- KPI達成状況:AI化や投資リターン(累積投資リターン21億、ROI223%)などスライドで提示。具体KPIの数値進捗は限定的に開示。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との詳細比較データは資料に記載なし(–)
- 市場動向:
- 生成AI市場の成長により「AI Ready Data」需要の伸長を見込む(資料内の市場予測引用)。
- デジタルリスク管理市場の拡大、AI・セキュリティ分野でのDaaS需要増を想定。
- Web3は規制・政策(米政権など)次第で短期的に影響を受けうる。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正:今のところ修正なし(会社表明)。下期への巻き返しで通期達成を目指す。
- 会社予想の前提条件:為替水準・暗号資産市況の変動が業績に影響する点を明記。為替想定などの具体数値は開示なし。
- 予想の信頼性:上期での金融損失やDaaSの落ち込みを踏まえると、通期達成には下期の営業回復と金融損益の改善が必要。会社は下期偏重の例年のパターンを主張しているが、外部要因(為替・暗号資産)に左右されやすい。
- 主なリスク要因:
- 為替変動(ドル/円):円高は換算差損を生む(直近13.37円の円高影響を示唆)
- 暗号資産市況:投資有価証券評価損の要因
- DaaS主要顧客の契約変化やAI化に伴う契約見直し
- 規制(特にWeb3/暗号資産関連の政策・規制)
重要な注記
- 会計方針:IFRSに基づく決算(資料タイトルにIFRS明記)。会計方針の変更については資料に特記事項なし。
- その他重要事項:
- 中間配当の実施(創業以来初の配当)を決議・実行。株主還元を開始。
- 米Effyis(Socialgist)によるSnowflake Marketplaceでのデータ提供開始はDaaSの販路拡大ポイント。
- 資産評価はドル建て投資の円換算により四半期ごとに変動が生じる旨が記載。
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企業情報
| 銘柄コード | 3680 |
| 企業名 | ホットリンク |
| URL | http://www.hottolink.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。
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