2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 要点(3–5点)
    • 決算サプライズ:市場コンセンサスは不明のため明言不可。ただし、通期業績予想は「修正あり」と公表(2025年11月13日付)されており、中間累計の進捗を踏まえた修正を行っている点が注目される。
    • 業績の方向性:売上高はほぼ前年並み(△0.5%)だが、原価率悪化と販管費増加により営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する中間純利益は二桁減少(営業利益△20.9%、純利益△22.0%)の減収減益(利益面における悪化)。
    • 注目すべき変化:受注高は過去最高を更新(38,636百万円、+5.5%)した一方、長納期大型案件が多く売上に繋がりにくく、利益率が低下した点が最重要。特に装置事業で受注増だが売上は減少、サービス事業は売上増ながら営業利益大幅減。
    • 今後の見通し:通期の受注見通しを66,000→69,000百万円へ修正(公表済)。中間累計の進捗から通期予想は修正済み(詳細は11/13公表の別資料参照)。中間の利益低下を踏まえ、通期での利益回復が必要。
    • 投資家への示唆:受注は堅調(AI半導体、北米衛星通信など)が継続しているが、受注の長期化・納期偏重が売上計上タイミングと利益率に影響。短期では利益率動向と通期計画の修正内容(特に利益項目)を注視すべき。

基本情報

  • 企業概要
    • 企業名:エスペック株式会社
    • 主要事業分野:環境試験装置など装置事業、アフターサービス・受託試験等のサービス事業、植物育成装置等のその他事業
    • 代表者名:代表取締役 執行役員社長 荒田 知
    • 上場市場:東(コード 6859)/URL https://www.espec.co.jp/
  • 報告概要
    • 提出日:2025年11月13日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期累計(2025年4月1日~2025年9月30日、連結)
    • 決算説明会:有(機関投資家向け)、決算補足説明資料作成:有
  • セグメント
    • 装置事業:環境試験器、エナジーデバイス装置、半導体関連装置等(主力。大口・長納期案件あり)
    • サービス事業:アフターサービス、受託試験、レンタル等
    • その他事業:環境保全・植物育成装置等
  • 発行済株式
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):23,781,394株
    • 期末自己株式数:1,894,264株
    • 中間期中の期中平均株式数:21,858,870株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
    • 配当支払開始予定日:2025年12月11日
    • IR/その他:通期業績予想の修正公表(2025年11月13日)、自己株式取得・消却に関する方針公表(2025年11月13日)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社の通期予想に対する中間累計進捗)
    • 売上高:30,322百万円(前年同期比△0.5%)。通期予想68,000百万円に対する進捗率 44.6%(通常は四半期の季節性が強く第2・第4に偏るため、売上進捗は概ね妥当)。
    • 営業利益:2,607百万円(前年同期比△20.9%)。通期予想7,600百万円に対する進捗率 34.3%(利益進捗はやや遅れ)。
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:1,912百万円(前年同期比△22.0%)。通期予想5,800百万円に対する進捗率 33.0%。
  • サプライズの要因
    • 受注高は堅調(+5.5%)で過去最高だが、長納期の大型案件が多く売上計上が遅延。
    • 原価率の悪化(売上原価増)と販管費増加により営業利益が大幅減。サービス事業では受託試験関連で減価償却費と人員増が利益を圧迫。
    • 特別損益の影響は小さい(投資有価証券売却益が158百万円等)。
  • 通期への影響
    • 売上は通期見通しに対する進捗は良好だが、利益は下振れしているため、通期での利益回復が必要。会社は通期予想を修正している(詳細は別途公表資料参照)。受注見通しは上方修正(66,000→69,000百万円)。

財務指標

  • 損益(中間累計:2025年4月1日~9月30日、単位:百万円)
    • 売上高:30,322(前年同期 30,464、△0.5%)
    • 売上原価:19,767(前年同期 19,326、増加)
    • 売上総利益:10,554(前年同期 11,137、△5.2%)
    • 販管費:7,947(前年同期 7,841、増加)
    • 営業利益:2,607(前年同期 3,296、△20.9%)、営業利益率 約8.6%(良否は業種比較によるが同社通期予想では約11.2%を想定)
    • 経常利益:2,704(前年同期 3,398、△20.4%)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:1,912(前年同期 2,452、△22.0%)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):87.49円(前年同期 112.34円、△22.2%)
  • 財政状態(連結、単位:百万円、2025/9/30)
    • 総資産:76,934(前期末 75,847、+1,087)
    • 純資産:57,967(前期末 56,693、+1,274)
    • 自己資本比率:75.3%(高水準。安定水準)
    • 1株当たり純資産:2,648.48円
  • 主要資産・負債項目(増減ポイント)
    • 現金及び預金:17,369(前期末 12,768、+4,601)—現金増加
    • 受取手形・売掛金等:14,990(前期末 18,011、△4,563)—回収進展
    • 仕掛品:4,640(前期末 3,763、+877)—受注残(長納期)に伴う増加
    • 流動負債:14,713(前期末 15,421、△708)
    • 有利子負債(概算):短期借入金250+長期借入金441=691百万円(小さい水準)
  • 収益性指標(概算、年率換算で注記あり)
    • ROE(概算、年率換算):約6.6%((中間純利益×2)/純資産)。目安8%以上に満たず(概算)。
    • ROA(概算、年率換算):約5.0%((中間純利益×2)/総資産)。目安5%以上で概ね良好(概算)。
    • 営業利益率(中間):約8.6%(前年同期より低下)
  • 進捗率分析(通期予想に対する中間累計)
    • 売上高進捗率:44.6%(30,322/68,000)
    • 営業利益進捗率:34.3%(2,607/7,600)
    • 純利益進捗率:33.0%(1,912/5,800)
    • コメント:同社は第2・第4四半期に売上が集中する季節性があり、売上は通期比で妥当だが利益進捗はやや遅れ。
  • キャッシュフロー
    • 営業CF:–(資料に明記なし)※ただし現金・預金は4,601百万円増加
    • 投資CF:–(資料に明記なし)
    • 財務CF:–(資料に明記なし)
    • フリーCF:–(不明)
    • 営業CF/純利益比率:–(不明)
    • 現金同等物残高:現金及び預金 17,369百万円(前期末比増加)
  • 流動性・財務安全性
    • 流動比率(概算):流動資産51,479/流動負債14,713 ≒ 350%(高水準、健全)
    • 自己資本比率:75.3%(安定水準)
    • 有利子負債は小さいため負債依存度低い

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:投資有価証券売却益 158百万円(当期)、前期は106百万円
  • 特別損失:固定資産除却損 2百万円(小額)
  • 一時的要因の影響:特別項目の影響は限定的。業績悪化は主に営業面(原価率・販管費)による構造的要因。
  • 継続性の判断:受注の長期化や販管費増は短期的に継続する可能性があるが、受注増は中長期のリカバリー材料。

配当

  • 中間配当:45.00円(2026年3月期中間、前年は35.00円)
  • 期末配当(予想):70.00円
  • 年間配当予想:115.00円(前期実績 95.00円→増配見込み)
  • 配当利回り:–(株価データなし)
  • 配当性向(概算):通期予想ベースで約43.4%(115/265.10、概算)。比較的高めの水準。
  • 株主還元方針:自己株式取得および消却の方針を決議(2025年11月13日付)——資本効率・株主還元の強化に資すると想定。

設備投資・研究開発

  • 設備投資額:–(資料に明記なし)
  • 減価償却費:のれん償却等合計でのれん124百万円等。詳細は不明。
  • R&D費用:–(資料に明記なし)
  • 主な投資内容・研究テーマ:–(記載なし)

受注・在庫状況

  • 受注高:38,636百万円(前年同期比 +5.5%、過去最高)
    • セグメント別受注:装置33,127/サービス4,224/その他1,500(百万円)
  • 受注の特徴:北米・東南アジアが好調、AI半導体・衛星通信関連の需要堅調。エナジーデバイス(EVバッテリー)は投資一服で減少。
  • 在庫(棚卸資産):商品・製品 2,758、仕掛品 4,640(前期比増)、原材料 5,653(単位:百万円)。仕掛品増加は受注残による長納期案件の影響。
  • Book-to-Bill(受注/売上比):受注高38,636に対し売上高30,322 → 受注優勢(長納期案件が影響)。

セグメント別情報

  • 装置事業
    • 売上高:25,887百万円(前年同期 26,469、△2.2%)
    • 受注高:33,127百万円(前年同期 31,868、+3.9%)
    • 営業利益:2,551百万円(前年同期 3,013、△15.3%)
    • コメント:国内は標準製品増、カスタムは一部減。海外(北米・東南アジア)で受注大幅増だが長納期案件が多く売上化遅延。エナジーデバイスはEV投資減で減少。半導体関連装置はAI向け一括案件の売上計上で増収。
  • サービス事業
    • 売上高:3,780百万円(前年同期 3,701、+2.1%)
    • 受注高:4,224百万円(+1.2%)
    • 営業利益:56百万円(前年同期 324、△82.4%)
    • コメント:予防保全・修理は堅調。受託試験はEV需要減の影響あり。減価償却費増と人員増が利益を圧迫。
  • その他事業
    • 売上高:880百万円(前年同期 521、+68.7%)
    • 受注高:1,500百万円(+85.6%)
    • 営業損失:△2百万円(改善)
    • コメント:植物工場等大型案件の獲得が増加。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:AI半導体市場等がターゲット。中間期の受注増は計画のターゲット市場であるAI関連の堅調さと整合。
  • KPI達成状況:受注は好調である一方、利益率改善が課題。中期目標達成には利益率回復が必要。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:AI半導体向け、北米の衛星通信関連は堅調。EV・バッテリー向け投資は一服感。
  • 競合比較:同業他社との相対的優位性は受注増・製品ラインで示されているが、長納期案件比率の高さが収益認識タイミングに影響(同業他社との比較データは資料に記載なし)。

今後の見通し

  • 業績予想(通期、会社予想)
    • 売上高:68,000百万円(+1.1% vs 前期)
    • 営業利益:7,600百万円(+1.0%)
    • 経常利益:7,750百万円(△0.6%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:5,800百万円(△3.4%)
    • 1株当たり当期純利益(EPS、通期):265.10円
  • 予想の修正:直近公表の業績予想から「修正あり」。受注見通しは66,000→69,000百万円へ修正。修正の詳細は別途公表資料参照。
  • 予想の信頼性:中間の受注は堅調だが長納期案件の売上計上時期・原価率動向が通期業績に直結するため、レンジリスクあり。
  • リスク要因:為替変動、原材料価格、顧客(特に大口)予算執行の偏り、EV向け投資の変動、長納期案件による収益認識タイミング

重要な注記

  • 会計方針変更:なし(会計基準の改正による変更もなし)。中間連結財務諸表作成に特有の会計処理の適用あり(注記参照)。
  • 重要な後発事象:2025年11月13日開催の取締役会で自己株式取得に関する決議及び自己株式の消却に関する基本方針を制定(詳細は別途公表)。
  • その他:本中間決算短信はレビュー対象外(監査法人のレビュー対象外)。

注記・留意事項

  • 数値は原資料の単位(百万円、円)に基づく。記載のない項目は「–」で示しました。
  • ROE/ROAは中間純利益を年率換算した概算値として記載しています(参考値)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6859
企業名 エスペック
URL http://www.espec.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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