2025年度第3四半期決算説明資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 売上は販売電力量減少で減収になったが、燃料費等調整制度の期ずれ影響が好転し経常損益は前年同期と同水準。四半期純損益は災害特別損失などの計上で大幅な赤字。
  • 業績ハイライト: 売上高46,121億円(前年同期比92.9%)で減収、営業損益は2,584億円(同83.1%)で減益、経常損益は3,475億円(同99.7%)でほぼ横ばい、親会社株主に帰属する四半期純損失は△6,626億円(前年同期 2,431億円)へ大幅悪化(災害特別損失9,056億円計上)。(数値の目安:売上減少=悪い、営業減益=悪い、経常は横ばい=中立、純損失拡大=悪い)
  • 戦略の方向性: ROIC管理の導入、事業別の資本効率向上、既存事業の収益確保と新規成長事業推進、福島責任貫徹(賠償・廃炉費用の確保)を最優先。
  • 注目材料: 燃料デブリ取り出し準備の追加費用等による特別損失計上(総額の一部としてQ1に9,030億円を計上済み)、柏崎刈羽6号機の起動・健全性確認や特重設の工期見直し、ALPS処理水の放出計画。
  • 一言評価: 経常利益の下支え要因はあるが、燃料デブリ関連費用・災害引当の影響で財務・純利益面に大きな負荷が生じている決算。

基本情報

  • 説明者: 発表者(役職):–(資料中に個別の発表者名は記載なし)。主な発言概要:売上減少と期ずれ影響の好転、燃料デブリ準備費用等の特別損失計上、ROIC管理導入に向けた取り組み表明。
  • セグメント:
    • HD(ホールディングス):配当収入、廃炉関連収入等を含む統括機能。
    • FP(フュエル&パワー):燃料調達・火力・JERA関連の持分影響等。
    • PG(パワーグリッド):送配電(託送収益等)。
    • EP(エナジーパートナー):小売電力・ガス(家庭・企業向け販売)。
    • RP(リニューアブルパワー):水力・新エネの卸販売。

業績サマリー

  • 主要指標(2025年4-12月 実績 vs 2024年4-12月)
    • 売上高:46,121億円、前年同期比 △3,511億円(92.9% → 前年比 -7.1%)(目安:減収=悪い)
    • 営業損益:2,584億円、前年同期比 △526億円(83.1% → 前年比 -16.9%)、営業利益率 約5.6%(前年約6.3%)(目安:減益=悪い)
    • 経常損益:3,475億円、前年同期比 △11億円(99.7% → 横ばい)(目安:横ばい=中立)
    • 四半期純損益(親会社株主帰属):△6,626億円、前年同期 2,431億円、差異 △9,058億円(目安:大幅赤字=悪い)
    • 1株当たり利益(EPS):△413.61円、前年同期 151.78円、差異 △565.39円(目安:悪化=悪い)
  • 予想との比較:
    • 会社が公表した2025年度(通期)予想からは「変更なし」(2026年1月26日公表内容から不変)。
    • 連結第3四半期のみでの通期達成率(簡便計算)
    • 売上:46,121 / 64,620 = 約71.4%(目安:通期に対して進捗良好に見えるが季節性考慮要)
    • 営業損益:2,584 / 2,280 = 約113.3%(目安:既に通期予想を上回る進捗=良い)
    • 親会社株主純損失:△6,626 / △6,410 = 103.3%(目安:通期見込みに対しやや悪化)
    • サプライズ:特別損失の大幅計上(9,056億円の災害特別損失など)が主なサプライズ要因(負のインパクト大)。
  • 進捗状況:
    • 通期予想に対する進捗率は上記。営業損益は進捗良(既に通期見込み超過)、純利益は通期見込みより悪化。
    • 中期経営計画(定量KPI等)に対する達成率:具体的数値提示なし(ROIC管理導入段階)。→ 進捗不明(–)。
    • 過去同時期比較:売上・営業益は減少、経常はほぼ同水準、純利益は大幅悪化。
  • セグメント別状況(2025年4-12月 実績 vs 2024年4-12月)
    • 売上高(億円): HD 4,876(92.9%)、FP 27(97.8%)、PG 16,770(97.4%)、EP 36,784(90.5%)、RP 1,517(91.7%)、調整 △13,854。
    • 経常損益(億円): HD 1,194(91.1% 減益)、FP 899(177.4% 増益)、PG 1,241(119.0% 増益)、EP 1,386(89.7% 減益)、RP 459(89.1% 減益)、調整 △1,705。
    • 主な変動要因:EPの小売販売電力量減少→売上・利益に負の影響、FPは海外・再エネ発電事業収益増で増益、PGは託送収益増・需給調整費用減で増益。

業績の背景分析

  • 業績概要: 販売電力量の減少(総販売電力量1,573億kWh、前年同期比93.1%)により売上が減少。一方で燃料費等調整制度の期ずれ影響(収益側の期ずれ好転+370億円)が経常を下支え。四半期純損益は燃料デブリ関連等の災害特別損失計上で大幅悪化。
  • 増減要因:
    • 増収要因:期ずれ影響の好転(収益計上のタイミング改善)、FPの海外・再エネ事業収益増、PGの託送収益増。
    • 減収要因:小売販売電力量の減少(EP:1,269億kWh、前年1,383億kWh、91.8%)、卸電力販売減少。
    • 増益/減益要因:燃料調達価格や調整制度の影響、固定費(減価償却等)、災害損失引当金の増加、一時の特別損失(燃料デブリ準備費用等)。
  • 競争環境: 小売市場では競争要因で数量・単価に影響(EPは競争等で販売量減)。PGは需要増(データセンター等)を見込み送配電需要は今後増加見込み。競合比較の定量データは資料に限定的。
  • リスク要因: 燃料デブリ取り出し等での費用見直し・追加計上、福島関連賠償・廃炉費用の継続的負担、為替・原油価格の変動、発電所(柏崎刈羽等)の稼働不確実性、流動性や借入依存度(有利子負債65,879億円)による財務リスク、FCFの大幅マイナス。

戦略と施策

  • 現在の戦略: 福島責任の貫徹(賠償・廃炉の着実な遂行)、ROIC管理の導入(資本効率を重視した経営へ移行)、売上拡大・費用圧縮・事業基盤投資のバランスを追求。
  • 進行中の施策: ROIC本格運用の準備、EPの需要側管理(DR)サービス拡充、RPによる水力・太陽光等の案件推進、PGの送配電効率化・共同輸送等。
  • セグメント別施策:
    • HD:受取配当金や廃炉関連収益の確保。
    • FP:海外・再エネ発電展開強化、JERA関連の需給収支最適化。
    • PG:託送収益確保、送電インフラの効率化・共同事業。
    • EP:需要応答(DR)や蓄電池・エコキュート等機器連携でサービス強化。
    • RP:新水力や屋根置き太陽光等の開発・入札対応。
  • 新たな取り組み: ROIC管理導入、データセンター向け需要取り込みやP2Gなどの新技術実証、グローバル展開(屋根置き太陽光の海外案件等)。燃料デブリ取り出し工法評価を受けた準備作業の拡大(追加費用計上)。

将来予測と見通し

  • 業績予想(通期 2025年度予想、2024年度実績比較)
    • 売上高 64,620億円(2024実績 68,103億円、△3,480億円、約95%)(目安:減収=悪い)
    • 営業損益 2,280億円(2,344億円、△60億円)
    • 経常損益 2,770億円(2,544億円、+230億円)
    • 特別損益 △9,020億円(△557億円、△8,460億円) ※特別負担金500億円を仮置き
    • 親会社株主に帰属する当期純損益 △6,410億円(1,612億円)
  • 予想の前提条件(資料表記)
    • 為替:148円/ドル程度(前年152.6円)
    • 原油(全日本CIF):73ドル/バレル程度(前年約82.4ドル)
    • 原子力設備利用率:2%程度(前年0%)
    • 電力販売量(通期予想):総販売電力量 2,165億kWh(前年比94.7%)、小売 1,720億kWh(91.9%)
  • 予想修正: 2026年1月26日公表時点から「変更なし」。通期予想は維持。
  • 中長期計画とKPI進捗: 中期目標(ROIC等)の具体値は未公表で検討中。賠償・廃炉費用確保(年間5,000億円程度捻出)は継続方針。達成可能性は実行施策と外部支援(機構・国の制度)に依存。
  • 予想の信頼性: 当期は特別損失の大幅計上により純利益予測が大幅にマイナスのため、短期の変動要因(追加費用、期ずれ、原油為替)に左右されやすい。
  • マクロ経済の影響: 為替・原油価格の変動、国内電力需要(データセンター等の需給拡大)、金利動向が業績に影響。

配当と株主還元

  • 配当方針: 資料中に改定方針の詳細記載なし(ROIC等を踏まえた市場目線の経営を目指すと明記)。→ 詳細は今後公表予定。
  • 特別配当: 無し(資料上の言及なし)。

製品やサービス

  • 製品/サービス概略: 小売電力(EP)向け電気・ガス、DR(需要応答)サービス、FPの燃料調達・火力発電、PGの送配電サービス、RPの水力・再エネ発電・PPA等。
  • 新製品/新サービス: EPで家庭向けDRの対象機器拡大(エコキュート、家庭用蓄電池の追加)、群馬県向けの非化石証書を活用した電力プラン(2026/4開始予定)。
  • 協業・提携: 屋根置き太陽光のSPVがEquinixとバーチャルPPA、ESRとの共同事業、PGがドローンプラットフォーム連携等。
  • 成長ドライバー: データセンター・半導体等の誘致による需給増(PGエリア)、再エネ・海外発電展開、EPの付加価値サービス(DR/蓄電池)。

経営陣のトーン分析

  • 自信度: 全体的に慎重〜中立。経常収益維持の説明は確度を示すが、燃料デブリ等の費用増加・賠償負担については慎重かつ説明責任を果たす姿勢。
  • 表現の変化: 前回説明会と比較して「ROIC管理の導入」「市場目線の経営」を強調。福島関連の費用確保を最優先に据える姿勢が明確。
  • 重視している話題: 福島責任貫徹(賠償・廃炉)、燃料デブリ取り出し準備、ROIC導入、送配電・需要の将来見通し。
  • 回避している話題: 配当の具体的方針や短期的な資本政策の数値(自社株買い等)は未提示。

投資判断のポイント(資料から読み取れる材料整理)

  • ポジティブ要因:
    • 経常損益は期ずれ影響の好転やFP/PGの寄与で大崩れしていない(安定的収益基盤の存在)。
    • PGエリアの中長期需要増(データセンター等)による送配電需要拡大見通し。
    • ROIC管理導入など資本効率改善に向けた方針表明。
  • ネガティブ要因:
    • 燃料デブリ準備費用や災害特別損失の計上で純資産・自己資本比率が悪化(自己資本比率20.6%、3月末25.1%→4.5ポイント悪化)。
    • FCFのネガティブ転化(2025年4-9月でFCF △2,458億円)、有利子負債は高水準(65,879億円)。
    • 純損失の拡大とEPSの大幅悪化(△413.61円)。
  • 不確実性: 燃料デブリ取り出し関連費用の追加、今後の原油・為替動向、柏崎刈羽の再稼働の成否・工期、政府・機構からの資金支援動向。
  • 注目すべきカタリスト: 燃料デブリ取り出しの進捗(準備作業→工事→費用計上変化)、柏崎刈羽6号機等の再稼働動向、原賠・廃炉等支援機構からの追加資金対応、ALPS放出スケジュール、ROIC管理の具体目標公表。

重要な注記

  • 会計方針: 燃料デブリ取り出し準備に伴う追加見積(9,030億円)は2025年度第1四半期決算で計上済(特別損失に反映)。今後の見積り変更により特別損失が更に変動する可能性あり。
  • リスク要因: 原子力関連の賠償・廃炉関係の見積拡大、出荷制限指示等に係る将来見積り延長リスク、資金調達・流動性リスク。
  • その他: 2025年度業績予想は2026年1月26日公表時から変更なし。福島責任貫徹のための資金確保(年間約5,000億円程度)方針が継続。

(備考)

  • 不明な項目は「–」で省略しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9501
企業名 東京電力ホールディングス
URL http://www.tepco.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 電力・ガス – 電気・ガス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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