1. 企業情報
企業名: 阪和興業株式会社
概要: 阪和興業は、鉄鋼、非鉄金属、食品、エネルギー・生活資材、機械など多角的な事業を展開する総合商社です。特に鋼材市場で大きな存在感を示しており、アジア市場に強みを持っています。
事業内容: 鉄鋼、プライマリーメタル、リサイクルメタル、食品、エネルギー・生活資材、海外販売、住宅資材、機械など多角的な事業を手がけています。
設立年月日: 1947年4月1日
代表者名: 中川 洋一
従業員数: 5,890人
市場区分: プライム（内国株式）
17業種区分: 商社・卸売
33業種区分: 卸売業
住所: 〒541-8585 大阪市中央区伏見町4-3-9
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性: 鋼材市場で大きなシェアを持ち、アジア市場に強みを持つ。
課題: 業界全体の景気変動や原材料価格変動の影響を受けやすい。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略: 多角化とアジア市場の強化を掲げている。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野: セグメント別の成果や今後の見通しを詳細に記載しており、特にエネルギー・生活資材や海外販社事業の成長を期待している。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力: 多角化によりリスク分散を図っており、市場ニーズの変化に柔軟に対応できる事業モデルを構築している。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性: 情報不明。
収益を牽引している製品やサービス: 鋼材、エネルギー・生活資材、機械など多角的な製品群が収益を牽引している。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較など:
– EPS（会社予想）: 1,063.66円
– BPS（実績）: 8,992.06円
– 現在の株価: 4,980円
– PER（会社予想）: 4.68倍
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
– 50日移動平均線: 4,916.30円
– 200日移動平均線: 5,467.38円
– 現在の株価は50日MAを上回り、200日MAを下回っており、中長期的には下降傾向にあるものの、短期的には上昇気味。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
– 売上（過去12か月）: 2.49兆円
– 利益:
– 営業利益: 49,723百万円
– 経常利益: 49,723百万円
– 純利益: 38,417百万円
– キャッシュフロー:
– 営業活動によるキャッシュフロー: △43億78百万円
– 投資活動によるキャッシュフロー: △239億49百万円
– 財務活動によるキャッシュフロー: 88億26百万円
– ROE（過去12か月）: 11.39%
– ROA（過去12か月）: 2.78%
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
– 配当利回り（会社予想）: 4.22%
– 年間配当予想: 210円/株
– 配当性向: 21.01%
自社株買いなどの株主還元策: 情報不明。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
– 直近10日間の株価は、4,980円から5,010円の間で変動しており、上昇傾向にある。
株価への影響を与える要因など: 業績予想、市場動向、為替や原材料価格の変動などが主要な要因。
11. 総評
阪和興業は多角化によりリスク分散を図り、特に鋼材市場で大きなシェアを持つ総合商社です。中期経営計画ではアジア市場の強化とエネルギー・生活資材事業の成長を期待しています。財務面ではROEやROAが健全で、株価も中長期的には下降傾向ですが、短期的には上昇気味です。配当性向も適切で、株主還元にも力を入れています。全体的に健全な企業であり、市場動向に応じた投資戦略が有効と思われます。
企業情報
| 銘柄コード | 8078 |
| 企業名 | 阪和興業 |
| URL | http://www.hanwa.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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