企業の一言説明

SHOEIは高級ヘルメットの製造・販売を専門とする世界シェア首位の企業です。二輪車用ヘルメットを主力とし、欧米での高い販売比率が特徴で、独自の技術力と品質、サイズ調整などのアフターサポート体制に強みを持っています。

投資判断のための3つのキーポイント

  • 世界トップクラスの収益性と財務健全性: 極めて高い自己資本比率と流動比率、高水準のROE・営業利益率を維持し、財務基盤は盤石。製品力とブランド力に裏打ちされた盤石な事業構造が強みです。
  • グローバルニッチトップ企業としての安定性: 高級ヘルメット市場で世界シェア首位を誇り、高付加価値製品に特化することで高い参入障壁を築いています。安定した需要層とブランドロイヤルティが強みとなります。
  • 足元の業績一時的な減速とバリュエーション: 直近の四半期決算では前年同期比で減収減益となり、特に北米市場の需要減が影響しています。高水準のバリュエーションと比較すると、現状の業績減速が株価に織り込まれる可能性があります。

企業スコア早見表

項目 スコア 判定
成長性 C やや不安
収益性 S 優良
財務健全性 S 優良
バリュエーション D 割高

注目指標サマリー

指標 業界平均比
株価 1,752.0円
PER 15.47倍 業界平均14.5倍
PBR 3.07倍 業界平均1.3倍
配当利回り 3.42%
ROE 20.46%

1. 企業概要

SHOEI(7839)は、1959年設立の日本のメーカーで、二輪車用、スポーツ用など高級ヘルメットの製造・販売を専業としています。主力は二輪乗車用ヘルメットで連結売上高の88%を占め、欧米での販売比率が高く、世界シェア首位を確立しています。高度な技術と厳しい品質管理による安全性、デザイン性、快適性を追求した高付加価値製品が特徴であり、サイズ調整などのきめ細やかなサポート体制が顧客ロイヤルティを高め、高い参入障壁を築いています。

2. 業界ポジション

SHOEIは高級ヘルメット市場において世界シェア首位のグローバルニッチトップ企業です。高品質・高価格帯に特化することで、価格競争に巻き込まれにくく、高いブランド力を確立しています。競合他社と比較して、技術的優位性と品質、そしてアフターサポート体制が強みです。財務指標を見ると、同社のPERは15.47倍と業界平均14.5倍をわずかに上回る程度ですが、PBRは3.07倍と業界平均1.3倍を大きく上回っており、これは同社の高い収益性と資産効率が市場から評価されていることを示唆します。

3. 経営戦略

SHOEIは中期経営計画の刷新は言及しておらず、現在の戦略の方向性としては、地域別の成長機会の最大化と採算改善を重視し、通期予想に対する進捗管理に注力しています。
直近の2026年9月期第1四半期決算では、前年同期比で減収減益となりましたが、経営陣は「期初に発表した連結業績予想に対する進捗は想定を上回って推移している」とコメントしています。地域別では欧州とアジア(特に中国)が好調に推移している一方で、北米市場の減速が懸念材料です。株主還元策として、年間配当は60円を予想し、配当性向50%を目安としています。また、自己株式取得も継続的に実施しており、株主還元への意欲は高いと言えます。
今後のイベントとしては、2026年4月24日に次回決算発表、2026年9月29日に期末配当の権利落ち日が予定されています。

【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score

項目 スコア 判定
総合スコア 7/9 S: 優良(収益性・健全性・効率性すべて良好)
収益性 2/3 純利益がプラス、ROAがプラス。営業キャッシュフローに関するデータは確認できませんでした。
財務健全性 3/3 流動比率が高く、負債比率が低く、株式の希薄化が見られないため、非常に健全です。
効率性 2/3 営業利益率とROEは高い水準ですが、直近の四半期売上高成長率がマイナスであった点が影響しました。

Piotroski F-Scoreの解説:

SHOEIのPiotroski F-Scoreは7/9点であり、最高評価S(優良)に該当します。これは、同社の財務が非常に健全であり、収益性と効率性も概ね良好であることを示しています。
収益性においては、純利益がプラス(6,318,367千円)であり、ROA(16.23%)もプラスであるため、収益力は確保されています。
財務健全性においては、流動比率7.31(非常に高い)で、負債比率を示すTotal Debt/Equityも1.60%(0.016倍)と極めて低く、さらに株式の希薄化も認められないため、その評価は満点の3/3です。これは、短期・長期ともに財務リスクが極めて低いことを意味します。
効率性においては、営業利益率が27.29%、ROEが21.05%とそれぞれ高い水準を維持し、効率的な経営ができていることを示唆しています。しかし、直近の四半期売上成長率が前年同期比で-4.10%とマイナスであったため、一部改善の余地があるという評価となりました。全体としては、非常に安定した財務基盤と収益構造を持った企業であると言えます。

【収益性】

SHOEIは極めて高い収益性を誇ります。

  • 営業利益率(過去12か月): 27.29% (一般的な目安を大きく上回る高水準)
  • ROE(実績): (連)20.46% (ベンチマーク10%を大幅に上回る優良水準。株主のお金で効率的に稼いでいます。)
  • ROA(過去12か月): 16.23% (ベンチマーク5%を大幅に上回る優良水準。会社の総資産で効率的に稼いでいます。)

これらの指標は、同社が競争優位性の高い製品とブランド力を背景に、非常に高い収益力を維持していることを示しています。

【財務健全性】

財務健全性は非常に高いレベルにあります。

  • 自己資本比率(実績): (連)85.1% (非常に高く、財務基盤が極めて安定していることを示します。負債が少なく、返済の必要がない自己資金の比率が高いです。)
  • 流動比率(直近四半期): 7.31 (ベンチマーク200%(2.0倍)を大きく上回る非常に高い水準です。短期的な支払い能力が極めて高いことを示しています。)
  • Total Debt/Equity(直近四半期): 1.60% (0.016倍) (負債が非常に少ないことを示しており、財務リスクが極めて低い状態です。)

【キャッシュフロー】

直近の決算短信では四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。過去12か月の営業キャッシュフローの具体的な数値は提供されていませんが、安定した高収益を継続していることから、適切な水準の営業キャッシュフローを創出していると推測されます。ただし、決算説明資料において期中に現預金が減少した要因として、配当支払いや自己株式取得によるキャッシュの減少が確認されています。これは株主還元への積極性の裏返しでもありますが、今後の流動性への影響を継続的に監視する必要があります。

【利益の質】

  • 営業CF/純利益比率: キャッシュフロー計算書のデータが不足しているため、算出できません。一般的に、1.0以上であれば、会計上の利益が実質的なキャッシュの伴っている健全な利益であると判断されます。

【四半期進捗】

2026年9月期第1四半期(10-12月期)の実績は以下の通りです。

  • 売上高: 7,513,655千円(前年同期比 ▲4.1%)
  • 営業利益: 2,050,553千円(前年同期比 ▲17.6%)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 1,472,838千円(前年同期比 ▲18.4%)

これらの実績に対する通期予想(2026年9月期)の進捗率は以下の通りです。

  • 売上高: 22.1%(通期予想 33,950,000千円)
  • 営業利益: 24.5%(通期予想 8,370,000千円)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 24.8%(通期予想 5,940,000千円)

第1四半期としては、通期予想に対して概ね順調な進捗と言えます。しかし、前年同期比では減収減益となっており、特に地域別売上では日本が▲6.4%、北米が▲63.4%と大きく減少しており、欧州(+2.9%)とアジア(+17.9%)、その他(+18.5%)の成長がこれを補っています。今後の地域別動向が注目されます。

【バリュエーション】

  • PER(会社予想): 15.47倍
    • 業界平均PER: 14.5倍
    • 業界平均と比較すると、SHOEIのPERはわずかに高い水準にあり、やや割高と評価できます。これは、同社の高い収益成長期待や安定した財務基盤が一定程度織り込まれている可能性を示唆します。
  • PBR(実績): 3.07倍
    • 業界平均PBR: 1.3倍
    • SHOEIのPBRは業界平均を大幅に上回っており、かなり割高な水準です。PBR1倍未満は解散価値を下回る状態とされますが、3倍を超える水準は、同社のブランド力、技術力、収益性といった無形資産が市場から高く評価されていることを示唆します。

これらの指標から、同社株は業績面で非常に優良であるものの、その評価は既に株価にかなり織り込まれている状態と言えるでしょう。

【テクニカルシグナル】

指標 状態 数値 解釈
MACD 中立 MACD値: -23.07 / シグナル値: -22.67 短期トレンド方向を示す
RSI 中立 49.5% 70以上=過熱、30以下=売られすぎ
5日線乖離率 +1.01% 直近のモメンタム
25日線乖離率 -0.94% 短期トレンドからの乖離
75日線乖離率 -1.25% 中期トレンドからの乖離
200日線乖離率 +0.17% 長期トレンドからの乖離

解説:

MACDは中立を示しており、明確な売買シグナルは出ていません。RSIは49.5%と中立圏にあり、買われすぎでも売られすぎでもない状態です。株価は5日移動平均線を上回っていますが、25日線と75日線は下回っており、短期的にはやや軟調、中期的には上値が重い展開を示唆します。一方、200日移動平均線上には位置しており、長期的なトレンドは維持されている可能性があります。

【テクニカル】

現在の株価1,752.0円は、52週高値2,015.00円(年初来高値2,270円)から約13%安、52週安値1,428.00円から約23%高の位置にあります(52週レンジ内位置: 42.9%)。これは、年間を通じての中間よりやや安い水準にあることを示します。
移動平均線を見ると、現在の株価は5日移動平均線(1,734.40円)を上回っていますが、25日移動平均線(1,768.56円)と75日移動平均線(1,774.11円)を下回っています。これは、短期的な上昇モメンタムが見られるものの、中期的な下降トレンドの中での戻り局面か、抵抗に直面している状況を示唆します。一方、200日移動平均線(1,750.23円)をわずかに上回っており、長期トレンドは依然として維持されていると見ることができます。
1ヶ月レンジは1,634.00円 – 1,856.00円、3ヶ月レンジは1,634.00円 – 1,924.00円であり、現在の株価はレンジの中間付近に位置しています。

【市場比較】

SHOEIの過去1年間の株価パフォーマンスは、日経平均株価およびTOPIXといった主要市場指数を大幅に下回っています。

  • 1ヶ月リターン: 株式-3.63% vs 日経+10.99% → 14.63%ポイント下回る
  • 3ヶ月リターン: 株式+3.67% vs 日経+13.30% → 9.63%ポイント下回る
  • 6ヶ月リターン: 株式-2.34% vs 日経+43.09% → 45.43%ポイント下回る
  • 1年リターン: 株式-17.90% vs 日経+46.27% → 64.17%ポイント下回る

特に、過去6ヶ月および1年間では、市場全体が大きく上昇する中で、SHOEIの株価は大きく下落しています。これは、前年同期比での減収減益といった最近のネガティブな業績動向が投資家の信頼を損ない、市場のセンチメントが悪化していることを示唆しています。良好な財務基盤と収益性を持つにもかかわらず、市場のリターンを大きく下回っているため、投資家は同社の成長鈍化や今後の見通しに対して慎重な姿勢を示していると考えられます。

【リスク警告】

  • ⚠️ 信用倍率0.66倍、将来の買い圧力に警戒(信用取引の動向には注意が必要です。信用売残が信用買残を上回っており、将来の買い戻し圧力につながる可能性がありますが、需給関係の変動は常に注意すべき点です。)

【定量リスク】

  • 年間ボラティリティ: 29.88%
    • 仮に100万円投資した場合、年間で±29.88万円程度の変動が想定されるため、中程度のリスク水準と言えます。
  • シャープレシオ: 0.61
    • 一般的に1.0以上が良好とされますが、0.61はリスクに見合うリターンが十分に得られているとは言えない水準です。
  • 最大ドローダウン: -23.66%
    • 過去に経験した最悪の下落率であり、仮に100万円投資した場合、約-23.66万円の損失発生が想定されることを意味します。この程度の下落は今後も起こりうるリスクとして認識しておく必要があります。
  • ベータ値(5Y Monthly): 0.01
    • ベータ値が極めて低い(ほぼ0に近い)ため、市場全体の動き(日経平均やTOPIX)とSHOEIの株価の連動性が非常に低いことを示します。これは、市場全体が変動する中でも、同社株は独自の要因で変動しやすい特性を持つことを意味します。

【事業リスク】

  • 為替変動リスク: SHOEIは欧米での売上比率が高く、輸出が主力事業であるため、為替レートの変動が業績に大きく影響します。特に円高は減収減益に直結するリスクとなります。
  • 地域別需要の変動と市場特性: 主力市場である欧米での需要変動、特に直近の北米市場での大幅な売上減少はリスク要因です。一方、アジア(特に中国)が好調ですが、各地域の景気動向や消費者購買力の変化に左右される可能性があります。
  • 原材料価格の高騰およびサプライチェーンの混乱: ヘルメット製造には様々な素材が使用されており、原材料価格の変動やサプライチェーンの混乱が製造コストの増加や供給能力に影響を与える可能性があります。

7. 市場センチメント

市場全体のSHOEIに対するセンチメントは、ニュース動向分析によると「ネガティブ」に傾いています。特に、直近の四半期決算における経常減益や通期予想の下方修正(対前週比で9.6%下降)が、投資家の警戒感を高めています。これにより、業績減速が続くのではないかという懸念が広がり、投資家は慎重な姿勢を取っている状況です。

  • 信用取引状況:
    • 信用買残: 87,000株
    • 信用売残: 131,500株
    • 信用倍率: 0.66倍
      信用売残が信用買残を上回る「売り長」の状態であり、信用倍率0.66倍は将来的な買い戻し圧力となる可能性があります。これは株価の下支え要因となることもありますが、短期的な需給関係の変動には注意が必要です。
  • 主要株主構成:
    • 日本カストディ銀行(信託口): 12.62%
    • 日本マスタートラスト信託銀行(信託口): 11.91%
    • ステート・ストリート・バンク&トラスト505001: 6.32%
      上位株主は信託銀行や大手金融機関が中心であり、安定株主としての側面が強いと考えられます。これは、短期的な市場の変動に対して企業経営が安定しやすい環境を示唆します。

8. 株主還元

SHOEIは、安定した株主還元政策を維持しています。

  • 配当利回り(会社予想): 3.42%
    • 比較的高い水準であり、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。
  • 1株配当(会社予想): 60.00円
  • 配当性向: 49.91% (会社目標の「配当性向50%メド」をほぼ達成しています。)
    • 利益の約半分を配当に回すという積極的な株主還元姿勢が明確です。配当性向が安定していることは、企業の利益配分に対する一貫した姿勢を示しています。
  • 自社株買いの状況: 2025年11月17日から2026年6月30日の期間で、1,700,000株・総額2,500,000千円を上限とする自己株式取得を実施しており、着実に買付が進められています。自己株式取得は、1株当たりの利益向上や株主への還元強化に繋がります。

SWOT分析

強み

  • グローバルニッチトップとしてのブランド力と高い市場シェア
  • 極めて高い収益性(ROE 20%超、営業利益率27%超)と盤石な財務基盤(自己資本比率85%超)
  • 高品質・高付加価値製品に特化する事業戦略と独自の技術競争力
  • 安定した株主還元策(配当性向50%メドと自己株買い)

弱み

  • 直近の四半期業績における減収減益(特に北米市場の大幅な需要減)
  • 為替変動による業績への影響が大きいリスク
  • 高水準のバリュエーション(特にPBRは業界平均を大幅に上回る)

機会

  • アジア市場(特に中国)における二輪車人口の増加と高機能ヘルメット需要の高まり
  • 高品質・安全製品を求める意識の世界的向上(先進国・新興国双方)
  • 新技術導入による製品イノベーションや他分野への応用可能性
  • ヘルメットのファッション性やライフスタイルアイテムとしての需要拡大

脅威

  • 世界景気後退や消費者購買意欲の減退による高級品需要の落ち込み
  • 競合他社による技術革新や価格競争の激化
  • 原材料価格の高騰やサプライチェーンの不安定化
  • 交通規制や安全基準の変更による事業環境の変化

この銘柄が向いている投資家

  • 長期的なインカムゲインを求める投資家: 安定した高い配当利回りと配当性向を維持しており、長期保有による配当収入を期待できます。
  • 財務安定性を重視する保守的な投資家: 極めて高い自己資本比率と流動比率により、財務リスクが非常に低く、安心して投資できる企業体質です。
  • グローバルニッチトップ企業に投資したい投資家: 世界市場で競争優位性を持つ独自の技術力とブランド力に魅力を感じる投資家。

この銘柄を検討する際の注意点

  • 業績の回復動向: 直近の減収減益の要因と、今後の業績回復シナリオを慎重に見極める必要があります。特に、北米市場の回復時期と為替変動の影響は注視すべきです。
  • バリュエーションの水準: PER・PBRともに業界平均を上回る水準であり、現状の株価がファンダメンタルズに見合っているか、自身で判断基準を持つことが重要です。業績の停滞が続けば、株価の調整リスクも考慮する必要があります。
  • 市場に対する相対パフォーマンス: 過去1年間は市場平均を大きく下回っているため、投資判断においては、現在の株価が業績悪化をどこまで織り込んでいるのか、今後の見通しを含め、慎重な検討が求められます。

今後ウォッチすべき指標

  • 四半期ごとの地域別売上高推移: 特に北米市場の回復動向と、アジア地域の成長が持続するかどうか。
  • 為替レートの動向と業績への影響: 特にユーロ/円レートの変動とその業績への影響度。
  • 通期業績予想の修正有無: 会社による業績修正が行われる場合、その内容と市場の反応。
  • 在庫水準と受注残高の推移: 受注残高が増加傾向にある点はポジティブですが、在庫の適正水準維持は重要です。

成長性:C(やや不安)

根拠:

過去数年間の売上高は成長傾向にありましたが、直近の2025年9月期(過去12か月)の売上高は32,363百万円と前期(2024年9月期 35,790百万円)比で約9.6%の減収、営業利益も前期比で約13.8%の減益となっています。また、2026年9月期第1四半期(10-12月)の実績も、売上高が前年同期比で▲4.1%、営業利益が▲17.6%、純利益が▲18.4%と減収減益で着地しました。通期の会社予想(2026年9月期)でも売上高33,950百万円、営業利益8,370百万円、純利益5,940百万円と、2024年9月期の実績を下回る見通しです。直近の業績に減速傾向が見られ、特に北米市場の大幅な売上減が影響していることから、成長性にはやや不安が残る評価としました。

収益性:S(優良)

根拠:

SHOEIは非常に高い収益性を誇ります。ROE(実績)は20.46%とベンチマーク10%を大幅に上回り、ROA(過去12か月)も16.23%とベンチマーク5%を大きく超える優良な水準です。さらに、営業利益率(過去12か月)は27.29%と極めて高く、この水準は一般的な企業と比較しても突出しています。これは、高付加価値製品に特化し、ブランド力と技術力によって高い価格決定力を有していることを示しており、効率的な経営と優れた競争優位性が収益性に直結しているため、S評価としました。

財務健全性:S(優良)

根拠:

SHOEIの財務健全性は極めて優良です。自己資本比率(実績)は85.1%と非常に高く、財務の安定性を示しています。流動比率(直近四半期)は7.31(731%)とベンチマーク200%を大きく上回り、短期的な支払い能力が極めて盤石です。また、Total Debt/Equityは1.60%(0.016倍)と負債が極めて少ない財務体質であり、Piotroski F-Scoreも7/9点と最高評価のSを獲得しています。これらの指標のすべてが非常に高い水準にあることから、財務リスクは極めて低いと判断し、S評価としました。

株価バリュエーション:D(割高)

根拠:

SHOEIのPER(会社予想)は15.47倍で、業界平均PER14.5倍をわずかに上回る程度ですが、PBR(実績)は3.07倍と業界平均PBR1.3倍を大幅に上回っています。PBRが業界平均の2倍以上であることは、市場が同社の収益力やブランド力といった無形資産を高く評価している証拠ではありますが、純資産との対比では割高感があると言えます。直近の業績が減速傾向にある中でこのバリュエーション水準を維持している点、また市場平均との相対パフォーマンスが大きく劣後している点を考慮すると、現在の株価は割高と判断し、D評価としました。


企業情報

銘柄コード 7839
企業名 SHOEI
URL http://www.shoei.com/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – その他製品

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 1,752円
EPS(1株利益) 113.36円
年間配当 3.42円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 0.9% 17.6倍 2,091円 3.8%
標準 0.7% 15.3倍 1,799円 0.7%
悲観 1.0% 13.0倍 1,552円 -2.2%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 1,752円

目標年率 理論株価 判定
15% 903円 △ 94%割高
10% 1,128円 △ 55%割高
5% 1,424円 △ 23%割高

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

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このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.20)」によって自動生成されました。

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By ジニー

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