2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想との乖離は「概ね想定内」だが、当中間期は田辺三菱製薬の譲渡益による一時益(税引前128,753百万円、税金36,782百万円計上)で親会社帰属当期利益が大幅上振れ。市場コンセンサスとの比較は資料に記載なし(–)。
  • 業績の方向性:売上収益は減収(△10.5%)だが、親会社帰属中間利益は一時益寄与で増益(+169.1%)。営業面(コア営業利益・営業利益)は減益基調(コア△2.6%、営業△19.6%)。
  • 注目すべき変化:非継続事業(田辺三菱製薬)売却に伴う一時益(税引後94,891百万円)が親会社帰属利益を大きく押し上げた点。これにより中間EPSは79.66円(前年28.76円)に急上昇。
  • 今後の見通し:通期業績予想を修正(2025/5/13公表値→今回修正)。コア営業利益を下方修正(2,650億→2,500億、△5.7%)、営業利益/親会社当期利益も下方修正。下期に構造改革に係る非経常損失計上を見込むため保守的な着地へ。
  • 投資家への示唆:中間期の高い当期利益は一時要因(非継続事業売却益)によるため、継続事業の収益力は依然として弱含み(特にMMA・ベーシック部門)。通期評価は非継続事業を除いたコア業績と、下期の構造改革費用見込みを注視。

基本情報

  • 企業名:三菱ケミカルグループ株式会社
  • 主要事業分野:スペシャリティマテリアルズ、MMA&デリバティブズ、ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ、産業ガス(農薬/医薬の一部事業は非継続化)
  • 代表者名:代表執行役社長 筑本 学
  • URL:https://www.mcgc.com/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年10月31日(決算短信公表日)
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結:2025年4月1日~2025年9月30日
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月12日
    • 配当支払開始予定日:2025年12月2日
    • 決算補足説明資料、決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
  • セグメント(報告区分):
    • スペシャリティマテリアルズ(アドバンストフィルムズ&ポリマーズ、アドバンストソリューションズ、アドバンストコンポジット&シェイプス)
    • MMA&デリバティブズ(MMA、コーティング&アディティブス)
    • ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ(マテリアルズ&ポリマーズ、炭素)
    • 産業ガス
  • 発行済株式:
    • 期中(中間期)発行済株式数(自己株式含む、決算短信時点):1,506,288,107株(ただし後発事象で自己株式消却を実施)
    • 期末自己株式数(中間期):147,733,065株
    • 加重平均株式数(中間期):1,382,466,073株
    • 第2四半期後の重要な後発事象:自己株式64,820,900株を消却(消却日 2025/10/28)により、消却後発行済株式総数 1,441,467,207株
  • 今後の予定:半期報告書提出(2025/11/12)、配当支払(2025/12/2)、決算説明会(実施済/開催予定)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(当中間:2025/4/1–2025/9/30、単位:百万円)
    • 売上収益:実績 1,799,124(△10.5% YoY)/通期会社予想 3,672,000 → 中間進捗 49.0%
    • コア営業利益:実績 126,110(△2.6% YoY)/通期会社予想 250,000 → 進捗 50.4%
    • 営業利益:実績 86,489(△19.6% YoY)/通期会社予想 176,000 → 進捗 49.1%
    • 親会社の所有者に帰属する中間利益:実績 110,132(+169.1% YoY)/通期会社予想 125,000 → 進捗 88.1%
  • サプライズの要因:
    • 主因:田辺三菱製薬の全株式及び関連資産譲渡による譲渡益(税引前128,753百万円、税引後で94,891百万円の非継続事業利益)を当中間に計上したこと。
    • 継続事業ベースでは売上・営業利益は減少(特にMMA・ベーシックの市況下落・需要減)。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を修正(コア営業利益を2,650億→2,500億に下方修正等)。下期に構造改革関連の非経常費用計上を見込むため、通期ではコア利益と親会社当期利益ともに前回見通しを下回る見込み。
    • 中間の親会社利益が高いのは売却益による一時的効果。継続事業の回復状況と下期の構造改革費用の大きさが予想達成可否のポイント。

財務指標(要点)

  • 損益(継続事業ベース、当中間)
    • 売上収益:1,799,124 百万円(前年同期2,009,772 → △10.5%:△210,648百万円)
    • 売上総利益:518,127 百万円(前年520,632)
    • 販管費等(販売費及び一般管理費):▲393,899 百万円(前年▲389,665)
    • 営業利益:86,489 百万円(前年107,631 → △19.6%)
    • 税引前中間利益(継続事業):68,735 百万円(前年81,877 → △16.1%)
    • 親会社帰属中間利益(継続+非継続合算):110,132 百万円(前年40,921 → +169.1%)
    • 1株当たり中間利益(基本):79.66円(前年28.76円)
  • 収益性指標
    • 営業利益率(継続事業ベース、当中間):86,489 / 1,799,124 = 4.8%(業種別平均は業種により異なるが、目安として改善余地あり)
    • ROE(参考):
    • 単純計(通期予想ベース):125,000 / 親会社帰属持分1,804,310 = 約6.9%(目安8%未満)
    • 中間を年率化(注意:一時益の影響大):(110,132×2) / 1,804,310 ≒ 12.2%(ただし一時益で歪む)
    • ROA(年率化、参考):(110,132×2) / 資産合計5,664,062 ≒ 3.9%(目安5%未満)
  • 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
    • 売上高進捗率:49.0%
    • コア営業利益進捗率:50.4%
    • 営業利益進捗率:49.1%
    • 親会社当期利益進捗率:88.1%(一時益による偏り)
    • コメント:売上・営業ベースはほぼ期初均等の進捗だが、親会社利益は非継続事業の寄与で偏りあり。
  • キャッシュフロー(中間累計、百万円)
    • 営業CF:161,639(前年275,055 → 減少)
    • 投資CF:+174,007(前年▲145,273)※主に子会社売却収入(田辺三菱製薬譲渡)490,941等を含むためプラス化
    • 財務CF:▲292,312(前年▲124,004)※借入金返済、社債償還、自己株式取得(▲50,010)等
    • フリーCF(営業CF − 投資CF):161,639 − 174,007 = ▲12,368百万円(非継続事業の影響を除く評価必要)
    • 現金及び現金同等物残高:373,889百万円(期首326,144→増加)
    • 営業CF/純利益比率(目安1.0以上が良好):161,639 / (継続事業中間利益47,635 + 非継続94,891 =142,526) ≒1.13(ただし非継続の現金収入を考慮)
  • 財政状態・安全性(当中間期)
    • 資産合計:5,664,062百万円(前連結年度末5,894,619 → △230,557百万円)
    • 親会社の所有者に帰属する持分:1,804,310百万円
    • 親会社所有者帰属持分比率:31.9%(前29.5% → 改善。安定水準に向上)
    • 流動資産 2,018,886 / 流動負債 1,258,080 → 流動比率 ≒160.5%(健全)
    • 社債・借入金(流動+非流動):341,622 + 1,544,993 = 1,886,615百万円
  • 在庫・債権(注目点)
    • 棚卸資産:663,020百万円(前期759,423 → △12.7%)
    • 営業債権:627,740百万円(前764,814 → 減少)
  • 備考:要約財務諸表はIFRS中間報告の省略項目あり。第2四半期決算短信は監査(レビュー)対象外。

特別損益・一時的要因

  • 主要特別利益:
    • 田辺三菱製薬株式及び関連資産の譲渡益:128,753 百万円(税引前、非継続事業)
    • 子会社売却による現金受領:490,941 百万円(非継続事業のキャッシュ項目計上等、注記あり)
  • 主要特別損失:
    • 特別退職金(ネクストステージ支援プログラム関連):▲27,043 百万円(当中間連結会計期間見積計上)
    • 下期に構造改革案件に係る非経常損失を見込む(通期予想修正の理由)
  • 一時的要因の影響:
    • 親会社帰属利益の増加は非継続事業売却に由来。継続事業の実力評価には非継続事業を除いた数値を参照する必要あり。
  • 継続性の判断:譲渡益は一回性のため継続性は低い。構造改革費用は下期に一時的に発生見込み。

配当

  • 中間配当:16.00円(予定どおり、前期同額)
  • 期末配当(予想):16.00円(据え置き)
  • 年間配当予想:32.00円(直近公表予想から修正なし)
  • 配当利回り:株価が不明のため算出不可(–)
  • 配当性向:通期会社予想ベースで親会社帰属当期利益125,000百万円、1株当たり当期利益91.21円に対し年間配当32円 → 配当性向概算 ≒35%(目安)。ただし非継続事業影響あり。
  • 自社株買い等:当中間期に自己株式取得実績あり(中間期末自己株式数増加)、その後64,820,900株を消却(2025/10/28)。

設備投資・研究開発

  • 設備投資(投資活動による支出、当中間期)
    • 有形固定資産取得支出:127,876 百万円(前年166,813百万円→減少)
    • 減価償却費:134,374 百万円(当中間期)
  • 研究開発(R&D):決算短信中の明示的金額記載なし(–)
  • 備考:投資は継続的に実施。M&AではオーストラリアのCoregas買収(取得対価71,521百万円)を実施。

受注・在庫状況(該当情報)

  • 受注情報:決算短信に受注高・受注残の詳細開示なし(–)
  • 在庫状況:
    • 棚卸資産:663,020百万円(前年同期759,423百万円、△12.7%)
    • 在庫回転日数等の記載:なし(–)

セグメント別情報(当中間)

  • スペシャリティマテリアルズ
    • 売上収益:520,624 百万円(前年比△183億円減 → 5,206億円)
    • コア営業利益:33,475 百万円(前年比 +8,900百万円 → 335億円)
    • コメント:販売価格維持で収益性改善。トリアセテート繊維譲渡やディスプレイ在庫調整で売上は減。
  • MMA&デリバティブズ
    • 売上収益:178,078 百万円(前年比△462億円 → 1,781億円)
    • コア営業利益:4,200 百万円(前年比△226億円 → 42億円)
    • コメント:MMA市況下落、需要減で売上・利益大幅減。
  • ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ
    • 売上収益:386,418 百万円(前年比△1,512億円 → 3,864億円)
    • コア営業利益:△2,751 百万円(前年は△9,307百万円?表記参照)→ 当期は28億円の損失(改善)
    • コメント:原料価格下落や事業譲渡影響で売上減。売買差改善や構造改革でコア利益は改善傾向。
  • 産業ガス
    • 売上収益:647,032 百万円(前年比 +76億円 → 6,470億円)
    • コア営業利益:93,037 百万円(前年比 +12億円 → 930億円)
    • コメント:買収(Coregas)による新規連結や価格マネジメントで売上・利益増。
  • セグメント合計(継続事業ベースのコア営業利益):126,110 百万円(前年129,471 → △2.6%)

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画やKPIの詳細は決算短信に明示的記載なし(–)。
  • 備考:構造改革の追加費用見込みを通期に織り込み、計画達成に影響が出る可能性あり。中期計画の進捗確認は継続事業のコア利益推移を確認する必要。

競合状況や市場動向

  • 主要リスク・市場要因:MMA等の市況下落、EV用途やディスプレイ需要の変動、米国の通商政策影響、為替変動。
  • 競合比較:同業他社との比較データは本資料に無し(–)。セグメント別では産業ガス事業が安定的寄与、素材系は需給・市況影響を受けやすい構造。

今後の見通し

  • 通期予想(修正後、2025/4/1–2026/3/31、単位:百万円)
    • 売上収益:3,672,000(前回37,400億→修正36,720億、△1.8%)
    • コア営業利益:250,000(前回265,000→修正250,000、△5.7%)
    • 営業利益:176,000(前回202,000→修正176,000、△12.9%)
    • 親会社の所有者に帰属する当期利益:125,000(前回145,000→修正125,000、△13.8%)
    • 基本1株当たり当期利益:91.21円
  • 予想の信頼性・前提:コア営業利益の下押しはMMA・ベーシックの市況悪化と販売数量減。また下期の構造改革関連非経常費用を見込むため、慎重に評価する必要あり。
  • リスク要因:為替、原材料価格、市況変動、関税・通商政策、下期の構造改革費用の規模。

重要な注記

  • 連結範囲の変更:Coregas Pty Ltdを新規連結(買収日2025/7/1)。田辺三菱製薬及び関連会社6社を非継続事業に分類・譲渡(2025/7/1完了)。
  • 会計方針の変更:なし(注記による)。
  • 決算短信は監査人のレビュー対象外。
  • 数値は四捨五入(百万円未満は四捨五入)。不明項目は — と表記。

(注)本要約は提供された決算短信に基づく事実整理です。投資判断や具体的な投資助言は行いません。各数値は決算短信原文を参照して下さい。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4188
企業名 三菱ケミカルグループ
URL https://www.mitsubishichem-hd.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.14)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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