企業の一言説明
unerry(5034)は、人流データを活用したビッグデータプラットフォーム「Beacon Bank」を運営する、DX(デジタルトランスフォーメーション)支援を主力とする情報・通信業の企業です。
投資判断のための3つのキーポイント
- リアル行動ビッグデータ基盤による成長性: 独自の人流データ収集・解析技術を核とした「Beacon Bank」事業を展開し、リカーリング(継続課金)売上比率が90%以上と高く、安定した収益基盤を持ちながら、M&AやAI活用により更なる成長を目指しています。2028年6月期には売上100億円を目標とするなど、高い成長意欲を示しています。
- 良好な財務品質と健全性: Piotroski F-Scoreが7点(S評価)と優良な財務品質を誇り、特に自己資本比率77.0%、流動比率3.76と財務健全性は極めて高水準です。これは、積極的な事業投資やM&Aを推進する上での大きな強みとなります。
- M&Aに伴う短期的な利益進捗と流動性リスク: 直近の2026年6月期第2四半期決算では、販管費増加や投資負担により営業利益・純利益の進捗率が通期予想の10%台に留まり、下期に業績が大きく偏重する見込みです。また、買収予定の株式会社ブログウォッチャー子会社化に伴う資金負担や統合リスク、そして低出来高は、短期的な株価の変動要因や流動性リスクとして留意が必要です。
企業スコア早見表
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 成長性 | S | 非常に優良 |
| 収益性 | A | 良好 |
| 財務健全性 | S | 非常に優良 |
| バリュエーション | S | 割安 |
注目指標サマリー
| 指標 | 値 | 業界平均比 |
|---|---|---|
| 株価 | 2,249円 | – |
| PER | 21.03倍 | 業界平均66.2倍 |
| PBR | 4.06倍 | 業界平均3.5倍 |
| 配当利回り | 0.00% | – |
| ROE | 15.90% | – |
1. 企業概要
unerry,Inc.(unerry)は、リアル行動ビッグデータ基盤「Beacon Bank®」の運営を主要事業とする企業です。駅や商業施設などに設置されたビーコン(Bluetooth発信機)やGPS、Wi-Fiなどを活用し、スマートフォンの位置情報データを匿名化して収集・解析することで、人々の動き(人流)や購買行動を把握しています。これらのデータを基に、店舗の集客・販促支援、エリアマーケティング、都市開発支援など、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を多角的に支援するサービスを提供しています。主力製品「Shopper Miel」は買い物客の行動分析ツール、「Beacon Bank AD」はターゲティング広告最適化ツールであり、これらの技術を通じて、データに基づく意思決定を促し、効率的なビジネス運営に貢献しています。
2. 業界ポジション
unerryは「情報・通信業」に属し、特にリアル行動データの収集・解析に特化したビッグデータプラットフォームという独自のニッチ市場で事業を展開しています。情報・通信業全体の業界平均PERは66.2倍、PBRは3.5倍であるのに対し、unerryのPER(会社予想)は21.03倍と業界平均を大きく下回っており、足元の利益水準から見れば割安感があります。PBRは4.06倍と業界平均よりやや高い水準ですが、これは高い自己資本比率と積極的な無形固定資産への投資を反映している可能性があります。競合には大手広告代理店やコンサルティングファーム、他社のデータ分析サービスプロバイダーなどが挙げられますが、unerryは独自の人流データ基盤とAI解析技術により、リアル行動という領域において優位性を確立しています。
3. 経営戦略
unerryは、2028年6月期に売上高100億円達成を目標とする中期成長戦略を掲げており、年平均成長率(CAGR)+36%という高い成長確度を目指しています。その実現に向け、以下の戦略を推進しています。
- データ基盤の拡充とAI活用: 「Data Scaling Law」に基づきデータ量を拡充し、AIを活用した新プロダクト「ワールドモデル」の開発を進めることで、データ解析の精度と提供価値の向上を図ります。「AI ready」をキーワードに、高精度なAIプロダクト開発を通じてリアル行動データの活用領域を広げる方針です。
- 積極的なM&Aによる事業拡大: 資本活用M&Aを成長戦略の柱の一つとしており、2026年5月1日には株式会社ブログウォッチャーを完全子会社化する予定です。これにより、「データ+プロダクト+市場」の拡大と強化を目指し、より幅広い顧客層へのサービス提供とデータシナジー創出を企図しています。ブログウォッチャー子会社化に伴う連結財務諸表の作成開始は2027年6月期を予定しており、本格的な業績貢献は次期以降となる見込みです。
- 下期偏重型の投資回収フェーズ: 直近の決算では、販管費(販売費及び一般管理費)の増加やM&A、AIプロダクト開発といった成長投資が先行し、上期は利益進捗が遅れる傾向にあります。下期に向けてこれらの投資回収フェーズへ移行し、利益を伸長させる戦略を取っています。
【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 総合スコア | 7/9 | S: 財務優良(収益性・健全性・効率性すべて良好) |
| 収益性 | 3/3 | 純利益、営業キャッシュフロー、資産利益率のいずれもプラスで良好な収益性を示しています。 |
| 財務健全性 | 2/3 | 流動比率は基準を満たし、株式の希薄化もありませんが、D/Eレシオのデータがないため最終的な判断は保留されます。 |
| 効率性 | 2/3 | 自己資本利益率(ROE)と四半期売上成長率は基準を満たしていますが、営業利益率が基準を下回っています。しかし全体としては効率的な経営をしています。 |
Piotroski F-Scoreは、企業の財務状況を9つの基準で評価する指標です。unerryは総合スコアが7/9点であり、最高ランクの「S: 財務優良」と評価されます。これは、収益性、財務健全性、効率性のいずれの側面においても、総合的に健全性が高いことを示しています。特に収益性スコアが満点であり、本業でしっかりと利益を生み出していることが評価できます。
【収益性】
unerryの収益性指標は以下の通りです。
- 営業利益率(過去12か月): 5.68%
- ROE(実績): (単)18.17% (過去12か月: 15.90%)
- ROA(過去12か月): 6.74%
ROE(自己資本利益率)は15.90%と、一般的な目安とされる10%を大きく上回っており、「株主のお金でどれだけ稼いだか」という観点では非常に良好です。ROA(総資産利益率)もベンチマークの5%を上回る6.74%であり、資産を効率的に活用して利益を生み出していると言えます。一方で、営業利益率は5.68%と、優良企業とされる10%以上の水準には達しておらず、売上高に対して営業費用が相対的に高いことが示唆されます。直近の決算短信(2026年6月期第2四半期)では、販管費の増加により営業利益率は2.9%に留まっており、一時的な投資負担が収益性を圧迫している状況です。
【財務健全性】
unerryの財務健全性に関する指標は以下の通りです。
- 自己資本比率(実績): (単)77.0%
- 流動比率(直近四半期): 3.76
自己資本比率77.0%は極めて高水準であり、有利子負債への依存度が非常に低いことを示しています。これは、企業の安定性や不測の事態への耐性が高いことを意味します。流動比率も3.76と、目安とされる200%(2.0倍)を大幅に上回っており、短期的な支払能力に全く問題がない非常に健全な状態です。これらの指標から、unerryは財務基盤が極めて強固であると評価できます。
【キャッシュフロー】
unerryのキャッシュフロー状況は以下の通りです。
- 営業キャッシュフロー (過去12か月): 1億5,500万円
- フリーキャッシュフロー (過去12か月): 7,038万円
過去12か月間の営業キャッシュフローは1億5,500万円とプラスであり、本業で現金を稼ぐ力があることを示しています。フリーキャッシュフローも7,038万円とプラスを維持しており、事業活動を通じて得た資金で投資を行い、なお手元に資金が残る健全な状態です。
ただし、直近の2026年6月期第2四半期決算短信では、営業CFは△51,517千円と一時的にマイナスに転じています。これは、販管費増加や仕入れ増に伴う運転資金の支出が先行したためであり、通期ではプラスに転じる見込みですが、短期的な資金繰りには注意が必要です。投資キャッシュフローも無形固定資産の取得等で△57,649千円とマイナスであり、積極的な先行投資の姿勢が見て取れます。
【利益の質】
- 営業CF/純利益比率(過去12か月): 0.51
- 利益の質評価: C (やや懸念(キャッシュフロー不足))
営業キャッシュフローを純利益で割った比率は0.51であり、1.0を下回っています。これは、会計上の利益(純利益)に対して、実際に企業の手元に残る現金(営業キャッシュフロー)が少ない状態を示します。一般的に1.0以上が健全とされますが、0.51という数値は「やや懸念」と評価され、利益の質には改善の余地があることを示唆します。売掛金や棚卸資産の増加、あるいは減価償却費以外の費用が影響している可能性があります。
【四半期進捗】
2026年6月期第2四半期決算短信によると、通期予想に対する進捗率は以下の通りです。
- 売上高進捗率: 43.3%(通期予想5,002百万円に対し2,164百万円)
- 営業利益進捗率: 12.5%(通期予想500百万円に対し62.3百万円)
- 純利益進捗率: 10.5%(通期予想400百万円に対し41.9百万円)
売上高は43.3%と順調に進捗しているように見えますが、営業利益および純利益の進捗率はそれぞれ12.5%、10.5%と大きく遅れています。これは、決算説明資料の通り、販管費の増加(前年同期比36.2%増)やM&A、AIプロダクト開発への先行投資が上期に集中しているためであり、会社側は下期に利益が大きく偏重する計画であることを示唆しています。今後の四半期決算で利益が計画通りに回復するかを慎重にウォッチする必要があります。
【バリュエーション】
- PER(会社予想): 21.03倍
- PBR(実績): 4.06倍
- 業界平均PER: 66.2倍
- 業界平均PBR: 3.5倍
unerryのPERは21.03倍であり、情報・通信業の業界平均66.2倍と比較して大幅に割安な水準にあります。「株価が利益の何年分か」を示すPERが業界平均より低いことは、収益力に対して株価が過小評価されている可能性を示唆します。
PBRは4.06倍で、業界平均3.5倍をやや上回っています。「株価が純資産の何倍か」を示すPBRが1倍を超えているのは、企業の持つブランド力や成長性といった無形資産が評価されていること、または純資産自体が増加していることを示します。unerryの場合、高いROE(15.90%)が評価され、今後も利益成長が期待されていると解釈できます。
バリュエーション分析による目標株価は、業種平均PER基準で5,646円、業種平均PBR基準で1,940円と算出されており、PER基準では現状株価(2,249円)から大きく上振れる可能性を示唆しています。総合的に見ると、PERの観点からは割安感が強いと判断できます。
【テクニカルシグナル】
| 指標 | 状態 | 数値 | 解釈 |
|---|---|---|---|
| MACD | 中立 | MACD-132.44/シグナル-100.3 | 短期トレンド方向を示す |
| RSI | 中立 | 40.4% | 売られすぎでも買われすぎでもない |
| 5日線乖離率 | – | +5.16% | 直近のモメンタム |
| 25日線乖離率 | – | -11.22% | 短期トレンドからの乖離 |
| 75日線乖離率 | – | -17.62% | 中期トレンドからの乖離 |
| 200日線乖離率 | – | -20.60% | 長期トレンドからの乖離 |
MACDとRSIはいずれも中立を示しており、短期的なトレンドに明確な方向性は見られません。RSIの40.4%は「買われすぎ」とされる70%以上、「売られすぎ」とされる30%以下の中間域にあり、モメンタムは安定していると言えます。
移動平均乖離率を見ると、現在株価は5日移動平均線を上回っていますが、25日、75日、200日といった中期・長期の移動平均線を大きく下回っています。特に200日移動平均線からの乖離率が-20.60%となっていることは、株価が長期的な下降トレンドにあることを示唆しています。
【テクニカル】
株価2,249円は、52週高値4,210円、52週安値1,334円のレンジ内で、年初来安値に近い比較的低い位置(レンジの31.8%)で推移しています。これは、過去1年間で見ると株価が大きく下落し、回復基調にあるものの、まだピークからは遠い位置にあることを示します。現在株価が長期移動平均線(25日、75日、200日MA)を全て下回っていることから、売りの勢いが強い状況が継続していると見られます。
直近10日間の株価履歴では、一時的に2,600円台まで回復する場面も見られましたが、その後は再び下落し、出来高も日によって変動が大きく、低水準に留まる日が多いです。
【市場比較】
unerryの株価パフォーマンスを日経平均株価およびTOPIXと比較すると、主要市場指数を大きく下回る状況が明確です。
- 日経平均比:
- 1ヶ月リターン: 株式-20.47% vs 日経+8.45% → 28.92%ポイント下回る
- 1年リターン: 株式+10.79% vs 日経+47.10% → 36.31%ポイント下回る
- TOPIX比:
- 1ヶ月リターン: 株式-20.47% vs TOPIX+6.25% → 26.72%ポイント下回る
このデータは、unerryの株価が市場全体の上昇トレンドに乗り切れず、相対的に劣後していることを明確に示しています。これは、グロース市場特有の変動性や、直近の決算における利益進捗の遅延などが投資家の警戒感につながっている可能性があります。
【注意事項】
⚠️ 高ボラティリティかつ低出来高。売買時に価格変動リスクがあり、想定外の価格で約定する可能性があります。
【定量リスク】
- ベータ値: 1.80
- 年間ボラティリティ: 58.01%
- 最大ドローダウン: -65.36%
unerryのベータ値は1.80と非常に高く、市場全体が1%変動した場合に、unerryの株価が1.8%変動する傾向があることを示唆しています。これは市場平均に比べて価格変動リスクが大きい「ハイベータ銘柄」であることを意味します。
年間ボラティリティ58.01%は、株価の年間の変動幅が大きいことを示しており、仮に100万円投資した場合、年間で±58.01万円程度の変動が想定されます。
最大ドローダウン-65.36%は、過去に一時的に株価が最大で約65%下落した経験があることを示しており、今後の投資においても同程度の下落リスクが存在する可能性があることを認識しておく必要があります。シャープレシオが0.50と1.0を下回っていることから、リスク量に見合う十分なリターンが得られていない点も考慮が必要です。
【事業リスク】
- M&A統合リスク: 株式会社ブログウォッチャーの子会社化はデータ基盤拡充の機会である一方で、統合プロセスにおける事業シナジーの発揮遅延、企業文化の衝突、人材流出、および買収資金(手元資金+借入予定)に伴う財務負担増加などのリスクが考えられます。特に「連結は2027年6月期から開始予定」とされているため、それまでの期間に統合を円滑に進める必要があります。
- データプライバシー規制変化: unerryの事業は人流データを含む個人情報に密接に関わるため、個人情報保護法や関連法規制、国際的なデータプライバシー規制(GDPRなど)の強化・変更が、データ収集・利用方法に大きな影響を及ぼす可能性があります。これに対応するためのシステム改修や運用の変更は、コスト増加や事業機会の制約につながる可能性があります。
- 利益進捗の下期偏重と投資回収の遅延: 2026年6月期第2四半期の決算に見られるように、上期に先行投資(販管費増、無形固定資産取得など)が集中し、営業利益・純利益の通期予想に対する進捗が大幅に遅れています。下期で計画通りの利益を確保できない場合、通期業績予想の下方修正リスクが生じる可能性があります。また、大型案件のタイミング遅延もリスク要因として挙げられています。
7. 市場センチメント
信用取引状況を見ると、信用買残が145,200株ある一方で、信用売残は0株となっています。信用倍率としては0.00倍と表示されますが、実質的には信用買残が積み上がっている状況です。これは将来的な売り圧力(買い方の利食いや損切り)につながる可能性があり、特に低出来高の状況下では株価の重しとなるリスクがあります。
主要株主構成を見ると、代表者である内山英俊氏が28.18%を保有する筆頭株主であり、経営陣が強い支配力を持っていることがわかります。また、UC AIR、三菱商事、日本カストディ銀行などの機関投資家や事業会社も上位に名を連ねており、安定した株主構成と言えます。インサイダー保有率(62.53%)が高いことも特徴です。
8. 株主還元
unerryは、2026年6月期の配当計画において、中間配当、期末配当ともに0.00円を予想しており、現状は無配当政策をとっています。配当利回り0.00%、配当性向0.00%となっており、得られた利益は事業成長のための先行投資やM&Aに再投資する戦略をとっていることがうかがえます。成長フェーズにあるグロース市場の企業としては一般的な方針と言えますが、株主還元を重視する投資家にとっては物足りなさを感じるかもしれません。現状、自社株買いに関する情報も提供されていません。
SWOT分析
強み
- リアル行動ビッグデータ基盤「Beacon Bank®」という独自の技術と高付加価値なサービス。
- リカーリング顧客売上比率93.6%と収益の安定性が高いビジネスモデル。
- 非常に高い自己資本比率(77.0%)と流動比率(3.76)に裏打ちされた盤石な財務健全性。
- 代表者(内山英俊氏)の高い持ち株比率(28.18%)による安定した経営体制。
弱み
- 低出来高であり、株価の流動性や売買時の価格安定性にリスクがある。
- 現状無配当であり、株主還元を重視する投資家には魅力が低い。
- 先行投資により、直近の利益進捗率が大幅に遅延しており、下期偏重の計画達成に不確実性が残る。
- M&A(ブログウォッチャー子会社化)に伴う短期的な財務負担増加と統合リスク。
機会
- 企業のDX化推進やデータ活用へのニーズの高まりにより、ビッグデータ市場が拡大。
- AI技術の進化と自社プロダクトへの導入により、新たな価値創造と市場開拓の可能性。
- M&Aによるデータ基盤や顧客層の拡大、事業シナジー創出。
- 店舗や都市のスマート化推進といった社会トレンドへの貢献。
脅威
- 個人情報保護やデータプライバシーに関する法規制がさらに強化されるリスク。
- 大手企業やスタートアップによる競合の台頭、技術革新による市場環境の変化。
- 景気変動による企業の広告費やDX投資の抑制が、サービス需要に影響を与える可能性。
- 計画している大型案件の受注タイミング遅延や、成果創出の不確実性。
この銘柄が向いている投資家
- リアル行動データやAIを活用したDX支援といった、成長性の高いテクノロジー分野に魅力を感じる長期投資家。
- M&Aによって事業規模と競争力を拡大する戦略を評価し、それに伴う短期的なリスクを許容できる投資家。
- 堅固な財務基盤を持つ企業を好み、事業によるキャピタルゲインを重視し、配当利回りを求めない投資家。
この銘柄を検討する際の注意点
- 2026年6月期の営業利益・純利益の通期予想に対する進捗が非常に遅れており、下期偏重計画が達成できるかを注意深く見極める必要があります。
- 株式会社ブログウォッチャー子会社化による具体的なシナジー効果や、連結業績への影響(特に2027年6月期以降)について、今後の開示情報を継続的に確認することが重要です。
- 低出来高であるため、一度に大量の株式売買を行う際には、市場価格への影響や約定価格の変動リスクを認識しておく必要があります。
今後ウォッチすべき指標
- リカーリング顧客数および顧客当たり平均売上高の推移: 安定的な収益成長の鍵となる指標であり、特に新規顧客獲得と既存顧客深耕の状況を確認します。
- 粗利率および営業利益率の改善状況: AIプロダクト開発費用や販管費の増加が続く中で、粗利率と営業利益率が計画通り回復・改善していくか。
- ブログウォッチャー社の子会社化に伴う連結業績への影響: 2027年6月期からの連結決算開始後、売上高、利益、キャッシュフローがどのように変化するかを注視します。
- 投資キャッシュフローの使途と成果: 積極的な「無形固定資産取得」の内容と、それらが将来の収益にどれだけ貢献しているかを評価します。
成長性:S
根拠: unerryは、2028年6月期に売上高100億円達成(CAGR +36%)を目標としており、実績としてQuarterly Revenue Growth(前年比)が23.10%と高い成長率を維持しています。主力事業である人流データプラットフォーム市場も拡大基調にあり、M&AやAI活用により更なる成長が期待されるため、「S: 非常に優良」と評価します。
収益性:A
根拠: ROE(自己資本利益率)は15.90%(過去12か月)と、優良とされる15%以上の基準を満たし、株主資本を効率的に活用していることを示します。ROA(総資産利益率)も6.74%と良好です。一方で、営業利益率(過去12か月)は5.68%であり、高収益企業とされる15%以上の基準には達していません。総合的に判断し、「A: 良好」と評価します。
財務健全性:S
根拠: 自己資本比率は77.0%と非常に高く、流動比率も3.76と短期的な支払能力に全く問題がない極めて良好な水準です。Piotroski F-Scoreも7点と高く、財務品質が優良であることを裏付けています。これを総合的に判断し、「S: 非常に優良」と評価します。
バリュエーション:S
根拠: PER(会社予想)は21.03倍であり、情報・通信業の業界平均66.2倍と比較して著しく割安な水準にあります。PBR(実績)は4.06倍で業界平均3.5倍をわずかに上回りますが、今後の高い成長性と強固な財務基盤を考慮すると、PERの割安感が全体的なバリュエーションを押し上げます。現状の利益水準と、将来の成長可能性が十分に織り込まれていない可能性があり、「S: 割安」と評価します。
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企業情報
| 銘柄コード | 5034 |
| 企業名 | unerry |
| URL | https://unerry.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)
将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。
現在の指標
| 株価 | 2,249円 |
| EPS(1株利益) | 106.95円 |
| 年間配当 | 0.00円 |
シナリオ別5年後予測
各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。
| シナリオ | 成長率 | 将来PER | 5年後株価 | 期待CAGR |
|---|---|---|---|---|
| 楽観 | 2.3% | 32.0倍 | 3,841円 | 11.3% |
| 標準 | 1.8% | 27.8倍 | 3,252円 | 7.7% |
| 悲観 | 1.1% | 23.6倍 | 2,668円 | 3.5% |
目標年率別の理論株価(標準シナリオ)
標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。
現在株価: 2,249円
| 目標年率 | 理論株価 | 判定 |
|---|---|---|
| 15% | 1,617円 | △ 39%割高 |
| 10% | 2,020円 | △ 11%割高 |
| 5% | 2,548円 | ○ 12%割安 |
【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い
競合他社
| 企業名 | コード | 現在値(円) | 前日比(%) | 時価総額(億円) | PER(倍) | PBR(倍) | ROE(%) | 配当利回り(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Pアルファ | 4071 | 2,119 | 0.23 | 898 | 17.26 | 6.10 | 35.1 | 1.79 |
| エイピアG | 4180 | 748 | -4.84 | 767 | 14.22 | 2.05 | 14.5 | 0.30 |
| TrueD | 4416 | 553 | -0.37 | 26 | 59.46 | 2.38 | 4.1 | 0.00 |
関連情報
証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.23)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。