2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社による2026年通期業績予想は開示しておらず(理由:医薬品/創薬事業の将来見積が困難のため)、従って会社予想との比較は不可。市場コンセンサスとの比較データは本資料に記載なし。
- 業績の方向性:増収減益。売上収益は26,840百万円(前期比+13.7%)と増収、営業損益は営業損失3,483百万円(前期は営業利益1,402百万円)と大幅な悪化。最終(当期)損失は7,318百万円(前期:△9百万円)。
- 注目すべき変化:営業利益大幅悪化の主因は(1)株式報酬費用の増加(株式報酬費用 2,212百万円計上)、(2)前期に計上されたGNI USA 関係長期貸付金精算に伴う為替差額戻入益(前期合計1,622百万円)の反動による利益押し下げ。販売費・一般管理費が前期比+3,230百万円、うち人件費+2,618百万円。
- 今後の見通し:2026年12月期の連結業績予想は未開示。主な触媒はF351(中国NDA申請見込み:2026上半期、米国IND/第2相開始見込み)やCullgenの臨床進捗、BABの新製品販売、ZOO LABOの2026年連結寄与。これらの不確実性により業績予想を開示していない。
- 投資家への示唆:売上は堅調(特に医療機器事業:BBの好調、医薬品はアイスーリュイが過去最高)でキャッシュ(現金同等物)を大幅に積み増している一方、研究開発投資と株式報酬等の費用増加で2025年は赤字化。今後は臨床・承認・上市(特にF351のNDA動向)が業績の鍵となる。会社側は現時点で業績予想を示していないため、臨床マイルストーンの達成状況と資本政策を注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ジーエヌアイグループ(GNI Group, Inc.)
- 主要事業分野:医薬品事業(製薬・創薬、Etuary®等の販売、創薬パイプライン)/医療機器(メドテック・生体材料)事業
- 代表者:取締役代表執行役社長兼CEO イン・ルオ
- 上場市場・コード:東証(東) 2160
- URL:https://www.gnipharma.com
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月13日(決算短信)
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年12月31日(通期、IFRS連結)
- 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)/決算補足資料作成:有
- セグメント:
- 医薬品事業:ETUARY®(アイスーリュイ)等の医薬品販売、創薬・受託開発等
- 医療機器事業(メドテック):生体材料・医療機器の研究開発・製造・販売、治験支援等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):55,682,069株(2025年12月期末) / 前期:50,168,243株
- 期末自己株式数:13,643株(ほぼ変動なし)
- 期中平均株式数:52,464,827株(2025)
- 時価総額:–(本資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会予定日:2026年3月26日
- 有価証券報告書提出予定日:2026年3月27日
- IRイベント:決算説明会あり(機関投資家向け)
- その他:2026年上半期にF351の中国NDA申請を目指す旨を表明(触媒情報)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想が未提示のため達成率は算出不可)
- 売上収益:26,840百万円(前期比+13.7%) — 会社予想との比較:未開示
- 営業利益:△3,483百万円(前期:+1,402百万円) — 会社予想との比較:未開示
- 税引前利益:△4,646百万円 — 会社予想との比較:未開示
- 親会社所有者に帰属する当期利益:△4,411百万円(基本EPS △84.09円) — 会社予想との比較:未開示
- サプライズの要因(上振れ/下振れの主因)
- 下振れ要因(営業利益・当期利益悪化の主因)
- 株式報酬費用の増加(株式報酬費用 2,212百万円計上)に伴う販売費及び一般管理費の増加
- 前期に計上されたGNI USA 関係会社長期貸付金精算に伴う為替換算差額戻入益(1,622百万円)の反動(前期に利益寄与があったため比較で悪化)
- 研究開発費の増加(Cullgen等の臨床進展による)および人件費増
- 上振れ要因
- 売上は増加(医療機器事業:BBの売上好調、医薬品ではアイスーリュイが過去最高)
- 通期への影響
- 2026年通期予想は開示せず。主要不確実要因はF351のNDA承認時期/想定薬価、Cullgenの研究開発進捗・上場やマイルストン収入の有無。これらによって業績は大きく変動しうるため、現時点では通期予想の信頼性判断は困難。
財務指標(要点)
- 主要数値(2025年通期、百万円)
- 売上収益:26,840(前期23,611、+13.7% / +3,229)
- 営業利益(△損失):△3,483(前期1,402)
- 税引前利益(△損失):△4,646(前期238)
- 当期利益(△損失):△7,318(前期△9)
- 親会社帰属当期利益:△4,411(前期1,098)
- 基本EPS:△84.09円(前期21.96円)
- 収益性指標
- 営業利益率:△13.0%(26,840に対し△3,483/表記値) — 参考目安:マイナスは収益性悪化
- ROE(親会社帰属当期利益 / 平均親会社持分):約 △10.2%(計算:△4,411 / 平均持分約43,299) → 目安8%以上が良好のところマイナス(低下)
- ROA(当期利益(連結)/ 平均総資産):約 △9.4%(△7,318 / 平均資産約77,866) → 目安5%以上で良好のところマイナス
- 進捗率分析(四半期進捗としての記載は該当なし/通期決算のため –)
- キャッシュフロー(百万円)
- 営業CF:△2,408(前期△3,164) → キャッシュ支出(改善)
- 投資CF:△536(前期△10,361) → 有価証券取得等の減少で支出縮小
- 財務CF:13,738(前期694) → 主に新株発行による収入(株式発行で12,592)
- フリーCF(営業CF − 投資CF):△2,944(出血)
- 営業CF/純利益比率:約0.33(営業CF △2,408 / 当期利益 △7,318) → 目安1.0以上が健全だが未達
- 現金及び現金同等物期末残高:21,101(前期10,115) — 大幅増(資本増強により現金ポジション強化)
- 連結財政状態(百万円)
- 総資産:83,791(前期71,942、+16.5%)
- 負債合計:32,116(前期32,229、ほぼ横ばい)
- 資本合計:51,675(前期39,713、+30.1%)
- 親会社所有者帰属持分比率:59.9%(前期50.7%) — 安定水準(目安40%以上)
- 流動性・安全性指標
- 流動資産:40,734 / 流動負債:9,762 → 流動比率(概算) ≒ 417%(非常に高い)
- 有利子負債(借入金合計:非流動2,020+流動1,325+1年内返済686=約4,031)に対し現金21,101と余裕あり
- セグメント別(売上収益・セグメント利益)
- 医薬品事業:売上 19,158(前期比+4.7%)、セグメント損失 △4,014(前期セグメント利益371)
- 医療機器事業:売上 7,681(前期比+44.7%)、セグメント利益 530(前期1,031)
- 備考:前期のGNI USA絡みの1,622百万円のその他収益配分(医薬品1,262 / 医療機器360)が前期利益を押し上げており、これが無くなった影響でセグメント利益が前年割れ
- 製品別(外部顧客売上)
- アイスーリュイ(ETUARY®):15,792(ほぼ前期水準・過去最高記録)
- 生体材料(医療機器事業):7,568(前期5,169、増加)
特別損益・一時的要因
- 前連結会計年度の影響(重要)
- GNI USAとの関係会社長期貸付金清算に伴う為替換算差額の戻入益(1,622百万円)が2024年度に認識されており、これの反動が2025年の営業利益悪化に影響。内訳:医薬品事業配分1,262百万円、医療機器事業配分360百万円。
- その他一時的要因:
- 株式報酬費用の増加は恒常的要素かつストック・オプション行使等の資本政策関連コストとして今後も影響し得る(継続性あり得る)。
- 一時的要因を除いた実質的評価:売上面は堅調だが、コスト(株式報酬、人件費、R&D)が増加しており、単年度ベースでは赤字。ただし一部の悪化要因は前期の一時収益の反動である点に留意。
配当
- 2025年12月期:期末配当 0.00円、年間配当 0.00円(無配)
- 2024年12月期:同様に無配(0.00円)
- 配当性向:–(配当無しのため実効的には0%)
- 株主還元方針:特記事項なし(ただし新株発行や研究開発投資を優先している様子)
- 将来の特別配当:–(未記載)
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資活動による支出の主な項目)
- 無形資産取得:1,223百万円(当期)
- 有形固定資産取得:334百万円(当期)
- 子会社株式取得(連結範囲の変更に伴う):1,201百万円(当期)
- 研究開発費:
- 研究開発費合計:3,298百万円(前期2,811、+17.3%) — 主にCullgenの臨床進展等による増加。R&D対売上比率:約12.3%(3,298/26,840)
- 主な研究テーマ:F351(肝線維症)、F573(ALF/ACLF)、F230(PAH)、F528(COPD)、CullgenのCG001419(TRK分解剤)、CG009301(白血病向け)等
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注状況:–(決算短信に顧客別売上は記載ありが受注高・受注残は未記載)
- 在庫状況:
- 棚卸資産:3,752百万円(前期2,529、増加)
- 在庫回転日数等:未記載
セグメント別情報(補足)
- 医薬品事業:売上 19,158百万円(+4.7%)、セグメント損失 △4,014百万円(前年は+371百万円)
- 主力製品:アイスーリュイ(15,792百万円) — 中国市場での販売が伸長
- 医療機器事業:売上 7,681百万円(+44.7%)、セグメント利益 530百万円(前年1,031)
- 生体材料(BBの製品等)が好調で売上拡大、だが前期の一時的利益配分が無くなった影響で利益比較は減少
- 地域別売上(外部顧客)
- 中国:18,504百万円(前期17,098)
- 米国:7,527百万円(前期5,049)
- 日本:808百万円(前期1,462)
- 主要顧客(売上上位)
- Sinopharm:6,744百万円(医薬品事業)
- New Horizon Medical:3,319百万円(医療機器事業)
- China Resources Pharmaceutical、Shanghai Pharma、Astellas Pharma など
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:明示的数値の進捗は本資料に記載なし。主要中長期KPIは臨床開発(F351、Cullgen案件)のマイルストーン達成、製品上市(薬価・上市時期)が中心。
- KPI達成状況:F351は中国で第3相完了・2026上半期NDA申請目標、米国でのIND/第2相計画も示唆。Cullgenは臨床試験進捗中で外部提携(Astellas)あり。これらの進捗が中長期目標達成の鍵。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:本資料では同業比較データなし。バイオ・創薬領域は臨床進捗が企業価値の主要ドライバーであり、審査・薬価・上市タイミングで業績が大きく変動する点は同様。
- 市場動向:ヘルスケア・バイオテックの資金調達や相場環境は2025年は軟調であった旨記載。国内外の規制・薬価・地政学リスク等が影響要因。
今後の見通し(会社記載内容の要約)
- 2026年度は製薬事業・医療機器事業ともに「売上収益および利益の堅調な推移を見込む」との期待表明がある一方、具体的な数値予想は開示せず。理由はF351の承認・上市時期や薬価、Cullgenの進捗等が不確実で業績影響を合理的に見積れないため。
- 主要リスク:承認遅延や不承認、薬価の低さ、臨床試験の不確実性、為替・資金調達環境の変化等。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し(IFRS適用)
- 連結範囲の変更:有(新規 1社:株式会社ZOO LABO、除外 1社:ガバナンス・パートナーズASIA投資事業有限責任組合)
- 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外である旨の注記あり。
- 業績予想の不開示:製薬・創薬事業の不確実性により2026年通期の連結業績予想は記載していない。
(注)本まとめは提供された決算短信の記載内容に基づく要約・整理です。金融商品取引法上の投資助言は行っておらず、投資判断は各自の責任で行ってください。不明な項目は「–」と表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2160 |
| 企業名 | ジーエヌアイグループ |
| URL | http://www.gnipharma.com |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.18)」によって自動生成されました。
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