2025年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側の通期予想に修正は無し。ただし第3四半期累計は営業損失(△497百万円)・当期損失(△2,076百万円)で、予想通りとは言い難く「業績面で下振れ」の状況。
- 業績の方向性:売上は増収(19,357百万円、前年同期比+12.6%)だが、営業黒字→営業赤字へ転換(増収減益→減収減益ではなく「増収・減益/赤字化」)。
- 注目すべき変化:医療機器事業が大幅成長(売上6,144百万円、前年同期比+71.5%)で利益貢献。一方、医薬品事業は売上ほぼ横ばい(13,212百万円、前年同期比△2.9%)ながらセグメントで赤字転落(セグメント損失△1,552百万円)。前年同期に計上された為替差益等の一時益(合計1,622百万円)が前期業績を押し上げており、これが比較差の主因。
- 今後の見通し:通期業績予想は修正無し(売上収益28,733百万円)。ただし第3四半期累計で営業損失となっており、通期予想達成には第4四半期で大きな利益回復(もしくは一時益計上)が必要。達成可能性は高くないことに留意。
- 投資家への示唆:売上成長・キャッシュ(海外増資による現金増)というポジティブ要素と、臨床開発・上場関連費用の増加や一時益の剥落による収益性悪化というネガティブ要素が混在。通期の収益回復シナリオ(NDA申請や海外事業の収益化など)に依存する局面。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ジーエヌアイグループ
- 主要事業分野:医薬品事業(創薬・製造販売・医薬品受託開発等)、医療機器事業(生体材料等の研究開発・製造・販売)
- 代表者名:取締役代表執行役社長兼CEO イン・ルオ
- URL:https://www.gnipharma.com
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月14日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期 累計、IFRS・連結)
- 決算説明資料:作成有/決算説明会:無
- セグメント:
- 医薬品事業:ETUARY®(ピルフェニドン)・Etorel®等の医薬品販売、創薬・受託開発
- 医療機器事業:生体材料(Accelloderm、D-fiber 等)、製造販売及び治験管理等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):55,608,833株(2025年12月期3Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):51,397,391株(2025年12月期3Q)
- 時価総額:–(記載無し)
- 今後の予定:
- 決算説明会:無し(補足資料は作成済)
- 株主総会・IRイベント:–(本文に記載無し)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較は「通期予想修正無し」が公表)
- 売上高:19,357百万円(前年同期比+12.6%)。通期予想28,733百万円に対する進捗率:約67.3%(進捗良好)
- 営業利益:△497百万円(前年同期2,342百万円の営業利益)→通期予想23,217百万円(会社は修正無し)に対する進捗率:負(現時点でほぼ未達成)
- 親会社帰属当期利益:△495百万円(前年同期1,305百万円)→通期予想12,058百万円に対する進捗率:負(大幅未達)
- サプライズの要因:
- 医薬品事業で前年に計上された為替換算差額戻入益(合計で1,622百万円:医薬品1,262、医療機器360)が剥落したことが、前年比較での大幅変動の主要因。
- Cullgenの上場関連費用増加や臨床開発費の増加(研究開発費+26.9%)で販売費及び一般管理費が増加(+1,077百万円)。
- GYRE(子会社)のEtorel®の上市遅延・集中購買影響により、同社売上見通しを下方修正。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。だが第3四半期累計の営業損失(△497百万円)を踏まえると、通期で会社計画(営業利益23,217百万円)を達成するには第4四半期で大幅な利益回復や一時益計上が必要。実現性は高くない可能性あり。
財務指標(要点)
- 損益(第3四半期累計、単位:百万円)
- 売上収益:19,357(+12.6%/+2,165)
- 売上総利益:14,374
- 販売費及び一般管理費:11,949(+9.9%)
- 研究開発費:2,446(+26.9%)
- 営業利益:△497(前年:2,342)
- 税引前利益:△1,084(前年:1,806)
- 四半期利益(損失):△2,076(前年:607)
- 親会社所有者に帰属する四半期利益:△495(前年:1,305)
- 1株当たり四半期利益(基本):△9.65円(前年:26.12円)
- 主要財政状態(2025/9/30、単位:百万円)
- 資産合計:82,597(前期末71,942、+14.8%)
- 負債合計:30,066(前期末32,229、△6.7%)
- 資本合計:52,531(前期末39,713、+32.3%)
- 親会社所有者帰属持分:50,050
- 親会社所有者帰属持分比率:60.6%(安定水準)
- 現金及び現金同等物:22,777(期首10,115、増加:+12,662)→海外増資による入金主因
- 収益性指標(注:YTDベース)
- 営業利益率(当第3Q累計):△497 / 19,357 = △2.6%(マイナス)
- ROE(親会社帰属、YTDベース):△495 / 50,050 = △0.99%(目安:8%以上が良好 → 今回は低い)
- ROA(総資産ベース、YTD):△2,076 / 82,597 = △2.51%(目安:5%以上が良好 → 今回は低い)
- 進捗率分析(通期予想に対する)
- 売上高進捗率:約67.3%(通常ペース・やや良好)
- 営業利益進捗率:マイナス(通期予想23,217に対し現時点で損失)→達成は困難な状況
- 親会社当期利益進捗率:マイナス(通期予想12,058)→大幅未達を示唆
- キャッシュフロー(第3Q累計、単位:百万円)
- 営業CF:△707(支出、前期△2,057)→改善(ただしマイナス)
- 投資CF:+293(収入、前期△6,436)
- 財務CF:+13,392(前期+603)→主に海外増資による株式発行収入(12,592百万円)
- フリーCF(営業CF−投資CF):△1,000(△707−293)
- 現金及び現金同等物残高:22,777(期首10,115)→流動性は良好
- 営業CF/純利益比率:営業CF(△707)÷四半期損失(△2,076)=約0.34(目安1.0以上が健全 → 今回は低い)
- 四半期推移(QoQ等):四半期ごとの詳細数字は記載なしだが、現状はYTDで赤字化・キャッシュは増加(増資効果)
- 財務安全性:
- 自己資本比率:60.6%(良好、目安40%以上で安定)
- 流動比率(概算):流動資産41,155 / 流動負債10,033 ≒ 4.10(良好)
- 借入金:流動借入金2,350/非流動借入金900(借入金は減少傾向)
- 効率性:総資産回転率等は開示なし(–)
特別損益・一時的要因
- 前年同期に計上された一時益:GNI USAとの関係会社長期貸付金精算に伴う為替換算差額戻入益合計1,622百万円(医薬品1,262、医療機器360)。今回これが無くなったため、前年比較での収益性が見劣り。
- 今期の一時損益:特に大きな特別損益の計上は明記無し。ただしCullgenのリバースマージャー関連費用等が販売管理費を押し上げている(経常的ではない費用を含む)。
- 実質評価:特別益を除くと医薬品事業ベースの収益が弱含みであり、医療機器は実需で伸長している。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当:―
- 期末配当(予想):0.00円(通期予想 0.00円) → 無配継続
- 配当利回り:–(株価情報なし)
- 配当性向:–(無配のため当期配当性向0%)
- 株主還元方針:特別配当・自社株買い等の記載無し
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 有形固定資産取得による支出(当第3Q累計):284百万円(前年期中は465百万円)
- 減価償却費:830百万円(第3Q累計)
- 研究開発:
- 研究開発費(当第3Q累計):2,446百万円(前年同期比+26.9%)
- R&Dの主なテーマ:Etuary適応拡大(糖尿病腎症、CTD-ILD、じん肺、RILI等)、F351(肝線維症:中国で第3相完了・NDA準備、米国でIND予定)、F573、F230、F528、CullgenのuSMITE™基盤によるCG001419(TRK分解剤)、CG009301(GSPT1標的)等
- 備考:R&D費増加は主にCullgenの臨床進展と上場関連活動による
受注・在庫状況
- 受注関連:記載無し(–)
- 在庫状況:
- 棚卸資産:3,811百万円(前期2,529百万円、増加)
- 在庫回転日数:記載無し(–)
- 在庫増は販売増や生産在庫の積み上がりによる可能性あり
セグメント別情報
- 医薬品事業:
- 売上収益:13,212百万円(前年同期比△2.9%)
- セグメント損益:△1,552百万円(前年同期は+1,419百万円)→大幅悪化(前年に一時益配分があった影響を除くと、開発費増等で利益圧迫)
- 主要要因:アイスーリュイ(Etuary)は第3Q連結期間で40億円(前年同期比+7.9%)と堅調。F351の第3相完了・NDA準備が進行中。Etorelの上市遅延でGYRE売上見通しを下方修正。
- 医療機器事業:
- 売上収益:6,144百万円(前年同期比+71.5%)
- セグメント利益:1,054百万円(前年同期比+14.3%)
- 主要要因:BBを中心とした皮膚由来・骨由来製品等が好調。前年の為替戻入益配分を除いても大幅伸長。
- 地域別売上:記載無し(国内/海外比率は開示無し)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:文書中の中期計画進捗の具体KPIは記載なし。ただしF351等の新薬候補がブロックバスター候補として位置付けられており、承認・上市が中長期価値の鍵。
- KPI達成状況:臨床進捗(被験者登録完了、NDA協議等)は進んでいるが、収益面での目標達成は現時点では未達。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との詳細比較は開示無し(–)。バイオセクター全体では投資資金が一部大型株に集中し、グロース市場は軟調とのマクロ記載あり。
- 市場動向:臨床開発成功・規制承認・為替・集中購買等が業績に影響。
今後の見通し
- 業績予想:
- 会社の連結通期予想(2025/1/1~2025/12/31)は公表値から修正無し:売上収益28,733百万円(+21.7%)、営業利益23,217百万円(※注:非常に高い営業利益見込みが示されている)等
- 会社は通期予想の前提条件等を別紙にて説明するとしている(為替前提:1米ドル=145円などの想定あり一部記載)
- 予想の信頼性:第3四半期累計が営業損失であることを踏まえると、通期で大幅な利益回復を想定している。過去の予想達成傾向の記載は無し(予想は慎重に扱うべき)。
- リスク要因:臨床試験結果の不確定性、規制承認の遅延、販売(Etorelの上市遅延や集中購買)、為替変動、上場関連費用やR&D支出増加による利益圧迫、株式の希薄化(増資)等。
重要な注記
- 会計方針の変更:無
- 連結範囲の変更:無
- 四半期レビュー:公認会計士によるレビューは実施無し(添付財務諸表のレビュー無し)
- 注:本資料には将来予測が記載されているが、不確実性がある旨の記載あり。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2160 |
| 企業名 | ジーエヌアイグループ |
| URL | http://www.gnipharma.com |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.18)」によって自動生成されました。
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