2025年12月期 通期決算説明資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 期初予想は修正したものの、修正後予想は達成。BPaaSが短期間で第2の柱に成長し、FY2026は売上+13%以上、EBITDA15億円以上を目指す(中計の売上150億円/EBITDA15〜22.5億円は維持)。
  • 業績ハイライト: 2025年12月期の連結売上高9,529百万円(前年同期比+12.5%)、EBITDA1,371百万円(+60.0%)で、利益面は上方修正後予想を上回る着地。BPaaS売上1,191百万円(+77.8%)・BPaaS ARRは14.7億円(+93.3%)。
  • 戦略の方向性: ChatworkをコアとしたPLG(Product‑Led Growth)でユーザー基盤を拡大し、BPaaSで「幅(非専門領域)」×「深さ(専門領域)」のサービスを展開。M&A(ロールアップ)とCVCを成長の主要施策に位置付け、AIエージェント導入でBPaaS収益性を改善する計画。
  • 注目材料: (1)BPaaSドメイン通期売上が10億円突破(FY25実績1,191百万円=約11.9億円)→短期間で第2の収益柱化、(2)kubellストレージを完全子会社化(2025/12/19)、(3)ペイトナー請求書事業を事業譲受(2026/02)でFintech・経理DX能力を獲得、(4)FY26目標:売上前期比+13%以上、EBITDA15億円以上。
  • 一言評価: PLG+BPaaS+M&Aの複数ドライバーで成長をドライブしており、BPaaSのスケールとAI転換が実現すれば収益性改善の余地が大きい決算。

基本情報

  • 企業概要: 会社名 株式会社kubell(証券コード:4448)、主要事業 分類:プラットフォーム事業(SaaSドメイン=Chatwork等、BPaaSドメイン=タクシタ等)。代表者名:代表取締役CEO 山本 正喜。
  • 説明会情報: 開催日時 2026年2月13日、形式:決算説明資料(資料公開)、参加対象:個人投資家/機関投資家向け(資料に指定なし)。
  • 説明者: 発表者(役職)–(個別の発言者の詳細は資料冒頭記載だが、要旨としては経営陣が中期計画・業績着地・戦略を説明)。
  • セグメント: 「プラットフォーム事業」を再定義し、SaaSドメイン(Chatwork、ストレージ、勤怠・人事評価システム等/ストック・フロー混在)とBPaaSドメイン(タクシタ、Chatwork労務管理等/主にストック+フロー)に区分。

業績サマリー

  • 主要指標(単位:百万円、前年同期比)
    • 連結売上高:9,529(+12.5%) → 増収(良い)
    • 売上総利益:6,603(+13.0%)、売上総利益率 69.3%(+0.3pt) → 安定(良い)
    • EBITDA:1,371(+60.0%)、EBITDAマージン 14.4%(+4.3pt) → 大幅増益(良い)
    • 営業利益:485(+400.8%)、営業利益率 5.1%(+4.0pt) → 黒字改善(良い)
    • 経常利益:458(+506.9%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:215(前年は-1,172)→ 赤字から黒字転換(大幅改善)
    • 1株当たり利益(EPS):–(資料未記載)
  • 予想との比較:
    • 期初予想は修正したが、修正後の会社予想に対する達成率:売上 100.5%(9,529/9,485)、売上総利益 102.1%、EBITDA 104.7%、営業利益 112.5%。→ 修正後予想を上回り、サプライズ(上振れ)。
  • 進捗状況:
    • 通期予想に対する進捗率(Q4単四半期での注記):通期で既に上振れ着地。
    • 中期経営計画(2026年売上150億円・EBITDA15〜22.5億円)に対する達成度:2025実績は95.29億円(CAGR目標30%に対して実績は短期的に鈍化)、2026の公表業績予想は「前期比+13%以上、EBITDA≥15億円」としており、中期目標達成にはM&Aや新規事業の寄与を想定(中計目標はM&A等含むが、業績予想はこれらを織り込まず保守的)。
    • 過去同時期比較:売上・利益とも前年同期比で増加(上方トレンド)。
  • セグメント別状況(通期/百万円、前年同期比)
    • SaaSドメイン売上:8,337(+6.9%) → 安定成長(良い)
    • BPaaSドメイン売上:1,191(+77.8%) → 高速成長(良い)
    • ストック売上が売上全体の約95%を占め、ストック売上前年比+14.6%で安定性向上(良い)
    • Q4ドメイン比:SaaS 2,162(Q4 YoY+5.1%)、BPaaS 418(Q4 YoY+83.5%)

業績の背景分析

  • 業績概要:
    • Chatworkの堅調なユーザー拡大(登録ID806.6万、課金ID83.8万)に加え、BPaaS(タクシタ等)の急成長が売上・利益を牽引。広告宣伝費や業務委託費の効率化、コスト管理によりEBITDA・営業利益が改善。
  • 増減要因:
    • 増収の主因:BPaaSの高成長(+77.8%)とSaaSの安定したストック収益の積上げ。
    • 増益の主因:売上増に伴う固定費比率の改善、広告宣伝費や業務委託の効率化、PL全体でのコスト最適化。BPaaSの利益創出はまだ課題だが、AI活用で効率化を推進予定。
    • マイナス要因:ARPUは730.3円(前年同期比-0.2%)と微減。課金ID解約率は0.94%に一時上昇(大口解約が原因で一過性と判断)。
  • 競争環境:
    • ビジネスチャット市場は普及率に成長余地あり(中小企業向け市場が巨大)。主要競合は存在するがターゲット層が異なり、現状ユーザー数の伸びに大きな影響は出ていないと主張。
    • kubellの競争優位性は中小企業向けに特化したUX(簡潔さ)とプラットフォームのネットワーク効果、BPaaSとのクロスセルを通じた顧客LTVの向上。
  • リスク要因(資料ベース/重要事項):
    • BPaaSの利益創出はまだ不十分で、オペレーション拡大に伴う人件費増加がある(人員増でDirect Cost上昇)。
    • 大口顧客の解約リスク(Q4で解約の影響あり)、M&A統合リスク、AI技術導入の期待が外れた場合の収益性目標未達成リスク。
    • マクロや法規制等の外的リスクについては資料に限定的記載(影響はあるが具体数値は–)。

戦略と施策

  • 現在の戦略:
    • 中期経営計画(2024–2026):2026年売上150億円、EBITDAマージン10–15%(長期はEBITDAマージン25–40%目標)。3本柱:コミュニケーションプラットフォーム戦略(PLG推進)、BPaaS戦略(Tech×人のハイブリッド運用)、インキュベーション戦略(R&D/新規事業創出)。
    • M&A戦略:スーパーアプリ化(SaaSベンダー等の買収)とBPO事業者のロールアップを両輪として拡大。
  • 進行中の施策:
    • 開発体制強化(CTO/CPO起用、PLG推進でプロダクト投資を集中)。
    • BPaaSのオペレーター増員による面での顧客獲得と、AI導入による生産性向上(AIエージェントの実装)を段階的に推進。
    • kubell BPaaSファンドによるCVC出資と連携、送客フィー等で投資回収を図る。
  • セグメント別施策:
    • SaaS(Chatwork): BPaaSと連携しやすい機能(タスク管理、発注管理等)追加、PLGを通じたフリーユーザー→有料化の促進。
    • BPaaS(タクシタ等): 業務の型化(テンプレート化)とAI/SaaS連携でオペレーターワークを効率化し、単価向上とコスト削減を目指す。専門領域はM&Aで補完。
  • 新たな取り組み:
    • ペイトナー請求書事業譲受(2026/02)によりFintechケイパビリティ獲得、経理業務DX強化。
    • kubellストレージの完全子会社化(2025/12)でクラウドストレージ領域の連携強化。

将来予測と見通し

  • 業績予想(会社公表)
    • 次期(2026年12月期)業績予想:連結売上高 前期比 +13%以上(=目安:約10,779百万円以上)、EBITDA 15億円以上(1,500百万円)を目標。
    • 予想の前提条件:M&Aや新規事業の寄与は業績予想に織り込まず(中計目標達成にはM&A等を想定しているが見通しは保守的)。
    • 経営陣の自信度:EBITDAマージンを1年前倒しで達成したと説明。目標達成への意欲・施策は明確だが、不確実性(M&A、新規事業、AIの成果)も明示。
  • 予想修正:
    • 通期予想の修正有無:期初は修正あり(結果として修正後予想を達成し上振れ着地)。今期(FY26)予想は売上+13%以上、EBITDA15億円以上へ設定。
    • 修正理由:当初計画に対する事業実績やM&Aの進捗等に応じて修正。
  • 中長期計画とKPI進捗:
    • 中期経営計画(2026売上150億円)に対する進捗:2025実績95.29億円。FY26公表予想(約+13%)では150億円には届かないため、150億円達成はM&A等の寄与が必要。
    • KPI:全社ARR 95.5億円(+14.6%)、Chatwork登録ID 806.6万(+9.3%)、導入社数 97.4万(+9.9%)。BPaaS ARR 14.7億円(+93.3%)が顕著。
    • KPI目標(ROE等)は資料に明確記載なし(–)。
  • 予想の信頼性:
    • 過去の予想達成傾向:期初予想は修正したが修正後は達成。直近では保守的な見積りを織り込みつつ、必要に応じてM&Aを活用するストラテジー。
  • マクロ経済の影響:
    • 中小企業のIT投資動向、AI進化によるBPaaS効率化、採用市場(オペレーター確保)、および競合環境が業績に影響。為替・金利への言及は資料上限定的(–)。

配当と株主還元

  • 配当方針: 資料上での詳細な配当方針の数値記載はなし(–)。
  • 配当実績: 中間配当・期末配当・配当性向等の明確数値は資料に記載なし(–)。
  • 特別配当: なし(資料に特記事項なし)。
  • その他株主還元: 株主優待制度あり(一定保有期間の株主に有償パーソナルプランを1ID無償提供)。自社株買い等は記載なし(–)。

製品やサービス

  • 主要製品/サービス:
    • Chatwork(ビジネスチャット):登録ID806.6万、課金ID83.8万、ARPU 730.3円。フリーミアム+ビジネス/エンタープライズプラン。
    • BPaaS「タクシタ」:月10時間プラン等、バックオフィスの業務代行を提供(経理、労務、事務等)。導入事例あり。
    • Chatwork 勤怠管理、労務管理、Chatwork ストレージ、Chatwork 人事評価等の周辺SaaSサービス。
  • サービス展開エリア・顧客層: 主に国内中小企業(有料ユーザーの96.9%が300人未満)。
  • 協業・提携:
    • スターティアホールディングスグループとの業務提携(kubellストレージ関連)。
    • CVC出資先との連携(kubell BPaaSファンド)。
    • ペイトナー事業の事業譲受(経理領域の拡張)。
  • 成長ドライバー:
    • BPaaSのスケール(面取り戦略)とAIエージェントによるオペレーション効率化(生産性向上→収益性改善)。
    • Chatworkのプラットフォーム性(滞在時間・接点)を生かしたクロスセル。

Q&Aハイライト

  • Q&Aセッションの記載:資料中にQ&A詳細の書き起こしはなし。
    • 経営陣の姿勢:資料からは攻めの成長(M&A・AI投資)を明確に打ち出しつつ、業績予想は保守的に提示する姿勢が窺える(強気寄りだが実行性を重視)。
    • 未回答事項:中期の株主還元方針(配当性向など)、EPS目標、具体的なM&A予算の規模感等は資料で明確でない(–)。

経営陣のトーン分析

  • 自信度: 全体として強気~中立。EBITDA等のマイルストーンを達成したことを強調し、FY26の成長目標も示しているが、中計の150億円についてはM&A等の不確実性を認めているため現実的なトーン。
  • 表現の変化: 前回説明会と比較して(資料上の言及)「開発体制強化」「AI推進」「M&Aの積極化」を強調。言葉遣いは成長期待を前面に出す。
  • 重視している話題: BPaaSの立ち上げと収益化、AIエージェント導入、PLGによるプロダクト主導の成長。
  • 回避している話題: 配当や詳細なM&A費用、具体的なEPS・ROE目標等の数値的な株主還元方針。
  • ポジティブ要因:
    • BPaaSの急成長(YoY +77.8%、ARR +93.3%)で第2の収益柱化が進行。
    • ストック収益の割合が高く、ARR全社95.5億円(+14.6%)で収益の安定性が向上。
    • EBITDAマージンの改善(FY25実績14.4%)と黒字転換が確認できた点。
    • M&A/CVCによる外部成長・専門領域補完の仕組みを構築。
  • ネガティブ要因:
    • BPaaSはまだオペレーション人員増によりDirect Costが上昇しており、利益貢献に時間がかかる可能性。
    • ARPUの横ばい(微減)や大口顧客の解約で短期変動が発生しうる点。
    • 150億円の中期目標はM&A等の成功に依存(実行リスク)。
  • 不確実性:
    • AIエージェント導入による効率化の実現度(技術精度・コスト削減効果)。
    • M&Aの取得価格・統合効果の実現(期待通りのシナジーが出るかどうか)。
  • 注目すべきカタリスト:
    • FY2026通期決算(売上・EBITDA達成状況)、BPaaSの利益率改善(AI導入の進捗)、主要M&Aの実行/統合発表、Paytner事業の合流効果(経理DX面のクロスセル)、kubellストレージの連携成果。

重要な注記

  • 会計方針: 特殊な開示変更は記載なし。ただし「セグメント情報を見直しプラットフォーム事業として再定義」した点は注目。
  • リスク要因: 資料内でBPaaSの利益創出課題、M&Aに伴う不確実性、競合環境の変化等がリスクとして示されている。
  • その他: 資料冒頭に「将来の見通しに関する記述は変動する可能性がある」との注記あり。IRメール配信やnoteでの追加情報配信を案内。

(注)数字は資料記載の通期および四半期数値を引用。EPSや配当など資料に明示のない項目は“–”と表記。本文は投資助言を目的としたものではなく、提示資料の要約・整理である。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4448
企業名 kubell
URL https://www.kubell.com/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.18)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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