2026年3月期第2四半期(中間期)決算説明会資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 旅客回復を背景に業績は概ね順調に推移しており、通期見通し(4月28日公表)を据え置く。配当方針は連結配当性向40%以上を目指し、26/3期より中間配当を導入(年間42円〈中間21円〉を据え置き)。(前向きだが保守的な見直しは行わず)
  • 業績ハイライト: 26/3期2Q(中間)連結
    • 営業収益 210,477 百万円(前年同期比 +4.0%) → 増収(良い)
    • 営業利益 50,024 百万円(前年同期比 △0.1%) → ほぼ横ばい(やや悪化)
    • 経常利益 44,350 百万円(前年同期比 △0.4%) → ほぼ横ばい
    • 親会社株主に帰属する中間純利益 34,916 百万円(前年同期比 +13.7%) → 増益(特別益影響:退職給付制度改定益 +6,408 百万円)(良いだが一時要因あり)
  • 戦略の方向性: 鉄道事業を基軸に不動産・ライフ・ビジネスサービスとのシナジーを強化。需要喚起(企画乗車券、後払い乗車サービスのタッチ決済導入、デジタルマーケティング)、コスト抑制(CBTC・CBM等の導入、更新周期見直し)、不動産開発と私募REIT活用によるアセット効率化を推進。
  • 注目材料: QR/タッチ決済を利用した後払い乗車サービスを2026年春に東京メトロ全線で導入予定(関東11事業者で相互利用を目指す旨)。私募REIT(東京メトロプライベートリート投資法人)運用開始(2025年3月)を活用し、3年間で運用資産規模300~500億円を目指す。
  • 一言評価: 旅客回復基調を背景に収益基盤は回復しているが、物価・人件費上昇や大規模投資(新線・開発)を見据えたコスト管理と資金配分が引き続き焦点。

基本情報

  • 企業概要: 東京地下鉄株式会社(愛称:東京メトロ、証券コード 9023)。主要事業:運輸業(地下鉄9路線の運行・保守)、不動産事業(オフィス・商業・ホテル等の賃貸・開発)、ライフ・ビジネスサービス事業(駅商業施設運営、広告、通信等)。
  • 代表者名: –(資料上明記なし)
  • 説明会情報: 開催日時 2025年10月31日(資料日付)。説明会形式・参加対象: –(資料のみ公表)
  • 説明者: 発表者(役職): –(資料上明記なし)
  • 報告期間: 対象会計期間 2026年3月期 第2四半期(中間期、2025年4月~9月)。報告書提出予定日・配当支払開始予定日: –(公表は通期計画で配当は年間42円、26/3期より中間配当導入)
  • セグメント(名称と概要):
    • 運輸業(鉄道事業): 地下鉄運行、旅客運輸収入が主。相互直通で都心ハブ機能。
    • 不動産事業: オフィス・商業・ホテル等の保有・賃貸・開発(渋谷マークシティ等)。
    • ライフ・ビジネスサービス事業: ライフサービス(駅商業施設等)、アドバタイジング(駅・車両広告)、コミュニケーションサービス等。
    • その他: グループ内のその他事業等。

業績サマリー

  • 主要指標(連結・単位:百万円、前年同期比)
    • 営業収益: 210,477(+8,108 / +4.0%) → 増収(良い)
    • うち旅客運輸収入: 175,753(+6,053 / +3.6%)
    • 営業費: 160,453(+8,145 / +5.3%)
    • 営業利益: 50,024(△36 / △0.1%) 営業利益率 ≒ 23.8%(50,024/210,477)→ ほぼ横ばい(やや悪化)
    • 経常利益: 44,350(△174 / △0.4%)
    • 純利益(親会社株主に帰属): 34,916(+4,217 / +13.7%)※退職給付制度改定益 +6,408(特別利益)が寄与(増益だが一時要因)
    • EBITDA: 86,385(+1,067 / +1.3%)
    • EPS(中間):–(資料に中間EPSの明示なし。参考:25/3期通期EPS 92.51 円)
  • 予想との比較
    • 4月28日公表の通期予想(26/3期)を据え置き(資料記載)。会社側は「概ね順調に進捗」とコメント。
    • サプライズ: 1Qに計上した退職給付制度改定益(+6,408 百万円)が中間純利益を押し上げた点(ポジティブだが一時性あり)。
  • 進捗状況(通期予想に対する進捗率)
    • 売上進捗率: 210,477 / 420,600 = 約50.0% → 通常の半期進捗(概ね順調、良)
    • 営業利益進捗率: 50,024 / 88,700 = 約56.4% → 想定以上の進捗(良)
    • 純利益進捗率: 34,916 / 58,200 = 約60.0% → 高め(ただし一時益影響)
    • 中期経営計画(26/3期~28/3期)に対する進捗:通期目標値は別に示されており、現時点では概ね計画どおり(ただし不動産の一部は私募REIT売却前提で通期予想は保守的)。
    • 過去同時期比較: 旅客回復により売上は回復基調(定期外収入の伸長が確認)。
  • セグメント別状況(2Q累計:百万円、前年同期比)
    • 運輸業: 営業収益 192,963(+7,837 / +4.2%)、営業利益 42,725(△388 / △0.9%)。輸送人員 合計 1,295,159 千人(+3.2%)
    • 不動産事業: 営業収益 7,152(+56 / +0.8%)、営業利益 2,803(+79 / +2.9%)
    • ライフ・ビジネスサービス事業: 営業収益 12,825(+371 / +3.0%)、営業利益 4,232(+155 / +3.8%)
    • その他: 営業収益 1,992(+130 / +7.0%)、営業利益 199(+111 / +127.0%)

業績の背景分析

  • 業績概要/トピックス
    • 連結で81億円(8100百万円)程度の増収(主に旅客運輸収入)を確保した一方、費用(人件費・経費等)も大きく増加し、営業利益は前年並みとなった。
    • 旅客回復は平日中心に好調で、都心5区の利用増が顕著。9月の旅客運輸収入はコロナ前比で合計約98.9%(消費税率改定影響除く)まで回復。
  • 増減要因
    • 増収の主因: 旅客運輸収入の増(定期外の回復が主)+運輸雑収等
    • 増益/減益の主因: 人件費増(賃金改善見込み)、経費増(撤去費、外注費、電気料、修繕費等)、減価償却費の増加。1Qの退職給付制度改定益が特別利益として純利益を押し上げ。
    • 主要費用増(資料表記は億円単位): 撤去費 +17 億円、外注費 +8 億円、電気料 +5 億円、修繕費 +4 億円、人件費増 +21 億円、経費増計 +49 億円、減価償却費増 +11 億円。
  • 競争環境
    • 都心5区のオフィス需給は引き締まり傾向で、訪日外客数は高水準。東京メトロは沿線・駅立地の強みと広域ネットワーク(主要駅のカバー)を有する点が競争優位。
    • ただし他交通手段やワークスタイルの変化、近郊私鉄との競合も存在。
  • リスク要因
    • 物価・労務費の上昇、電力費等のコスト増。
    • 大規模な設備投資(新線建設:有楽町・南北線延伸等)とそれに伴う資金負担。
    • 運賃制度・規制の変化(運賃改定の手続きや加算運賃制度の取扱い等)。
    • インバウンド動向や景気の変動(旅客需要に直結)。

戦略と施策

  • 現在の戦略(中期経営計画の要旨)
    • 運輸業を基軸に不動産・ライフ・ビジネスサービスとのシナジーで成長。資本効率(ROE等)、営業利益、EBITDA、純有利子負債/EBITDAを重点指標に設定。
    • 連結配当性向40%以上を目指し、中期(26/3期~28/3期)にDOE約3.4%を確保。
  • 進行中の施策
    • 需要喚起: 企画乗車券拡充(Tokyo City Pass等)、インバウンド向け商品の強化、デジタルマーケティング。
    • 決済・サービス: クレジットカードのタッチ決済・QR乗車券での後払い乗車サービス(2026年春に全線開始目標、関東11事業者との相互利用を目指す)。
    • コスト最適化: CBTC導入(丸ノ内線供用開始。日比谷線・半蔵門線へ展開)、CBMの推進、相互直通他社との仕様共通化。
    • 人的資本: 賃金改善を見込みつつ、新技術導入で効率化。31/3期を目処に鉄道事業を9,000人体制で運営可能な体制を構築目標。
    • 不動産戦略: 駅直結中心の開発強化、物件循環(私募REIT活用)でアセットライト化と資産効率向上。私募REITの運用資産規模を中期で300~500億円目標。
    • 新線建設: 有楽町線・南北線延伸は2030年代半ば開業目標で着工中。建設費総額約4,000億円(地下鉄補助・都市鉄道融資で賄うスキーム)。
  • セグメント別施策と成果
    • 運輸業: 乗客需要創出施策(イベント、デジタル、企画切符)、CBTC等で運行安定化と維持費の抑制。
    • 不動産: 開発案件(新宿西口等)、私募REITを通じた資産循環、ホテル事業参入予定。
    • ライフ・ビジネスサービス: 高架下商業のリニューアル、デジタルサイネージ拡大、コンテンツビジネス参入(映画コラボ等)、フィットネス事業(LifeFit)展開。
  • 新たな取り組み(説明会で追記)
    • タッチ決済の相互利用目標追記、複数の開発案件の新規記載(飯田橋再開発等)、鉄道運賃改定の申請見送り(2027年春改定は見送り)。

将来予測と見通し

  • 業績予想(会社公表:2026年3月期通期、4月28日公表数値、単位:百万円)
    • 売上高 420,600(+3.1% vs 25/3期)
    • 営業利益 88,700(+2.0%)
    • 経常利益 77,400(+0.5%)
    • 当期純利益(親会社株主に帰属) 58,200(+8.3%)
    • 予想の前提条件: 旅客回復継続、物価・労務費上昇を織り込んだ費用見通し。為替等の注記は明示なし。
    • 経営陣の自信度: 進捗は「概ね順調」との表現。中間は想定どおりだが、純利益は特別益影響を受けやすい点は留意。
  • 予想修正
    • 通期予想は据え置き(4月28日公表の予想を維持)。理由:旅客回復や収益進捗を踏まえつつ、コスト上昇等を織り込んだため。
  • 中長期計画とKPI進捗
    • 中期経営計画(26/3期~28/3期)の主な目標(25/3期実績→28/3期目標)
    • 連結営業利益: 869億円 → 930億円
    • 連結EBITDA: 1,590億円 → 1,740億円
    • 連結純有利子負債/EBITDA倍率: 6.4倍(25/3期)→ 6.3倍(28/3期目標、※新線除く5.2倍)
    • 連結ROE 7.8%(25/3期)→ 7.7%(28/3期目標)
    • 設備投資計画(26/3期~28/3期の3か年): 総額 4,000億円(新線除く3,500億円)、うち成長投資 1,250億円(鉄道戦略、不動産、LBS等)。
    • 目標の達成可能性: 旅客需要の回復と不動産開発の進捗が鍵。費用増を抑制できるかで実現度が左右される。
  • 予想の信頼性
    • 過去の予想達成傾向は、コロナ影響のブレが大きかったが、25/3期は回復基調で予想の精度は改善。今回の通期据え置きは慎重な姿勢。
  • マクロ経済の影響
    • 物価上昇・賃金上昇、電気料変動、訪日外客数の増減、都市開発の動向、金利(借入コスト)等が業績に影響。

配当と株主還元

  • 配当方針: 連結配当性向40%以上を目指し、利益成長に応じた増配を基本とする。中期(26/3期~28/3期)はDOE(純資産配当率)約3.4%確保を目標。
  • 配当実績(会社予想含む)
    • 26/3期(予想)年間配当 42円(中間 21円、期末 21円)を据え置き。
    • 25/3期 実績: 年間配当 40円。連結配当性向 43.2%(25/3期)。
    • 良い/悪い目安: 連結配当性向40%目標は株主還元重視(良い)だが、キャッシュ・投資ニーズとのバランス要注視。
  • 特別配当: なし。
  • その他株主還元: 自社株買い等の明示なし(私募REIT等を通じた資産循環により間接的に資本効率化)。

製品やサービス

  • 主要製品・サービス
    • 旅客運輸サービス(定期・定期外、24時間券等)、企画乗車券(Tokyo Subway Ticket、Tokyo City Pass)。
    • 不動産賃貸(渋谷マークシティ、渋谷ヒカリエ等)、開発(新宿西口、大型再開発等)。
    • ライフ・ビジネスサービス(Echika等の商業運営、広告媒体、フィットネス LifeFit、コンテンツビジネス)。
  • 新製品/新サービス
    • クレジットカードのタッチ決済・QRコードを活用した後払い乗車サービス(2026年春全線開始予定)。
    • Tokyo City Pass 等のインバウンド向けセット商品(2025年3月発売)。
  • 協業・提携
    • リンクティビティ(観光プラットフォーム)と資本業務提携、関東鉄道事業者11社局とタッチ決済相互利用を目指す等。
  • 成長ドライバー
    • 都心回復による定期外旅客収入、インバウンドの増加、不動産開発の収益化、デジタル化によるサービス拡充(後払い乗車など)。

Q&Aハイライト

  • Q&Aの詳細は資料に含まれていないため記載なし。
    • 経営陣の姿勢: 質問への対応内容は資料に記載なし(全般的に見解は開示資料の内容に従う)。

経営陣のトーン分析

  • 自信度: 中立〜前向き。通期予想据え置き、進捗を「概ね順調」と表現。需要回復・施策効果に一定の自信を示す一方、費用上昇・投資負担を意識した慎重さも見られる。
  • 表現の変化: 前回(期初)発表から大幅なトーン変更はなく、計画に基づく着実な遂行を強調。
  • 重視トピック: 需要喚起(特に定期外収入)、コスト抑制(CBTC・CBM等)、不動産の資産効率化、株主還元。
  • 回避している話題: 中間説明では個別の敏感な交渉内容(私募REITへの具体的物件売却スケジュール等)や詳細な資金調達スキームの公開は限定的。

投資判断のポイント(助言は行いません)

  • ポジティブ要因
    • 旅客需要の回復(定期外の伸長)、都心5区での利用増。
    • 新サービス(タッチ決済後払い)やデジタル施策による収入拡大の見込み。
    • 私募REITを活用した資産循環で資本効率化の余地。
    • 中期での配当方針(配当性向40%目標・DOE目標)で株主還元を重視。
  • ネガティブ要因
    • 物価・人件費・電気料等の上昇による費用増(通期で経費は上振れリスク)。
    • 大規模投資(新線建設、開発)による長期的な借入負担と資金配分。
    • 純利益の一部が一時的特別益に依存している点(退職給付制度改定益)。
    • 運賃改定の手続き・規制対応(運賃改定申請は2027年春への申請見送りとしたが、制度変化の影響は残る)。
  • 不確実性
    • 訪日外客数やオフィス市況の動向、インフレ・金利動向、建設・開発の進捗遅延。
  • 注目すべきカタリスト
    • 2026年春のタッチ決済(後払い乗車サービス)全線導入と11社局相互利用の進捗。
    • 私募REITへの物件売却・運用資産規模の拡大(300~500億円目標)。
    • CBTC・CBM等の導入効果(運行安定化・コスト最適化)。
    • 新線(有楽町線・南北線)延伸の建設進捗や国・自治体の補助・認可動向。

重要な注記

  • 会計方針: 25/3期の数値は2025年4月以降の新セグメントに組み替えた数値を併記しているが、注記があるものは監査の対象外の数値である旨の注記あり。
  • セグメント変更に伴う過年度数値の組替が実施されている(資料P66等)。
  • 特記事項: 1Qに退職給付制度改定益 6,408 百万円を計上しており、中間純利益の押上げ要因となっている(非反復性の可能性あり)。
  • その他: 将来見通しは合理的前提に基づく予測であり、実績は様々な要因で異なる可能性がある旨を注記(資料末尾)。

出典: 東京地下鉄株式会社「2026年3月期第2四半期(中間期)決算説明会資料」2025年10月31日(資料ページ参照)。
不明な項目は「–」と表記しています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9023
企業名 東京地下鉄
URL https://www.tokyometro.jp/
市場区分 プライム市場
業種 運輸・物流 – 陸運業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.19)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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