2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:市場コンセンサスは提示されていないが、会社公表の通期予想に対する進捗を見ると、売上(経常収益)は順調だが経常利益・純利益の進捗がやや弱く、会社側は通期予想の修正を行っていない(上振れ/下振れの明確な修正はなし)。総じて「予想どおりではあるが利益進捗に注意が必要」。
  • 業績の方向性:増収減益(第3四半期累計:経常収益+10.6%、経常利益△41.2%、親会社株主に帰属する四半期純利益△44.6%)。
  • 注目すべき変化:保有契約数が前期末比+86,307件(+6.7%)と拡大。一方でE/I損害率は62.9%(前年同期比+1.3ppt)、既経過保険料ベース事業費率は33.9%(前年同期比+2.0ppt)に上昇し、コンバインド・レシオは96.8%(前年同期比+3.3ppt)となった点が重要。
  • 今後の見通し:通期業績予想(経常収益73,000百万円、経常利益3,300百万円、当期純利益2,100百万円)は修正なし。第3Q累計ベースでの進捗は売上75.3%、経常利益67.6%、当期純利益67.9%で、売上は計画水準に近いが利益面の余地(コスト動向、損害率次第)は残る。
  • 投資家への示唆:契約数拡大と高いソルベンシー・マージン比率(349.8%)は強み。ただし医療高度化・インフレによる診療費高止まりや他社からの契約移管に伴うコスト増が損害率・事業費率を押し上げているため、今後のコンバインド・レシオ動向と営業費(SG&A)増加の抑制が注視ポイント。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:アニコム ホールディングス株式会社
    • 主要事業分野:損害保険事業(ペット保険)を中核とし、ペット向けインターネットサービス、動物病院運営、健康イノベーション、その他(動物病院支援、遺伝子検査等)のグループ事業を展開
    • 代表者名:代表取締役 小森 伸昭
    • URL:https://www.anicom.co.jp/
    • 問合せ先:経営企画部 部長 櫻井 紀彦(TEL 03-5348-3911)
  • 報告概要:
    • 提出日:2026年2月6日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日、連結、日本基準)
    • 決算説明資料の有無:有(説明会あり:アナリスト・機関投資家向け)
  • セグメント(報告セグメント)
    • 損害保険事業(ペット保険):アニコム損害保険㈱による保険引受が中核
    • ペット向けインターネットサービス事業
    • 動物病院運営事業
    • 健康イノベーション事業
    • その他の事業(動物病院支援、保険代理店、遺伝子検査等)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):74,939,160株(2026年3月期3Q)
    • 期末自己株式数:1,300,732株(2026年3月期3Q)
    • 期中平均株式数(四半期累計):74,170,381株(2026年3月期3Q)
    • 時価総額:–(報告に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:本第3四半期決算短信(発表済)
    • 株主総会・IRイベント:–(本短信に個別日程の記載なし。別途IR参照)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社公表の通期予想に対する第3四半期累計の達成率)
    • 経常収益(売上相当):54,995百万円 / 通期73,000百万円 = 75.3%
    • 経常利益:2,228百万円 / 通期3,300百万円 = 67.6%
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:1,426百万円 / 通期2,100百万円 = 67.9%
  • サプライズの要因(上振れ/下振れの主因)
    • プラス要因:保有契約数の増加(1,374,230件、前期末比+6.7%)により保険引受収益は増加(正味収入保険料 47,747百万円、+9.8%)。資産運用収益(有価証券売却益の増加)も寄与(資産運用収益 1,190百万円、+47.6%)。
    • マイナス要因:支払保険金・準備金増加(正味支払保険金 27,681百万円、+10.2%、支払備金繰入額大幅増)、他社からの契約移管に伴うコスト等で既経過保険料ベース事業費率が上昇。営業費及び一般管理費が21.3%増(15,767百万円)と大幅増。結果として経常利益・純利益が減少。
    • 特別項目:不動産売却予定に伴う減損損失87百万円計上(第3Q累計特別損失は113百万円)。
  • 通期への影響:会社は通期予想を据え置き。現状は売上進捗が良好な一方、利益進捗がやや遅い状況であり、損害率・事業費率とSG&Aの動向次第で通期達成にリスクが生じる可能性あり(会社は必要時に速やかに公表すると明記)。

財務指標

  • 財務諸表(主要数値:第3四半期末 2025/12/31)
    • 総資産:73,478百万円(前連結年度末72,494百万円、+983百万円)
    • 純資産:28,339百万円(前連結年度末28,066百万円、+272百万円)
    • 自己資本(参考):28,488百万円
    • 自己資本比率:38.8%(安定水準)
    • 現金及び預貯金:21,361百万円(前期末26,460百万円、△5,099百万円)
    • 有価証券:31,665百万円(前期末29,430百万円、+2,234百万円)
    • 借入金:5,108百万円(前期末115百万円、+4,992百万円)/社債:5,000百万円(前期末10,000百万円、△5,000百万円)
  • 収益性(第3四半期累計:2025/4–2025/12)
    • 経常収益(売上):54,995百万円(前年同期比+10.6%、金額差 +5,289百万円)
    • 営業費及び一般管理費:15,767百万円(前年同期比+21.3%、+2,764百万円)
    • 経常利益:2,228百万円(前年同期比△41.2%、△1,564百万円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,426百万円(前年同期比△44.6%、△1,148百万円)
    • 1株当たり四半期純利益(累計):19.23円(前年同期33.02円)
    • 経常利益率(経常利益/経常収益):約4.05%(2,228/54,995)
  • 収益性指標(Q3累計ベース)
    • ROE(= 四半期純利益 / 自己資本(参考値)):1,426 / 28,488 = 約5.0%(9か月累計ベース。目安:8%以上で良好 → 現状はやや低め)
    • ROA(= 四半期純利益 / 総資産):1,426 / 73,478 = 約1.94%(目安5%以上で良好 → 現状は低め)
    • 営業利益率(経常利益率):約4.05%(業種特性:保険業は損害率等により変動)
  • 進捗率分析(通期予想比、第3Q累計の達成率)
    • 売上高進捗率(経常収益):75.3%
    • 経常利益進捗率:67.6%
    • 純利益進捗率:67.9%
    • 備考:売上の進捗は概ね順調だが利益は通期比でやや遅れ(前年同期間の進捗との比較は資料参照)。
  • キャッシュフロー関連
    • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(本短信注記)。
    • 現金及び預貯金は前期末比で△5,099百万円。社債償還(△5,000百万円)により借入が増加(+4,992百万円)。
    • フリーCF等の詳細は不明(–)。
  • 四半期推移(QoQ)
    • 四半期単独のQoQ推移は本短信に詳細Q→Q表記なし(累計比較が中心)。季節性:保険料収入・支払構造に季節変動あり得るが、特記事項は無し。
  • 財務の安全性
    • 自己資本比率:38.8%(安定水準、目安40%前後で安定だが業種差あり)
    • ソルベンシー・マージン比率(アニコム損害保険単体):349.8%(基準200%以上で「適当」とされるため良好)
    • 負債の構成に社債減少・借入増加が見られる点は確認(資本構成の変化)

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:固定資産処分益 0百万円(第3Q累計では限定的)
  • 特別損失:113百万円(前年同期23百万円)。内訳に減損損失87百万円(不動産売却予定による)等。
  • 一時的要因の影響:減損は一時要因として利益を押し下げているが、主な利益悪化要因は保険料支払・準備金増と事業費増。
  • 継続性判断:減損は一時。だが、診療費高止まりや医療高度化に伴う損害・準備金増は継続的リスクとなり得る。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期:年間8.50円(期末8.50円)
    • 2026年3月期(予想):年間9.00円(第2四半期末0.00円、期末9.00円)
    • 直近開示で配当予想の修正なし
  • 配当性向(会社公表ベースまたはEPSベースの目安):
    • 予想EPS(通期):28.45円 → 配当9.00円/EPS28.45円 = 約31.6%(目安。配当性向としては中程度)
  • 配当利回り:–(株価情報が本短信にないため算定不可)
  • 自社株買い:記載なし(–)

設備投資・研究開発

  • 設備投資:
    • 有形固定資産残高は3,070 → 6,863百万円(前期末比増加3,793百万円)。これは投資(取得)による増加を示唆。
    • 減価償却費(のれん除く無形含む):795百万円(前年同期627百万円)。
    • 当期の設備投資総額(明細)は開示なし(–)。
  • 研究開発:
    • R&D費用の明細・対売上比は記載なし(–)。ただし健康イノベーション領域などで投資を拡大している旨の記載あり。

受注・在庫状況

  • 該当なし(保険業のため受注/在庫は該当せず)。指標として保有契約数:1,374,230件(前期末比+86,307件、+6.7%)。

セグメント別情報

  • セグメント別経常収益(第3Q累計、対前年)
    • 損害保険事業(ペット保険):48,994百万円(+10.5%)/正味収入保険料47,747百万円(+9.8%)
    • ペット向けインターネットサービス事業:1,710百万円(+2.8%)
    • 動物病院運営事業:1,812百万円(+7.7%)
    • 健康イノベーション事業:415百万円(+67.5%)
    • その他の事業:2,062百万円(+15.7%)
  • セグメント利益(経常利益ベース)
    • 損害保険事業:3,199百万円 → セグメント利益は前年対比で増収だが、全社合算で経常利益は減少(グループ全体で2,228百万円)。
  • 備考:第1四半期からセグメント区分変更(動物病院運営・健康イノベーションを独立セグメント化)あり。前年同期比較は組替済み。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:第二期創業期の加速を掲げ、予防型保険への移行、健康イノベーション・川上〜川下の事業拡大を推進。
  • KPI進捗:保有契約数拡大(1,374,230件、+6.7%)は中期目標に資する進展。利益率改善のためは、損害率・事業費率(コンバインド)管理がカギ。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:ペット飼育需要は堅調。医療高度化・診療費の高止まり・インフレは損害率上昇要因。
  • 競合比較:同業他社との詳細比較は記載なし(–)。ただしソルベンシー比率は高水準で健全性を示す。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2026年3月期予想):経常収益73,000百万円(+7.9%)、経常利益3,300百万円(△33.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,100百万円(△35.3%)、1株当たり当期純利益28.45円。
    • 直近公表予想からの修正:無し(会社発表)
    • 会社予想の前提条件:添付資料P.4参照(為替等の詳細は本短信に明記なし)
  • 予想の信頼性:過去の予想達成傾向に関する明示はなし。第3Q累計の利益進捗はやや遅れのため、下振れリスクは存在するが会社は現時点で予想を据え置き。
  • リスク要因:診療費上昇、医療技術の高度化による支払増、インフレ、人件費・物流コスト、保険契約移管に伴う一時コスト、資産価格変動。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理:無し
  • 外部監査:四半期連結財務諸表に対し任意の期中レビューあり(EY新日本有限責任監査法人)。レビューで重要な点は指摘されていない。
  • その他:ソルベンシー・マージン比率(単体)349.8%(安全性の目安200%超で適当)

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 8715
企業名 アニコム ホールディングス
URL http://www.anicom.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 金融(除く銀行) – 保険業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.20)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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