2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側の通期業績予想は経常利益を下方修正(10,000→9,100百万円、△9.0%)したが、持分法関連会社株式譲渡による第3四半期の特別利益計上見込み(約900百万円)を勘案し、親会社株主に帰属する当期純利益は上方修正(7,000→7,200百万円、+2.9%)。全体として「予想の一部下振れ(経常利益)/純利益は増額」の修正。
- 業績の方向性:増収ではなく減収減益(中間累計:売上高96,244百万円 △13.8%、営業利益3,561百万円 △43.4%、親会社株主帰属中間純利益2,580百万円 △40.1%)。
- 注目すべき変化:セグメント別では「半導体及び電子デバイス事業」が売上・利益とも大幅減(売上77,048百万円 △18.1%、セグメント利益1,058百万円 △73.4%)で業績悪化。一方「コンピュータシステム関連事業」は増収増益(売上19,195百万円 +8.5%、セグメント利益2,608百万円 +20.3%)。
- 今後の見通し:半導体事業の在庫調整長期化を理由に経常利益見通しは下方修正。持分法関連会社(Fidus Systems Inc.)株式譲渡に伴う特別利益計上で通期純利益は上方修正。通期売上高見通しは据え置き(200,000百万円)。中間実績から通期進捗は売上で約48%と順調だが、利益進捗は低め(経常利益進捗約40%、純利益約36%)。
- 投資家への示唆:半導体部門の回復時期が鍵。短期ではコンピュータシステム関連事業の堅調さとFidus売却による一時的な特別利益が業績下支え。ただし自己資本比率は30.5%とやや低めで負債比率は高め(負債/純資産≈2.20倍)
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:東京エレクトロン デバイス株式会社
- 証券コード:2760
- 主要事業分野:半導体・電子デバイスの販売/プライベートブランド製品、コンピュータシステム関連(ストレージ・ネットワーク機器、保守・監視サービス等)
- 代表者名:代表取締役社長・CEO 徳重 敦之
- URL:https://www.teldevice.co.jp/
- 報告概要:
- 決算短信提出日:2025年10月29日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結/2025年4月1日~2025年9月30日
- 決算説明資料作成:有(アナリスト・機関投資家向け説明会あり)
- セグメント:
- 半導体及び電子デバイス事業:半導体・ボード製品、プライベートブランド等の販売
- コンピュータシステム関連事業:ストレージ・ネットワーク機器、保守・監視サービス等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):31,336,500株
- 期末自己株式数:1,960,086株
- 期中平均株式数(中間期):29,568,343株
- 時価総額:–(資料記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月11日
- 配当支払開始予定日:2025年11月28日
- 決算説明会:実施済/有(資料あり)
- その他イベント:本決算発表・株主総会等の具体日程は本短信に記載なし(–)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期ベースとの比較。中間期実績と通期予想の進捗を示す)
- 売上高:中間累計96,244百万円。通期予想200,000百万円に対する進捗率48.1%(通常ペース、四半期で見ればおおむね計画に沿う)
- 営業利益:中間累計3,561百万円。通期会社予想の営業利益数値は開示なし(経常利益で代替)
- 経常利益:中間累計3,667百万円。通期経常利益予想9,100百万円に対する進捗率40.3%(利益進捗はやや遅れ)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:中間累計2,580百万円。通期予想7,200百万円に対する進捗率35.8%(進捗低め)
- サプライズ要因:
- 主因は半導体セグメントの販売減少(顧客在庫調整・ウェーハ市場の調整)。これが売上・利益の下振れを招いた。
- 一方、コンピュータシステム関連事業はIT投資・セキュリティ製品、ストレージ関連の需要で増収増益。
- 特別要因として、Fidus Systems株式の譲渡により第3四半期に約9億円の特別利益計上見込み(通期純利益上方修正の主因)。
- 通期への影響:経常利益を下方修正(10,000→9,100百万円)。但しFidus売却に伴う特別利益で最終的な当期純利益は上方修正(7,000→7,200百万円)。半導体需要回復の遅れが続けば更なるリスク。
財務指標
- 財務諸表(要点、単位:百万円)
- 総資産:154,925(期末、2025/9/30)
- 純資産:48,406
- 自己資本(参照):47,244
- 売上高(中間累計):96,244(前年同期111,712、△13.8%)
- 営業利益:3,561(前年同期6,292、△43.4%)
- 経常利益:3,667(前年同期6,147、△40.3%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:2,580(前年同期4,305、△40.1%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):87.26円(前年同期143.21円、△)
- 収益性指標(中間期実績ベース)
- 営業利益率:3,561 / 96,244 = 3.7%(参考:同業や商社系で目安5%程度。3.7%はやや低い)
- 経常利益率:3,667 / 96,244 = 3.8%
- EPS:87.26円(中間)
- ROE(参考:中間実績を年率換算した概算)=(中間純利益2,580×2)/ 自己資本47,244 ≒ 10.9%(年率換算の概算値、目安10%以上で優良)
- ROA(年率換算概算)=(2,580×2)/ 総資産154,925 ≒ 3.3%(目安5%以上で良好 → 現状は低め)
- 注:ROE/ROAは中間期を単純年率換算した概算。正式な通期ベースの評価は通期実績で判断すべき。
- 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
- 売上高進捗率:48.1%(96,244 / 200,000)
- 経常利益進捗率:40.3%(3,667 / 9,100)
- 親会社株主に帰属する当期純利益進捗率:35.8%(2,580 / 7,200)
- 判定:売上は計画に近いが、利益の進捗は低く、半導体事業の回復タイミングにより通期達成可否が左右される
- キャッシュフロー(中間累計)
- 営業CF:8,452百万円(前年同期6,285百万円、増加。運転資金の改善・前受金増等が寄与)
- 投資CF:△82百万円(前年同期△1,582百万円、設備投資は小幅)
- 財務CF:△8,003百万円(前年同期△1,873百万円、自己株式取得2,001百万円等が影響)
- フリーCF(営業CF−投資CF):約8,370百万円(潤沢)
- 現金及び現金同等物:8,695百万円(前期末:8,384百万円 → 増加)
- 営業CF/純利益比率:約3.28(8,452 / 2,580)※目安1.0以上で健全 → 良好
- 四半期推移(QoQの詳細は短信に四半期別表が無いため省略)
- 財務安全性
- 自己資本比率:30.5%(前期末30.5%/目安40%以上で安定 → やや低め)
- 負債合計:106,518百万円、純資産48,406百万円、負債/純資産 ≒ 2.20倍(やや高め)
- 短期借入金・CP等:短期借入金5,258 / コマーシャル・ペーパー6,000(いずれも期中に減少傾向)
- 効率性
- 総資産回転率(中間期ベース)=売上高96,244 / 総資産154,925 ≒ 0.62(年率換算は注意)
- セグメント別(詳細は下記セグメント別情報参照)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:Fidus Systems Inc.の株式譲渡に伴い、2026年3月期第3四半期に関係会社株式売却益約900百万円を計上見込み(譲渡価額は約12~16億円の価格調整条項あり)。
- 特別損失:当中間期は目立った特別損失なし(固定資産除却損 1百万円のみ)。
- 一時的要因の影響:第3四半期の特別利益で通期純利益が上方修正されているため、純利益は一部「一時的要因」による上振れ。
- 継続性の判断:Fidus売却による利益は非継続的(一時的)。本業の収益改善は半導体事業回復に依存。
配当
- 中間配当:35.00円(2026年3月期 中間実績)
- 期末配当(予想):64.00円
- 年間配当予想:99.00円(修正なし)
- 配当性向(目安):会社のEPS通期予想244.06円に対する配当性向 = 99 / 244.06 ≒ 40.6%(目安:企業により異なるが高めの還元)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自己株式取得(当中間期に自己株式取得2,001百万円を実施)あり
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資CF内訳):有形固定資産取得による支出115百万円(前年同期1,039百万円→大幅縮小)
- 減価償却費:531百万円(中間期)
- 研究開発費:明示無し(短信に具体金額の記載なし → –)
受注・在庫状況
- 受注高(中間累計):97,439百万円(前年同期比 +14.6%)
- 半導体事業受注高:70,463百万円(+10.9%)、受注残高64,926百万円(△28.4%)
- コンピュータシステム関連受注高:26,975百万円(+25.7%)、受注残高52,738百万円(+33.0%)
- 在庫(棚卸資産):47,952百万円(前期50,281 → 減少)
- 在庫の質(詳細内訳は製品・原材料等あり):特段の不良在庫注記なし
- Book-to-Bill(受注/売上):受注97,439に対し売上96,244 → ほぼ1倍(需要回復の兆しはセグメント差あり)
セグメント別情報
- 半導体及び電子デバイス事業
- 売上高:77,048百万円(前年同期比 △18.1%)
- セグメント利益(経常ベース):1,058百万円(△73.4%)
- コメント:顧客在庫の正常化は進むが半導体需要の本格回復は未達。産業機器向け半導体やウェーハ市場の調整、PB製品低調が主因。
- コンピュータシステム関連事業
- 売上高:19,195百万円(前年同期比 +8.5%)
- セグメント利益:2,608百万円(+20.3%)
- コメント:IT投資堅調、セキュリティ製品・ストレージ・保守需要が拡大し利益貢献度向上。受注・受注残も増加。
- 地域別売上:明細なし(国内/海外比等は記載なし → –)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:短信に明確な中期数値目標の進捗記載なし(–)
- KPI達成状況:セグメント別の受注・売上動向は中期での重点施策(例:北米市場等)に影響。Fidus売却は戦略見直しの一環。
競合状況や市場動向
- 市場動向:半導体市況は在庫調整継続で回復遅延、IT投資分野は堅調。為替・地政学リスク等は依然不透明。
- 競合比較:同業他社との相対的優位性に関する詳細比較は短信に記載なし(–)
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期売上高:200,000百万円(変更なし)
- 通期経常利益:9,100百万円(前回10,000→今回9,100 百万円、△900百万円)
- 通期親会社株主に帰属当期純利益:7,200百万円(前回7,000→今回7,200百万円、+200百万円。Fidus売却特別益を反映)
- 会社予想の前提:半導体需要の回復見通しを慎重に見直し(詳細前提は別紙参照)
- 予想の信頼性:半導体事業の回復時期が不確実なため、利益面では変動リスクあり。Fidus関連の価格調整等により特別利益額は確定前。
- リスク要因:半導体市況の停滞、為替変動、原材料・調達環境、価格調整条項による譲渡対価の変動、地政学リスク等。
重要な注記
- 会計方針:会計方針変更なし。中間連結財務諸表作成に特有の会計処理の適用あり(税効果会計の見積り等)。
- 監査:第2四半期決算短信は公認会計士又は監査法人のレビュー対象外。
- 重要な後発事象:Fidus Systems Inc.の全株式譲渡(譲渡価額約12億円+価格調整で最大約16億円見込み)。譲渡日は2025/10/21。第3四半期に約9億円の特別利益計上見込み。
(注)数値はすべて会社提出の決算短信に基づく。ROE/ROA等の一部指標は中間実績を単純年率換算した概算値であり、通期実績に基づく精緻な評価が必要。投資助言は行っていません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2760 |
| 企業名 | 東京エレクトロン デバイス |
| URL | http://www.teldevice.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.20)」によって自動生成されました。
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