2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(公認会計士等による期中レビューの完了)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:通期予想(会社予想)からの修正は無し。第3四半期累計の実績は概ね会社予想どおり(上振れ材料は主に保有有価証券評価益・固定資産売却益等の一時益)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高 60,364 百万円:前年同期比 +9.3%、親会社株主帰属四半期純利益 3,052 百万円:前年同期比 +48.3%)。
  • 注目すべき変化:その他有価証券の時価上昇によりその他有価証券評価差額金が大幅に増加(包括利益への寄与が大きく、四半期包括利益は9,899百万円)。また第3Qに固定資産売却益567百万円計上。
  • 今後の見通し:会社は第4四半期に保有上場有価証券の一部売却を決議(売却益見込み 約18億円)しており、通期予想(親会社株主帰属当期純利益 6,000 百万円)達成にはこれが寄与する見込み。現時点で業績予想の修正は無し。
  • 投資家への示唆:本決算は物流・不動産両事業の堅調な事業収益に加え、金融資産の評価差益や有価証券売却益など一時要因が利益を押し上げている点が重要。通期達成可否は第4Qの一時益実現(売却タイミング・金額)と国内物流市況の推移に依存。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:安田倉庫株式会社(Yasuda Soko Co., Ltd.)
    • 主要事業分野:物流事業(倉庫保管・倉庫作業・陸運・国際貨物取扱等)、不動産事業(保有不動産の賃貸・不動産ソリューション等)
    • 代表者名:代表取締役社長 小川 一成
  • 報告概要:
    • 提出日:2026年2月16日(第3四半期決算短信、期中レビュー完了の報告)
    • 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)/通期予想は2025年4月1日~2026年3月31日
  • セグメント:
    • 物流事業:倉庫保管・倉庫作業・陸運・国際貨物取扱・物流賃貸等(第3Q累計 売上 56,030 百万円、セグメント利益 4,161 百万円)
    • 不動産事業:不動産賃貸・不動産ソリューション等(第3Q累計 売上 4,752 百万円、セグメント利益 1,483 百万円)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):30,360,000 株
    • 期末自己株式数:1,390,895 株
    • 期中平均株式数(四半期累計):28,967,401 株
  • 今後の予定:
    • 決算発表:当第3四半期は期中レビュー完了で開示(2026年2月16日)
    • 株主総会/IRイベント:本資料に記載無し(–)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社発表の通期予想との比較=達成率は第3Q累計ベース)
    • 売上高:60,364 / 通期予想 80,000 百万円 → 進捗率 75.5%(高い進捗)
    • 営業利益:3,398 / 通期予想 4,200 百万円 → 進捗率 80.9%(良好)
    • 親会社株主帰属純利益:3,052 / 通期予想 6,000 百万円 → 進捗率 50.9%(低め、ただし第4Qの一時益見込みを考慮)
  • サプライズの要因:
    • 増収の主因は物流事業の取引拡大と新設施設の稼働向上(保管料・倉庫作業料・陸運料・国際貨物取扱料の増加)。
    • 包括利益や純利益の増加には、投資有価証券の時価評価の上昇(その他有価証券評価差額金の増加)および第3Qの固定資産売却益(567百万円)が寄与。さらに第4Qに売却予定の上場有価証券売却益(見込み約1,800百万円)が通期に影響する見込み。
  • 通期への影響:
    • 通期予想は現時点で修正無し。第4Qで予定している有価証券売却益(約18億円見込み)を計上できれば純利益面の進捗不足は解消される見込み。ただし売却価格は市況に依存するため変動リスクあり。

財務指標(主要数値は百万円)

  • 貸借対照表(2025年12月31日時点)
    • 総資産:225,205(前期末 210,320 → +14,884)
    • 純資産:102,643(前期末 94,185 → +8,457)
    • 自己資本比率:45.4%(前期末比 +0.8ポイント、安定水準。資本性ローン考慮の格付上比率 50.4%)
  • 損益(第3四半期累計:2025/4/1–2025/12/31)
    • 売上高(営業収益):60,364(前年同期比 +9.3% / +5,150)
    • 営業利益:3,398(前年同期比 +32.4% / +830)
    • 経常利益:4,164(前年同期比 +25.1% / +835)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:3,052(前年同期比 +48.3% / +994)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):105.39 円(前年同期 71.07 円)
  • 収益性指標(凡例・目安に照らしたコメント)
    • 営業利益率(第3Q累計):3,398 / 60,364 = 5.6%(業種の倉庫・不動産複合ではまずまずの水準)
    • ROE(参考値):
    • 第3Q累計ベース:3,052 / 102,643 = 約 3.0%(低め。目安の8%以上とは差がある)
    • 通期予想ベース(仮に期末純資産を同額と仮定):6,000 / 102,643 = 約 5.8%(依然目安未達)
    • ROA(参考値):
    • 第3Q累計ベース:3,052 / 225,205 = 約 1.4%
    • 通期予想ベース:6,000 / 225,205 = 約 2.7%(目安の5%未達)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第3Q累計進捗)
    • 売上高進捗率:75.5%(通常より進捗良好)
    • 営業利益進捗率:80.9%(良好)
    • 純利益進捗率:50.9%(一時益を見込む必要あり)
    • 備考:純利益は第4Qに有価証券売却益を計上予定のため通期達成には第4Qの実現が重要。
  • キャッシュフロー(第3Q累計)
    • 営業CF:+5,734(前年同期 +7,258)
    • 投資CF:△6,136(前年同期 △3,345、主に有形固定資産取得)
    • 財務CF:△375(前年同期 △6,123、借入等と配当支払等)
    • フリーCF:営業CF − 投資CF = 5,734 − 6,136 = △402(マイナス)
    • 営業CF / 純利益比率:5,734 / 3,052 = 1.88(1.0以上で健全)
    • 現金同等物残高:19,499(前期末比 △884)
  • 四半期推移(QoQ):資料は累計ベースのみ記載。季節性等の詳細は記載無し。
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率:45.4%(安定水準)
    • 長期借入金(期末):51,946、社債 16,500、負債合計 122,562(資産に対する比率は適度)

特別損益・一時的要因

  • 第3Q計上の特別利益:固定資産売却益 567 百万円(前年同期 24 百万円)
  • 第3Q計上の特別損失:投資有価証券評価損等 7 百万円、固定資産廃棄損 84 百万円(合計 92 百万円)
  • 第4Q見込み:投資有価証券売却益 約1,800 百万円(会社見込み、変動の可能性あり)を特別利益として計上予定。
  • 一時的要因の影響:第3Qの純利益押上げには上記一時益が寄与しているため、実質的な基礎収益(事業利益)と分けて評価する必要あり。売却益は一過性で継続性は低い。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 中間配当:29.00 円(2026年3月期)←増配(前期は15.00円)
    • 期末配当(予想):39.00 円(通期合計 68.00 円、前期合計 35.00 円)
  • 配当性向(会社通期予想ベース):配当合計 68 円 / 1株当たり当期純利益(予想)207.13 円 = 約 32.8%(目安として中庸)
  • 特別配当:無し(記載無し)
  • 株主還元方針:中期計画にて株主還元強化を掲げており、今回の有価証券売却も株主還元強化の一環と説明。

設備投資・研究開発

  • 設備投資(投資活動の主な内訳)
    • 有形固定資産取得による支出(第3Q累計):6,372 百万円(前年同期 2,834 百万円)→ 前年比増(新施設建設等)
    • 建設仮勘定の増加等、物流施設新設・拡張の進展が見られる。
  • 減価償却費(第3Q累計):3,292 百万円(前年同期 3,235)
  • 研究開発費:記載無し(–)

受注・在庫状況

  • 受注/在庫に関する記載:該当記載無し(–)

セグメント別情報

  • 物流事業(第3Q累計)
    • 営業収益:56,030 百万円(前年同期比 +9.9% / +5,031)
    • セグメント利益:4,161 百万円(前年同期比 +21.6% / +738)
    • 要因:新設物流施設の高稼働化、新規取引・既存取引拡大、国際貨物取扱の増加
  • 不動産事業(第3Q累計)
    • 営業収益:4,752 百万円(前年同期比 +4.1% / +187)
    • セグメント利益:1,483 百万円(前年同期比 +17.2% / +217)
    • 要因:横浜駅西口の複合ビル等の稼働、賃料上昇傾向

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:「強くなる、ひとつになる YASDA GROUP CHALLENGE 2027」を推進中。
  • 進捗:物流ネットワーク拡大と不動産の価値向上施策で事業基盤強化が進行。財務面では保有有価証券の売却で資本政策と株主還元の強化を図る計画。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:国際貨物・倉庫保管は堅調、国内貨物(建設関連)は弱含み。都市部オフィス賃料は改善傾向。
  • 競合比較:同業他社との相対評価の詳細記載無し(–)。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更無し):
    • 営業収益:80,000 百万円(通期増加率 +6.5%)
    • 営業利益:4,200 百万円(+19.5%)
    • 経常利益:5,600 百万円(+12.5%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:6,000 百万円(+114.1%)
    • 1株当たり当期純利益(予想):207.13 円
    • 前提条件:第4Qに計上予定の投資有価証券売却益(約18億円見込み)が含まれる点に留意。
  • 予想の信頼性:会社は第3Qまでの進捗を踏まえ既に一度通期予想修正(2月3日)を行っており、本短信時点での修正は無し。過去の予想達成傾向は個別注記参照(詳細記載無し)。
  • リスク要因:為替・国際物流市況、国内建設需要の低迷、投資有価証券の時価変動(売却益の不確実性)、金利上昇による資金調達コスト増。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し。四半期連結財務諸表は期中レビュー済み(監査法人の期中レビュー報告書あり、重大な不備は無し)。
  • その他:2026年2月3日決議で保有上場有価証券の一部売却を決定(売却期間 2026年2月~3月、売却益見込み 約18億円)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9324
企業名 安田倉庫
URL http://www.yasuda-soko.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 運輸・物流 – 倉庫・運輸関連業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.20)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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